旗の順序

仏旗のイメージ先日の晋山式で、仏旗(五色旗)の色の順序を聞かれたが全く見当がつかなかったので調べてみた。

Wikipedia:仏旗

旧来の配色では「緑、黄、赤、白、紫」という順序が正解。いずれも仏陀の身体部分を表しているというので、そのお姿を思い浮かべると覚えられそうだ。

緑・・・頭髪  黄・・・肌  赤・・・血  白・・・歯  紫・・・袈裟

イメージ的には、髪を緑色に染めた黄金のお釈迦様が、鼻血を出しながら白い歯を見せてニッコリ笑っている顔と、その下に紫色の袈裟をまとった体というように上から思い出していくとよいだろうか(ごめんなさい!)。

旗といえば、施食会の旗の順序も迷う。『曹洞宗行持規範』では、下のような順序になっている。五如来幡と大幡(真言)は『甘露門』の通りなので間違いにくいが、四天王がややこしい。実際、私が師匠から受け継いだ資料にも別様に記してあった(左から南東西北)。覚え方としては麻雀のトンナンシャーペー、一番強い多聞天(=毘沙門天)が右といったところだろうか。この順序にも云われがあるはずだが、そこまでは調べきれていない。まずは覚え書きに留める。

唵摩尼縛日哩吽
北方多聞天王
西方広目天王
南無多宝如来
南無妙色身如来
南無甘露王如来
南無広博身如来
南無離怖畏如来
南方増長天王
東方持国天王
唵麼尼駄哩吽泮乇

 

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