寺院の存続問題

朝日新聞:常駐の住職いない寺1万2千カ所 檀家減少や後継者不足

全国の3割のお寺が兼務・無住。この10年間で0.6%が解散・合併、僧侶はこの10年間で1割減。

「地域コミュニティーの中心という寺も多い。なくなれば地域のつながりも消える。仏教界として最大の問題だ」といいますが、私の感覚では、もはやお寺は地域コミュニティーの中心という役割を果たしておらず、先祖崇拝も薄れ、葬儀・法事・お盆など伝統行事の簡素化が進んで、あらゆる面で存在価値が薄れています。だからこそ最後に残されるのは「信仰」、その有無が寺院の存否を分けていくと思っています。

盛岡でお坊さんの集会があり、10分だけ、「寺院における過疎化の現状」について発表しました。兼務寺院を宿坊などに活用することにより、関心を高めるという内容です。うちの兼務寺院はそこまで活用できていませんが、本務地では試験的に知人に本堂宿泊体験をしてもらっています。

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