2002年の夢

08月23日 議論


ホールで新興宗教団体による集会が行われる。大人気の教祖のカリスマで入り口から長蛇の列。私はその中に並んでいる。
 なかなか列が進まないと思っているうちに、突然列が進み始め、建物に吸い込まれるように皆入っていった。満員のはずなのになぜ?と訝ったが、入ってみると座席だけでなく通路にもいっぱい人が座っていた。
 しかし肝心の教祖はいない。しばらく待っても何もないので帰ろうとすると、隣にいた見知らぬ男性に掴まれた。
「どうして帰るのか?」「仕事があるからです。」「ここにいることも仕事ではないのか?」「ここにいても、何にもならない」「帰ったとしても、何にもならないのではないか?」
というように、ここにいても帰っても同じだから、ここにいるべきだという男性と押し問答になる。観念しかけたとき、ホールの観衆がどーっと外に流れ出した。新世界の終楽章のような音楽が流れ、解散の時間となったのだった。
 安心感と共に、その男性に「この音楽は新世界のパクリでしょうか?」と聞いたら、「断じてパクリなどではない。オリジナルだ」と言い張った。

08月12日 やりすぎに注意


Nさんの家で1泊2日のゲーム会が開かれる。翌日は午後1時から山形で法事があるため、朝早くに出発しなければならなかった。ところが…
 朝から楽しいゲームがどんどん出てきてきりがない。気がついたときにはもう11時になっていた。今から帰っても、着くのは夜になってしまう。焦る私。
 結局他の方に急遽お願いして代わりに法事をしてもらったが、その内容は滅茶苦茶だったらしい。自制できない自分に対する怒りと深い悔悟の念に襲われた。

08月10日 クラス分け


ンド哲学仏教学研究室の飲み会に参加する。奥の席から研究室の要職が座っていき、私が座ったのはその隣のテーブルだった。さらにその隣には後輩が座っている。
宴たけなわとなったところで、Tさんがこれから印哲の学生をクラス分けするという発表があった。
秀才組と、醜態組。」
語呂はいいけれど、ずいぶん乱暴な分け方だった。全員が短時間で研究内容を発表して、それで決めるという。この時点で発表を放棄し、醜態組に自ら入った学生が数名。
私は「ネズミがどうやって電気の罠をくぐり抜けるか」という実験結果を発表した。もはや私が袋のネズミとなってしまった。

06月14日 ワールドカップ


坊さん仲間で日本−チュニジア戦を見に行く。試合前のセレモニーでモーニング娘。が歌っていた。やたらたくさんいて、中には宝塚の男役のようなのもいた。
モーニング娘。の歌が終わると、選手の入場となる。何と、小野伸二選手が改良衣(※動きやすい僧侶の服装)姿で出てきた。我々も改良衣で来ていたので、ただでさえ目立っていたのだが、小野選手がこの服装だったことで、さらに注目を集める。外国人サポーターの中には、我々も選手だと思っている人もいて、やたら騒がれた。

05月22日 お世辞


外の大学に学会で行く.そこの主任教授との話で,
"This building is very clean, for Universities
in Japan are usually dirty, especially toilets…"
このトイレの話をしたところで,教授は大うけしてくれた.

05月21日 ゲーム


者に行ってゲームが強くなる薬を処方してもらう.
「ただしこれは,あなたの寿命を確実に縮めますから,あまり飲まないで下さいね」
飲むのをひたすらためらう私.

03月28日 発表


究例会で「サンスクリット所有接辞vatの単数形について」という題で発表を行う。ところが皆に配ったレジュメは印刷が悪くて読めないところがところどころあった。どう説明したものか戸惑っていると、富士仏教研究所(※実在しない)の所長が、
「これは私が昨年行った発表を読んで頂ければ、全て分かる内容だ」
と切り捨てた。
「今回の発表は、先生のアプローチとは異なり、意味論的に分析をしつつ…」
などと言い訳していると、指導教官が立ち上がって応援演説を始める。その中で所長の発表では不十分であったという指摘があり、所長は怒って部下を連れて退席。波乱の発表となる。
仕切り直しをするため、先生や先輩が発表の概要を説明してくれた。その説明が詳しすぎて発表することがなくなり、再び焦る私。

03月09日 インテツ相撲


相撲春場所の優勝決定戦は、なぜか学科の先生2人と私の三つ巴戦だった。くじ引きの結果、まず指導教官の先生と私の対戦になる。本気で戦ったが、先生の方が一枚上手で、あっさり敗退。この時点で、年齢的に見ても先生の優勝は決まったかに見えた。しかし!
 決勝は、指導教官の先生が完全な八百長でもう1人の先生の優勝となる。ブーイングの中で舞う座布団。私は土俵際でその始終を見ていて馬鹿馬鹿しくなってしまった。

01月26日 気障


詠歌の合宿講習会の初日の夕食.一同着席して偉いお坊さんの訓話を聞いているところで,友人の携帯が鳴り出した.みんなの注目を集めながら慌ててスイッチを切る友人.
「馬鹿者!!」
前にいたお坊さんが怒鳴る.それを聞いた私はすかさず立ち上がって言った.
「あなたは間違っている」
「何だと!」
「確かにあなたの言ったことは正しいかもしれない.しかし,あなたは無慈悲だ」
「…!」
「無慈悲.ああ,私はあなたのような僧侶に会って胸が痛む
拍手と声援が巻き起こり,すっかり気をよくして着席する私.そんな私こそ,(そのお坊さんに対して)無慈悲なのかもしれなかった.

01月23日 ラベンスの城


祥寺で知らないお姉さんに誘われて仲間4人で山の上のホテル「ラベンスの城」に行く。中はがらんとしていて誰も出てこない。ホールをうろうろしているうちに、暖炉の中に秘密の入り口を見つけた。滑り台になっている。
 下の階にはたくさんのウェイター・ウェイトレスが行き来していた。仲間はばらばらに分かれて様子を見にいく。ウェイターが気軽に料理を手渡してきた。直感的に料理にが入っているような気がした私は食べなかった。
 しばらくして戻ると仲間が減っている。嫌な予感がして我々は脱出を試みる。広いホテルの中を駆け回りながら出口を探す。しかし仲間はいつの間にかひとり、ふたりと減っていき、しまいには私ひとりだけになってしまった。
 実はこのホテル、ラベンスバーガーで廃版になったゲームを復活させるため、1タイトルにつき1人分の魂を集めているのだった。そのことを逃げる途中で知った私は、ゲームを復刻する代わりに新作を考えると約束して、無事に脱出できた。
 新しく作ると言ったゲームは、羽根の生えた妖精が出てくるパッケージのゲームだった。

01月21日 怪しい製品


ウルに旅行に行く。途中立ち止まったあるお店で「お風呂の体感温度を上げる機械」の売り込みを受ける。
「あったかくないお風呂でもぽっかぽか〜」
が売り文句である。早速試させてもらう。まず機械に上カルビ1人前を入れる。それを熱して出て来た成分をイオン分解して風呂に送り込み、その結果脂肪の燃焼が促進されて温まるという。しかし実際入ってみるととても冷たい。「冷たいよ!」と怒ると店員、
「お風呂の水量がある一定以下の場合は、逆に冷たく感じられる場合があるんです」
などと答える。機械からは焼肉の煙。「この煙は風呂場でどう処理したらいいの?」と聞くと店員、
「延長ホースがありますので、台所の換気扇までつないで下さい」
すっかり買う気をなくしつつ、値段を聞くと特価で530円。どうしようか迷う私。

01月14日 テロ


の一味に付け狙われる。車の中のゴミ袋を捨てようとしたら、中から「カチ、カチ、カチ」という音がするので慌てて崖から捨てる。まもなく、その袋は大爆発を起こした。何とか一命を取り留めた。(「シュリ」みたい)

01月13日 田舎


城に引っ越したので折角だからと大学の同級生の実家に行こうとする。まず東京で会って、地図を見せてもらったが、それは等高線の引いてある50000分の1地図だった。「この山と、この山の間だから、このあたり」と指差されるが全くわからない私。

01月06日 ゲーム


学院の授業が「ドイツゲーム戦略研究」だった。講師はメビウス店長。新作ゲームのカードの置き方を解説している。
「ここに1が置かれたら、その向かいには6を置くとよいでしょう」
何のゲームかわからないが、難しそうである。店長はこの授業のほかにコンピュータの授業も持っているらしく、忙しそうだった。

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