カステイェールス(Castellers)

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スペインのカタルーニャ州には人間の塔を組む祭がある。これをスペインのメーカーがクニツィアに委嘱してゲームにしたのがこの作品だ。結構大きな木のコマが高く積まれていく様子は圧巻。でもバランスゲームではなく、ジレンマあふれる配置ゲームである。

カステイェールスとはお城のことで、同じ色の服を着た人がチームとなって高い塔を作る。8段にも9段にもなり、1番上に子供が上って手を上げると完成するとされている。

ゲームでも、同じ色のコマで塔を組み立てる。ただし、コマには番号が振ってあって、小さい順に積まなければならない。もう積めないとなったら、塔を広げるか、新たに塔を作ることになる。でも塔は増えれば増えるほど失点も多くなる。色を絞り込んで、計画的に高い塔を組み立てるのが勝敗のカギになる。このシステム、すでにお気づきかもしれないが『ロストシティ』や『ケルト』と同じである。

違うのは、各自のストックが公開で、ほかの人とコマを交換できること。それからジョーカーを引いたら、前に配置したコマが1つ落ちてきてしまうこと。この2つのルールで、ほかの人が何色の塔を作っているのかよく注意を払わなければならなくなった。出来上がった塔の色は非公開だが、自分と同じ色の塔を作っている人は覚えておきたい。

規定の高さと大きさを備える塔ができたら終了で、使ったコマの数だけ得点、塔の土台の数だけ失点。一番高い塔と、一番広い塔にはボーナスもある。

ストックを増やしてじっくり作っていこうと思ったが、ゲームは思ったより早く進行した。ふうかさんとkarokuさんが終了条件を満たしそうになって、慌てて積み始めたが時すでに遅し。トップ賞も取れず。

ストックを増やせば選択肢が広がるがスピードが落ちる。来たものから積んでいけばそのうち置ききれなくなって失点ばかりが増える。適度に交換し、場の状況を読んで積むか待つかを考えたほうがよさそうだ。軽いのに、奥が深い。

Castellers
R.クニツィア作/デヴィア(2008)
2〜4人用/8歳以上/30分

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