スクリプト(Skript)

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単語をつづりと意味の両方から推理

ほかのプレイヤーが考えた単語を、ヒントをもとに当てるワードゲーム。1982年のドイツ年間ゲーム大賞で美術賞を受賞したが、美しいイラストなどはなく、辞書をコラージュした前衛的なデザインである。
予め文字数を決めておき、各プレイヤーはその文字数で好きな単語を1つ考える。辞書(今回は高校のとき買った英英辞典を使用)でその単語を引き、説明をメモしたらスタート。
場に並んだカードを2枚めくり、2枚とも同じなら両方、違うなら片方を手札にする。ストップが出たら何ももらえない。
それから同じカード2枚ペアで出し、ほかの人に質問する。「skr」カードは単語のはじめの3文字、「ipt」カードは残りの文字を聞ける。聞かれた相手は、アルファベットボードにコマを置いて答えるので、順番までは分からない。辞書カードでは、予めメモしていた単語の説明の中から1単語を聞ける。しおりカードは、辞書にカードをはさんで、その両側のページに当てるべき単語が含まれているかを聞く。
次に辞書を自由に見て考えるフェイズがある。その間となりの人がひたすらダイスを振り、赤い目が2つ揃うまで見ることができる。4種類のカードのヒントと辞書をもとに、相手の単語を絞り込んでいく。全員の単語を最初に当てた人が勝利。
8文字という設定で妻と対戦。「skr」カードでf,o,rの3文字を聞き、辞書カードでedgeという説明を聞くが全くピンと来ない。その間に「skr」と「ipt」の両方を使われ、当てられてしまった。私の答えはphysical、妻の答えはfrontier。
3人以上で遊ぶ場合は、マイボードに隠して答えを教えるので、より断片的なヒントで答えを出さなければならない。しかも間違うと即脱落というシビアなルール。英語で遊ぶことができるが、つづりと意味の両方知っている必要があるので、日本人には厳しいゲームだと思った。
Skript
H.サラ/ジャンボシュピーレ(1981年)
2〜4人用/10歳以上/40分
絶版・入手難

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