実を言うと(Truth be Told)

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知らなかった人となりが明らかに
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コミュニケーションゲームは多かれ少なかれ、プレイヤーのキャラクターをゲームの一部に組み込んでいるものだが、『私の世界の見方』や『ディクシット』のように、プレイヤーの発想を楽しむものが大半である。フラッシュ系、大喜利系、お絵描き系もこの下位分類と言えるだろう。
これとは別に、プレイヤーそのものをいじるゲームもある。『プライバシー』や、先日紹介した『ろくでなし』や、このゲームがそうである。プライバシーを多分に含む現実にリンクしており、リアルでの付き合いが深ければ深いほど楽しくなる。
「実を言うと、私の○○は他人が羨む」「実を言うと、私は○○に罪悪感を抱く」「実を言うと、私は○○をやめたことを後悔している」……なかなか答えにくいプライベートなお題が出され、みんなが書いた答えの中から、親の答えを当てるというゲームである。まず親が答えを書いて、その後みんなが答えを書き親に渡す。親は答えを見て、かぶっている答えがあれば書いた人に返し書きなおしてもらう。これを繰り返して、全員の答えが別になったら読み上げ。
読み上げられた答えを聞いて、みんなはどれが本当の親の答えだったかを予想。当たれば親と子の両方の得点になり、外れればその答えを書いた人の得点になる。親になりすまして、親らしい答えを書くのがポイント。そこに親が「え、オレってそんな風に見られてたの…?」と思う楽しさがある。親は正直に答えることになっているが、皆が自分をどう見ているかということも加味したほうがよい。
ぽちょむきんすたーさんが的確な読みで1位。このゲームから、知らなかったエピソードや、新しい人物像が紡ぎ出され、人を見る目が少し変わった(もちろん、いい意味で)。
Truth be Told
作者不明/バッファローゲームズ(2009年)
3〜8人用/12歳以上/35分
Amazon.com: Truth be Told Game

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