日本ボードゲーム大賞に『ぴっぐテン』『世界の七不思議』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

NPO法人世界のボードゲームを広める会「ゆうもあ」は本日未明、日本ボードゲーム大賞2011を発表した。ボードゲーム普及の現場に立つ選考委員による選考部門(ゆうもあ賞)には『ぴっぐテン』、全国のボードゲーム愛好者の一般投票による投票部門には『世界の七不思議』が選ばれた。
今年で10回目を迎える日本ボードゲーム大賞。昨年1年間に日本国内で新発売された265タイトルの中から大賞を選んだ。選考部門は、ゆうもあ内で日々ボードゲーム普及を行なっている6名の選考委員が「最もボードゲームの普及に貢献したと考えられるボードゲーム」を選出する。昨年はノミネートのみで大賞該当なしとなっていたが、今年は『ぴっぐテン(Pig 10)』が選ばれた。
『ぴっぐテン』は数字の書かれた手札を出して足しあわせ、合計10ぴったりになればカードをもらえるドイツのカードゲーム。昨年の節電によるボードゲームブームからマスコミで盛んに取り上げられ、メビウスゲームズから日本語版が発売された。
投票部門はショップ・サークルに送られる投票用紙か、ネット投票で誰でも参加でき、全国38都道府県から423名が参加した。各自ベスト5まで記入できる方式で、1位5点、2位4点、3位3点……として集計している。この結果、『世界の七不思議(7 Wonders)』がダントツで1位に選ばれた。
『世界の七不思議』は7つの都市とピラミッドなど奇跡的建造物をカードドラフトで作りあげるベルギーのカードゲーム。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルトカードゲーム賞、国際ゲーマーズ賞と、主要なボードゲーム賞で四冠を達成し、日本では輸入版、多言語版を経て日本語版がホビージャパンから発売されている。
選考部門のノミネート、投票部門の2位以下は下記の通り。ドイツ、フランス、アメリカ、ポーランド、日本と国際色豊かな顔ぶれとなっている。
【日本ボードゲーム大賞2011】
選考部門(ゆうもあ賞)
大賞:ぴっぐテン(Pig 10 / A. プヌエリ / ツォッホ出版・メビウスゲームズ)
ノミネート:ハリガリ・リング(リング・ディング)(RinglDing)
ノミネート:インカの黄金(Incan Gold)
投票部門
大賞:世界の七不思議(7 Wonders / A.ボザ / ルポプロドゥクシオン・ホビージャパン)587点
2位:髑髏と薔薇(Skull & Roses)397点
3位:レジスタンス(The Resistance)229点
4位:K2(K2)184点
5位:ナビゲーター(ナヴェガドール)(Navegador)176点
6位:ディクシット(Dixit)174点
7位:藪の中 139点
8位:キング・オブ・トーキョー(King of Tokyo)134点
9位:ぴっぐテン(Pig 10)122点
10位:クォーリアーズ!(Quarriors!)121点
・NPOゆうもあ:日本ボードゲーム大賞2011 ゆうもあ賞 決定日本ボードゲーム大賞2011 投票部門 発表!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.