シュピール’12:プレイしたゲーム

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エッセン・ボードゲームメッセ「シュピール」の楽しみは、新作を実際に遊べることにある。どのブースでも体験卓が用意され、英語の説明もしてもらえる。シュピールはお試しプレイができるお祭りという意味で、テストとフェスティバルをかけて「テスティバル」ともいわれているのだ。
今回の方針は「日本に入ってこなさそうなものを遊ぶ」で、奥の方のマイナーな出版社を中心に回った。昨今、大手ばかりでなく、フェアプレイの上位に入るものはほとんど、近いうちに日本で遊べるだろう。日本に入ってこなさそうなものは、それなりの出来栄えではあるが、ブースをぶらりと回って気になったものを遊ばせてもらうのは楽しい。
西部の町(Western Town)
ホワイミー(フランス)のゲーマーズゲーム。非言語依存。
建物を建て、お金や木材を集め、インディアンを退けてリンカーンのお眼鏡に叶うことを目指します。建物を建てるとカードがもらえ、その効果を使えるようになりますが、ほかの人と同じカードを選ぶことで、ボーナスを得られるシステムが新しいです。建物が毎回少しずつ異なるというお楽しみもあって購入。

クロック(Clocks)
サンドタイマー(ベルギー)のダイスゲーム。
サイコロを振って、入札で手に入れ、自分のボードに配置します。1時には1、2時には2、というようにサイコロの目を合わせておければボーナスが入ります。合わないときは、お金を払ったり、ほかのアクションをしたりして目を変えなければなりません。合わせるのはなかなか大変です。

カルーア(Kalua)
ホモルディクス(スペイン)の、小さい島で宗教の信者を集める生き残りゲーム。
「幸福度」を上げて信者を集めるだけでなく、ほかの宗教に災害を起こして信者を失わせます。最後まで信者が残った人が勝ちで、出る杭は打たれるため、足の引っ張り合いを制するにはあまり目立ってはいけません。

ネコとネズミ(Katze und Maus)
ステップパズル(ロシア)の立体すごろく。
サイコロを振ってネズミがピラミッド状のチーズを登ります。ネコのマスに止まるとサイコロを振ってネコが追いかけてきます。ネズミの中にボールが入っており、穴のあるマスに止まるとボールがピラミッドの中へ。そして出てきたところまで戻らなくてはいけません。ゴールしたら勝ちではなく、途中で集めたチーズの得点で勝負。戻ったほうがたくさんチーズを集められますが、ネコに捕まる恐れもあります。

ツイーグルズ(Tweegles)
カクテルゲームズ(フランス)小箱の缶入り新作。フランスでは先月発売になっているのでまもなく日本にも入ってきそう。
カードをめくって、該当するモンスターを捕まえます。ナイフだったらまっぷたつに切れてるものをチョップで叩き、スタンプだったらつぶれているものをグーで叩きます。早い者勝ち。

魔法の影の夜(Nacht der magischen Schatten)
ハバ社(ドイツ)のキッズゲーム新作。LEDライト付き。
1人がコマを仕込んだ円盤を回して、その影を残りの人が見ます。その後で登場しなかったものをカードから当てるという記憶とパターン認識のゲーム。似たような影でも違うキャラクターなので紛らわしいです。

氷のように冷たい!(Eiskalt erwischt!)
ハバ社(ドイツ)のキッズゲーム新作。戦略的なおはじきゲーム。
ペンギンが乗っかった氷山に、氷のコマをぶつけて魚や氷山を崩します。崩れた分だけゲットできますが、ペンギンを倒してしまうとほかの人に持っていかれてしまいます。面白くて3回連続プレイ、そして購入。

おばさんはバスから追い出せない(You Cannae Push yer Granny off the Bus)
パンツ・オン・ファイヤー(イギリス)の直接攻撃ゲーム。
バスに乗っているおばさんたちが、針やステッキなどの攻撃カードでバスから追い出すことを目指します。防御カードがあれば防げますが、ないと、出口に向かって1歩進まなければなりません。最後までバスに残っていたおばさんが勝者です。

幅広い国のゲームが遊べました。

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