ロードキルラリー(Road Kill Rally)

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  R-18指定のデスレース

『デス・レース2000年(Death Race 2000)』というアメリカのカルト映画がある。舞台は独裁国家アメリカ連邦。国民に大人気の「デス・レース」が今年も開催された。シルベスタ・スタローンが演じるレーサー「マシンガンジョー」が工事現場の作業員を轢き殺し、「レース中に一般市民を轢き殺せば年齢、性別に応じてポイントが加算される」というルールが説明される。レーサーたちが次々と市民を轢き殺しながらレースを繰り広げる中、レースに異議を唱える反政府組織の計画が着々と進んでいく。

2008年にはリメイク作品『デス・レース』も作られた。民営化された刑務所で、囚人たちが自由を求めて、武装カーによる過激なレースを繰り広げる映画だ。

この映画をもとにしてイギリスで『カーマゲドン(Carmagedon)』というコンピュータゲームが作られたが、日本での販売は暴力表現規制によって成人指定となっている。アメリカで制作されたこのボードゲームも、同じ内容であるが、少数販売ということや、残酷な表現がないことせいか、特に規制はされていない模様だ。確かに、通行人コマは血を出したりしないけれども、想像が膨らんでかえって残酷に思える。

舞台は2040年。2028年の核戦争で世界経済は荒廃し、アメリカ政府はエンターテイメント殺人を合法化する。その中で作られたテレビ番組で人気を集めたのが「ロードキルラリー」。世界中に人気が広まり、30億人の聴衆が見守る中、今年もクレイジーなレースの幕が切って落とされる。

ロードキルラリー

自分の番にはまず自動車のスピードを設定する。スピードを上げてトップに躍り出たいところだが、カーブに突っ込むとクラッシュしやすくなる。コースタイルは先頭の車が前のコースタイルに入ったときに追加されるので、先は読めない。急ブレーキ、急加速するとカードを消費してしまう。スピードを設定したら移動。このときに通行人をはねれば得点になる。ただし通行人は強靭で、ダイスを振ってヒットを2つ以上出さないと倒せない(デザイナーの良心か、人間じゃないと思いたい)。武器を装備していれば振るダイスの数を増やせる。

移動が終わったら、武器の射程圏内にいるほかの車や通行人を攻撃できる。車にダメージを与えられた場合も得点。防御するカードを出せば、ダメージは軽減できる。

カーブで曲がりきれなかったり、ダメージが蓄積したりするとクラッシュ。減点となって、スピード0から再スタート。手痛いが、トップを狙うには一か八かに賭けなければいけないときもあるだろう。

コースタイルは渋滞で片道通行だったり、火事で視界が悪くなっていたりと1枚1枚特徴がある。通るだけでダメージを受けるポイントもあるので、トップに固執していると危険である。

3位まで入った時点でゲーム終了。1位100点、2位50点、3位30点、通行人は大人が20点、子供が30点、老人が50点。攻撃成功は1回10点、クラッシュは1回-20点で、合計の多い人が勝ち。

5人プレイで2時間弱。トップを走らず、トップが取りこぼした通行人で稼いだcarlさんが1位。地味に攻撃を重ねたくさのまさんが2位。鴉さんは果敢にスピードを上げてはクラッシュしまくていたが、トップから陥落してからは散々だった私が(よかったのか悪かったのか)最下位。そういう設定だからと割りきってプレイしたが、激しい罪悪感を感じる場面もあったのは事実である。決してお薦めはしない。

Road Kill Rally
D.A.ジョージ/ズィーマンゲームズ(2010年)
3~6人用/12歳以上/60分

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