シュピール’13:ヒキダシトリック

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ヒキダシトリックは、京都造形芸術大学の大学院に在籍する答島惣太氏のサークルである。自身が企画したプロジェクトを大学にプレゼンして採用され、助成金を活用してシュピールへの出展を果たした。1年ほど前から制作を始め、今年のゲームマーケット大阪に試作品を出展。来週行われる秋のゲームマーケットにも出展するが、ドイツに持ち込んだ分(60部)が全て売り切れてしまったため、20部の限定販売となる。
ヒキダシトリック・答島さん
作品は『ギルドスタック』という、中世ヨーロッパを舞台にした建設ゲーム。建物を集めると職業を雇うことができ、手持ちの職業は、誰でも指定された建物を建てれば発動する。プレイ時間は60~90分で、ゲームマーケットでは少数派のゲーマーズゲーム寄りの作品である。目をみはるのがレーザーカッターで作ったというコマ。大学の機器を使用して3ヶ月ほどを要したという。
ギルドスタック
ブースは2番ホールという奥まったところにあったが、海外の愛好者が足を止めて説明を受けたり、テストプレイをしたりしていた。初出展の場合、イラストやコンポーネントがしっかりしていることが、足を止めてもらうためにまず必要だということが分かる(さらに買ってもらうためには、ゲーム内容がよくなければいけないことは言うまでもない)。大きなのれんをかけ、和服を着て呼びこみをし、座布団でテストプレイするというように、見せ方にも工夫がなされていた。
ヒキダシトリック

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