仮面の使者(Masques)

 このエントリーをはてなブックマークに追加    

おとなりの強豪

仮面の使者

仮面舞踏会で有力者とお近づきになり、アイテムを集める小箱のカードゲーム。2010年にフランスで発売された『陰謀(Intrigo)』のアメリカ版リメイクを、アークライト社が日本語化した。タイトルだけ聞くと、人狼のような正体隠匿系かと思いきや、数比べで足元を見合う陣取りだった。作者のひとりシャヴァリエは、『カプチーノ』『怪盗紳士』などの作品がある。

有力者カードを1枚ずつ離して置き、そこにアイテムとお金を置く。カードを切って配り、1枚ずつドラフトして手札を作ったらスタート。自分の番には、有力者カードと有力者カードの間に手札の1枚を置く。全部表にして、である。

全部置いて、隙間がなくなったらアイテムとお金の分配。それぞれの有力者カードの両どなりを比べて、数字の大きいほうがゲットする。配分が終わったらまたカードを回収し、アイテムとお金を置き直して、カードを配るところから。これを繰り返してアイテムを5種類全部か、どれか1種類4つ集めたら勝ち。

ドラフトでは自分のカードも相手のカードも回ってくるので、相手の弱いカードを置いて、そのわきに自分の強いカードを置けばアイテムをゲットできる。しかしそれを皆が考えているものだから思い通りには行かない。同じ数字だとどちらも取れないので、牽制しあった結果誰もほとんど取れないことも。

そんな均衡を打破するのが、お金を払って雇うエージェントカード。アイテムの位置を交換したり、ライバルを消したりできる。しかし雇うたびに相場が上がるので、だんだん雇いづらくなる。ここぞというときまでお金の無駄遣いをしないようにしたい。

3人プレイで30分ほど。アイテムが順調に揃い、早々とリーチしたが、最後の1個が取れない。ほかの全員が協力すればトップを止めるのはたやすいのである。でもふうかさんがお金を使い果たしてしまい、次にリーチしたkarokuさんは貯めこんだお金でエージェントを一気に投入して妨害をかわし勝利。「結局最後は金ですか!」「えげつなーい!」

公開情報が多いので、カウンティングなど始めれば考えることはきりがないが、チャンスはいろいろなところに転がっている上に、エージェントでひっくり返されることもあるので、息が詰まらずワイワイ遊べるゲームである。

Masques
C.シャヴァリエ、C.ドュマ、P.ペルマン/ファンタジーフライトゲームズ+アークライト(2013年)
2~4人用/14歳以上/45~60分

コメントする

リンクフリー このバナーをお使いください