女海賊 鄭夫人(Madame CHING)

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もう1歩というところで引き返し

女海賊鄭夫人

鄭一嫂(ジョンイーサオ、1775-1844)は、清の時代に香港近海を荒らしまわった女海賊である。この海賊に因んだ航海と略奪のボードゲームで、フランス人のデザイナーコンビにより、ハリケーン社(スイス)から発売された。テーマとは裏腹に直接攻撃はほとんどなく、手札をうまく出してどこまで遠く航海できるかを競うレースゲームとなっている。協力ゲームやチームプレイのルールもある。

プレイヤーは各自4枚の手札をもってゲームを始める。カードには1から50のいずれかの数字が記されており、小さい順にいくつかのグループに色分けされている。これをできるだけ間を空けないように、昇順で出していく。『ケルト』のような出し方だ。

各自手札からカードを1枚伏せて出して同時に公開。大きい順にゲームボード上の船を移動し、場札からカードを補充する。色が変わらなければ船は右に、色が変われば右下に移動する。スタートからずっとカードが揃って右に行くとエンカウンターカードがもらえ、右下にいくと宝石やお金のミッションを達成できる。右を狙うか、右下を狙うかは手札次第。でもたいていは手札の補充がうまく行かなくて、中途半端なところで引き返すことになる。

引き返すとき、それまで出したカードのアイコンが揃っていればスキルカードがもらえる。これで手札の上限やアイコンを増やすことができる。そのため、船の行き先とともに、アイコンを揃えることも意識しなくてはならない。何を狙って手札を補充するかが重要だ。引き返したらまた一から航海し直し。今回の航海はベタオリして、次の航海のためのカードを補充していく方法もある。

ミッションが全部達成されるか、誰かがスキルカードを全種類集めたらゲーム終了。ミッション達成による宝石などの得点の合計で勝敗を競う。

3人プレイで30分ぐらい。手札の補充は人数分しかなく、裏向きのカードから補充することもできるため、なかなか手札が揃わない。いいカードがあっても先に取られて「そのカード欲しかったー!」という場面も。エンカウンターカードで相手から宝石を奪ったが、当然のように奪い返される。スキルカードが早くから揃ったので調子を上げていったが、一手及ばず。

手札が揃わない分、うまく出せていい航海ができたときは気持ちいい。今回は香港まで誰も行けなかったが(香港に行くには全色+エンカウンターカードで追加の1色を出さなければならない。難易度高し)、たどり着いてボーナスポイントをもらったらさぞ気持ちイイだろうな。

Madame CHING
B.カタラ、L.モーブロン/ハリケーン(2014年)
2~4人用/8歳以上/30~45分

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