高松(Takamatsu)

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お城で謀議中
高松
徳川家康に気に入られるため、お城の中をぐるぐる回るドイツのボードゲーム。タイトルは、関ヶ原の戦いの後に高松藩が酒席での賭けにより与えられたという伝説に基づく(真偽不明)。ちなみに、高松藩を当初治めたのは生駒氏だったが、お家騒動で秋田・矢島に飛ばされたため、代わって茨城・下館より来た水戸黄門の兄・松平頼重が治めることになった。
城内は部屋が環状につながっており、外側と内側とがある。途中に分岐点があり、自由に行き来できる。自分の番には一部屋を選び、そこにいるサムライを時計回りに移動する。何部屋移動するかは、サムライの人数によって決まる。1人しかいなければ1部屋、5人いれば5部屋。早く回ったほうがいいので、人が集まっている部屋にいったほうがよい。移動するとき、ほかのプレイヤーのサムライがいれば一緒に連れていかなければならないというルールがある。
とはいえ、部屋に3人以上いるときは1人は残していかなければならないというルールもあるため、トントン拍子に進めるわけではない。また、自分が得点できる部屋が決まっているため、早く進みすぎるとその部屋をスキップさせられる恐れもある。
場には得点カードが並んでおり、サムライが一周して得点できる部屋に入ったときにこれを引く。中には失点になるカードもあり、そんなカードは他人に引かせたいところ。こうして、得点になるカードのときはスキップさせ、失点になるカードのときは取らせるという、足の引っ張り合いが始まるのだ。得点状況は得点トラックで分かるため、出る杭は打たれること打たれること!
4人プレイで30分ほど。得点圏にサムライを進めても、なかなか得点できない状況が続く。ほかのサムライと一緒にいると早く進めるがコントロールできないことに気づき、ふうかさんと下位同士で協力して少ないサムライで進むことにしたが、今度は進みが遅い。ジレンマである。そのうち神尾さんが非公開カードを貯めこみ、一気に得点して勝利。どの部屋のサムライを進めるか、順位によって駆け引きが生まれるのが面白い。
Takamatsu
M.シュレーゲル作/ミュッケシュピーレ(2014年)
2~5人用/10歳以上/30分
ゲームフィールドより発売予定

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