2015年3月アーカイブ

プレイスタイル再考

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プレイスタイルの違いはそんなに大きくないものだから、こだわらずに一緒に遊びましょうよという話。

『ルールズ・オブ・プレイ』では、プレイヤーを5つのタイプに分類している(上巻、545ページ)。
標準的なプレイヤー(Standard Player):勝つことに普通の関心をもち、ルールに従って楽しもうとする。
凝るプレイヤー(Dedicated Player):勝つことに強い関心をもち、ルールに精通して、大きな熱意で楽しもうとする。
姑息なプレイヤー(Unsportsmanlike Player):勝つことに強い関心をもち、暗黙のルールを破る。弟に勝たせない兄や、野球で打者の集中を見出そうとする捕手など。
ごまかし屋(Cheat):勝つことに強い関心をもち、操作のルールをこっそり破る。楽しもうとする心構えがあるふりをする。
妨害屋(Spoil-Sport):勝つことにもルールを守ることにも興味はなく、楽しもうとする心構えもない。チェス盤上のコマを全て払いのけてしまうプレイヤーなど。

この分類の軸になっているのは、楽しもうとする心構えの度合い、ルールの権威に対する敬意、勝つことへの関心である。

楽しもうとする心構えルール勝つこと
標準的なプレイヤー
凝るプレイヤー
姑息なプレイヤー
ごまかし屋
妨害屋

ここで注目したいのは、凝るプレイヤーは、楽しもうとする心構えがより高いということである。ガチゲーマーほど、エンジョイゲーマーなのである(したがって「ガチ勢」と「エンジョイ勢」を対比させるのはおかしい)。この分類には入っていないが、凝るプレイヤーと対比されて「カジュアル(気楽に遊ぶ)プレイヤー」「暇つぶしをしたい初心者」などが言及されている。いずれも相対的なものであることに注意しなければならない。AさんはBさんよりガチだけど、Cさんよりはカジュアルだというように。

楽しもうとする心構えルール勝つこと
カジュアルプレイヤー
標準的なプレイヤー
凝るプレイヤー

姑息なプレイヤー、ごまかし屋、妨害屋については、この書籍のテーマであるルールの探求上は興味深い事例だが、自分のプレイスタイルを位置づけるには考慮しなくてもよい。しかし、カジュアルプレイヤーから見て、凝るプレイヤーが姑息なプレイヤーに見えるという指摘は重要である。

例えば、ゲーム仲間の間で一目置かれている筋金入りのゲーマーであるプレイヤーは、姑息に思われるかもしれない。なぜなら、気楽に遊ぶプレイヤーと一緒に遊ぶときでも、競争する気満々の「パワーゲーマー」だからだ。(『ルールズ・オブ・プレイ』上巻P.550)

本人はすごく楽しもうとしているのに「大人げな~い」「何、あいつ真剣になってんの」「ゲームなんだからもっと楽しそうにやればいいじゃん」などと冷ややかな目で見られる。ボードゲーム愛好者なら、そんな場面を何度も目にしたことが(あるいは自分がそう思ったり、思われたりしたことが)あるだろう。

逆から見れば、「もっとゲームに集中してくれよ」「ろくに考えないで適当な手を打つなよ」「ろくに勝ちも目指さないで何が楽しいの?」となるだろう。こうしてお互いにネガティブに相手を捉え、ディスり始めることになる。これがゲームの目的は勝つことか楽しむことかとか、勝敗重視かコミュニケーション重視かとか、ガチ勢かエンジョイ勢かとか、定期的に繰り返されている論争の正体である。

つまり、楽しもうとする心構えや、勝つことへの関心が違いすぎるために、プレイヤーのミスマッチが起こるということなのだ。

この解決策として、スタイルが違いすぎるプレイヤーとは卓を共にしないというは確かに手っ取り早い。しかし初対面では避けられないこともあるし、大都市圏でなければボードゲームをする人自体が少ないので選り好みもしていられない。TPOに合わせて、柔軟に変えられるのがスマートだ。

いつも遊ばないメンバーと一緒になったとき、軽く雑談をしながら、このテーブルで最適なところを探る。楽しもうとする心構えや勝つことへの関心をどれくらいにして臨むか。会話を楽しみながら軽く遊ぶかガチでいくか。そういう自己調整をして、メンバーも楽しませつつ自分も楽しめるように最適化するオールラウンドプレイヤーになれたらいいなと思う。

人狼ルームが秋葉原にオープン

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4月1日から、人狼専用スペース「人狼ルーム」が東京・秋葉原にオープンする。JR秋葉原駅徒歩8分(地下鉄末広町駅徒歩2分)、スタッフによるゲームマスター料込みで3時間2500円(1人あたり)、4人から。9:00~24:00。

2013年にオープンした渋谷に続いて2店目となる。ルール説明、ゲーム進行などを行う専属のゲームマスターがアテンドしており、初心者も安心して遊べるだけでなくリピーターも多い。仲間だけでの貸切はもちろん、定期的にイベントを開催しており、1人でも参加することができる。

オープンを記念して4月18日(土)には、外苑前にてトークイベント「人狼トーーク!」が開催される。ゲームマスターやプレイングシアタープロデューサーが人狼について語り、参加者と実際に人狼をプレイする。13時からと18時からの2部制で、会費はいずれも2500円。

予約・問い合わせはウェブサイトの専用フォームか電話にて。すでに4月分のイベントはほとんどが満席という人気ぶりだ。

人狼ルーム@Shibuya(人狼ルーム@Akibaと共通)

ディスタウファー(Die Staufer)

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布石と、最後の一手

ディスタウファー

シュタウファー朝・神聖ローマ帝国皇帝ハインリヒ6世(1165-1197)。父バルバロッサ王を継いで北海から南イタリアに至るまで版図を広げた。その部下となって、各地域を旅しながら各地域の支配を争う陣取りゲーム。ハンス・イム・グリュック社(ドイツ)から発売され、エッセン・シュピールのスカウトアクションで7位。行動によって手番がどんどん変わっていくダイナミズムが特徴だ。

手番には、貴族や公使のコマを補充するか、手元にあるコマをボード上に配置するかのどちらか。補充すると次のラウンドの手番が早くなり、配置すると遅くなる。先を急いで配置につぎ込んでしまうと、次のラウンドはみんなの手番を指を加えて眺めることになる。1ラウンドに回ってくる3回の手番を、補充と配置にバランスよく振り分けていかなくてはならない。

ボードは六角形になっており、6つの都市がある。それぞれの都市にはコマを置くマスがあり、ここにコマを置くことで、そこにある特権を入手したり、多数派形成で得点が入ったりする。各ラウンドにどの都市で得点計算が起こるかは予め分かっているものと前のラウンドの状況により決まるものがあるので、そこを中心にコマを配置していこう。

配置には、移動コストと配置コストがあり、その分手持ちのコマを支払わなければならない。移動コストは国王がいる都市から離れているエリアほど、多くのコマが必要となる。配置コストが高いマスほど、エリアの勢力が同数のときに勝てる。1点集中でコストの高いマスに配置するか、コストの安いマス2~3ヶ所に分散させるかも考えどころである。

配置コストに支払うコマは、『マンカラ』の要領で各都市に置いていく。このコマは、後のラウンドで回収できるところが面白い。そのため近くの都市でみんなが争っている間に、少し遠めの都市に布石を打っておいても損ではない。

各ラウンドに都市で行われる得点計算での最多賞、補充や配置のときに手に入る宝箱の得点のほかに、ゲームの最初に配られる契約カード(指定されたパターンでコマが置いてあると得点)もある。多様な得点をうまく組み合わせた人が勝つ。

5人プレイで120分ほど。手番が一定ではないことに加えて、配置か補充か、どれくらいのコストでどこに配置するか、考えることが多いためラウンドによっては待ち時間がえらく長いこともあるが、じっくり考える楽しさがある。目先の利益にとらわれず、大局観をもって先手先手を打つところと、陣取りゲームに特有な「後手番の有利」をうまく両立させるところが悩ましい。

Die Staufer
A.シュテーディング作/ハンス・イム・グリュック(2014年)
2~5人用/12歳以上/プレイヤー人数×20分
メビウスゲームズ:ディスタウファー

『イライラしないで』よりもっと

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メンヘングラートバッハという、ドイツ西部・エッセンから60kmほどの都市の新聞記事を訳出。登場するミュッケ氏は、ミュッケシュピーレという出版社から『アタカマ』『地球温暖化』などの作品を出している。さらにボードゲームのパーツを販売するシュピールマテリアルは、シュピールに参加した方なら誰しも目に止めたことがあるだろう。そしてさらに、小さい出版社が連合で卸売をする「シュピールディレクト」には、2Fシュピーレなどが参加し注目を集めている。この3つのプロジェクトを統括しているミュッケ氏とはいかなる人物なのか、記事をご覧下さい。


メンヘングラートバッハ。ドイツでは近年、ボードゲームシーンが活況だ。メンヘングラートバッハはその基礎となる役割を果たしている。ここからたくさんのアイデアが生まれているほかに、莫大な数のパーツが送り出されている。

ボードゲームのパーツとして目に止まったものだけでも、床から天井までカラフルなコマが入った箱が積み上げられている。ブランクカード、ダイス、木製のコマ、ブランクのボード、ゲームのお金。この全てが、想像力に富んだボードゲームデザイナーが新作を製品化したり、アイデアをテストプレイしたりするのに必要なものである。メンヘングラートバッハ在住のハラルド・ミュッケ氏が、クリエイターのためのこの遊び場(シュピールプラッツ)の主である。ネット通販サイト「シュピールマテリアル」(www.spielmaterial.de)では、デザイナーたちが必要なものを注文してくる。

「ドイツとヨーロッパ中、いやたぶん世界中で一番、ボードゲームのコマやその他のパーツの品揃えがいいと思います」とミュッケ氏は語る。ホテル業のビジネスマネージャーを経て、今の仕事に就いた。「シュピールマテリアル」はミュッケ氏によれば「窮地から生まれた」という。自身もボードゲームデザイナーで小さなボードゲーム出版社を運営しているが、そこで自身のゲームを製品化するのに、いろいろな種類の良質なパーツを入手するのはとておたいへんなことだった。

そこで2000年から「シュピールマテリアル」でこの穴を埋めている。顧客はドイツのデザイナーが大半だが、ほかにも言語聴覚療法士、社会教育士、学校、大学もある。企業もボードゲームをパブリック・リレーションズの手段として開発している。

このためミュッケ氏は、自身のボードゲームを特定のテーマで開発したり、手持ちのアイデアを製品化するというかたちで手伝っている。ちょうど今、水資源マネージメントとのコラボで仕事をしたり、あるボードゲームをザクセン州の障害者団体のために作り変えたりしている。

ボードゲームの製造も彼の会社を通して行われる。ボードゲームは1000個以上で経済的にも見合ったものになるが、試作品や、50~500個の少部数でも製造することができる。「我々にはゲームを製造できるパートナーがいます」とミュッケ氏。

「箱やボードの大きさを設定し、契約を結ぶと、あとはやってもらえます。」おそらくボードゲームで儲けようとか、ドイツ年間ゲーム大賞を狙っているのでなければ、この方法で自作のボードゲームという夢を叶えられる。ドイツでは長年の間、きわだって活況なボードゲームシーンがあり、情熱的なプレイヤー、定期的なボードゲーム会、秋にエッセンで行われるシュピールのような大規模なボードゲームイベントがある。

そしてボードゲームデザイナーもドイツには数多くいる。ボードゲームデザイナーギルド(SAZ)には450名が加盟する。そこにもちろんミュッケ氏も属している。自身のボードゲームを開発しているが、ほかのデザイナーの作品を出版することもある。さらにすでにあるパーツをいわゆる「リサイクル」するコンテストもある。「大きな出版社はたくさん製造しすぎることがあるのです」とミュッケ氏。「例えば、ドイツ年間ゲーム大賞を狙って外したときなどです。」

そのようにして大量に余ったパーツをミュッケ氏は引き取り、そのパーツを使ったボードゲームのコンテストを開く。このようにしてプラスチック製の原油と採掘塔コマを使ったボードゲームシリーズが生まれた。

もちろん小さな出版社にとって、大企業に太刀打ちするのは難しい。そのためミュッケ氏は3つ目のプロジェクト「シュピールディレクト」に取り掛かっている。これは小さな出版社20社が組合を作り、一緒に卸売をしているものだ。「これがないと我々のような小さな出版社は消えてしまうでしょう」とミュッケ氏。店舗がメンヘングラートバッハにあるこの組合を通じて、業者は170タイトルのボードゲームを注文することができる。

「シュピールディレクト」は営業などおらず、メッセで活動している。この営業形態のメリットは、組合で利益を上げる必要がなく、コスト分だけ働けばよいことだ。小さな出版社はこうしてドイツのボードゲームの多様性に貢献することができている。

RP Online:Viel mehr als Mensch-ärgere-dich-nicht

共闘!ボドゲコロシアム、4月16日大阪

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4月16日(木)、大阪のヒミツキチオブスクラップ(地下鉄心斎橋駅徒歩8分)にて、初見・チーム戦のボードゲーム大会「共闘!ボドゲコロシアム」が開かれる。企画はタンサンファブリークと、滋賀のデザイン事務所「un&co.」。19:50~22:00、参加申込は3人1チームで、参加費1人1000円。受け付けは本日21時より。

当日発表される3つのゲームを初見でプレイし、勝敗を競う大会。「ブラフゲーム」「自分の度胸を試すゲーム」「クニツィア」というテーマだけが予め発表されているが、どのようなゲームが出るかは当日のお楽しみだ。判断力と理解力、そして研ぎ澄まされたゲーム勘が試される。

当日発表のボードゲームで勝敗を競うイベントとしては、2004年から6年間にわたって開催されていた「素人ボードゲーマーNo.1決定戦」(神奈川)があり、国内の創作ゲーム作家の作品発表の場としても注目されていた。また団体戦のイベントとしても「ゲームオリンピック」(2003年まで4回、東京)と「ボードゲームコロシアム」(2004年、大阪)がある。この2つの大会を掛けあわせた新しいコンセプトで注目される大会だ。

大阪ヒミツキチオブスクラップ:共闘!ボドゲコロシアム

『チグリス・ユーフラテス』日本語版、4月下旬発売

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ホビージャパンは4月下旬、R.クニツィアの陣取りゲーム『チグリス・ユーフラテス(Tigris & Euphrates)』日本語版を発売する。2~4人用、14歳以上、60~120分、6000円(税別)。

古代メソポタミア地方を舞台にした文明発展と衝突のゲーム。1997年にハンス・イム・グリュック社(ドイツ)から発表され、1998年のドイツゲーム賞1位を獲得した。その後リメイクが重ねられてきたが、今回日本語版になるのはファンタジーフライトゲームズ(アメリカ)の2015年版。アスモデ社(フランス)に買収された同社が始めた「ユーロクラシック」シリーズの第1弾となる。

それは文明の夜明け。チグリス川とユーフラテス川のあいだの肥沃な三日月地帯に、人類史上初めての都市が現れました。秩序なき土台から、偉大なる王朝が湧き起こり、メソポタミアを支配して文明世界のすべてを手中に収めようとしていたのです。

手番には自分の王国に4種類(商業、農業、住居、宗教)の文明タイルを置いて点数を獲得していく。力弱い王国には攻め入ることもできる。文明を4つ並べたらモニュメントを建設。各文明ごとに得点していき、最も発展していない種類の文明の点数が一番高い人が勝つ。勝つためには、4種類の文明をまんべんなく発展させることが必要だ。

メソポタミアを描いた両面ゲームボード、神殿、市場、集落、農地の合計100枚を超えるタイル類のアートワークが一新、指導者やモニュメントなどの建築物を表した27個のプラスチック製のコマ類も、細部まで造形が施された新しいものにリニューアルした。プレイ経験のある方も、これから始める方も、名作ボードゲームを新たなコンポーネントで楽しもう。

play:game評価コメントリスト:チグリス・ユーフラテス

ボードゲームで3時間TV番組、ドイツ

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ドイツの放送局第2ドイツテレビ(ZDF)は3月7日(土)、20:15からのゴールデンタイムにボードゲーム番組「ゲームが始まるよ(Das Spiel beginnt!)」を放映した。3時間の長時間番組で、ゲストの著名人4人がチーム戦で子どもたちと対戦した。

ゲストはコメディアンや俳優など4名。「チーム・スターズ」として4人の子どもたち「チーム・キッズ」とボードゲーム11タイトルを対戦した。初回にプレイされたのは『メモリー』『ハリガリ』『メイクンブレイク』『くるりんパニック』『トリビアル・パースート』など。いずれも巨大スクリーンや特大コンポーネントが用意された。毎ゲーム、はじめにサイコロを振り、出た目が勝者の得点になり、10ゲームの合計点が最終ゲームのコマの数となるルール。

大人が真剣になると子どもはかなわないと思いきや、さにあらず。子どもたちの集中力もすばらしく、たくさんの観衆が見守る中、ゲストと白熱の勝負を繰り広げている。その様子は、番組公式サイトで番組全編を見ることができる。今後も年に6~7回のペースで定期的に放映される予定。

ZDF:Das Spiel beginnt!

ZDF/ Frank W. Hempel

ホビージャパンは10月中旬、協力型ボードゲーム『パンデミック』のキャンペーンゲーム版『パンデミック:レガシー シーズン1(Pandemic Legacy Season 1)』の日本語版を発売する。2~4人用、13歳以上、60分(×12回)、7000円(税別)。拡張ではないため基本セット不要。限定生産品のため再販の予定はなく、確実に入手したい方は各店に4月上旬まで予約が必要。赤箱と青箱の2種類のパッケージがあるが、内容物は変わらない。

4つの病原体がの治療薬を発見し人類を救うべく協力するゲームが、前回の結果を引き継いでプレイできるようになる。12ゲームのキャンペーンでゲーム世界内での12ヶ月をプレイする。ゲームの展開次第で様々な追加要素がシークレットボックスから登場。そしてキャラクターの能力やゲームボード(世界の様相)、そしてルールまでもが書き換えられ、自分たちだけのドラマが展開される。

ホビージャパン:パンデミック レガシー

シュピール15:通訳付きツアー募集

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子ども向けボードゲーム輸入代理店のクレーブラットは、今年10月にドイツで行われるボードゲームメッセ「シュピール」の通訳ガイド付きツアー募集を開始した。7日間で25万円。募集締め切りは4月19日まで。

今年のシュピール'15は10月8日(木)からの4日間。前日の7日(水)に日本を発ち、会期をフル参加、翌日に観光をして13日(火)に帰国する。専門の通訳が同行し、ガイドを務めてくれる。ツアーご一行で最新作のボードゲームを遊ぶこともできるだろう。

参加費の25万円は通訳代、宿泊費、交通費、入場料込みで、食事及び保険代は別。最少催行人数は5名。問い合わせは電話06(6381)3602まで。

3月7日、吉本興業東京本社にて「よしもとUNOアタック最強王決定戦」が開催され、お笑いコンビ「マテンロウ」のアントニー氏が優勝した。UNOアタック特製の王冠と、キッズステーションのインフォマーシャル出演権が贈られた。

FUJIWARA、パンサー、マテンロウの3組7名が出場。カードが飛び出す『UNOアタック』に、「指令ボックス」「(ほかの出演者からディスられる)ディスカード」「暴露カード」というエンターテイメント要素を加えて楽しい対戦を繰り広げた。

アントニー氏が優勝したが『UNO』のCMは引き続きパンサーが務めることが発表され、「CM出演権は変わらずパンサーということで出来レースだった気もしますが(笑)、 UNOアタック本当に楽しかったです」とコメントした。

よしもとニュースセンター:アントニー優勝もパンサーの仕事は奪えず...『よしもとUNOアタック最強王決定戦』

韓国でボードゲームデザインコンテスト

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韓国でボードゲーム制作販売を手がけるコーリア・ボードゲームズ(Korea Boardgames)が、3月9日より2015年のボードゲームデザインコンテストを開催している。応募締め切りは5月29日。

2012年から始まり、今年で4回目となるコンテスト。2012年はウルグアイ、2013年は韓国の作品が優勝、昨年は124作品もの応募の中から韓国の作品が優勝した。またドイツ、イギリス、スペインのデザイナーが入賞するなど、世界中からアイデアが集められている。

今年も昨年に引き続き60分以内に終わる「ファーストゲーム」がテーマ。1位には1000ドル、2位には400ドル、3位には200ドルが授与される。

応募は1人1作品で、未発表作品のみ。英語または韓国語のルール、開発中のゲームの写真、ゲームの概要、デザイナー情報をメールで送る。ファイナルラウンドに進んだ作品には、試作品の提出が要求される。

詳しくは下記ホームページにて。

Korean Boardgames:Contest 2015

福井地方紙に『かたろーぐ』

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福井県の地方紙『日刊県民福井』3月15日版に、ちゃがちゃがゲームズの『かたろーぐ』が掲載された。作者の川口洋一郎氏が子どもたちと遊ぶ写真とともに、このゲームに人気ぶりが報じられている。

中日新聞Web:越前市発 人気ゲーム 「かたろーぐ」 川口さんが考案

『かたろーぐ』は、「平日の夜、食後に家族で遊べる」というコンセプトで作られたゲーム。雑誌やカタログに大理石コマを置いて、1人がその中でのランキングを密かに決め、ほかの人がその人の好みを考えながらその順番を当てる。ゲームマーケット2014大阪で発売され、その後のゲームマーケットでも完売が続いている人気作品だ。

ちゃがちゃがゲームズ:かたろーぐ

報道では、「楽しみながら家族や恋人、友人との仲を深められる」と好評で、200セット用意しても即日完売するほどの人気ぶりだという。大理石に消しゴムはんこで印をつけている川口氏は「手作りなので製作は大変だが、好きだからできる。家族とのコミュニケーションのツールとして楽しんで」とコメントしている。記事で紹介されているすごろくやでは、現在品切れ中だが、作者のツイートによると4月上旬に再販の予定があるという。

ロストレジェンド(Lost Legends)

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不得意なモンスターはお願いする

ロストレジェンド

パーティを組んでモンスターを倒し、手柄を競うゲーム。倒せば経験値もポイントも入るが、強敵への無謀な挑戦は禁物。ほかのプレイヤーに押し付けてしまおう。

毎ラウンド、最初に対決するモンスターが配られるので、その強さを見て装備を行う。装備は、配られたカードから1枚ずつ選んでは残りをとなりに渡す「カードドラフト」。武器は剣、弓、魔法があり、モンスターによって与えるダメージが変わる。そのほかにダメージを減らす防具、体力を回復する呪文など。いずれもお金を払って装備しなければならない。モンスター対応だけでなく、コンボも考えて取捨選択していく。

装備が終わったらいよいよ対決だ。武器とモンスターの特性を見比べて与えるダメージが決まる。そのダメージがモンスターのライフを上回れば見事やっつけたことになり、経験値とトロフィーが入る。ライフが残っていれば反撃。こちらもモンスターの特性と装備を見比べてダメージを受ける。プレイヤーのライフが足りないと倒されてしまい、このラウンドから脱落する。後から弱いモンスターが出てくることもあるので、最初から無理をしないほうがよい。

こうして攻撃(と防御)で1手番となり、次のプレイヤーに手番が移る。モンスターを倒したプレイヤーは、次の手番に中央にある新たなモンスターと戦う。呪文などのカードは一度使うとタップされて使えなくなるし、ライフは減っていくしでどんどん戦いは厳しくなるだろう。そんな場合に備えて、タップしたカードを元に戻したり、ライフを回復する装備も揃えておいたほうがよい。中央のモンスターがいなくなったらラウンド終了。

こうして3ラウンド行うが、装備は前のラウンドからそのまま継続されるので、アップグレードするなり、新しいコンボを作って強化していくのが楽しみだ。もちろん、モンスターもどんどん強くなる。

このゲームにはプレイヤーごとに異なるキャラクターがあり、得意不得意が分かれる。経験値が増えてレベルアップするとき、最大ライフを上げるか、最大マナを上げるか、お金をもらえるか選択できるので、キャラクターに合った成長をしていこう。

3人で60分ほど。1ゲーム目は遠距離攻撃の得意なキャラクターでバシバシ弓を放ち、2ゲーム目は近距離攻撃のキャラクターで剣をアップグレードした。魔法も少し使って体力をもたせ、最後まで生き残れるようにする。序盤で運悪く倒されてしまうときつい。「そのモンスターはオレが倒すから任せて下さいよ」「いやあえて挑戦してみる!」「ほら負けたー」倒せないモンスターは倒してもらうという協力関係もあり、かといって自分が倒さないと手柄はもっていかれるというライバル関係もありで、装備とモンスターの選択が悩ましいゲームである。

Lost Legends
M.エリオット/クイーンゲームズ(2013年)
3~5人用/10歳以上/70分

ドイツ街角インタビュー:ボードゲームとビデオゲーム

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ドイツ中部、シュトゥットガルト近郊の都市ミュールアッカーにて3月14日、地元の中等学校主催によるボードゲームフリーマーケットが行われた。現地の新聞社はこのイベントにちなみ、ビデオゲーム・コンピュータゲーム全盛時代にボードゲームはどれだけ魅力的か、好きなボードゲームは何か、いつ遊ぶのが好きかなど、街角インタビューを行っている。

マルタさん(女性)
「孫が遊びに来たときときどきボードゲームをするわ。一番好きなのは『イライラしないで!(Mensch ärgere dich nicht)』。でも『マレフィッツ(Malefiz)』はとても時間が短いからお気に入りね。でもビデオゲームは遊ばないわ。」

ウヴェさん(男性)
「一番好きなのは『イライラしないで!(Mensch ärgere dich nicht)』。特に夜のひとときに子どもたちと遊ぶね。ビデオゲームもときどき遊ぶよ。ビデオゲームは適度じゃないといけないと思うけど、それならいいんじゃない。」

ヨナさん(女性)
「弟とボードゲームを遊ぶのが好きです。絶対のお気に入りは『モノポリー』。クラシックだけとよいゲームだと思います。ビデオゲームはそんなに遊ばないし、好きじゃないです。でも弟は大好き。」

オラフさん(男性)
「友だちとボードゲームを遊ぶのが好きだね。一番好きなのは『カタンの開拓者たち』で、いろいろな拡張セットを加えて遊んでるよ。以前はビデオゲームをよく遊んでいたけど、この頃はもう遊ばないな。でも年齢に合わせて遊ぶならビデオゲームもいいと思うよ。」

カリーナさん(女性)
「子どもとよく遊ぶのは『マウマウ(Mau Mau)』、『ロメ(Rommé)』、『カナスタ(Canasta)』、『アクワイア(Aquire)』、『モノポリー』みたいなゲームよ。特に週末一緒に遊ぶのが好きで、とっても楽しいわ。私の好きなゲームは『マウマウ』。Wiiなどのビデオゲームも遊ぶけど、古いボードゲームのほうが好きね。」

ペーターさん(男性)
「以前は子どもたちと、その後は孫と『ミューレ(Mühle)』『チェッカー(Dame)』『ハルマ(Halma)』『カナスタ(Canasta)』を遊んでいたけど、この頃はみんな大きくなったのでめったに遊ばなくなったよ。ビデオゲームは以前遊んでいたけど、そんな時代も過ぎ去ったね。」

ドイツでも定番は『カタンの開拓者たち』というわけではない。もっと簡単なものを子どもたちと遊ぶ人が多いようだ。そういう層にとって『イライラしないで!(Mensch ärgere dich nicht)』の存在は大きい。ドイツ人で知らない人はいないというこの双六ゲーム。サイコロで4つのコマをゴールさせるのだが、ほかの人のコマがあるマスに止まるとそれを振り出しに戻すことができる。ゴール寸前で振り出しに戻されるため、その悔しさがこのゲームのタイトルとなっている。ドイツでは100年以上販売されており、日本では『ソーリー!』というタイトルで販売されたことがある。

定番の易しいゲームを親子や祖父母と孫で遊び、それを続けることから、ドイツでは普段からボードゲームを遊ぶ文化が醸成されている。子どもたちと遊ぶときは一足飛びに難しいゲームを出さずに、簡単なゲームから続けていこう。

Mühlacker Tagblatt:Haben Sie Spaß an Brettspielen?

ボードゲームスタジオ「しのうじょう」は、クラウドファンディング・プラットフォームCAMPFIREにて、麻雀カードゲーム『ALL GREEN』再販プロジェクトを開始した。2000円以上の資金提供で本品が提供される。目標総額20万円で、4月22日まで。

『ALL GREEN』はゲームマーケット2014秋に発表された麻雀カードゲーム。ソーズとハツだけを使い、5枚の組み合わせを揃える。連続する3枚(順子)か同じ3枚(刻子)と、同じ2枚(雀頭)だけで揃え、ピンフやタンヤオ、リューイーソーなどの役を狙う。通常の麻雀は4人固定のところこのゲームは2~6人で遊べ、プレイ時間も15分と短くなっているのが特徴だ。

作者は小さい頃から麻雀に親しんでいたが、社会人になってからは周りで麻雀をする人が減り、麻雀をする機会も減ってきてしまったことから製作を始めた。人と向き合って遊ぶボードゲームの楽しさを伝えるとともに、麻雀人口を増やしたいという思いもあるという。

出資は2000円で1個提供、4000円以上で複数個提供されるほか、オリジナルサイコロメモ帳が付属する。

Campfire:麻雀入門ゲーム再販プロジェクト

『タンクハンター:イェーガー』4月25日発売

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タンクハンター:イェーガーアークライトは4月25日、戦車戦カードゲーム『タンクハンター(第2版)』の続編『タンクハンター:イェーガー』を発売する。吉澤淳郎作、2~8人用、12歳以上、10~45分、3,000円(税別)。『タンクハンター』とは組み合わせても、単独でもプレイできる。

判定にダイスを使った戦車ゲームに新シリーズが登場。1台1台が実際の戦車性能をもとにカードデータ化されており、ダイスを一振りで敵戦車を吹き飛ばし、戦果にしていく。一方、歩兵、砲兵という戦車とは切り離せない部隊の要素や、戦場におけるさまざまな状況もカード化されており、戦車の戦い方や特性だけでなく、戦場の雰囲気を味わえる。

50種類以上の戦車が登場し、200枚以上のカードが同梱されている。昨年12月に発売された『タンクハンター』を上回る種類で、より深く遊ぶことができる。

アークライトゲームズ:タンクハンター第2版

アスモデ、クイーンゲームズと販売提携

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フランスのボードゲーム出版社アスモデは、4月からアメリカなど数カ国でクイーンゲームズと販売提携していくことを明らかにした。ドイツ年間ゲーム大賞作品『キングダムビルダー』などがアスモデの販路で取り扱われることになる。日本では従来通り、輸入版がメビウスゲームズから販売され、日本語版がアークライトから発売される見通し。

クイーンゲームズはドイツの出版社で、2010年からアメリカでの販売を始め、2012年からはアメリカの輸入代理店を利用していたが、4月からアスモデに切り替えられる。クイーンゲームズはすでに2014年8月から、ドイツでの販売もアスモデ・ドイツと提携していた。

アスモデはアメリカの出版社ファンタジーフライトゲームズも買収しており(TGiWニュース)、ヨーロッパのみならずアメリカでの影響力も益々大きくなっている。

ICv2:Asmodee, Queen Games Distribution Deal

ゲームマーケット2015春:A.ボザら来日

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フランスのゲームデザイナー、A.ボザ氏は自身のツイッターで、5月5日に東京で行われるゲームマーケットに参加することを明らかにした。A.ボザのほか、L.モーブロン氏、C.レブラ氏も参加する。

A.ボザ氏は『世界の七不思議』『花火』『タケノコ』のデザイナー。来日経験も多く、昨年の4月にも京都のボードゲームカフェミープルにてサイン会が行われている(TGiWニュース)。

L.モーブロン氏には『キャッシュ&ガンズ』『ミスタージャック』、C.レブラ氏には『ディアボロ』『アリ』などの作品がある。

ゲームマーケット内で、彼らを交えてどのようなイベントが行われるかは未発表となっている。

『5本のキュウリ』日本語版、4月25日発売

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アークライトは4月25日、ドイツのカードゲーム『5本のキュウリ(Fünf Gurken)』日本語版を発売する。2~6人用、8歳以上、25分、1800円(税別)。

スカンジナビアの伝統ゲーム『アグルカ』を、現代版にアレンジした作品。『電力会社』や『ロビンソン漂流記』などの作品があるF.フリーゼがルールをアレンジして、2013年に2Fシュピーレから発売された。手軽に楽しめるカードゲームとして、輸入版が日本でも人気を博している。

1~15の数字が書かれたカードを7枚ずつ配り、順番に1枚ずつ出し、1周して最も大きい数字のカードを出した人が次の1周で最初にカードを出す。こうしてカードを全部使いきるまで出していくが、最後に勝ってしまうと、キュウリを受け取らなくてはならないというのがこのゲームのポイント。6本以上のキュウリを受け取ったプレイヤーは「お漬物」と呼ばれ、そのゲームから脱落してしまう。つまり、できるだけ数字の低いカードを残して、勝たないようにするゲームなのだ。

最後のトリックで勝たないようにするためには、そこに至るまでのカードの運用がポイントとなる。うまく手札を使って、漬物にならないよう気をつけよう。

TGiWレポート:5本のキュウリ
アークライトゲームズ:5本のキュウリ完全日本語版

ペンタメローネ講演会

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3月15日、東京・立川のカフェ「ペンタメローネ」にて、第10回「ボードゲームのいろはにほへと」という講演会に出演してきた。頂いたお題は「ボードゲームジャーナリストからみた日本ボードゲームのこれから」。

ペンタメローネでは店内で定期的にゲーム会が開かれており、ボードゲーム書籍『みんなのインスト(TGiWレビュー)』もここから生まれた(店内に在庫あり)。「ボードゲームのいろはにほへと」は2014年6月から定期的に行われている講演会で、これまでボードゲーム業界の著名人が次々と登場している。そのトリを飾らせて頂いたのはたいへん光栄なことであった。

立川ペンタメローネ ボードゲームのいろはにほへと
第1回:「ボードゲームの歴史―古代から近世まで―」草場 純
第2回:「ボードゲームの歴史―近代から現代まで―」沢田 大樹
第3回:「ボードゲーム制作の発想法について」カナイ セイジ
第4回:「実践的なゲームシステム設計」カワサキ工場長
第5回:「ゲーム作りを通して感じた創作で大事なこと+ゲームアイデア発想法」樫尾 忠英
第6回:「日本のボードゲームを取り巻く世界の環境」健部 伸明
第7回:「ボードゲームクリエイターのための企画塾」渡辺 範明
第8回:「印刷所からみたボードゲーム」作道 昌弘
第9回:「創作ボードゲームのアートワーク経験談」長谷川 登鯉
第10回:「ボードゲームジャーナリストからみた日本ボードゲームのこれから」小野 卓也

前日の奥野かるた店シンポジウム(TGiWレポート)から、懇親会、二次会と盛り上がって立川に着いたのは24時。しかしホテルの予約ミスがあって無宿となり、結局ネットカフェで一夜を過ごした。十分な疲れが抜けないままの参加になってしまったのが申し訳ないところである。

ペンタメローネは、とても明るい雰囲気のカフェで、店長さんも柔和な方だった。立川のゆるキャラ「ウドラ」を題材にしたボードゲームが置いてあって興味を惹かれる。そのうちお客さんが次々と現れてあれこれおしゃべり。前日のシンポジウムでご一緒した草場さん、イエローサブマリン秋葉原でボードゲームコーナーの充実を図っている蕪木Pさんほか。

今回の私の講演は、アスモデグループの急速な拡大と日本への影響について、世界のボードゲーム賞に見る選考方法のメリットとデメリットについて、最後にプレイスタイルの多様化についてという3部構成。USTREAMで録画されているので、今でも見ることができる。約90分の長丁場であるが興味がある方はどうぞ。

この連続講演会は同時に録音されており、文字に起こして書籍にまとめるという。出演者によっては2時間近くになったこともあるといい、どれだけ大部になるか分からないが、楽しみにしているところだ。

ペンタメローネ



Broadcast live streaming video on Ustream

ホビージャパン、4-6月の輸入リストを発表

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ホビージャパンは4~5月に発売予定の輸入ゲームリストを発表した。いずれも海外版で、日本語ルールが付属する。

ライナー・クニツィアの日本庭園(BRAINS: Japanischer Garten)                 
R.クニツィア作、ペガサスシュピーレ(ドイツ)、1人用、8歳以上、5~20分、1,800円(税別)、4月下旬発売予定。
ライナー・クニツィアによる、子供から大人まで楽しめるコンパクトな1人用パズルゲームです。ゲームの目的はただ1つ、さまざまな制約をクリアして日本庭園を完成させること。庭園は、園内の道や建物や橋が描かれた7種類のタイルを並べて完成させます。お題は全部で50題で、難易度別にそれぞれ道のスタート地点とゴール地点、その道が通過しなければならない建物や橋、通過するタイルの数など様々な課題が設けられています。この日本庭園を完成させて、精神を研ぎ澄ましましょう。

メタルアドベンチャー(Metal Adventures)
L.ボーグ作、マタゴー(フランス)、3~6人用、13歳以上、45~60分、7,000円(税別)、6月下旬発売予定。
宇宙海賊がテーマのSFゲーム。カードを使って探検をしたり、自分の海賊船を強化したり、乗員を補強したりしながら、さまざまな冒険に挑戦していきます。広大な銀河ではイベントや、プレイヤー間での交渉、同盟と裏切り、宇宙船同士の戦闘が待ち受けています。ゲームが終わるまでに銀河で最も栄光に満ちた海賊となるのは誰でしょうか?
美しいアートワークも見どころの、胸わき踊る同盟と裏切りと戦いを繰り広げるスペースオペラゲームです。

無限に広がる大銀河 ―― 太陽帝国と銀河帝国は無慈悲な闘争へと突入していた。辺境の略奪者たちは見離された惑星系を襲い、OCGが交易の独占権を得るようになっていた。この恐るべき事態に勇敢な人々が立ち上がり運命を切り開く。彼らこそ、己の命を危険にさらすことを選んだ者たち。自由と冒険を求めるもの。人は彼らを宇宙海賊と呼んだ!
自由を求めるプレイヤーたちよ、戦いの宇宙に乗り出すのだ ―― 冨と名誉と栄光を賭けて! さぁ、この船に乗り冒険の待つ宇宙へ船出するのだ! 天かける海賊となり、時には戦い、時には協力しつつ、勝利を目指すことになるのだ。己の技量と鋼鉄の海賊船が戦いの時の鍵となるだろう。

究極ウォリアーズ(Ultimate Warriorz)
G.ブロッシェ作、マタゴー(フランス)、2~8人用、8歳以上、30分、5,600円(税別)、6月下旬発売予定。
アクションカードとダイスでキャラクターの能力を駆使して生き残りを目指すファンタジー世界のバトルロイヤルカードゲーム。大抗争時代にさまざまな部族や氏族や種族から最強の戦士が集い、儀式的な戦いが聖なる闘技場で繰り広げられます。この戦いで勝ち残ったものだけが、伝説の世界の果ての島を支配できるのです。
戦いはタイミングが重要で、秘密の技をここぞという瞬間に解き放ち、魔法の道具でダメージを増加させ、敵の攻撃を見きってかわしましょう。あるキャラクターは近接戦に秀で、あるキャラクターは飛び道具に勝り、あるものはその速さに長けている。キャラクターの特性を生かして敵を倒し、勝ち残りを目指します。
2008年にフランスの出版社から発売された『マッド・アリーナ(Mad Arena)』のリメイクで、8人まで遊べるようになっています。

ネイションズ:ダイスゲーム(Nations: The Dice Game)
R.ホカンソン作、ラウタペリト(フィンランド)、1~4人用、10歳以上、プレイヤー人数×10~15分、7,000円(税別)、6月下旬発売予定。
フィンランド発の文明発展ゲーム『ネイションズ』のダイスゲーム版。大きな4つの時代区分(ラウンド)にわたってゲームを行い、毎ラウンド、タイルを購入したり、驚異の構造物を建てたり、ダイスを振り直したりするなどのアクションを実行します。建造と軍事でダイスを獲得し、植民地や驚異の建造物で資源と勝利点を獲得できます。歴史上の人物がいるとダイスを振り直せるほか、獲得したタイルの効果でダイスを追加することも可能です。毎ラウンドの終了時、戦争と疫病がプレイヤーを襲いますが、勝利点を獲得するチャンスでもあります。獲得した書物はそのまま得点となり、軍事力は次のラウンドのプレイ順に影響します。
人気を博した文明発展のボードゲームの要素もそのままに、プレイ時間を手軽にしたダイスゲーム版です。

文明の曙より発展の歴史を積み重ねる中、人々は戦い、生まれ、国家を成してきた......強大な国家は国民を保護し、富を生み出し、他の国家と生存をかけて戦ってきた。国家は食糧を生産し人口を増大させ、製品を製造して経済を発展させ、偉大なる建造物を建設することで世界の称賛を集め、最も偉大な国家であることを人類史に刻むのだ!

奥野かるた店ゲームデザイン討論会

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3月14日、東京・神保町の奥野かるた店2階にて、ゲームデザイン討論会の公開ディスカッション「奥野の百年、ゲームデザインの千年」が行われた。定員40名は満員となり、3時間半にわたって熱い議論が繰り広げられた。

パネリストはデジタルゲーム界から『ゼビウス』『ドルアーガの塔』の遠藤雅伸さんとAI研究者の三宅陽一郎さん。アナログゲーム界からはゲーム研究家の草場純さん、ドロッセルマイヤーズの渡辺範明さん、当サイトの管理人小野が務めた。コーディネーターは遊戯史学会の蔵原大さん。

はじめに奥野会長と草場さんから奥野かるた店について説明があり、100年にもわたってアナログゲームを供給し続けてきた歴史に参加者一同、思いを馳せた。遊戯を商いにすることに後ろめたさがあったという会長の回顧が印象的である。今でこそ、伝統ゲームは社会的な地位を獲得しているが、賭博の道具という見方もあったことだろう。

第1部は草場さんによるアナログゲームの歴史、第2部は遠藤氏と三宅氏によるデジタルゲームの歴史、そして第3部は参加者のアイデアによるフリーディスカッションという構成。第1部は1万年の歴史を1時間足らずで振り返るのにさすがに無理があったが、草場さんは興味深いエピソードをはさみながら駆け足で説明していく。そして伝統ゲームの作者性について議論が行われた。作者はいたけれども忘れ去られたのか、それとも自然発生的に生まれ改変されて今日に伝わっているのかは、確かめようのないことではあるが考えてみるのも面白い。

第2部は主にアナログゲームとデジタルゲームに本質的な違いがあるのか否かという論点だった。ゲームセンターの衰退によって、アーケードゲーム愛好者がボードゲームを遊ぶようになっているという話や、遠藤さんが教えている東京工芸大学の授業では、アナログとデジタルの両方を使うという話も出た。そこから、デジタルゲームにおけるブラックボックスは、アナログゲームでもTRPGのゲームマスターや、S.フェルトの複雑なシステムなどで近いものが見られるという指摘や、デジタルゲームの即時性も、ミクロに見ればターン進行でなされているという指摘がなされた。ゲーム好きも極まるとデジタル・アナログの区別は意味をもたなくなるようだ。

第3部は参加者からの提案で、普及(特にボードゲームミュージアムの必要性から、アーカイブの話)、プレイヤーの想像力(ストーリーとナラティブの違いについて)などが議論された。終了後もパネリストと聴衆で懇親会が行われ、夜遅くまで盛り上がっていた。

討論会の様子はYoutubeで見られるほか、togetterにダイジェストがまとめられているのでご覧頂きたい。

USTREAM:ゲームデザイン討論会―公開ディスカッション
togetter:ゲームデザイン討論会―公開ディスカッション2015.03.14

ナイルを渡ってピラミッド建設

カタンの開拓者たち:古代エジプト

『カタンの開拓者たち』シリーズの最新版。スタンドアローン(拡張でない独立作品)ものとしては、ウィーン(2013年)やドイツの州バーデン・ヴュルテンブルク(2012年)など、ルール変更のないご当地ものが近年発売されてきたが、この作品はルールに変更があり、プレイ感に変化を持たせている。

追加されるルールはパピルス船と、ピラミッド建設と、神カードである。マップ中央にはナイル川が走っており、ここを渡るにはパピルス船を作らなければならない。パピルス船は『航海者版』と同様に街道に含まれるが、建設コストは街道より1枚多い。そしてこれを作らないと、ピラミッド建設ができない。

ピラミッド建設は直接得点にはならないけれども重要な要素だ。資源を支払ってピラミッド石材タイルを置く。一番最近建設したプレイヤーが「大臣の好意」というカードを受け取る。このカードは強力で、手札の上限が9枚に増えるほか、毎手番1回だけ、1:1交換ができる。資源が揃っていなくてもどんどん建設できるので、「大臣の好意」はずっともっていたいのだが、ほかのプレイヤーがピラミッドを建設するともっていかれてしまう。

さらに、ピラミッド建設に最も貢献していない(建設した石材数が最下位の)プレイヤーは、「ファラオの呪い」を受けなくてはならない。これは-1ポイントになる。最下位でなければ「ファラオの祝福」となり+1ポイント。つまり2ポイントの開きが出るわけで、「ファラオの呪い」をもったまま勝つのは難しい。

最後に神カード。最初から1枚ずつもっており、使ったらもう1回使うか別の神カードに交換できる。効果は次のとおり。いずれもかゆいところに手が届く効果だ。
ホルス:資源をほかのプレイヤーと強制的に交換する
プタ:牛車(街道)の建設で資源1枚を代用できる
アトゥム:資源が手に入らなかったとき資源1枚を取る
オシリス:先端の牛車を移動する
アムン:2:1交換できる
イシス:「7」が出たとき資源を失わない。枚数以下ならば資源1枚を得る
トット:発展カードを取るとき資源1枚を代用でき、3枚から選べる
ハピ:兵士(騎士)を捨てると開拓地や都市が安く作れる
バステト:盗賊を砂漠に返し、移動元から資源1枚を得る
マート:ポイントがより多い1人から資源1枚を取る

4人プレイで60分。パピルス船を作る資源が品薄ですっかり出遅れる。何とか交換してパピルス船を作ったときには、その先の街道はすっかり埋まっていた。仕方なくピラミッドを建設して「大臣の好意」で開拓地を都市に変えるところまではできたが、発展カードを買うところまで行かず、そのうちにbashiさんが発展カードのポイントで一気に片をつけた。

『カタンの開拓者たち』の面白さを損なわず、勝ち筋をちょっとだけ増やして展開の多様性を生んでいる。都市のコマがピラミッドだったりスフィンクスだったりして雰囲気がよい。

Die Siedler von Catan: Das Alte Ägypten
K.トイバー/コスモス(2014年)
3~4人用/10歳以上/75分

パールゲームズ、アスモデ に合併

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フランスのボードゲーム出版社アスモデは、ベルギーの出版社パールゲームズを合併し、グループ傘下に入れたことを発表した。昨年8月のデイズ・オブ・ワンダー、今年1月のイスタリゲームズに続き、フランス語圏の出版社を急速に取りまとめている。

パールゲームズはS.ドジャルダン氏が起業し『トロワ』で一世を風靡した新興出版社。『トゥルネー』『銀杏都市』『ブリュッセル1893』『デウス』と立て続けに評価の高い作品を発表している。アスモデグループCEOのS.カルヴィル氏は、「ドゥジャルダン氏が我がチームに入ることを誇りに、そして幸せに思っています。彼の個人的な資質と、ボードゲームデザイナーの中での名声はアスモデ傘下で特別なエースとなるでしょう」と述べている。

S.ドゥジャルダン氏も「デイズ・オブ・ワンダー、ファンタジーフライト、スペースカウボーイズ、イスタリゲームズといった有名な出版社と協働できることは名誉です。経験と知識を交換することで、メリットとゲームのクオリティをよりよくできるでしょう。そしてアスモデのリソースのおかげで、私の作品も市場でとても注目されることになるでしょう」と歓迎の意を表している。

アスモデグループはすでに合併前から販売提携を結んでおり、日本を含む各国での販売体制に変更はない。アスモデ社はフランスの出版社に加えて、アメリカやイタリアの出版社も合併を進めており、またドイツ、アメリカ、中国に販売拠点をもっているため、世界的なボードゲーム市場への影響力が一層強まっている。

Asmodee:Pearl Games schließt sich Asmodee Studios an

テンプル騎士団(Templar: The Secret Treasures)

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自分で隠して、自分で見つける

テンプル騎士団

テンプル(神殿)騎士団とは、修道士でありながら十字軍の騎士である会で、エルサレム巡礼の護衛などを行っていた。莫大な資産を保有していたためにフランス王フィリップ4世によって逮捕され終焉を迎えた。

そのテンプル騎士団の生き残りが修道院内に財宝を隠し、修道院長に見つけてもらうゲーム。スペインのゲームデザイナーがデザインし、ドイツのクイーンゲームズから発売された。

順番にカードを手札から1枚プレイして、その効果で船から財宝を入手したり、自分のコマを移動させて財宝を隠したり、その部屋に修道院長コマを移動させて得点計算を起こしたりする。10枚の手札はみんな同じで、好きなタイミングで「鐘」を出すと全回収できる。

徐々になくなっていく手札を、どのタイミングで1回休んで回収するかということも悩ましいが、それ以上にこのゲームのポイントは、「ほかのプレイヤーが最後に出したカードと同じ種類のカードをプレイできない」というルール。「あ、オレもそのカード出したかった」と思っても1周待たなければならない。その間に展開はどんどん変わっていき・・・。

修道院長コマは「修道院長」のカードで移動できるが、来た部屋に戻れない(後ろをスパイがついてきている)。ほかのプレイヤーの思惑も絡んで、なかなか思い通りに動いてくれない。特に自分だけが財宝を隠した部屋は、みんなが避けて通ってくれるだろう

さらに修道院長による得点計算を妨害するカードもある。「守衛」はドアのコマを移動して通路を封鎖し、得点計算を起こしたい部屋に修道院長が入らせない。「副院長」は院長のいる部屋にいると、得点計算を起こすことができない。

ということで大切なのが相乗り。誰かが財宝を隠した部屋に自分も隠せば、少なくともその人は邪魔しないだろう。そういう部屋をいくつも作って、財宝を修道院長に見つけてもらうのだ。

全部の部屋に財宝を隠して修道院長に見つけてもらえたものの、聖杯や聖書といった高得点の財宝をあまり隠していなかったのが響く。一つの部屋でワンチャンス、宝を大量に隠し、ほかの人が邪魔する前に一挙に高得点した鴉さんが1位。いたるところに策略が散りばめられていて緊張した。

Templar
J.T.カストロ作/クイーンゲームズ(2013年)
2~5人用/8歳以上/60分

メイフェア、ワレスとの提携解消

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アメリカのボードゲーム出版社メイフェアゲームズは、イギリスのゲームデザイナー、M.ワレス氏との提携を解除したことを明らかにした。『スチーム』の第5拡張を最後に、今後はワレス作品がメイフェアゲームズから出版されないことになる。

メイフェアゲームズとワレス氏は、『スチーム』『オートモービル』など多くの傑作を発表してきたが、「どんなによいものであれ、いずれ終りを迎えなければならない。そしてそれが今日だったのです」とメイフェア社。「メイフェアゲームズとマーティン・ワレスは別の道を歩んでいくことになりました。ワレス氏とご家族の健康と、今後もボードゲーム愛好者を喜ばせる作品を作り続けて行かれることを祈ります」とコメントしている。

ICv2:Mayfair Games, Designer Martin Wallace Part Ways

M.ワレス氏はICv2の取材に応じ、ツリーフロッグ(ワレス氏の個人レーベル)とメイフェアゲームズで共同開発中の『シップス(Ships)』という新作について、メイフェア社から2016年に発売を延期することを打診され、すでに発注しているものもあるため予定通りの発売を願ったところ、提携解消の発表になったという。一方的な発表に「私も少し驚いている」とワレス氏。

なお、提携解消は今後の作品開発に限り、これまでの作品については従来通り販売される。『シップス』は限定版がツリーフロッグから秋に発売される見通しだが、一般発売は未定となった。

ICv2:'Ships' Sinks Mayfair, Wallace Accord

チケットトゥライド・メルクリン(Ticket to Ride: Märklin)

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乗客はお早めに

チケットトゥライド:メルクリン

鉄道チケットを集めて都市から都市を鉄道でつなぐボードゲームの第3弾。アメリカ、ヨーロッパに続いて発売されたドイツのマップで、鉄道模型のメルクリン社とタイアップし、カード全てに1枚1枚異なる鉄道模型のイラストが入っている。ボックスアートも蒸気機関車模型の写真で、ミニチュアの鉄道員も写っていてそそる。

自分の番にはカードを取るか、カードを出して列車コマを置くかという基本に加えて、乗客を移動するという選択肢が増えた。鉄道を引いた都市には乗客コマを置くことができる。これをすでに列車が置かれた路線に沿って移動させ、経由した都市にある得点チップを獲得するのだ。

得点チップは後から取るほど得点が低くなっていくため、早めに列車コマを置いておかなければならない。「チケットトゥライドは、カードを全部引いてから始まる」というくらいカードを引きまくる展開が、この選択肢によってだいぶ変わってくる。

乗客は自分の路線しか移動できないが、カードの中にある乗客カードを出すとほかのプレイヤーの路線も利用できる。列車カードを取るか乗客カードを取るか、迷うところだ。

5人プレイで1時間ほど。ケルン付近に1マスだけの路線が多く、ここを早めに引いて乗客を移動させる作戦。得点チップは多く集められたが、その分長距離路線を引くのがおろそかになってしまった。はじめに配られた都市は達成できたものの、路線カードを追加する余裕がなく最下位。首位は後半にリスクを取って路線カードを引き、何とかつなげた鴉さん。

ドイツだけでなくオランダ、フランス、スイス、オーストリアといった周辺諸国への路線もあり、ドイツ周辺を旅行している気分に浸れる。

Ticket to Ride: Märklin
A.R.ムーン/デイズ・オブ・ワンダー(2006年)
2~5人用/8歳以上/45分

『ウィッチャー ザ・ボードゲーム』日本語版、4月18日発売

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アークライトは4月18日、ポーランドのビデオゲームを元にした冒険ゲーム『ウィッチャー ザ・ボードゲーム(The Witcher Adventure Game)』を発売する。2~4人用、14歳以上、60~120分、7,200円(税別)。

ポーランドのベストセラー小説から、ビデオゲームのRPGになった作品が今度はボードゲーム化された。オリジナルは2014年にファンタジーフライト社(アメリカ)から発売されたもので、デザイナーは『51番目の州』『インペリアル・セトラーズ』のI.トゥルツェヴィツェク氏を起用した。

誉れ高き勇者のひとりとして、謎と、危険と、発見に満ち溢れた世界を旅する。凶運と悪辣な怪物たちに立ち向かい、手がかりを集めて謎を調査し、任務を果たす。そして金貨を備蓄し、魔法を強化することで、各キャラクターが持っている固有の能力を成長させていく。

ルールブックのほかにチュートリアル冊子を同梱しており、これに従ってプレイすれば、ゲームの流れがよく分かるようになっている。

アークライトゲームズ:ウィッチャー ザ・ボードゲーム 完全日本語版

『枯山水』テレビニュース番組で次々と

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『枯山水』が3月4日(水)に朝日新聞で取り上げられてから(TGiWニュース)、テレビのニュース番組でも次々と取り上げられている。

まずは3月5日(木)放送の日本テレビ「ZIP!」にて、「きいワード」コーナーに登場。

3月6日(金)にはテレビ朝日「モーニングバード」で取り上げられることになり、高円寺のボードゲーム専門店すごろくやに取材が入ったが結局放映されなかった。

代わって3月8日(日)、放送のテレビ朝日「報道ステーションSUNDAY」にて、『枯山水』が取り上げられた。朝日新聞デジタルとの共同で行われている「注目ニュースランキング」で4位。先週に朝日新聞に掲載された記事のアクセスが伸び、この順位となった。三鷹のボードゲーム専門店テンデイズゲームズのタナカマ店長がインタビューに答えている。

TVでた蔵:4位 渋すぎるボードゲーム「枯山水」ヒット

また、3月10日(火)放送のTBS「Nスタ」でも『枯山水』が取り上げられた。「日刊3コマニュース」コーナーにて紹介され、川上和久氏が「ぜったいにはまる」、宮田佳代子氏は「こういうのも良い」とスタジオコメントした。

TVでた蔵:枯山水

ほぼ毎日、各テレビ局で取り上げられている『枯山水』。製造元のNew Games Orderでは石のコマをひとつひとつ塗装しているため製造に時間がかかり、急激な需要に供給が追い付いていないが、毎月150セットの製造を先月は2倍に増やして対応しているとのこと。落ち着いて待つべし。

追記:3月14日(土)放送のフジテレビ「めざましどようび」でも取り上げられた。渋谷のゲームカフェJELLY JELLYで高見侑里アナウンサーが実際にプレイし、その出来栄えを東京農業大学の服部教授に見てもらっている。「新しい庭づくりやガーデニングのいい教材になるかもしれない」と教授。これで日テレ、テレ朝、TBS、フジと4局で紹介されたことになる。

星の王子さまボードゲーム(The Little Prince)

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意地悪ばかりのダメな星

星の王子様

サン=テグジュペリの有名な文学作品をもとにしたタイル配置ゲーム。『星の王子さま』は1978年に日本でアニメ放送されていたこともあり、懐かしい人も多いだろう。火山、バオバブ、バラといった物語中に登場するアイテムが、おなじみの癒されるイラストで描かれている。

16枚のタイルを並べ、それぞれ1つずつ惑星を作るというのがゲームの内容。どのアイテムが何点になるかというタイルがあり、得点が多くなるよう、指示されたアイテムがたくさん付いたタイルを取ったり、逆に自分の惑星に多くあるアイテムに合わせて得点タイルを選んだりする。

癒しのイラストとは裏腹に、ゲームはシビアなドラフト方式で進む。人数分のタイルを並べ、取った人が次に取る人を指名する。最後に取る人は1枚しか残っていないので選ぶことができない。火山は一番多い人が失点、バオバブは3枚になるとタイルが裏返ってしまうので、押し付け合戦が始まる。「このタイルは○○さんに取ってもらいましょうね」「そうしましょう」「分かりましたわ」「ひえ~!」

最後に選んだ人が、また人数分のタイルをめくり、自分から1枚取って次に取る人を指名する。こうして各自16枚のタイルが並んだ時点でゲーム終了。得点計算をして多い人が勝ち。

バオバブが大量得点になるタイルを取ればバオバブを押し付けられて裏返しになってしまい、バラが少なければ少ない人得点が高いタイルを取ればバラが回ってくる。次に取る人を指名できるというルールによって、結託してトップをはめられるのが見かけとは裏腹に意地悪なゲーム。不毛の惑星を見て、意地悪し合うのはよくないことを悟る。もちろん、得点が高くなるタイルをお互いに渡しあって、お互いに素晴らしい惑星を作ることも可能だ。3人プレイで20分ほど。2ゲーム続けて遊んで、鴉さんが目立たないように得点を重ねて1位。

The Little Prince
A.ボザ/ルドノート(2012年)・ホビージャパン(2013年)
2~5人用/8歳以上/25分

『ゲット・ラッキー』日本語版発売

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cosaicは7日、博士の暗殺を目論むカードゲーム『ゲット・ラッキー キルDr.ラッキー・カードゲーム(Get Lucky)』日本語版を発売した。デザイン・J.アーネスト、イラスト・合鴨ひろゆき、2~6人用、12歳以上、20分、1800円(税別)。

ほかのプレイヤーに見られないところでラッキー博士の暗殺を目指すというアメリカのボードゲーム『キルDr.ラッキー』(1996年)のカードゲーム版。オリジナルは2014年にチーパスゲームズ(アメリカ)より発売された。

鈍感でいまいましいラッキー博士に強烈な恨みを抱いた晩餐会の招待客たち。彼らには次々と念願をかなえるチャンスが訪れるのだが、そこには同じ思いを抱えたライバルたちの妨害が立ちはだかる。果たして、恨み重なるラッキー博士をつけねらい、思いを遂げるのはいったい誰か?

プレイ時間が長かったボードゲーム版を改良し、絶妙な駆け引きはそのままに、短時間で遊べるように軽量化された傑作カードゲームになっている。また、ボードゲーム版では、なぜラッキー博士はかくも人々から恨まれるのかが謎だったが、今回は登場人物のキャラクター紹介で明らかにされている。

グループSNE:名匠J.アーネストによるユニーク・カードゲーム『ゲット・ラッキー』 完全日本語版で登場!

スイスゲーマーズ賞2014に『イスタンブール』

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スイスゲーマーズ賞2014スイスのボードゲーム普及団体「ルデスコ」は、3月13~15日に行われたボードゲーム祭に合わせて、スイスゲーマーズ賞(Swiss Gamers Award)2014を発表した。国内のボードゲームサークル22団体による人気投票で、『イスタンブール(Istanbul)』が1位に選ばれた。

スイスゲーム賞(Schweizer Spielepreis)に代わって始まったゲーム賞の5年目。サークル単位でベスト5を年末に挙げ、上から8,5,3,2,1点として集計して翌年に発表する仕組みで、2010年には『世界の七不思議』、2011年は『ローマに栄光あれ』、2012年は『ツォルキン:マヤ神聖暦』、2013年は『ロビンソンクルーソー 呪われた島の冒険』を1位に選んでいる。

今年の1位に選ばれた『イスタンブール』はドイツの作品で、バザーのお店をあちこち回ってルビーを集めるゲーム。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞し、ドイツゲーム賞2位、国際ゲーマーズ賞ノミネート(1位・大賞は『ロシアンレールロード』)と高い評価を受けており、日本語版も発売されている。

2位には1点差でフランスのトリックトラック賞を受賞した『ファイブ・トライブス:ナカラの魔人』、3位には日本ボードゲーム大賞を受賞した『宝石の煌き』が選ばれた。4位は『アクアスフィア』で5位は『コンコルディア』と、ゲーマーズゲームが多くを占めている。

【スイスゲーマーズ賞2013】
1位:イスタンブール(Istanbul)33点
2位:ファイブ・トライブス:ナカラの魔人(Five Tribes)32点
3位:宝石の煌き(Splendor)29点
4位:アクアスフィア(Aquasphere)23点
5位:コンコルディア(Concordia)17点

Swiss Gamers Award:Rusultate 2014

枯山水のボードゲーム4タイトル

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朝日新聞で紹介されたことを受けて、ボードゲーム『枯山水』の情報を求めてアクセスされる方が増えているようだ。しかし、枯山水をテーマにしたボードゲームはいくつかあるため、聞いていたのと違うものを参照しているかもしれない。

枯山水・日本庭園をテーマにしたボードゲームは、今話題急騰中の『枯山水』のほかに、日本で発売された『京都』、アメリカで発売された『枯山水の石庭』と『ゼンガーデン:枯山水と石庭』がある。順次紹介していこう。ゲーム内容だけでなく、それぞれのアートワークにも注目して、お間違えのないようにしていただきたい。

枯山水(Stone Garden)
砂紋と石の配置で美しい禅庭を作るゲーム。日本人の山田空太氏がデザインし、2014年11月に東京・立川のニューゲームズオーダーから発売された。砂紋タイルを絵柄が合うように並べ、その上に石コマを得点パターンができるように配置する。さまざまな得点パターンがあり、そのうちどれを狙い、どれを両立させていくかがポイントとなる。砂紋タイルの美しさと、塗装済みの石コマの取り合わせが何とも美しく、現在大きな話題となっている。2~4人用、10歳以上、60~90分。少量生産のため品薄となっているが、毎月150セットのペースで生産されているので、待っていれば入手可能。→ボードゲームショップ検索:枯山水
枯山水


京都(Kyoto)
自分の得意分野を伸ばして美しい庭園を作るタイル配置ゲーム。イギリス在住のドイツ人R.クニツィア氏がデザインし、同氏の来日を記念して2013年、東京・水道橋のメビウスゲームズから発売された。池・コケ・紅葉・砂利という4つの地形がさまざまなパターンで描かれているタイルを並べ。同じ模様でつながっているタイル枚数が得点になる。前の人に乗じて模様を延ばし、さらに大きな得点につなげられるかどうかがポイント。2~4人用、8歳以上、20~30分。入手が容易であり、日本語ルールも付いている。→Amazon.co.jp: 京都(KYOTO)/メビウスゲームズ/Reiner Knizia/
京都


枯山水の石庭(Karesansui: The Rock Garden)
厳しい師範の目にさらされながら、美しい石庭を作るゲーム。アメリカ人のJ.キセンウェザー氏がデザインし、同じくアメリカのグリフォンゲームズから2013年に発売された。集石場に集まっていく石を、自分の庭にある石と交換していく。石は少なければ少ないほどよく、あるパターンで配置されていると減点されてしまう。ひたすら石を取らないようにする我慢大会が繰り広げられる。イラストは勘違い和風。3~6人用、10歳以上、45~60分。今回紹介した4タイトルの中で1番のおすすめだが、残念ながら現在国内販売はなく、アメリカから個人輸入となる(英語ルール)。→Funagain Games: Karesansui
枯山水の石庭


ゼンガーデン:枯山水と石庭(Zen Garden)
池、松、石、芝のタイルを並べて、得点パターンを作るゲーム。ベルギー出身でカナダ在住のH.J.ヴァネーズ氏がデザインし、アメリカのメイフェアゲームズから2013年に発売された。庭園は全員共通なので、どんなパターンでもできるような広い庭を作ると、皆に利用されてしまう。自分のタイルだけに当てはまるようなちょっと入り組んだ地形を作りつつ、ほかの人の狙っているパターンを崩す。イラストは淡い水墨画調。2~4人用、10歳以上、25分。こちらも現在国内販売はなく、アメリカからの個人輸入(英語ルール)。→Amazon.com: Zen Garden Board Game
ゼンガーデン

今回の『枯山水』ブームに関して気になっているのは、興味をもった人のほとんどが遊んでいないということである。朝日新聞の記者さんから「実際に遊んだことがあるという人は初めてです!」と言われた。

確かに8100円という価格、累計で1000個も出荷されていないという品薄で入手しにくいということもある。しかしそれ以上にボードゲームを遊ぶには、遊んでくれる人を募り、時間と場所を約束し、そこに約束通りに集合しなければならない。ボードゲーム愛好者の中でさえ、このハードルのために、買うだけで遊べない人が多く存在する。

さらに『枯山水』はタイルの譲渡や略奪ルール、人物カードの特殊能力などがあって単純ではなく、得点パターンも一度で憶えられるような数ではない。普段ボードゲームを遊ばない人が、何とか『枯山水』を入手したとして、無事遊ぶところまで至るか。せっかく入手できたのに数々のハードルが立ちはだかり、「ボードゲームは懲り懲り!」になってしまわないか。

そのようなわけで普段ボードゲームを遊ばない方が『枯山水』を入手できて、人を集めて遊ぶ機会ができたならば、もう1品2品ついでに買って用意しておくことをオススメしたい。『枯山水』の発売元であるニューゲームズオーダーからも、遊ぶ年齢や人数に合わせてたくさんの面白いゲームが発売されている。『コヨーテ』『交易王』『モダンアート』『ナゲッツ』『ビッグチーズ』あたりなど、検索してみてピンときたらどうぞ。

クレムリン(Kremlin)

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目立ったら粛清

クレムリン

ソビエト政界の黒幕に扮し、息のかかった政治家を出世させて書記長に仕立てあげる政治ゲーム。ソ連崩壊前の1986年にファタ・モルガーナ社(スイス)より発売され、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネート。アヴァロンヒル社(アメリカ)から英語版も発売されたことがある作品を、昨年、ニューゲームズオーダーが日本語版にした。ファタ・モルガーナ版とアヴァロンヒル版の両方のルールが選べるようになっており、緻密な陰謀合戦も、どんでん返し合戦も両方楽しめる。

26人の候補者から密かに10名を選び、1~10点の影響力をつけてスタート。最終的に3回パレードに成功した書記長か、いなければ最後に書記長だった人物に、影響力を多くつけていたプレイヤーが勝利する。しかし影響力をどれくらい付けているかは、できるだけ明かさないほうがよい。明かせばみんなに目をつけられ、シベリア送りになってしまうからだ。

ゲームは年単位で進める。KGB長官による粛清、国防大臣による告発とスパイ容疑、書記長による人事異動などがあり、そのときに各ポストに付いている人物に対し、最も多く影響力をつけているプレイヤーが意のままにできる。このとき、影響力は自分が実際につけている数字以下まで宣言できるというのがルール。目立たないようできるだけ低い数字を言っておき、ほかの人が上げてきたら応じるのがよい。「オシリペンコに1つけてます」「私は2」「じゃあ3」「......譲ります」

このほかに注意しなければいけないのが病気と年齢である。粛清やスパイ容疑など、ストレスの多い仕事をした人物は(肉体)年齢が上がり、ダイスによる健康チェックで病気になりやすくなる。病気マーカーが3つになると死亡してしまうので、療養して病気マーカーを取り除こう。

シベリア送りになっても終わりではない。政治局員(上層部)の人物を使い、5歳加齢させることでシベリアから帰還できる。帰還しても、「人民リスト」、「政治局員候補」「二級局員」「一級局員」と、書記長になるにはたいへんな道のりが横たわっているわけだが。

5人プレイで2時間。最初にKGB長官で、すぐに書記長に昇進した「ヌイキン」が2回パレードを行ったところでシベリア送りに。大本命だったことが警戒されて影響力を多くつけるプレイヤーがいなかった。書記長はあまり動かなかったものの、就任時には高齢で病気になっていることが多く、パレードが成功できない。膠着状態の中、終盤に大幅な若返り人事があり、それを見越していた鴉さんが上層部を掌握し、誰が書記長になっても勝てる状態を築いて勝利。私も若手を何人かもっていたが、健康チェックのとき20分の1の確率で突然死してしまうなど、不運が続いた。

「こいつ、そろそろ粛清しておきましょうよ」「せやな」「サナトリウムに行ってる間に、スパイ容疑かけられた!」「まあ当然でしょう」。オリジナルが発売された30年前ならではの冗長さを感じてしまうが(シベリア送りになった人物にもうワンチャンスあるぐらいの長さ)、ゲーム中の会話が録音したいくらいに楽しい。

クレムリン
U.ホステトラー/ニューゲームズオーダー(2014年)
3~6人用/50歳以上/20~120分

『ウミガメの島』日本語版発売

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メビウスゲームズは3日、『ウミガメの島(Mahé)』日本語版を発売した。A.ランドルフ作、2~7人用、7歳以上、30分、2,800円(税込)。

1974年にラベンスバーガー社より発売された『カンガルー(Känguruh)』のリメイク『冷たい料理の熱い戦い(Die heisse Schlacht am kalten Buffet)』をフランヨス社が待望のリ・リメイク。テーマは料理からウミガメに変わり、サイコロを振って自分のカメを進め、多くのたまごを集めることを目指す。

手番プレイヤーはサイコロを1個振り、その目を見て次のサイコロを振るかどうか決める。こうして3個までサイコロを振ることができ、出た目の合計×個数だけ進めるが、出た目の合計が8以上になったらバーストで進めなくなってしまう。

また、カメはほかのカメの上に乗ることができ、下のカメに連れて行ってもらえる。そのまま1周したら、一番上にいるカメのプレイヤーがたまごをもらえる。このバーストと相乗りのルールによって、盛り上がりのあるレースが楽しめる。

メビウスゲームズ:ウミガメの島

朝日新聞に『枯山水』記事

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朝日新聞の本日の朝刊「ニュースQ3」で、「『枯山水』、渋すぎるゲームが予想外のヒット」という記事が掲載された。「スマホゲーム全盛のいま、ヒットを飛ばすボードゲーム」として紹介されている。

昨年11月に発売され、2月からネットで話題が広がっていたが(TGiWニュース)、新聞の記事になったのは初めて。新聞としても取り上げやすいテーマだったようだ。

ニューゲームズオーダーの吉田恒平氏が「まさかここまで受けるとは」と述べ、価格設定が高いにもかかわらず生産が追いつかない状態であることを紹介。ゲームの概要の後、作者の山田空太氏が「やや高尚と思われているものがゲームになったギャップ」とコメントしている。

当サイトの管理人もコメントを求められた。ボードゲームになじみが薄い層に広がった理由として一般的なボードゲームのイメージを覆す斬新さ、ゲーム終了時の写真がツイッターで拡散されたことを挙げている(ツイッターでの拡散については、「ほらボド!」第41夜でmomiさんも触れている)。

最後は建築家の上田篤氏が登場。「勝ち負けでは神を感じられないのでは......」というコメントに、山田氏の「勝ち負けとは別に、自分だけの庭を完成させる喜び」をつないでいる。庭園の専門家にとってはゲームにされることへの抵抗感があり、デザイナーや愛好者にとっては、ゲームにおける勝敗以外の要素の重視があるようだ。

朝日新聞:(ニュースQ3)「枯山水」、渋すぎるゲームが予想外のヒット(要登録)
朝日新聞・枯山水

ゲームマーケット2015大阪で発表された新作は、前回(2014大阪)とほぼ同数の75タイトルとなりました。ここで恒例の新作評価アンケートを行います。投票期間は4月5日まで約1ヶ月。今回からGoogleフォームを用いており、ユーザーごとに1回しか回答できませんので、できるだけ多く遊んでから投票して下さい。

このアンケートは、エッセン国際ゲーム祭「シュピール」で行われている「スカウト・アクション」に倣ったものです。あちらでは現地で紙面による投票を行いますが、ゲームマーケットは会期が1日しかなく、また体験卓も少ないため、遊ぶ時間を考慮して後日のアンケートとしています。

リストは当サイトのエントリー「ゲームマーケット2015大阪国産オリジナル新作リスト」に基づきました。国産オリジナル・ゲームマーケット初出(直近のコミケ発表はOK)に限り、輸入ゲーム、伝統ゲーム、拡張・リメイク・シリーズもの、物販なし・無料配布、過去のゲームマーケット既出、プロトタイプ・見本展示・体験版・ベータ版、書籍・アクセサリ、TRPG、SLG、TCGを除いています。なお、リストにないものは自由記入欄にて投票できるようになっています。括弧内は出展されたブース名とブース番号です。委託販売などにより、出展者と異なる場合があります。

投票ページはこちら↓です。たくさんのタイトルが並んでいますが、プレイしたものだけ評価して下さい。評価するのは何タイトルでもかまいません。年齢・性別・居住地・ゲームマーケットの参加経験のみ必須項目です。

ゲームマーケット2015大阪:国産新作評価アンケートフォーム

ラトリア(Latria)

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最多勢力のトップになれるか

ラトリア

一斉にカードを出して、最多勢力の最高カードになることを目指すカードゲーム。どんでん返しのカードがいつ出てくるかに注意だ。

場札を1枚めくり、各自が手札から1枚選んで出し、一斉にオープン。カードには「太陽」「月」「北極星」の3勢力があり、勢力ごとに出されたカード(場札も含む)の数字を合計する。一番多かった勢力の中で、一番数字の高いカードを出した人が場札を獲得。数字が高くなくても、一番多い勢力であれば自分が出したカードを獲得できる。残りのカードを場札にまとめて、次の場札をめくり、再び各自が手札から1枚出す。手札がなくなったらゲーム終了で、獲得したカードについている宝石の数で勝敗を決める。

場札を見て最多勢力になるようなカードを選ぶが、読みきれないところがある。その理由は3つの勢力の数字が異なること。「太陽」は2~30までの数字だが、「北極星」は22~50までである。1,2枚の差なら、合計値をひっくり返されてしまう。もう1つの理由は、3枚だけある「蝕」というカードの存在だ。このカードが出ると、場札、および場札と同じ種類のカードはの数字は0になってしまう。これによって2番目の勢力に転がり込んでくることがある。

前のラウンドで残ったカードが場札に溜まっていくと、緊張感が否応なく高まる。数字の大きいカードを出していくか、「蝕」を見込んで次の勢力を出すか。

最大の7人プレイで20分ほど。合計値の計算が少し手間取るが、それもまた、結果が分かるまでドキドキする。「蝕」が出たときに一喜一憂し、負けると思っていた勢力が勝ったりといった番狂わせもあった。心理的な駆け引きの部分が楽しむには、人数を少なくしたほうが良さそうだ。

Latria
Y.Ohashi作/DOMINA Games/風栄社(2014年)
3~7人用/8歳以上/10~20分

ゲームマーケット2015大阪:参加者3000名

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3月1日(日)に大阪・ハナミズキホールで行われた「ゲームマーケット2015大阪」は、雨天にもかかわらずたくさんの参加者が訪れ、約3000名が参加したことを、主催のアークライト社が発表した。前回(2014年3月)の「ゲームマーケット2014大阪」から650名、約3割増となった。

過去3回行われてきた会場から広い会場に移り、142団体の出展者が75タイトルの新作をはじめ、人気ゲームの再販、輸入ゲーム、関連グッズなどを並べて出展。開場前から限定品を求める多くの人が詰めかけ、開場後も体験テーブルで遊ぶ人で大きな賑わいを見せた。

次回の関西での開催は2016年2月21日(日)大阪ではなく神戸の国際展示場にて。東京での開催は5月5日(祝)に東京ビッグサイトにてわれる(出展申込みは既に締め切られている)。当サイト恒例の新作評価アンケートは、まもなく開始予定。

ゲームマーケット公式:ゲームマーケット2015大阪は無事終了いたしました

【参加者レポート(順次追加予定)】
ふうかのボードゲーム日記:ゲームマーケット2015大阪へ行ってきた
Hammer's Lookout:ゲームマーケット大阪でした
Groupe SNE:ゲームマーケット2015大阪イベントレポート
豚小屋:ゲームマーケット2015大阪 レポート
雲上四季:ゲームマーケット2015大阪レポート
ホスクリ:アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2015 大阪」レポ
浅く潜れ!:ゲームマーケット2015大阪に行ってきましたよ!
いかとりにょりのいかがわしいラジオ:ゲームマーケット2015大阪に参加してきました!
ボードゲーム地獄:ゲームマーケット2015大阪に出展してまいりました
ほらボド!:第42夜「ゲームマーケット2015大阪!戦利品自慢&会場インタビュースペシャル」
数寄ゲームズ:ゲームマーケット2015大阪が終わりまして
神戸でボードゲーム:ゲームマーケット大阪に行ってきました
もぐらゲームス:関西最大級のアナログゲームイベント開催!「ゲームマーケット2015 大阪」体験レポート

NPO法人世界のボードゲームを広める会「ゆうもあ」は1日、日本ボードゲーム大賞2014を発表した。選考部門には『スピードカップス』、投票部門には『宝石の煌き』が選ばれた。

今年で13回目を迎える日本ボードゲーム大賞。昨年1年間に日本国内で新発売された216タイトルの中から大賞を選んだ。

投票部門は昨年12月から今年2月まで、3ヶ月間にわたって全国のショップ、ボードゲームサークル、およびネットで行われ、39都道府県から313名(昨年比+96名)が参加した。各自ベスト5まで記入できる方式で、1位5点、2位4点、3位3点・・・として集計した結果、『宝石の煌き』が1位となった。宝石を集めてカードを入手し、そのカードでさらにたくさん宝石を集めていくゲームで、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされ、ゴールデンギーク賞大賞を受賞している。

2位以下の順位は下記の通り。今年から創設された「同人ゲームカテゴリ」では、総合6位『犯人は踊る』が1位となった。

選考部門(ゆうもあ賞)は、ゲームをあまり遊ばない家族向けにゆうもあがお薦めする作品。今年は『スピードカップス』が選ばれた。カードをめくり、そこに書かれた順に自分のカップを素早く並べるアクションゲームで、6歳からプレイできる。ノミネートには『宝石の煌き』『アミーゴバンデット』が選ばれている。

【日本ボードゲーム大賞2014】
投票部門
大賞:宝石の煌き(Splendor / M.アンドレ / スペースカウボーイズ) 393点
2位:レシピ(Recipe / 作者不明 / ホッパーエンターテイメント)251点
3位:アブルクセン(Abluxxen / W.クラマー、M.キースリング / ラベンスバーガー) 183点
4位:コンコルディア(Concordia / M.ゲルツ / ニューゲームズオーダー)162点
5位:キャメルアップ(Camel Up / S.ボーゲン / ホビージャパン)140点
6位:犯人は踊る(Criminal Dance) 138点
7位:イスタンブール(Istanbul) 132点
8位:ダンジョンオブマンダム(Dungeon of Mandam) 114点
9位:5本のきゅうり(Fünf Gurken) 111点
10位:ロシアンレールロード(Russian Railroad) 101点

選考部門(ゆうもあ賞)
大賞:スピードカップス(Speed Cups / H.シャフィール / アミーゴ)
ノミネート:宝石の煌き(Splendor / M.アンドレ / ホビージャパン)
ノミネート:アミーゴバンデット(Koboldbande / G.マノラ / アミーゴ)

日本ボードゲーム大賞2014 投票部門 発表!NPOゆうもあ:日本ボードゲーム大賞2014 ゆうもあ賞 決定

アンケート:当サイトのコンテンツ

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Q93:当サイトの記事で注目しているものは?(2015年2月)

A.国内外のニュース 66票(47%)
B.日本語版のリリース 18票(13%)
C.新作情報・レビュー 56票(40%)

世界のボードゲームニュースサイトということで毎日更新しておりますTable Games in the World。アンケートでは国内外のニュースに注目している方が約半数、ゲーム紹介が次いで4割という結果でした。日本語版のリリースと回答された方は少なかったですが、当サイトではプレスリリースそのままではなく、情報を付け加えたり、セールストーク的なところを取り除いたりしてお伝えしておりますので、そのあたりをお読みいただければ幸いです。

このところ編集していて思うのは、国内ニュースの多さです。以前は海外のニュースを翻訳してお届けすることが多かったのですが、最近はイベントが目白押しで、特に本日も行われましたゲームマーケットは、新作情報から評価アンケート結果まで、何度も記事になります。それだけ、国内のボードゲームシーンが盛り上がっているということだと思います。

当サイトは今後も、国内外の情勢やトレンドをお伝えしていきたいと思いますので、ご愛読のほどお願い申し上げます。

3月のアンケートは『麻雀』についてです。かつては学生のたしなみだった『麻雀』も、今では遊ぶ学生が少なくなっているようです。ボードゲーム愛好者の中にも『麻雀』をオンラインで遊ぶ方、旧友となら遊ぶ方、ボードゲーム仲間とも遊ぶ方、今は遊ばなくなった方、もともと遊ばない方とさまざまいるでしょう。三択の中から最も近いものをお答え下さい。

置屋(Okiya)

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置屋

置屋とは、芸妓の所属事務所のようなもので、客の求めに応じて料亭や茶屋に派遣するところだった。しばしば誤解されるようだが、娼妓を派遣するところではない。このゲームが「おきや」から、第2版で「Niya」と改称されたのは、どういう事情だったのだろうか。日本を題材にしたフランスの2人ゲーム。

花札のモチーフが描かれたタイルを4×4に並べてスタート。順番に1枚ずつ取っていき、取ったところに自分の芸者トークンを置く。これを繰り返して先に縦か横に1列4枚、または2×2で4枚を取れば勝ち。簡単にいえば四目並べである。

先手は外周の1枚を取る。次からは、前の人が取ったタイルとモチーフ(紅葉、梅、松、菖蒲/月、短冊、鳥、雨)が同じタイルから選んで取らなければならない。

どのタイルを取れば、相手はその先どのタイルを取り、それによって自分はどのタイルを取って・・・というように先が読める。最初は選択肢が多いので多岐にわたるが、だんだん絞り込まれていくので、勝ち目をいかに早く気づけるかが勝敗を分ける。

妻と2人で3回戦。先手有利かと思ったが、先手で負けることもあり拮抗した。2勝1敗で妻の勝ち。和風でありながらフランスの風味が漂っていて味わい深い。

Okiya
B.カタラ/ジャクトアレア(2012年)
2人用/7歳以上/20分

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