ウミガメの島(Mahé)

 このエントリーをはてなブックマークに追加    

もう1個振るか、それともやめるか

ウミガメの島

サイコロで島を回り、できるだけたくさんの卵を産むゲーム。A.ランドルフの作品で、『カンガルー(Känguruh)』というタイトルで1974年にラベンスバーガー社(ドイツ)より発売された。さらに1990年、同社より『冷たい料理の熱い戦い(Die heisse Schlacht am kalten Buffet)』というタイトルでリメイク。ドイツ年間ゲーム大賞の候補作となった。そして2014年、初版から40年という月日を経てフランヨス社(ドイツ)からさらにリメイクされ、メビウスゲームズから日本語版が発売された。再び動物のゲームに回帰したわけである。

手番プレイヤーはサイコロを1個振り、その目を見て次のサイコロを振るかどうか決める。こうして3個までサイコロを振ることができ、出た目の合計×個数だけ進めるが、出た目の合計が8以上になったらバーストで進めなくなってしまう。ハイリスク・ハイリターンでたくさんサイコロを振るか、少ないサイコロで着実に進むか、どんどん少なくなっていく卵をめぐって熱いレースが繰り広げられる。

また、カメはほかのカメの上に乗ることができ、下のカメに連れて行ってもらえる。そのまま1周したら、一番上にいるカメのプレイヤーが卵カードをもらえる。カードに書かれた数だけ卵を産んだということで、最後にこの合計を競う。このバーストと相乗りのルールによって、より盛り上がりのあるレースが楽しめる。

子どもたちと3人でプレイ。相乗りはあまり起こらなかったが、白熱したゲームが繰り広げられた。スタート地点付近ではバースト覚悟で2個目、3個目と振り、ゴール付近では安全に1個で終えるというリスクコントロールで私がリードしていたが、子どもたちもすぐにその戦法を理解して追随。安定してカードを集められるようになっていく。最後は私が何度かバーストしているうちに、長男が7点を取って逆転優勝した。

多人数で相乗りが起こりまくる展開も楽しいが、少人数で、現在の位置、先にある卵カードの点数、自分の順位を踏まえてもう1個振るかどうかをじっくり考えるのも面白い。卵を産むのに、卵カードを集めているというのが直感的でないが(この点で、ご馳走を集める前作のほうが理解しやすい)、運だけではない、深さのあるスゴロクである。

Mahé
A.ランドルフ作/フランヨス(2014年)+メビウスゲームズ(2015年)
2~7人用/7歳以上/30分

コメントする

リンクフリー このバナーをお使いください