横浜関内のゲームカフェ「ぶんぶん」を訪問

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交流会のお誘いを頂き、横浜・関内のゲームカフェぶんぶんを訪問した。関内駅はベイスターズの本拠地である横浜スタジアムの最寄り駅で、ユニフォームを着たファンを横目に南口から1分。ビルの2階がカフェになっている。
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ゆったりとした広い店内。全自動麻雀卓やマッサージチェアもある
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「重ゲー」コーナー。ボードゲームカフェにしては珍しく、重量級ゲームがよく立つ
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重ゲー会、デザイナー会、ペット持込みのアニマル会、クイズ会、TRPG会など、毎日いろいろなイベントが行われている
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ドリンクバーの下には公式キャラクター「ぶんぶん」ちゃんと、名物・三崎港直送のマグロ丼のデザイン
物議を醸した「ほらボド!」のぶんぶん会(リンク link)でもmomiさんが苦戦していたが、経営体制は結構ややこしい。税理士事務所、経営コンサルティングなどいくつかに分社化されているBUNグループの中に「BUNアミューズメント有限会社」があり、そこにゲームカフェぶんぶん関内南口店、経営を引き継いだ「とけいまわり」と「Gamez白楽」、今度オープンするゲームカフェぶんぶん湘南台店が属している。実は横浜の4つのボードゲームカフェを束ねる一大グループなのだ。イメージキャラクターの「ぶんぶん」ちゃんは、子どものためのお金の教室のために何年も前に作られた。
税理士でもあるBUNグループの代表・松村文子氏、経営コンサルタントでもあるゲームカフェぶんぶんのオーナー・岩渕靖弘氏をはじめ、スタッフはもともとボードゲーム愛好者だったわけではなく、「何か楽しいこと」(松村氏)を始めたくてたまたまボードゲームカフェを見学したのが開店のきっかけだったという。経営コンサルタントの観点からボードゲームカフェは「面白いビジネスモデル」であると岩渕氏はいう。
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「総帥」松村文子氏と店内統括のまさや氏
ボードゲームにあまり力を入れすぎず、まず料理を充実させた。三崎港直送のマグロ丼(1000円)、カルボナーラ、日替わりメニューなど、松村氏のご令嬢で調理師資格をもつ「ゆり」さん(「ぶんぶん」ちゃんの考案者でもある)が料理を担当。クイズやTRPGにも力を入れているところがほかのボードゲームカフェにない特徴である。ここに集まった人たちがきっかけで早押しゲーム機の開発も進められている。
「思いつくものは全部やってみよう」という方針で、たまたま来店していた林尚志(OKAZU Brand)氏とコラボで『セイルトゥインディア』を再版。ゲームマーケットで発売し、その後店内や卸売も始める。次は『ひも電』で、その次にはオリジナルゲームの発売も計画しているという。TRPGのアンソロジーも製作し、大阪のゲームマーケットではボードゲームとTRPG別々のブースで出展した。また「よち工房」というブランドを立ち上げ、『ごい牌』『天九牌』も頒布している。
ゲームカフェは半日いても料金は1000円で、来客は1日平均60~70人ほどだというから、利益はまだ小さい。店舗を増やし、多方面に展開することで事業拡大を目指している。
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「NoisyGals」さやか店長とゆりさん。
とはいえ店内は経営のことなど感じさせないアットホームな雰囲気である。それはNoisyGalsこと店長のさやかさんとゆりさんによるところが大きい。momiさんもたじたじのお2人、「ぶんぶん放送局」で動画を生配信している。


ゲームカフェぶんぶん
〒231-0031 神奈川県横浜市中区万代町1-2-3 座間不動産ビル2F
Tel:045-228-8254 / Twitter link / Web link
平日・土日祝:11:00~23:00/不定休