適当なカンケイ(Qui Paire Gagne)

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新しいカンケイの発見
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11枚のいろいろな写真からペアを作り、ほかのプレイヤーと合わせるコミュニケーションゲーム。直感・フィーリングで選んだものがほかの人と合うと嬉しい。
毎回、場の1~11番に写真カードがセットされる。写真は脈絡がないが、それが何であるかはだいたい分かるぐらいとなっている。砂時計が落ちるまで、全員一斉に、手札の番号カードで関係していると思えるペア5組と、余り1枚に分ける。
砂時計が落ちたら答え合わせ。順番に自分が作ったペアを発表し、同じペアを作っている人がいたら得点。余り1枚も、同じものを選んでいた人がいたら得点となる。これを4ラウンド行って合計得点の高い人が勝つ。
答え合わせのときに、なぜそのペアにしたのかを語り合って突っ込み合うのが楽しい。「ハエとコアラ。同じ生き物だから」「?」「オバケとコアラ、目がかわいいから」「?!!」奇想天外と我田引水に驚きと笑いが起こる。
しかしそこで語り合ったことはゲームに関係ないものではない。ほかの人がどんな発想でペアを選んでいるかが、次のラウンドのヒントになる。形で選びがちな人、色で選びがちな人、カテゴリー、名前……事実、ラウンドが進むにつれて得点が上がっていくのは、フィーリングの寄せ合いが起こっているからだろう。しかもそれが言葉によるものばかりとは限らない。
ルール説明はほとんど要らず、1ラウンド目でゲームの肝が分かり、2ラウンド、3ラウンドと進むに連れて新しい発見があり、掴めたと思ったら4ラウンド目には外される。砂時計を使うので時間もかからない。終わってまた遊びたくなるゲームだ。
適当なカンケイ
ゲームデザイン・S.グレン/イラスト・M.ルーセル
スコーピオンマスク(2017年)+すごろくや(2018年)
3~8人用/10歳以上/30分

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