2019年3月アーカイブ

ボドゲde遊ぶよ!! phase 12-14

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ゲームマーケット2018秋(昨年11月24・25日、東京ビッグサイト)で発表された新作の評価アンケート結果が本日、事務局から発表された。今回から投票方式が変わって1回の投票につき1タイトル、合計5750票の投票となり、680タイトルの新作の中から、オリジナルの評価平均1位は『超人ロック』(アナログゲームショップ a-game)となった。

新作評価アンケートはゲームマーケット終了後から約4ヶ月にわたってウェブで行われた。誰でも投票することができ、各ゲームを5段階で評価したものを、とても面白い=5~全く面白くない=1として数値化し、20票以上でランキングした。投票方式はこれまでGoogleアカウントに紐付けられた1人1回の投票だったが、タイトル数の急増による負担増への対策として、今回からアカウントは必要なく、1回の投票につき1タイトルを投票し、何回でも投票できるようになった。

評価平均1位の『超人ロック』は1984年に発売された幻の名作を国際通信社が復刻したもので、原作のキャラクターが登場する5~12人用の正体隠匿ゲームだ。2位は、同名のTRPGの世界観に基づく巨大ロボット対戦ゲーム『エムブリオマシン ボードゲーム』、3位にはタイル配置ゲーム『ジュエルディガー』が入った。

投票数1位の『タブーコード』は、評価平均では95位。オリジナル作品のランキング20位までは以下の通り。98位までのランキングのほか、今回より規定投票数に達しなかった作品も含めて全結果が公開されている。

ゲームマーケット公式:【結果発表】2018秋 新作評価アンケート

【ゲームマーケット2018秋:新作評価アンケート結果】
1位:超人ロック(アナログゲームショップ a-game)4.10/50
2位:エムブリオマシン ボードゲーム(コザイク)4.09/111(投票数4位)
3位:ジュエルディガー(するめデイズ)4.08/87(投票数8位)
4位:狩猟の時代(A.I.Lab.遊)4.07/41
5位:ラストダンスは私に(青春工房白百合)4.07/28
6位:Cat Shit One(ゲンブンゲームズ)4.06/65
7位:旗彩(イオピーゲームズ)4.06/50
8位:パラレルワールド(プレジャライフ)4.06/47
9位:メックメイカー(Proto Craft)4.05/67
10位:エキサイティン☆モチツキ(ハピクリ!!)4.05/58
11位:airship city -飛行船都市-(アナログランチボックス)4.05/37
12位:ジャンブルオーダー(操られ人形館)4.04/96(投票数6位)
13位:まじかる☆ベーカリー?わたしが店長っ!?(MAGI)4.04/74(投票数10位)
14位:サンティエゴ・デ・コンポステーラ(四等星)4.04/67
15位:老師敬服(ホビージャパン)4.04/63
15位:ジグザ(ハッピーゲームズ)4.04/63
17位:ダイスニコフ(RAMCLEAR)4.04/48
17位:アメのふる町 キャンディアベリー(ノスゲム)4.04/48
18位:不思議の国のアリス~理不尽な女王裁判~(いろはにボドゲ)4.04/25
19位:ストック・ザ・ギャザリング(ワンナイト人狼 + CRAPGAMES)4.04/23
20位:SINGULARITY(慶應HQ)4.04/22
20位:オレたちパイレーツ!(おすしサーカス)4.04/22
(GM公式のランキングは評価平均が同じものを同順位にしているが、こちらは評価平均が同じ場合は評価数が多いものを上位とした)

茨城・牛久に3月21日、ボードゲームカフェ「Shamrock(シャムロック)」がオープンした。JR牛久駅徒歩15分またはバス「大岡山」徒歩3分、12:00~22:00、月火水曜休。

料金は1時間500円で、1日最大2500円。飲食はホットサンドやケーキなどの軽食、紅茶や挽きたてコーヒー、アルコールを用意する。

ゲームソフトウェア開発・デザイン会社ARIDESIGN(アリデザイン)の新事業として社屋の一角に開店。店名は三つ葉のクローバーの意味で、幸せの四つ葉のクローバーができるよう、対人コミュニケーションの楽しさやボードゲームの奥深い世界観や思考する心地よさを通して、4枚目の葉を加えたいという思いがあるという。

北欧建築風の深緑の壁にこげ茶の大きな窓枠が特徴の建物に、4席6卓とソファー6席で30席があり、現在はおよそ160種類以上のボードゲームが遊べる。どのようなゲームがあるかは、ウェブサイトで時間別に分類されてリストアップされている。

飲食はソフトドリンクやクリームソーダ、オリジナルブレンドの紅茶やコーヒー、アルコールなど。お食事はホットサンドを軸に提供する。カフェのみの利用も可。

今後はボードゲームの自社開発の傍ら、カフェを通じて国内ボードゲームデザイナーの作品も積極的に取り上げていきたいという。

近隣では2月にボードゲームバー「でれすけ」がオープンしている。2店舗共に最寄りはJR牛久駅で、3kmも離れていない。

shamrock
茨城県牛久市栄町5-4-3/TEL:080-9039-8406
[Web link] [Twitter link]

shamrock-ushiku.jpg

『サイズ-大鎌戦役-』のデザイナーであるジェミー・ステグマイアー氏が、同氏が経営するストーンマイアーゲームズのウェブサイトにて、ボードゲームが今、どうして人気になっているかを考察している。「業界にいるなら、ここ2,3年で聞かれたことがあるだろう」この質問に対し、ステグマイアー氏は答えは1つではないという。読者とシェアして、アップデートしたいということで挙げられたのは次の10の理由である。アメリカの状況ではあるが、日本で当てはまるものも少なくない。

1.『マジック:ザ・ギャザリング』
ここ30年、世界的に大流行しているトレーディングカードゲームが、ボードゲームにプラスの影響を与えた。

2.次世代の相乗効果
30年前に200万人いたゲーマーの多くが、自分の子供と遊ぶようになり、その子供たちがゲーマーになり、さらにその子供たちへというように続いている。

3.キラータイトル
数百万セットを売り上げた『カタン』と『チケットトゥイライド』。これらを遊ぶボードゲーム会に誘われて楽しい時間を過ごす人がねずみ算式に増えていった。そのほとんどの人は『カタン』だけでなく、その他のモダンボードゲームも探し始めた。

4.キックスターター
キックスターターと中国生産によってゲームを出版する障壁が大きく下がり、たくさんのボードゲームが作られるようになって、新しい愛好者を呼び込んだ。

5.ゲーム文化の一般化
スマホゲーム、ビデオゲーム、ボードゲームを問わず、ゲームを遊ぶ人が圧倒的に増えており、デジタルゲームがボードゲームの入り口になっている。

6.ソーシャルメディア
ゲームなど趣味について関心をシェアしやすくなった。

7.脱スクリーン
デジタルゲームやソーシャルメディアも含めて、モニター画面の前にいる時間が長くなり、ボードゲームはそこからの避難場所になっている。

8.ボードゲームショップやカフェ
お店を中心にしてボードゲーム愛好者のコミュニティが作られ、成長し、維持されている。

9.インドア生活
アマゾンやネットフリックスで外出する必要がなくなり、自宅でほかの人とできる活動が求められた。

10.オタク文化のクロスオーバー
さまざまなジャンルにまたがるマニアが、Youtubeなどを通してほかのジャンルからの橋渡しをしている。

最後にステグマイアー氏は「これらは私見」として、下記リンクのコメント欄でみんなの意見を募っている。2016年に当サイトで考察した10の理由はこちら

Stonemaier Games:Top 10 Reasons for the Rise in Popularity of Tabletop Games

bluelagoonJ.jpgアークライトは5月9日、『ブルーラグーン(Blue Lagoon)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.クニツィア、イラスト・T.ラレク、2~4人用、8歳以上、30~45分、3800円(税別)。

オリジナルはブルーオレンジゲームズ(フランス)から2018年のジェンコンで発表された。ポリネシアの部族たちが、新しく発見された美しきブルーラグーンの島々を開拓する陣取りとセットコレクションのゲーム。

ゲームは探索フェイズと開拓フェイズに分かれ、それぞれの最後に得点計算を行う。六角形のマスで区切られたゲームボードには8つの島があり、プレイヤーは順番に部族コマを置いて各島に散らばった資源を集める。探索フェイズでは海ならどこにでも置くことができ、あるいはすでに自分の部族コマを置いたところからつなげて部族コマを配置する。

フェイズの最後に各島のマジョリティー、いくつの島をつなげられたか、資源のセットをどれくらい集められたかといった得点計算を行った後、部族コマを全て除去して開拓フェイズへ。開拓フェイズでも再び部族コマを配置していくが、今度は探索フェイズ中に作った村から村から部族コマを配置していく。

ヘックスマスでのエリアマジョリティーは『砂漠を越えて』『サムライ』などのクニツィアの得意とするジャンルで、村だけ残すのは『アメンラー』を彷彿とさせる。開拓フェイズでの位置取りを考えて、探索フェイズで布石を打っていくところに戦略性があり、それでいて複雑な手続きがなくシンプルに楽しめる作品だ。

内容物:ゲーム盤1枚、村コマ20個、袋1つ、資源コマ24個(ココナッツ、オヘ、飲み水、ペリドット各6個)、ティキ像コマ8個、部族コマ120個、得点シートの束1束、ルール説明書1冊

bluelagoonJ2.jpg

日本を題材とした映像をYoutubeで配信しているアルシペルは22日、日本のボードゲームシーンをテーマとしたシリーズ「ヒデンゲン」のエピソード2を開始した。グラフィック&ゲームデザイナーのYACOYON氏が案内人となって、日本のアナログゲーム業界の人物を紹介していく。日英対応で、随所に都内の美しい風景が挿入され、海外にもアピールする内容となっている。

第2回はボードゲームメーカー。テンデイズゲームズの田中誠氏、オインクゲームズの佐々木隼氏、アークライトゲームズの福本皇祐氏がそれぞれの立場でボードゲーム製作の近年の変化やゲームマーケットなどについてインタビューに答えている。

日本のボードゲーム市場を「60億とか70億(円)あるか」と推測する福本氏は海外展開に言及する一方、佐々木氏はブームが下火になったとしてもファンを念頭に「やり方を変えずに淡々と作っていく」と話し、田中氏は海外で話題になっている作品を紹介して、「日本は、ボードゲームを遊ぶっていうことでいえばすごく恵まれているなって思ってほしい」というように、方向性は三者三様ながら輝いた目の中に、今後の日本のボードゲームシーンへの期待も膨らむ。

『街コロ』の英語版を扱うパンダザウルスゲームズ(アメリカ)が今春、『街コロ・レガシー(Machi Koro Legacy)』を発売することを明らかにし、プレオーダーを受け付けている。デザイナーは『街コロ』の菅沼正夫氏のほか、『パンデミック・レガシー』や『ベトレイアル・レガシー』を手がけたR.ダヴィオー氏とJRハニーカット氏が名を連ね、本格的なレガシーゲームになる模様だ。

レガシーシステムは、ゲーム中のプレイヤーの選択やゲームの結果によってカードを破ったりシールを貼ったりするなど、コンポーネントを不可逆的に加工し、次の内容が変化するゲーム。新品を買い直さない限り、基本的に一度しか遊ぶことができず、ネタバレ禁止になっていることも多い。

『街コロ・レガシー』では、ダイスを振って収入を得、建物を建てるところまでは同じだが、何かを開放したり、何かで最初から収入を得たり、何かを探索して何かと何かを選択したり、次のゲームで何かを準備したりといった新しい要素が加わる。これらについて詳細は明らかになっていない。

価格が49.95ドルと大箱サイズ。ストーリーはヤポンブランドでも活躍するゲームライターの健部伸明氏、イラストは『街コロ』と同じ堀田昇氏が担当。日本テーマを全面に出したものになる模様だ。日本語版はまだ発表されていないが、楽しみにして待ちたい。

Pandasaurus Games: Machi Koro Legacy

ドイツで年に2回発行されている初心者向けボードゲーム情報誌『シュピール・ドッホ(Spiel Doch!)』の最新号に、日本のボードゲームが多数紹介されている。

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『シュピール・ドッホ』誌は2015年に発刊された新しいボードゲーム情報誌で、ドイツ年間ゲーム大賞の審査員でもあるU.バルチ氏が編集長を務める。バルチ氏は2004年、日本と韓国のボードゲームシーンについて記事を執筆したこともあり、アジアのボードゲームにも関心が高い。

今回大きく取り上げられたのは『ペーパーテイルズ』(『ヴォーパルス』のリメイク)のデザイナーである上杉真人氏で、影響を受けた作品として『テラミスティカ』を挙げる。またフロステッドゲームズからドイツ語版が発売された『ペーパーテイルズ』は2ページにわたって詳しく紹介され、「ゲームの深みにおいて洗練され、間延びせず、単調にならない」と高い評価を得ている。

また、ボードゲームの要素を授業に取り入れているという教師のS.レンベルガー氏が若い人が好んで遊ぶボードゲームとして10タイトルをおすすめする中に、『ラブレター』と『恐怖の寺院』(『タイムボム』のリメイク)が入っている。

さらに昔の有名なボードゲームを、新しいボードゲームに切り替えようという企画で、『街コロ』が『モノポリー』への対抗馬として出されている。お金を投資していろいろな建物を作るのは同じだが、その収益はほかのプレイヤーの負担にならず、時間が短く、投資ゲームを古臭さから甦らせ、子供も楽しめるようにしたところが評価ポイントになった。

ここに紹介された日本のボードゲームのドイツ語版は、現在ドイツだけでなく日本でも入手できる。

幻冬舎は4月20日、カードゲーム『カタカナーシ』を発売する。ゲームデザイン・Kazuna*、3~8人用、8歳以上、15分、1600円(税別)。

ゲームマーケット大賞2017で優秀作品賞に選ばれ、シリーズ作品が次々と出ている『ボブジテン』を、新しいお題やイベントを加えてリメイク。『タギロン』『ラブレター』『はぁって言うゲーム』とライトなカードゲームを昨年発売してきた幻冬舎が、新たなラインナップを加える。

ルールは『ボブジテン』と同様、カタカナ語のお題を、カタカナ語を使わずに説明して当ててもらう。出題者は、お題カードの言葉をカタカナ語は一切使わないで説明し、ほかの人は早い者順でお題を当てる。回答権は1人1回で、正解したら、出題者と正解者はお題カードをそれぞれ1枚もらい、正解者が次の出題をする。お題カード1枚につき1点となり、先に10点を取った人の勝ち。

『ボブジテン』ではシリーズごとに異なる制約を加えるキャラクターが入っていたが、今回は「単語だけで」「ラップ風に」などの表現を制限するイベントカードになっている。カード枚数も多く、『ボブジテン』をもっている人も買い直す価値ありの一品だ。

内容物:お題カード72枚、イベントカード8枚、遊び方ガイド

横浜・白楽のボードゲームカフェ「Gamez白楽」(東急東横線白楽駅徒歩1分)にて3月31日、ボードゲームフリーマーケットが開催される。12:00~17:00、入場無料。

Gamez白楽を運営するぶんぶんゲームズやボードゲーム愛好者が100点以上の中古ボードゲームを出展。レアものも出る模様だ。

ボードゲームカフェぶんぶんでは2017年1月、2018年12月に続いて、今年の6月16日(日)に第3回横浜ボードゲームフリーマーケットを開催することを発表している。

Gamez白楽:ボードゲームフリマ

テンデイズゲームズは本日、『マフィオズー(Mafiozoo)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.ドーン、イラスト・D.カルボック、2~4人用、12歳以上、60分、6500円(税別)。

2005年にアレア(ドイツ)から発売され、ドイツゲーム賞1位を獲得したゲーマーズゲーム『ルイ14世(TGiWレポート )』を動物マフィアというテーマで12年ぶりにリメイク。製作は『アメンラー』や『USテレグラフ(『アッティカ』のリメイク)』など、往年の名作の豪華版をリリースしているスーパーミープル社(フランス)があたった。

プレイヤーは、動物マフィアの一員となり、組織や街の有力者に対し裏金工作を行い、組織の中で成りあがることを目指す。ボードには組織の幹部や有力者のマスがあり、それぞれに多くの裏金を出したプレイヤーがさまざまな特典を獲得できる。

裏金の置き方は、置いた場所から隣接するところに移していくいわゆる「ドーン歩き」というシステムで、1ヶ所に集中するか、広く浅くばらまくかの戦略性が生まれる。

特典の中にさまざまなトークンの獲得があり、特定の組み合わせで、町の建物を手に入れ、その特殊効果でゲームを有利に進めていく。『ルイ14世』と比べ、テーブルに並べていたカード類が全てボードになり、特殊効果のある街の建物もボード上にコマを置いて手に入れるようになった。これによってプレイアビリティと戦略性をさらに高めることに成功している。

テンデイズゲームズ:マフィオズー

テンデイズゲームズは本日夜から4月1日まで、オープン10周年記念セールを行う。割引価格で購入できるだけでなく、購入者とツイッターハッシュタグ#テンデイズ でお祝いのコメントをした人から抽選でボードゲームがプレゼントされる。


生活の情景が目に浮かぶ

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ドワーフたちがワーカープレイスメントで森林と洞窟を切り拓く戦略ゲームの拡張セット。長所も短所もある8つの部族が入っており、異なるスタートラインで多様な展開が楽しめる。今回は森を自由自在に使える「エルフ」、キノコを生み出せる「青白きもの」、犬も食べる「トロル」の3人戦。

「エルフ」を担当したが、草原ぬきにいきなり牧場を作ったり、畑にしないでいきなり作物を植えたり、あまつさえ通常は山地にしか作れない建物を作ったりと森林ではやりたい放題。しかも山地は全く使わなくても失点がない。通常ルールの制約がなくてのびのびと開拓できるのは相当カタルシスがある。しかし終盤、森林の空いているマスがなくなり、やむなく山地スペースへ。山地はダブルタイルを置くのにルビーを支払わなければならないなど、一転して開拓しにくくなっている。なんとか住まいを確保して家族を増やしたものの、得点になる建物が少なくて2位。

1位になったのはbashiさんの「トロル」。探索で持ち帰れるものが1つ増える分、戦力が4から10までという低い範囲になっており、犬も食べられる分、食料は1人につき3つ支払わなければいけないという一長一短ある部族である。「ゴブリンのリビング」を作ってゴブリンを使って人手を増やし、木材による装備で余った鉱石を得点にできる建物で大量得点した。

かりぬさんが担当した「青白きもの」は山地に特化した部族で、いつも洞窟を掘れる上に、ダブルタイルを外にはみ出して置くたびにキノコとお金が出てくる。キノコは山地で栽培できる便利な食料で、食料調達が楽になってほかのことに力を入れることができ、僅差で3位。

こうした部族ごとのルール変更は部族の性格とリンクしており、エルフが森林に建物を作ったり、トロルが棍棒をもって探索にでかけたり、青白きものがキノコを栽培したりしている様子は情景が目に浮かぶようで没入感がある。どの部族も一癖も二癖もあり、ほかのプレイヤーがどの部族かによって戦略も変わる。重量級のゲームを繰り返し遊ぶのは、新作がどんどんリリースされる今日においてはどんどん難しくなっているが、こうしたリプレイ要素が加わると優先順位はバク上げされる。

Caverna: Vergessene Völker
ゲームデザイン・U.ローゼンベルク&A.ウィルバー/イラスト・J.G.カヴァ&K.フランツ
ルックアウトシュピーレ(2018年)
1~7人用/12歳以上/30~210分(プレイヤー人数×30分)

アークライトは4月25日、『アンドールの伝説:封印の宝箱(Die Legenden von Andor: Die Bonus-Box)』日本語版を発売する。ゲームデザイン&イラスト・M.メンツェル、1~4人用、10歳以上、60~90分、4000円(税別)。プレイするためには『アンドールの伝説』基本セットが必要で、改訂版が同日発売される。

『アンドールの伝説』5周年を記念して2017年に発売された特別拡張セット。オリジナルのドイツ語版のほか、フランス語版、オランダ語版と3カ国でしか発売されていない。

外伝シナリオを4編収録したほか、さらに伝説の勇者「山の剣狼オルフェン」の新バージョンや、ゲームを盛り上げる雰囲気抜群のサウンドトラックCD、新規のイベント・カードなどが入っている。また、プレイヤー同士がチップを取り合うアクションダイスゲームも入っており、拡張セットに留まらない楽しみ方ができる。

内容物:大きなカード36枚(※カードサイズ80×120mm)、小さなカード33枚(※カードサイズ91×59mm)、ゲーム用コマ17体(プラスチック製コマ立てつき)、共同戦闘管理チャート1枚、白き備品ボード1枚、トークン類18個、木製ディスク2個、サウンドトラックCD1枚、勇者ボード1枚、6面ダイス6個、木製キューブ3個、透明な仕分け袋8袋、ルール説明書1冊

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bosodate3.jpgボードゲームで子育てを実践している親たちによる情報誌『ボ育て。Vol.3』が3月9日の発行された。A5フルカラーで42ページ、800円(税込)。代表の前田勝利氏が店主を務めるプレイスペース「ファミーリエ」ほか関西のカフェ・プレイスペースで店頭販売されているほか、通販ではすごろくや、ケンビルなどで購入できる。

すごろくや:ボ育て link
ケンビル:ボ育て。 Vol.3 link

2016年6月の創刊号、2017年9月の第2号に続き、1年半ぶりの発刊。幼児・小学生と遊べるボードゲーム22タイトルのクロスレビューと、6本のコラム、4コマ漫画から構成される。コラムでは「デイリーポータルZ」の小野法師丸氏や『枯山水』の作者山田空太氏など、さまざまな立場の人が親という共通点で寄稿している。

先日のボードゲームシンポジウムで草場純氏が紹介した、『スティッキー』をダイスなしで好きな棒を取るルールのように、ボードゲームは簡略化して小さい子供でも遊べるようにアレンジすることもできるし、本書で小野氏が『レシピ』のオリジナル料理を考えるなど、発展させたアレンジを考えることもできる。そこには子供に付き合っているだけではなく、自分の遊び心を最大限発揮して、自分も楽しんでいる親の姿が浮かんで見える。ときには奥さんから冷たい目で見られつつも、子供と全力で接するお父さんたちの姿に心温められる。

アークライトは4月25日、『アーカムホラー(Arkham Horror、第3版)』の日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.ラウニウス&N.ヴァレンス&K.ウィルソン、イラスト・A.フィネア、1~6人用、14歳以上、120~180分、7800円(税別)。

オリジナルは1987年に発売され、ファンタジーフライト社(アメリカ)がリメイクしたクトゥルフ神話の協力ゲーム。第3版が昨年発表になり、これに基づいて日本語版が2010年以来、9年ぶりに発売されることになった。

舞台は1926年のマサチューセッツ州アーカム。プレイヤーは探索者となってアーカムの街路を探索し、奇妙な場所や、奇妙な人々、そして奇妙な生き物と遭遇する。必要な手がかりや、攻撃に必要なアイテムなどを得て、正気度と体力がなくなる前にポータルを閉じて「エンシェントワン」の行動を妨害しなければならない。

続編である『エルドリッチ・ホラー』の要素も引き継ぎ、最初の装備がキャラクター固有になったり、手がかりは遭遇によって手に入り研究アクションによって有効になったり、毎回シナリオが変わったりするするなど、第2版から大きく変更が加えられている。

内容物:区域タイル5枚、街路タイル7枚、探索者シート12枚、カード469枚、探索者コマ12個、スタンド12個(※カードサイズ小41mm×64mm、大58×89mm)、イベントデッキホルダー1個、ダイス6個、トークン265個、シナリオシート4枚、ビギナーズガイド1冊、リファレンスガイド1冊

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hakkiyoi.jpgアークライトは4月25日発売、スイッチゲームズのレーベルで『はっきよいゲーム』を発売する。ゲームデザイン・米光一成、2~4人用、8歳以上、10~20分、1900円(税別)。

仕切り、立合い、勝負の3段階で展開するおすもうゲーム。オリジナルはゲームマーケット2018春で「米光と優秀なゲームデザイナーズ」から頒布された『はっけよいゲーム』。アンケートでは得票数が規定に及ばなかったものの評価が高く、タイトルを一文字変えて一般発売されることになった。

仕切りでは手札と場札を配り、立合いでは「はっ」「き」「よ」「い」のカードを出して、場札から補充していく。4種類が全部揃ったら勝負。今度は手札から「のこった」カードを出し、出せなくなった人から脱落。最後まで残ったプレイヤーが勝者となる。

緊張感ある前半と「のこった! のこった!」と叫びながら勢いよくカードを出す爽快感がたまらない後半のどちらも楽しめる新感覚相撲ゲームの土俵入りだ。

内容物:はっきよいカード14枚、のこったカード22枚、みあってカード2枚、ねこだましカード2枚(全カードサイズ63×88mm)、軍配タイル4枚、土俵タイル1枚、ルール早見カード4枚、遊び方説明書1枚

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ubongominiJ.jpgジーピーは4月20日、パズル早解きゲーム『ウボンゴ ミニ(Ubongo Mini)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・G.レイヒトマン、アートワーク・K.O.ホームズ&N.ノイバウアー&B.ヴァーゲンフェルト、1~4人用、7歳以上、15分、1200円(税別)。

定番ゲームとなった『ウボンゴ』を手軽で遊びやすくしたもので、オリジナルは2007年にコスモス社(ドイツ)から発売された。

各自さまざまなかたちのパズルピース8枚を持ってスタート。全員同時に、自分のカードの枠内に収まるようにピースを組み合わせ、最初に完成した人は「ウボンゴ!」という。その人が20数える間にできれば得点。8ラウンドの総合成績を競う。

どのピースを使うかはカードに書かれておらず、『ウボンゴ』と違った難しさがある。また、カードの裏表で2段階の難易度が調整可能。カードの枠内にピースをぴったり収めるパズルの楽しさはそのままに、ルールは簡略化されボックスもコンパクトになっている。

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当サイトでは、カウンターの1000万ヒットを記念して、2019年2月16日より28日まで、読者アンケート「ボードゲーム愛好者サーベイ」を実施した。連絡先が重複しているものを除き、890人に回答頂いた。その集計結果の2回目。

ボードゲーム愛好者サーベイ(1)基本情報
ボードゲーム愛好者サーベイ(3)購入と所有
ボードゲーム愛好者サーベイ(4)嗜好
ボードゲーム愛好者サーベイ(5)当選者発表

職業
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ソフトウェア・システム開発 143(16.1%)
製造 136(15.3%)
医療・福祉 89(10.0%)
公務・インフラ 65(7.3%)
教育 64(7.2%)
卸売・小売 56(6.3%)
学生 54(6.1%)
建設 43(4.8%)
通信・放送・出版 42(4.7%)
インターネット関連 41(4.6%)
主婦・主夫 33(3.7%)
運輸 29(3.3%)
飲食 20(2.2%)
金融・保険 19(2.1%)
農林漁業・鉱業 13(1.5%)
その他 42(4.7%)

最も多かったのが「ソフトウェア・システム開発」で全体の16%を占める。総務省の労働力調査で「情報通信業」は全就業者の3.3%、国勢調査や白書での「IT人材」は1~2%であることからみてもかなり高い比率である。ほかに産業別就業者数の統計と比べて高いのは「公務・インフラ」と「教育」。SEはアルゴリズム、公務員は手続き、教師はインストで仕事と親和性があるのかもしれない。逆に統計と比べて低いのは「卸売・小売」「医療・福祉」「建設」など。仲間と休みを合わせにくいといった事情があるのだろうか。

ボードゲームを始めたきっかけ

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「友人に教えられて」が4割近くを占めて最多。ボードゲームは基本的に対人であるため、人に誘われて始めることが多いのだろう。また一緒に遊ばなくても、SNSなどを通じてボードゲームの存在に気づくということもある。

「新聞・ネット」「書籍・マンガ」「テレビ・ラジオ」を合わせると25%になり、この頃頻繁に取り上げられている効果が出ているようだ。その他では「子供のために」「サークル・部活で」「仕事で」といった回答も見られた。

ボードゲームを遊ぶ場所

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自宅 530(26.1%)
公共施設 461(22.7%)
友人宅 361(17.8%)
プレイスペース 308(15.2%)
カフェバー 209(10.3%)
オンライン 92(4.5%)
職場・学校 44(2.2%)
その他 27(1.3%)
(複数回答可)

欧米を中心に2400名が回答したアンケート"Board Game Survey "での1位は自宅、2位は友人宅、3位はプレイスペース、4位はカフェバー、5位はオンラインだった。これらの順番は全く同じだが、こちらの調査では「公共施設」が2位に食い込んでいるが特徴的である。

公民館は長時間借りても使用料が安く、ボードゲームサークルがよく利用しているが、これは日本特有の恵まれた状況といえるだろう。「オタク臭い」とか「入りにくい」とか揶揄されることもあるが、子供連れの利用にも適しており、入口の看板、名札、お菓子コーナーなどの工夫でオープンな雰囲気をうまく作っているところも少なくない。

プレイ時間

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25時間以上 195(21.9%)
20~25時間 72(8.1%)
15~20時間 117(13.1%)
10~15時間 169(19.0%)
6~10時間 165(18.5%)
5時間未満 172(19.3%)
(1ヶ月あたり)

こちらも"Board Game Survey "(右)と比較したところ、同じ傾向が得られた。25時間以上が5ポイントほど高い。この結果、最も多い層も25時間以上となっている。1ヶ月に25時間以上遊ぶということは、1回6時間としても週1回以上。優先順位は相当高い。

Board Game Surveyで最も多い層は「6~10時間」で21%。それ未満はかなり少ないが、こちらの調査では短時間層もしっかりおり、ここからもこのアンケートに答えている層が筋金入りのゲーマーばかりでないことを窺わせる。

つづく。

ホビージャパンは4月下旬、ロール&ライトゲーム『パッチワーク:ドゥードゥル(Patchwork: Doodle)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト&グラフィックデザイン・K.フランツ、1~6人用、8歳以上、20分、2000円(税別)。

2人用タイル配置ゲームの定番を6人まで遊べるダイス&ペンゲームにした作品。今年のニュルンベルクで発表された。テーブル上に並べられたパッチカードから、ダイスで決められたかたちを自分のシートに描き込んでパッチワークを完成させる。

各ラウンドにはカードを円形に並べ、2枚のカードの間にウサギコマを置く。手番にはダイスを振り、その数だけウサギコマを進め、止まったカードを取り、全員そのカードに指示された形を書き込む。6枚でラウンド終了となり得点計算。カードを補充して次のラウンドに進む。

得点計算では隙間のない四角形の面積が大きいほど得点が高く、また空きマスはゲーム終了時に失点となる。3ラウンド行い、ボードに穴の一番少ないプレイヤーが勝つ。

ゲーム中、カード変更、ピース分割、1マス埋め、いずれかの特別アクションをもう1回という特別アクションをそれぞれ1回だけ使うことができる。同じかたちを描いていくのに、並べ方と特別アクションで勝敗が分かれる。人数を問わず楽しめる作品だ。

内容物 描画シート1冊、鉛筆6本、スタートカード10枚、パッチカード30枚、6面ダイス1個、トークン1個ほか

ドイツのボードゲーム出版社ハイデルベア・ゲームズ(旧ハイデルベルガー出版)は今月6日、フランスのアスモデグループから独立したことをウェブサイトで発表した。国際物流などの提携は継続する。

ハイデルベルガー出版は小規模出版社や外国出版社の販売をドイツ国内を中心に行ってきたところで、日本の作品もヤポンブランド創立以来取り扱われてきた。2016年8月にH.ビルツ社長が急逝。2017年1月にアスモデグループに合併されたが、オフィスや開発グループはミルテンブルクに残したまま制作を継続してきた。アスモデグループへの在籍は約2年で終了することになった。

今回の独立をウェブサイトでは「ルーツに戻る」と表し、ギーク、ノンゲーマー、ファミリー向けにオリジナルゲームを製作していきたいと述べている。今春発売の『タグス』のほか、夏には『ワードスミス』というワードゲームの発売を予定している。

アスモデグループは欧米で次々と既存の小中規模出版社(仏デイズ・オブ・ワンダー、米ファンタジーフライト、独ルックアウトなど)を合併し、一強時代を築きつつあるが、プランBゲームズをはじめとして独立して新しい活動を始める出版社が出始めており、国際市場の勢力図は流動的になっている。

HeidelBÄR Games Becomes Independent Publisher

アークライトは4月18日、カードゲーム『緑の召喚術師(Fast Forward: Festung)』を発売する。ゲームデザイン・F.フリーゼ、イラスト、2~4人用、10歳以上、15分、1800円(税別)。

タイトルが"F"で全て始まることで知られるフリーゼ(2Fシュピーレ)が2017年に始めた「ファストフォワード(早送り)」シリーズの第2弾。今月発売となる『緑の幽霊屋敷』に続いての日本語版となる。カードをめくるたびにルールが順次明らかになっていくことでルールブックを読まずにゲームを始められ、途中でセーブして続きが遊べる仕組み(「フェイブル・システム」)が採用されている。

王国の支配者を目指して、モンスターを召喚し、城塞を攻め落とす。リスクを背負いながらも対戦相手を出し抜くブラフゲームとなっている。

最初に分かるルールは、指示があるまで手札を1枚引いて手札に入れるだけ。やがて城塞が登場し、これを巡って手札からモンスターを出しあって戦うことになる。モンスターは同じ種類を揃えて出すと強くなるが、伏せて出すためどれくらいの強さか分からず、ブラフの要素が生まれる。山札から3枚砂時計が出るとゲーム終了で、そのときに城塞を持っているプレイヤーが勝者となる。

山札の最後まで行ってゲームの全容が分かるには12ゲームのプレイが必要となるが、途中でセーブして再開することもできる。また、作者が「繰り返し遊べるレガシーシステム」と呼んでいるように、最後まで遊んでもまた最初から同じ山札の順番で異なる展開が楽しめるゲームだ。

内容物:特大カード90枚(※カードサイズ:70mm×110mm)、透明の仕分け袋1枚

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ボドゲde遊ぶよ!! phase 12-13

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幻冬舎は3月15日、『ワードバスケット ジュニア』を発売した。ゲームデザイン・小林俊雄、協力・メビウスゲームズ、2~8人用、4歳以上、1500円(税別)。

2012年に同社から発売された『ワードバスケット キッズ』に新たなカードを加えた新版。ひらがなカードにはヒントの絵が描かれていて出しやすくなっている点が『ワードバスケット』オリジナル版との違いで、今回スペシャルカードが16枚から20枚に増えている。対象年齢は変わっていないが、幅広く遊べる作品だ。

幻冬舎:ワードバスケット ジュニア

アークライトは5月23日、拡張セット『クトゥルフ・ウォーズ新たなる邪神(Cthulhu Wars: Super Faction Box)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.ピーターセン、イラスト・、2~8人用、14歳以上、60~180分、30000円(税別)。プレイするためには『クトゥルフ・ウォーズ』または『クトゥルフ・ウォーズ新版』が必要。

高さ2cmから18cmまでの高品質な怪物フィギュアで話題になったクトゥルフゲームに大拡張セット。オリジナルでは30以上の拡張セットが発売されているが、その中から5つの拡張セット「地球の地図:6~8人用(Six to Eight Player Earth Map, 2015)」「陣営:道を開くもの(Opener of the Way , 2015)」「陣営:闇にまどろむもの(The Sleeper, 2015)」「陣営:風に乗りて歩むもの(The Windwalker, 2015)」「陣営:チョー=チョー人(Tcho-Tcho, 2017)」をまとめた。

「道を開くもの」一度きりの強力な呪文書を持つヨグ=ソトース、「闇にまどろむもの」怪物を捕獲するツァトゥグァ、「風に乗りて歩むもの」ラーン=テゴスを擁するイタクァ、「チョー=チョー人」邪神ウボ=サスラを隷属させる者。これらの陣営を加えることで、プレイ人数を基本セットの4人から最大8人まで増やすことができる。

各種族の特性を活かして狂信者を集め、怪物を召喚し、旧支配者を目覚めさせて覇権を握るのは誰か?

内容物:ルールブック1冊、プレイヤー用ヒントカード4枚(102×140 mm)、陣営トークン4枚、陣営カード4枚(289×175 mm)、各陣営専用マーカー(魔力・破滅)8個、高品質プラスティック・フィギュア65体、地球の地図2枚1組、呪文書30冊、次元扉マーカー6個、ウボ=サスラ成長トークン1個、頭脳シリンダー・トークン4個、6面ダイス20個

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草場純氏『数学セミナー』で連載開始

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ゲーム研究家の草場純氏が『数学セミナー』(日本評論社)4月号から、「アナログゲームの数々」という連載を開始した。第1回は「ゲーマーじゃんけん」。

愛好者にはおなじみのゲーマーじゃんけんを、通常のじゃんけんと比べて確率が何人でどれくらい違うかを示し、またその歴史をひもといていく。2ページだけだが読み応えのある内容だ。

草場氏はゲームマーケットやヤポンブランドを創始・設立し、NPOゆうもあ副理事長、ゲームマーケット大賞選考委員長など要職も務める斯界の第一人者。トランプ・伝統ゲーム・わらべ遊びに造詣が深い。先週大阪で行われたボードゲームシンポジウムでは「日本の伝統ゲームと子どもの遊び」という演題で講演している。

日本評論社:数学セミナー 2019年4月号

アークライトは4月11日、推理カードゲーム『13ゴースト(13 Ghosts)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・V.アマナティディス、イラスト・T.ラレク、2~4人用、8歳以上、10分、1600円(税別)。

地下室に隠れている相手のオバケを当てるお手軽推理ゲーム。オリジナルはアーティピアゲームズ(ギリシャ)が一昨年発売した。

1~13の数字がついたゴーストカードを各自1枚伏せておき、これを先に当てたほうが勝つ。手番には手札を使って、そこに指示されたアクションで相手に質問したり、攻撃したりする。裏にして出して、攻撃することもできる。

質問はカードによって異なり、「連続した番号を4つ宣言して、その中にいるか聞く」「任意の数字を3つ宣言して、その中にいるか聞く」など。プレイしたカードにも番号がついているので、消去法と推理で相手のカードを見抜く。

アートワークは『クー新版』や『チャオチャオ』のラレクが担当し、1枚1枚味わいのあるゴーストでゲームが楽しめる。

内容物:ゴーストカード26枚(カードサイズ:65×100mm)、ルール説明書1冊

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kazamidori.jpg静岡・三島に3月16日、プレイスペース付きボードゲームショップ「風見鶏」がオープンする。三島駅徒歩15分(バス+徒歩10分、伊豆箱根鉄道・三島田町駅徒歩約7分)、11:00~19:00、月曜休。

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観光地でもある三嶋大社から徒歩3分という場所で、同日オープンのネット通販サイト「バトンストア」のアンテナショップとして営業する。体験会などイベントを開催し、気軽にボードゲームを手に取り、体験できる環境を作る。

店名はコブクロの「風見鶏」のように、向かい風があってもブレずに進み続けたいという思いから付けられた。地方発信型の情報基地として、三島市の地域創生に貢献することを目指す。

プレイスペースは4卓24席あり、約200種類が体験できる。利用料金は1卓平日4時間1000円、土日祝1500円から。途中入退店、食べ物の持込み可。気に入ったものは購入することもできる。

開店を記念して16日11時から、ボードゲーム芸人いけだてつや氏を招いてトークやボードゲーム体験などのオープニングイベントが行われるほか、当日は店内全商品20~30%オフ。24日にはジーピー主催のカタン大会も行われる。

風見鶏
静岡県三島市中央町3-45関谷ビル1F/TEL:055-956-2172
[Web ] [Twitter ]

アークライトは4月18日、協力バランスゲーム『メナラ(Menara)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・O.リヒトベルク、イラスト・S.シャヴォー、1~4人用、8歳以上、45分、4600円(税別)。

オリジナルは昨年、ツォッホ出版(ドイツ)が発売したもの。2002年に同社から発売され、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『ヴィラ・パレッティ』を協力ゲームとして社内リメイクした。

マレーシアの密林の奥で古い建造物の断片が見つかった。何千年も前の神殿である。研究者であるプレイヤーは協力してこの神殿の再建に取り組む。手番には建設計画カードをめくり、その指示に従って柱を立てたり、上の階に移動したりする。柱は色によって置く場所が決まっており、神殿の床はさまざまなかたちをしているため、みんなで相談して置く場所を考えなければならない。どこかの床に柱がなくなると、上に新しい床が追加され、神殿は高くなっていく。神殿が崩れるか、柱・建設計画カード・床のいずれかがなくなったらゲーム終了で、指示された高さに達していれば全員の勝利となる。

「指示カード」に記された指示通りに柱を置かなければならず、指示をクリアできないと、完成に必要な階層の数が増えてしまう。計画を立てて行動し、積みあがった柱やボードのバランスを見ながら、メナラの空中寺院を完成させよう。

内容物:石柱76本、布袋1枚、ベースキャンプ1個、建築計画カード35枚、階層カード5枚、床板18枚、ルール説明書1冊(※カードサイズ:65×65mm)

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まもなく開店2周年を迎える大阪・八尾のボードゲームカフェ「inst(インスト)」を訪問し、代表の「てっち」こと泉谷徹ニさんにお話を伺った。

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10:30のオープン。ボードゲームカフェで午前中からオープンしているところは珍しい。22:30まで12時間、お店は開いている。定休日は水曜日だけだ。

大阪の地理に詳しくなかったが、八尾はなんばから近鉄で25分しかかからない。八尾駅からお店までは徒歩1分。ボードゲームカフェがひしめく大阪市内からのほどよい距離が強みになっているようで、八尾の遊び場としてテレビや新聞で取り上げられ、地元中心に新規のお客が多いという。

お客は近くの近畿大学のゼミ生と先生、パチンコ屋店員、パティシエなどさまざま。「軽音経験者が多いような気がする」という気さくに話すてっちさんは、店内にギターを置いていてお客の前で弾くこともある。

料金体系も変わっていて相席割引があり、お客の交流を促している。こうして飲み会帰りの人が『かえるさんジャンプ』に夢中になったり、木曜の夜に時間のかかるボードゲームが遊ばれたりと、居心地の良い空間を生み出す。今回も、取材が終わってから遊びに来ていた女性の方とすんなりとボードゲームを楽しむことができた。

ベーグルを注文。ケーキ屋さんが作っているそうで、柔らかくて味わいがあり、たいへん美味しい。

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生ハムとチーズクリームサンド。カフェオレを付けて

駅の近くに「リノアス」というショッピングモールがあり、その中で中小企業が子供向けのワークショップなどを開催する「みせるばやお」にも出展している。直近では3月24日に行われる「ボードゲームは、いとを菓子。~春のゲームまつり~ 」。ほかにも地元の図書館でボードゲームイベントに出るなど、地域密着で活動していることも、地元の人が気軽に遊びに来る下地となっている。

そのような中で、新規のお客向けに国産の面白いボードゲームを紹介しようと始まったのが「ボードゲームセレクション」である。昨年のゲームマーケット大阪前に「プレゲムマウィーク」を開催したのがもとで、今年は9店舗共同で大賞・店舗賞を選定するまでに至った。作者にとっても強力なプロモーションとなり、ボードゲームカフェにとっても競合店が多数ある中で存在感を示すことができる。

エントリーした作品をお客に遊んでもらい、反応をもとに選定したinst賞は『謎解きは形容詞のあとで事件簿』(万屋楽団)。中央に伏せられた1枚を、形容詞をヒントに消去法で当てる協力ゲームだが、形容詞がランダムなので拡大解釈してヒントにしなければならない。その意図を読み取れたときの気持ちよさと、意味が分からなかったヒントを後で教えてもらったときの驚きは、優れたパーティーゲームの要素である。

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『謎解きは形容詞のあとで事件簿』

各店舗賞はそれぞれのお店のカラーがにじみ出ているが、てっちさんがニコニコしながらルールを説明して、そういったパーティーゲームをワイワイ楽しむ姿が容易に想像できる。ほかにも『テレストレーション』『適当なカンケイ』『ヒト+イロ』などが人気だという。

地域密着で相席を促し、パーティーゲームで盛り上がれば、新しいつながりが生まれる。ベーグルも美味しく、物販も充実した品揃えで、オールインワンのボードゲームカフェだ。

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inst(インスト) [Web ] [Twitter ]
大阪府八尾市北本町2-4-6加藤ビル2F/TEL:072-968-7163
近鉄八尾駅徒歩1分/10:30~22:30/水休

アークライトは4月11日、『マイ・リトル・サイズ(My Little Scythe)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・H.チョウ&V.チョウ、アートワーク・N.アデルマン&K.カウ、1~6人用、8歳以上、45分、6800円(税別)。

人気ボードゲーム『サイズ -大鎌戦役-』を可愛い動物たちの世界に移してファミリーゲームにリメイクした作品。オリジナルはプリント&プレイ版から生まれ、昨年ストーンマイヤーゲームズから製品版が発売された。

舞台はどうぶつ七王国の中心にある赤リンゴと魔法の宝石の生産地「ポム王国」。七王国から送り込まれた若き勇者たちが、新しい指導者を目指して収穫大戦争を繰り広げる。

各プレイヤーは2個の動物コマで、移動・発見・製作の3分野のアクションの中からどれかひとつを実行する。六角形のマスを移動し、移動先でダイスを振ってアイテムを獲得。これらを集めてクエストを達成していくという、拡大再生産ゲームである。

友情レベル上げやパイ投げ用のパイの増加、アクションの効果増強、クエストの解決、呪文カードの獲得、宝石やリンゴの城への配達を行い、8分野で最初に4個のトロフィーを獲得したプレイヤーが勝利者となる。

可愛らしい動物コマに、協力することで上がる友情レベル、パイ投げで勝者を決める戦争と、平和でほのぼのとした雰囲気で、子供から大人まで楽しめる作品だ。

内容物:ルール説明書1冊、オートマくん説明書1冊、達成記録シート1枚、塗装ガイド1枚、勇者コマ14個、ゲーム盤1枚、解決ダイヤル2個、パワーアップタイル16枚、個性カード8枚、呪文カード30枚、クエストカード12枚(※カードサイズ57mm×87mm)、オートマくんカード21枚、配置タイル1枚、プレイヤーマット6枚、キャンプ地タイル7枚、発見ダイス5個、アクションマーカー7個、リンゴトークン24個、宝石トークン24個、クエストトークン12個、その他マーカー類42個、収納ケース1個

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アダルトなテーマのボードゲームを楽しむ会が3月9日、大阪・中津のボードゲームカフェ「ボードゲームラボ!DDT」4階にて行われた。昨年のなんば紅鶴、阿佐ヶ谷Loft Aに続いて3回目となる。

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ゲームマーケット前日ということで、ボードゲームシンポジウムや交流会などのイベントが目白押しだったため、ほかのイベントと掛け持ちできるように昼の部と夜の部の2部制、参加費は食事なしで1500円である。この金額にできたのは「ボードゲームラボ!DDT」さんのリーズナブルな価格設定によるところが大きい。おかげさまでTwiplaでの参加は昼の部も夜の部も満席。

第1回と第2回はトークをメインとしてきたが、徐々に自ら作ってきて下さる方が出てきたことから、今回は試遊の時間が多め。とはいえトークも行い、昼の部は朝戸一聖氏(タンサン)、蕪木P氏(イエサブ)、ゆお氏(こっち屋)、夜の部は朝戸氏と当サイトの管理人がお話をした。

同日に行われたボードゲームシンポジウムで草場氏がキッズゲームについて、思っているほど簡単に作れないものであり、デザイナーにとってチャレンジングなジャンルと語ったが、アダルトゲームにも同じことが言える。アダルトなテーマとモダンなメカニクスを両立させた作品は、海外にもほとんど存在せず、発展の余地はまだまだある。夜の部はそのような話をした後、朝戸さんのかねてよりの主張「セックスとボードゲームは同じである」について論じた。ツッコミ役のmomi氏がいないため、来場者にツッコミをお願いしたが、15分にわたる必死の主張に最後は「分かったから、もういいよ(笑)」という雰囲気になったような気がする。

ワークショップは30~40分という短時間でグループ討議をし、アダルトゲームのアイデア出しをする。夜の部はVRを使った『君の体位は。』、ツボお題カードを使った『はぁ~んって言うゲーム』、正体隠匿の乱交ゲーム『オレタチ兄弟』、正体隠匿ゲーム『狩るパン』のアイデアが出された。

試遊は『おっぱいつかみ』『サイズ・マターズ』『いたずら石けんの恋』『アンダー・ザ・テープラー』『ゴールドフィンガー』など。販売はおなじみ「もんじろう」さんの『男気野球拳』『煩悩じろう』『ワンナイト新郎』、朝戸さんの『萎え場FUJI BOKKI FESTIVAL』、酢豚さんの『絵画のアソコはギリギリセーフ』、個人輸入した『サイズ・マターズ』。ゲーム紹介で試遊の時間があまり取れなかったのは次回への反省である。

前回の東京大会では東スポの記者さんが取材に来て、「じわじわ人気「アダルト版ボードゲーム」の未来」という見出しで大きく報じられたが、今回はアダルトビデオメーカーの方が参加されており、グッズとしてアナログゲームの開発が進行中であるというお話も伺った。販路の開拓が課題だっただけに、嬉しいニュースである。次回は東京での開催を予定。

アダルトボードゲームフェス実行委員会

アークライトは4月4日、牧場経営ゲームの拡張セット『グレート・ウエスタン・トレイル:北部への道(Great Western Trail: Rails to the North)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・A.プフィスター、イラスト・A.レーシュ、2~4人用、14歳以上、75~150分、3800円(税別)。

ドイツゲーム賞2017で『テラフォーミング・マーズ』に次ぐ2位となってから1年。エッガートシュピーレが発売した初の拡張セット。家畜の出荷先にシカゴ、デトロイト、ニューヨークといった北部の都市が追加され、さらなる戦略と奥深さが生まれる。

北部の都市に出荷するには、もう一つの追加要素「支社を開設する」アクションが必要。支社を置くことで遠くの都市に出荷できるだけでなく、追加のアクションを行うこともできるようになる。どの都市を目指し、どのようにネットワークを広げるのか、広い選択肢が用意されている。

内容物:拡張ゲーム盤1枚、追加の駅長タイル6枚、追加の私有建物タイル8枚、プレイヤー補助タイルⅡ4枚、支社コマ60個、中都市タイル10枚、交換トークン20個、追加のディスク4枚

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3月9日、大阪・高槻現代劇場にてNPOゆうもあによる「ボードゲームシンポジウム 2019 in 大阪」が開催された。テーマは「キッズゲーム分野への挑戦」で、85名ほどが聴講した。

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ゆうもあは2004年から3年間、大阪と東京でボードゲームシンポジウムを開催していたことがあり、13年ぶりの開催である。その間に日本のボードゲームシーンはどんどん盛り上がっているが、子供向けは今ひとつ振るわない。そこでこのシンポジウムを通して問題点を共有し、新しい風を起こそうというのが趣旨だった。

プログラムは丸田康司氏(すごろくや)の基調講演に始まり、分科会でTTBこと富本尚志氏の「子育てから親育ちへ~ボードゲームで想い出づくり~」、草場純氏の「日本の伝統ゲームと子どもの遊び」、畑直樹氏の「子どもの育ちからみたボードゲーム製作のポイント」、最後にこの4名によるパネルディスカッションという豪華で充実した内容である。

すごろくやはキッズゲームにも力を入れており、客層は親子とカップルと大人がほぼ1:1:1と、ボードゲーム専門店にしては親子が多い。丸田氏によると、大人のボードゲーム愛好者が考える「キッズゲーム」は、絵柄や単純さなどの点で自分には面白くないゲームを意味することが多いが、「ちょうどよい」難易度で、「子供も遊んでくれるし自分も楽しい」ものと捉え直した。子供に大人が付き合うのでは続かない。大人も本気になれることが大切である。

『ナンジャモンジャ』だけでなく、すごろくやのオリジナルゲームのラインナップ『イチゴリラ』(3歳~)『すずめ雀』(6歳~)、子供専用のお題を大幅に追加した『ベストフレンドS』(7歳~)、さらに来月発売予定の『かたろーぐ』(5歳~)も、このコンセプトに沿った商品であることが分かる。また、すごろくやの体験イベントでは必ず親を参加させ、子供だけで遊ばせることは稀というのも、親に「これらは子供用のおもちゃ」ではなく、「むしろ自分が楽しいもの」と気付いてもらうことを意図しているという。

このような趣旨でキッズゲームを親子に広める際の課題として、家族同士の交流が少ないことや、家族内でボードゲームのルールを共有できないことが挙げられた。親がボードゲーム好きでも、子供が付き合わされているだけという例も多い。ただルールを理解するだけでなく、駆け引きをしたり、同年代の子供を気遣って一緒に楽しく遊ぶということが見受けられるため、少し難易度を下げてでも、子供自らの考え甲斐を引き出せるゲームを見極めることが必要とした。


分科会は滅多に聞くことができないと思ってTTBこと富本尚志氏の講演へ。ゆうもあゲーム会で毎月子供を相手にボードゲームを遊ばせてきた現場の声である。「親が一緒にしないといけないので、子供が遊んでいる間に用事を済ますことができない」ことがボードゲームのデメリットとされていること に嘆いてみせつつ、親を頼ることが可視化される、負ける練習ができるといったボードゲームの良さを熱く語った。

富本氏は自身の活動を25年ぐらい頑張ろうという。それは一世代伝わればボードゲームの火は消えないからである。子どもたちは遊んだことを忘れていても、やがて大人になり、親になれば思い出してくれる。少なくとも、ボードゲームに対する拒否反応はなくなる。

また、ボードゲームは知育にいいのかという質問に対しては、実際はそうとも言えないけれども、「鰯の頭も信心から」で、そう信じる親を肯定していくという。親子の関わりを深めるのは別にボードゲームでなくてもよいが、非常に有用であると結んだ。

ご自身「親ばか」を自称する子育ての話や、子供がずるやインチキをしたとき、負けて泣いているときの対処(腕を掴む、卓から一旦外して楽しい様子を見せる)など、実用的な話も伺うことができ、終始子供への愛情が溢れ出ていて感動的なお話だった。


最後のパネルディスカッションは、ゆうもあの一階理事長が用意した質問にひとりひとり答えていく。対立する論点はほとんどなかったが、貴重な意見を聞くことができた。以下箇条書き。

①好きなキッズゲーム
『カルテット』と『ネコとネズミの大レース』(丸田)、『ドラゴンディエゴ』と『ミスターダイヤモンド』(草場)、『ミスターウルフ』(畑)、『こやぎのかくれんぼ』(富本)

②日本のキッズゲームの問題
大人が面白さを知らない(畑)、よいキッズゲームを知らない(草場)、根拠をもって考える習慣がない(丸田)、次の世代に期待(富本)

③知育ゲームはゲームなのか?
頭が良くなるとは思っていないが、親の言うことを認める(富本)、「おもちゃ」のネガティブイメージを払拭するための方便(畑)、学校の勉強と分けて、幸せに近づくためのステップと捉える。ゲームを楽しみたかったらもっと勉強しよう(丸田)、ゲームは遊ぶために遊ぶものであるべき(草場)

④こんなキッズゲームがあったらいいな
電車(丸田)、おいしゃさん(畑)、作るのは簡単ではなく、デザイナーには挑戦しがいがあるジャンル(草場)

⑤みなさんにおすすめしたいキッズゲーム
ワイルドバイキング、ありがた迷惑(丸田)、スティッキー(ダイスなし)、イチゴリラ(5なし)(草場)、四匹いるよ/森のかくれんぼ/仲間探し(富本)

⑥メッセージ
ボードゲームは数ある選択肢の一つだが、結構いいものです(丸田)、口コミで認知度を上げるきっかけに(畑)、キッズゲームはボードゲームのフロンティア(草場)、マジックアイテムではないが、活用できれば親が親になるのにいいツール(富本)


会場内には物販コーナーも設けられ、参加者には500円引き券が配られてお買い物も楽しむことができた。愛好家、デザイナー、親、教育関係者、いずれの立場にとってもヒント満載で刺激的なシンポジウムだったと思う。ゲームマーケットの前日に設定し、昨年秋からチラシを配って宣伝したにもかかわらず、参加者が思うように集まらず、担当の畑さんが「これでは大赤字でヤバい」とツイートしていたが、最後は駆け込みで一気に増えて持ち直したという。集客の問題もあって次回は未定だというが、せっかく復活したイベントなのでまたの開催を期待したい。

ボードゲームシンポジウム 2019 in 大阪 ~キッズゲーム分野への挑戦~

NPO法人世界のボードゲームを広める会「ゆうもあ」は9日、日本ボードゲーム大賞2018を発表した。選考部門(ゆうもあ賞)には『コードネーム・デュエット』、投票部門には『テラフォーミング・マーズ』が選ばれた。

今年で17回目を迎える日本ボードゲーム大賞。昨年1年間に日本国内で新発売された国産・日本語版・輸入・同人ゲーム345タイトルの中から大賞を選んだ。

投票部門は昨年12月から今年2月まで、約2ヶ月にわたってネットなどで行われ、39都道府県から224名(昨年比+21名)が参加した。各自ベスト5まで記入できる方式で、1位5点、2位4点、3位3点・・・として集計した結果、『テラフォーミングマーズ』が1位となった。火星の開拓をテーマにした2時間クラスのボードゲームで、一昨年のドイツゲーム賞を受賞し、アークライトから日本語版が発売されている。

2位には僅差で『アズール』。3位以下の順位は下記の通り。例年海外ゲームが独占するが、今年は5位の『ヒト+イロ』をはじめ、10位以内に国産ゲームが5タイトルも入った。同人ゲームカテゴリーでは『アルペンツィアン』が最高得点。

選考部門(ゆうもあ賞)は、ゲームをあまり遊ばない家族向けにゆうもあがお薦めする作品。大賞に選ばれた『コードネーム・デュエット』は、ヒントを出しあってお目当てのカードを当てる2人用協力ゲーム。多人数でも遊べるところが評価されたという。ノミネートには『雲の上のユニコーン・デラックス』と『ヒト+イロ』が選ばれている。

【日本ボードゲーム大賞2019】
選考部門
ゆうもあ賞:コードネーム:デュエット(Codenames: Duet)
ノミネート:雲の上のユニコーン・デラックス(Einhorn Glitzerglück : Eine Party für Rosalie)
ノミネート:ヒト+イロ

投票部門
大賞:テラフォーミング・マーズ(Terraforming Mars)238点 (得票率:26.14%)
2位:アズール(Azul)235点 (得票率:26.56%)
3位:サイズ - 大鎌戦役 -(Scythe)179点 (得票率:19.09%)
4位:クアックサルバー(Die Quacksalber von Quedlinburg)139点
5位:ヒト+イロ 97点
6位:テラミスティカ:ガイアプロジェクト(Gaia Project)82点
7位:タイムボム 77点
8位:東京サイドキック 76点
9位:ワードスナイパー 74点
10位:シャドウレイダーズ 61点

NPOゆうもあ:日本ボードゲーム大賞2018 ゆうもあ賞 決定 link
NPOゆうもあ:日本ボードゲーム大賞2018 投票部門 発表! link

ゲームマーケット2019大阪レポート

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雨模様の寒空となった3月10日(日)、インテックス大阪にて「ゲームマーケット2019大阪」が開催された。関西での開催は2012年に始まって8回目。規模は毎回増加の一途をたどっており、6729㎡の会場に395ブースが出展し、6900人(公式発表)が参加した。

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会場面積は前回より3割広くなったが、それでも人気ブースの前では行列や渋滞が発生した

本日の大阪の日中の気温は約14℃。インテックス大阪は、ホール部分以外が屋外であるため、外気が絶えず流れ込み、会場内も冷え込んだ。限定販売のボードゲームを求めて開場の2時間前から並んでいた人はなおさらのことだろう。しかし開場すると、行列していた人がなだれこみ、温度が1~2℃上がったような気がする。

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今年もミープルのコスプレが登場

『ブロックス』や『ウノ』シリーズを全国的に展開するマテル社が、ゲームマーケットに出展するのは、実は東京・大阪を含めて初めてである。マス・マーケットをメインターゲットとしている会社がゲームマーケットに参入し始めたことは、それだけゲームマーケットが成長した証拠といえるだろう。昨年、担当者が東京での開催を見て出展を決めたという。お客さんの反応もよく、売れ行きは好調。

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マテル社のブース

多くのファンから注目されている「機動戦士ガンダム」の協力ボードゲームは今月末の発売を前に、サンプルが展示されていた。規模が大きくなれば、従来難しかった版権ものも可能になる。

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ガンダムの協力ゲーム

まさかゲームマーケットで、海外ゲームの試作品が遊べる日が来ようとは。まだキックスターターのプロジェクトも始まっていない『グレンモア2』の試作品をEngamesが出展。説明付きで試遊できるようになっていた。発売元と共同出版というかたちで、今秋に日本語版が発売されるという。

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『グレンモア2』プロトタイプ

今回の大阪は、国産オリジナルボードゲームだけで約130タイトルの新作が発表された。このほかに、海外ボードゲーム、TRPG、TCG、謎解きゲームブック、伝統ゲーム、パズルなどを含めれば展示されたボードゲームはゆうに200タイトルを超える。

『Pentaland』は京都大学の学生団体Neugierによるミドルクラスのボードゲーム。五角形のアクションスペースから1つを選び、そこにいる労働者を取ってアクションを行う。資源を集め、建物を建てるが、労働者や資源を置ける場所が限られているのでマネージメントが必要。建物の効果はそういったマネージメントを楽にするものもあるが、得点が高い代わりにプレイヤーに制限を設けるものもある。

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五角形だから『Pentaland』

『Kobe』(luck movies)は、さまざまな貿易品を船に積み込んで売り、利益を上げるカードゲーム。1種類だけにうまく絞り込めれば利益が高いので、手札を調整したり、ほかのプレイヤーから購入したりして種類を増やさないようにする。ほかのプレイヤーから購入できるルールによって駆け引きが生まれる。

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美しいイラストで言語依存がない『Kobe』

『富士山地下99階』(sangenya)は、袋からキューブを引いてコマを進めるレースゲーム。引いたキューブの色によって、カードの特殊能力を使ったり、バーストしたりする。ストーリーブックが付いており、優勝すると、なぜ富士山の地下を目指しているのかというバックストーリーを自分だけ読むことができる(いくつか用意されている)。

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奇抜な設定の謎が気になる『富士山地下99階』

『カラフルピラミッド』(こっち屋)は、ピラミッドの石をタップして新しい石を手に入れ、色や数が合うように積み重ねていくカード配置ゲーム。困ったときは神様の特殊能力を使うこともできる。

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直下の2枚と色や数が共通するように置く

『がんめんマン』は、毎回エリア出展をしているオインクゲームズの新作。カードで指示されたシチュエーションを、福笑いの要領でパーツを並べてみんなに当ててもらう。

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少ないパーツで驚くべき表現力

『TAGPLAN』は週間カレンダーと付箋のセットで、子供のいる家庭での宿題やお手伝いを得点化するという子育てツールだ。

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今回、地元関西のボードゲームカフェ9店舗が、ゲームマーケット直前に「ボードゲームセレクション」を発表した。これは事前にエントリーした新作を各店舗で遊んだ上でおすすめを決めたもの。大賞の『狩猟の時代』ほか、受賞作が会場内でトロフィーやチラシと共に頒布されていた。ぜひ来年も開催してほしい。

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最後に注目のアクセサリー類。「TRPGやボドゲで使えそうな駒」(末吉工房)が『アグリコラ』のセッティングで展示されていた。

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「どこかで使えるTAGシリーズ」(TUCGAME)はウッドバーニング製。ボードゲームにありがちなシチュエーションばかりだ。

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次回は「ゲームマーケット2019春」が5月25~26日(土日)、「ゲームマーケット2019秋」が11月23~24日(土日)。来年の関西での開催日は未定となっている。

アークライトは4月4日、カードゲーム『アーキテクチュラ(Architectura)』日本語版を発売する。デザイナー・P.アタマンチュク、イラスト・M.クナカソヴァ&ウイルドリム、2~4人用、8歳以上、30~45分、2000円(税別)。

オリジナルはホビーワールド(ロシア)が昨年発売したもの。著名な建築家となり、建物の組み合わせで価値を高めて、「アーキテクチュラ」の街に最も貢献することを目指す。

碁盤状に区切られた開発地域に、建物カードを置いて建築する。建築した建物によって隣接する建物の価値が変わり、例えば神殿の近くの公園は得点が上がるが、誰も訪れない角の市場など、最悪の場合取り壊されることも。組み合わせを考えて計画的に建設していこう。

カードを回転させて価値を変え、特殊能力を駆使し、街一番の建築家に成るのだ。基本ルールでゲームに慣れたら、追加建物カードに差し替えて上級ルールにも挑戦することができる。

内容物:基本建物カード48枚、庇護マーカー8個、追加建物カード24枚、ルール説明書1冊、街区カード8枚(※カードサイズ69×69mm)

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ホビージャパンは4月中旬、ビデオゲームのボードゲーム版の拡張セット『フォールアウト ボードゲーム:ニュー・カリフォルニア(Fallout: New California )』日本語版を発売する。ゲームデザイン・D.ベルトラミ&B.アンドレス、イラスト・、1~4人用、14歳以上、120~180分、4500円(税別)。プレイするためには『フォールアウト ボードゲーム』基本セットが必要。

核戦争後の放射能に汚された地「ウェイストランド」で生存者として数々の試練に立ち向かうボードゲームに新たなシナリオ、キャラクター、マップ、クエスト、コンパニオン、アイテム、敵などを追加する。大戦で混乱に陥った地域「ニュー・カリフォルニア」を探索しよう。

新シナリオ2本のほか、協力型シナリオのルールが入り、これまで影響力を競い合っていたサバイバーたちが力を合わせて試練に立ち向かう。また、追加されたクエストとマップ・タイルを、基本セットのシナリオでプレイすることもでき、楽しみ方が広がる拡張セットだ。

内容物:ルールシート、マップ・タイル12枚、クエスト・カード32枚、プラスチック製フィギュアとスタート時の各種パーツ5組、シナリオ・シート 6枚、ウェイストランドでの遭遇カード25枚、施設での遭遇カード22枚、クエスト・マーカー6個


写真は英語版

第1回カタン親子ペア大会、3月31日両国

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ジーピーは3月31日、東京・両国の貸し会議室「国際ファッションセンター」にて、第1回カタン親子ペア大会を開催する。13:00~17:00、参加費1組1000円、定員32組。

世界中でスタンダードなボードゲームになっている『カタン』が、日本でも一般的に遊ばれるにつれ、家庭でも普及してきたことを受けて行われるイベント。小学生とその親で1組となり、4組で『カタン』を対戦する。親子で相談して、チームワークで勝利を目指そう。優勝・準優勝・参加賞が用意される。

申込みはメール(catan@gp-inc.jp)にて。第1回の東京を皮切りに、全国各地で順次開催していく予定だという。春休みの思い出づくりに参加してみてはいかが。

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ゲームデザイナーの大塚健吾氏は昨日より、キャンプファイヤーにて2人用オリジナルボードゲーム『シノミリア』の制作プロジェクトを立ち上げ、出資を募っている。2人用、8歳以上、15分、3000円以上の出資で製品、5月配達予定。

『理想の納豆』『ギリギリカレー』『ブックメイカーズ』など、テーマ性の強い異色の作品を制作してきた大塚氏の新作。今回は「ギャンブル漫画の主人公のようなボードゲーム体験」がテーマだ。タイトルはギリシャ語で「会話」の意味。

2人が出した合計枚数が何枚になるかをカードを伏せて予想し、手番にお互いにチップを1枚ずつ積んでいくというゲーム。手番にはチップを積むかパスをするかのどちらかができ、ラウンドが終わったらカードを公開して積まれたチップの枚数に近いほうが勝つ。

ポーカーサイズのカードとポーカーチップサイズのチップで繰り広げられる心理戦。相手の顔色を伺い、ブラフをかけ、チップ1枚1枚に込められた相手の意図を読み取ったプレイヤーが勝利する。

藤原竜也モノマネ芸人ガーリィレコード氏による動画と、Astilbe x arendsiiによる主題歌・オリジナルサウンドトラックも制作されるなど、気合の入ったプロモーションも奏功し、1日で目標金額の7割を達成している。

内容物:数字カード20枚、チェンジカード2枚、スタートプレイヤーカード1枚、チップ30枚、説明書1部

CAMPFIRE:心底"ざわ‥ざわ‥"するボードゲーム『シノミリア』プロジェクト

山形市に3月7日、ボードゲームカフェ「アソッベ」がオープンした。JR山形駅バス7分+徒歩1分、専用駐車場9台分、月水木15:00~22:00、金祝前15:00~23:00、土日祝13:00~23:00、火休。

ジェリージェリーカフェでの店員経験もある丹羽俊介氏が故郷の山形市で開いたカフェ。「山形には人がいない」ではなく、「人は少なからずいるけど、遊ぶ場所が少ない」と考え、地元をもっと面白くするため、新しい遊びの場になればとオープンした。店名は山形弁で「遊ぼう」という意味。

テーブル間の間隔を広めにとった開放的な店内には30席で500種類のボードゲームが遊べるほか、個室も1室用意されている。料金は30分300円で、最大2000円。また販売コーナーもあり、100種類ほどを扱う。

飲み物はドリンクバー480円のほか、パスタ、ピラフ、ドライフルーツなどスナック類を用意。蓋付きのドリンク容器と、各テーブルに置かれたウェットティッシュで、清潔にボードゲームが楽しめる。

毎週水曜日を「相席推奨デー」とし、相席対応して頂けた方には特別なサービスを設ける。また、掲示板を設置し、ツイッターなどで発信して、時間のかかるゲームなどのメンバーをお客同士で募集できるようにする。また「初めてのカタン」など、初心者の方でも楽しめるようなイベントも考えているという。

初日はオープンから次々とお客が詰めかけ、ほぼ満席になっていた。大通りに面しているため、工事中から通りがかりが興味を示していたという。近くには山形大学があり、学生の交流の場としても注目されそうだ。

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広々とした店内

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物販コーナー

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キッチン&ドリンクバー

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個室もあり

Asobbe
山形市あこや町1-2-1
[Web ] [Twitter ]

グループSNE/cosaicは3月29日、鉄道ゲーム『スティーブンスン・ロケット(Stephenson's Rocket)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.クニツィア、アートワーク・TANSAN、2~4人用、12歳以上、60分、4500円(税別)。

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ライナー・クニツィアがデザインし、1999年にペガサスシュピーレ(ドイツ)から発売されたものをリメイク。プレイヤーは資産家として、1830年代のイングランド南部を舞台に鉄道会社の株式や、輸送物の利権、駅の建設、そして会社買収などあらゆる手段で影響力を争い、鉄道王を目指す。運の要素がない通好みの戦略ゲームだ。

手番には都市の産業チップを集めるか、駅舎を建てるか、線路を引くかの3つから2つを行います。産業チップ(鉄鋼・ビール・皮革・織物・乗客)集めるとその都市に線路が開通したときにお金になり、駅舎はそこに線路が通ると路線を支配でき、線路を引くとその路線の鉄道会社の株券がもらえ、将来の進路に口出しできるようになる。
 
鉄道会社ははじめ8つあり、プレイヤーはどの鉄道を伸ばしてもよい。鉄道がどれかの都市に着くたびに、産業チップや駅舎に応じて配当がもらえる。鉄道が延びて他の鉄道と隣接すると合併が起こり、巨大な鉄道網が形成され、争いは熾烈なものとなっていく。

将来性のない路線は頃合を見て合併したり、反対に合併を阻止するために路線をねじまげたりと、戦略は千変万化。終盤は詰めを誤ると順位の変動が激しく、細心の戦い方が必要となるだろう。簡単なルールと奥深い駆け引きによって、遊ぶほどに楽しい名作鉄道ゲームだ。

ホビージャパンは3月下旬、登山レースゲーム『ハイリスク(High Risk)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・T.ベンジャミン&B.J.ギルバート、イラスト・ビブーン、2~4人用、8歳以上、20分、1800円(税別)。

イエロ社(フランス)の「ミニゲームシリーズ」として今年発売される登山ゲーム。イギリス人デザイナーコンビによるダイスバーストゲームだ。麓のベースキャンプからスタートして、山頂を目指す。

手番には6個のダイスを振る。ダイス目は危険(雷)、登山(山)、天候(雲)の3種類があり、山と雲以外を振り直すことができる。こうして全部が山と雲になればもう1手番できるが、振り直したダイスが全部雷だった場合、バーストしてしまう。その前に途中でやめるか、それとも一か八か振り続けるかで運と度胸が試される。

ダイスの山の数だけ自分の登山者コマを進めるが、バーストすれば一番高いところにいる登山者コマが落ちてしまう。また登山ルートには崖マスがあり、ほかの登山者コマがいれば蹴落とすことができる。最初に全ての登山者が頂上にたどりついたプレイヤーの勝利。

先行すれば蹴落とされる可能性も高まる。雷の出る確率は2分の1。一投ごとに落下のリスクと、進み具合を天秤にかけていく考えどころもある作品だ。

内容物:山岳ボード1枚、登山者コマ16個、特製ダイス6個、ルールブック1部

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関西のボードゲームカフェとプレイスペース付きショップ9店舗による「ボードゲームセレクション2019」が本日発表され、『狩猟の時代』(A.I.Lab.遊)が大賞に選ばれた。ゲームマーケット2019大阪ではブース番号M12で頒布され、取り置きを受け付けている。

TGiWレビュー:狩猟の時代

「ボードゲームセレクション2019」はゲームマーケットに出展される作品の中からベストボードゲームを選出するコンペティション。最新作の中からゲームマーケット直前に発表されることで、当日の来場者が試遊購入する際のガイドにすることができる。

選考にあたったのはデザート*スプーン、賽翁、inst、ギルド、BOARD GAME Lab ! ddt、キウイゲームズ、駒の時間、ファミーリエ、DDTの9店舗。エントリーした65タイトルを約1ヶ月間にわたってこれらの店舗間で回し、遊んだお客さんのアンケートを集約して決定した。

大賞のほか、各店舗賞も発表されている。結果一覧と、ゲームマーケット2019大阪で頒布されているブース番号は以下の通り。出展しないサークルはボードゲームショップギルド(A12)に委託販売している。

【ボードゲームセレクション2019】
大賞:狩猟の時代(A.I.Lab.遊、M12)
BOARD GAME Lab!賞:オレたちパイレーツ!(おすしサーカス、A12)
デザート*スプーン賞:フタリマチ(新版)(イマジンゲームズ、L15-16)
賽翁賞:大熊山(STUDIO U×F、H05)
ギルド賞:ダンジョンマーケット(spiel.jp、A12)
DDT賞:Guardians Waltz(喫茶村崎、M07)
ファミーリエ賞:みんなのごみ(たなごころ、F01)
キウイゲームズ賞:ダンコロ+マルチバトル(陽炎ゲームズ、F14)
駒の時間賞:nickname(フローリッシュゲームズ、N05)
inst賞:謎解きは形容詞のあとで事件簿(万屋楽団、F04)

ボードゲームセレクション2019
A.I.Lab.遊:ゲームマーケット2019大阪 取り置き予約開始

ゲームマーケット2019大阪(3月10日、インテックス大阪)に発表される国産オリジナル新作ボードゲームリストを公開します。

ゲームマーケット事務局に寄せられた出展者からの情報に当サイトの調査を加えたもので、拡張、新版、伝統ゲームのアレンジは含み、輸入ゲーム、日本語版、TCG、TRPG、SLG、グッズ、書籍は除外しています(ただしゲームマーケット新作評価アンケートではこれらも含まれる見込みです)。

追加・削除・修正などがありましたら、ツイッターなどでご連絡下さい。ゲームマーケット事務局を通して新作評価アンケートに掲載されます。現在のところ新作は164タイトルです。

A02 オインクゲームズ
 □ がんめんマン
 □ デュアルクラッシュ・ポーカー
A03 グループSNE/cosaic
 □ Beat Auction
A04 BOARDGAME Lab!DDT
 □ Improvement of the POLIS 新版
A12 ボードゲームショップギルド
 □ ギルドDEおもちゃ箱
 □ ダンジョンマーケット
A19 イエローサブマリン
 □ 無礼講ースター
 □ あつめねこ
A35 カイシンゲームズ
 □ DEREOWA(シンデレラストーリーは終わらせない)
A37 怪盗ポリス面
 □ 怪盗ポリス面
A39 未来価値創造大学校 食べ残しNOゲーム
 □ 食べ残しNOゲーム
A43 TANSANFABRIK
 □ カナート
A45 リトルコズミック
 □ Only You
B01 TUKAPON
 □ ボブジテンその2ぷらす
B02 暁ゲーム工房
 □ Chef's Special
B06 OKAZU brand
 □ メトロックス追加マップ集
B10 Dice Of Witchcraft
 □ Dice Of Witchcraft
C02 アーケタンデュ
 □ COMMUNICATIO
C05 いかが屋
 □ これっくらいのおべんと箱に
C06 OYATSU GAMES
 □ ABOBO
C08 ファーメント
 □ ONE CARD OF THE DEAD
E03 二両亭かるた&TENTECOゲームズ
 □ 花札-武将家紋-
E05 ゆきみち堂
 □ トライレマ
E06 ZeZOgames
 □ ヤバいかヤバイカ
E07 タマブシ
 □ Geshi Curry 追加カードセット
E08 ゲームNOWA
 □ ワードミノ
E11 すのめろゲームズ
 □ 王クション
 □ パーミ
E12 AriAru
 □ むずかしりとり
E13 ラジエル
 □ ドームだったら何個分!?
E15 Under Heart Look Look
 □ 密談
E25 英雄開発事業団
 □ 珊瑚海決戦カードゲーム
F01 たなごころ
 □ みんなのごみ
F02 NewWay
 □ umer
F05 Qpic
 □ Debu Diet Dialy
F06 ボードゲームでAIを知ろう!
 □ 危険な惑星探索はAIで
F08 今夜もアナログゲームナイト
 □ COLOR MAFIA
 □ オールナイト・ポジティブネガティブ・ラジオ
F09 トロヴィ工房
 □ 現場不在証明
F10 ぷろぼのプラス
 □ ヘージョーキョー
 □ がちかん
F11 プロジェクトカシオレ
 □ ねことり合戦
F12 Dilettante
 □ トリゴナルソークライマー
F13 ボスラッシュ
 □ ボスラッシュ
F14 陽炎ゲームズ
 □ ダンコロ+マルチバトル
F15 iconect
 □ コレスキ
 □ サプライズ大作戦
F16 ちゃがちゃがゲームズ
 □ じっくりミレー
 □ フラワーズ・フォー・バルコニー
 □ おさわり人狼 Type B
 □ おさわり人狼 ゴウカ版
F17-18 サザンクロスゲームズ
 □ エイジオブフェアー
F19 戸塚工房
 □ 遠方の星
 □ フルーツゴーレム
F23-24 AdAd
 □ あの子のとなり
F27-28 Neugier
 □ Pentaland
F29 ShuffleGames
 □ Detainer
F30 ManifestDestiny
 □ Stargazer
 □ Snap Fighters
F31 ストレイブーツの森
 □ ストレイブーツの森
F33-34 luck movies
 □ Kobe
G05-06 Joynt Game Factory
 □ 似顔絵探偵 計画犯と実行犯
G09-10 sangenya
 □ 富士山地下99階
G11-12 みさき工房
 □ リトルマイメイド
G15 よぐゲーム
 □ FACTORIA
G16 BrainBrainGames
 □ ニワトリかラマかポーカー
G18 カラメルカラム
 □ The 神:クトゥルフ
G21 ステラ クリエイツ
 □ Color Wars
G22 U.I games
 □ Butterfly Effect: In the story
G25 ゲーム感覚
 □ むちゃぶりゲームプロデューサー
G27 キリシマドライブ
 □ Back Room
G31 にゅ~めらす
 □ X本の鉛筆のむこうに
 □ SWARMY
G32 オムプリン
 □ むらびとうぉ~ず
 □ さくっとむらびとうぉ~ず
G33 ビストロナガタ
 □ お前はどこのわかめじゃ?
G34 やすみんゲームス
 □ Onry You
 □ マモノツカイと王家の魔法の武器
G35 鳴海製作所娯楽部
 □ 過労死ガチャ
H01 Mob+
 □ 珍語辞典
H02 もんじろう
 □ どんぐりやま
H03 アスタリスク*ラボ
 □ ちょっと男子ing!
H04 アヂサワゲーム
 □ トーネードスプラッシュ
H07 昼夢堂
 □ トキシカル
I01 高天原&COLON ARC
 □ サワロー
 □ くくりビンゴ
I03 nononon factory
 □ Trilogic
 □ Pick the 5000
I04 おるのん会
 □ 発見ペア
I06 さくらっこ商会
 □ 商社るねっとわーく
 □ 奪取忍者
 □ 魔羅消す
I07 ジエンドのとり助と触覚かるた
 □ 触覚かるた
 □ ジ・エンド ゲーム
I08 ドイツゲーム喫茶B-CAFE/豚小屋
 □ Kanban Menu
J05-06 トイドロップ
 □ イケオジあつめ
 □ ハイテンション利休:白い粉
 □ 推しの印鑑を集める私
J09-10 妄想ゲームズ☆
 □ Spot Shot
K05-06 ネコネクトキャット
 □ Mixture
K07-08 あんちっく
 □ ことバブルmini
 □ どうぶつジュンゴ
K07-08 あんちっく
 □ All of Emotion
 □ 召喚将棋
 □ 日本60名山カードゲーム
 □ 世界60名山カードゲーム
 □ ボキャブラゲームmini!
 □ アヴァロンの聖域
 □ 集大成将棋2019
 □ あんちっくのバックギャモン2~4人用
K10 ラブリー会創作ボードゲーム研究室
 □ プラネットアドベンチャー5
L03 MOVIE ROCK
 □ まめたが行く
L04 異文化交流卓
 □ 世界ふしぎハッタリ!
 □ 紳士の茶会
L05 悠遊亭
 □ おしりぷぷりぷりんぷりりん
 □ やきうの時間
L06 無添加無着色
 □ Trap Dungeon(トラップダンジョン)
L11 ピリオド・ゲームズ
 □ メイドマフィア! 〜 Maid x Gun x Tea 〜
L12 GARGONs
 □ アルケミア新版
 □ 黒幕道:黒幕蛇道
L13 Arcade605
 □ 男気宇宙
L15-16 イマジンゲームズ
 □ 新版フタリマチ
L17-18 OneCours
 □ 無人島に何もって行く?
M03 Red i Games
 □ クロクロ
 □ 影ヤドリ
M05 ギャラクシー☆ツイン
 □ 惑星かるた
 □ カルデアンかるた
M08 Dig-A-Doo
 □ Wow! スゴロク
M13 つぎはぎ工房
 □ それ、死亡フラグですよ
M14 鍋ラボ
 □ 益々 漢々楽々
M22 Vocabulary Battlers
 □ ボキャブラリー・バトラーズ
N01 中村誠
 □ カンジてフィーリング
 □ 平成と昭和のあいだ
N05 フローリッシュゲームズ
 □ ニックネーム/nickname
N11 とういん工房
 □ Puzzle-ST-Rings
N15 C.G.P.
 □ Unlimited Parties
N21 いかがみ本舗
 □ TechnoloGiA
N22 芸無工房LOSERDOGS
 □ ウリニゲマンレオ
N25-26 人狼ベース&月刊ウェアーウルフ
 □ GANGSTER STORIES
N28 ロクジゾー
 □ 天才画家ボン
N29-30 バトル型スゴロク(でたメでバトル)
 □ でたメでバトル
N31 漢字苦手克服カードゲーム~新作発表~
 □ JINKA
O11 こっち屋
 □ カラフルピラミッド
O16 Yellow Games
 □ きいろいろ
O18 熊熊飯店
 □ オーサカループライン
O21 susylabo
 □ TRAN+(トランプラス)
 □ TAGPLAN
O23 @sobiHolic
 □ ぼくらはみんな脱いでいる
O27 モンスター麻雀のモンジャン
 □ ワンにゃんフェスタ
 □ モンジャン拡張パック2
O28 国語×ボドゲ
 □ igigo
O29 AkirakunST
 □ 欲望人間ニャッスル
O30 アーカイブパラダイム
 □ ひきわけしわけ
P01 アイランドノース
 □ セリデビル
P05 堤
 □ Pickel
P08 Phantom Circus
 □ Deceo
P09 R-WORCUS
 □ ウィッチキル・バトルゲーム
P10 y5.games
 □ MINES BREAK(マインズ・ブレイク)
 □ ヒューバ群島の戦い
 □ トレジャープロット
 □ ドーズ
P11 チャトラゲームズ
 □ タイムイズデリシャス
Q04 フダコマゲームズ
 □ シ祖狩リ
Q06 トリプトリー&京将棋
 □ トリプトリー

ゲームマーケット2019大阪、3月10日開催

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国内最大規模のアナログゲームイベントの関西版「ゲームマーケット2019大阪」が3月10日(日)、インテックス大阪(4号館)にて開催される。10:00~17:00、入場料1000円、高校生以下無料(小学生以下は保護者同伴、中学生・高校生は学生証提示)。

昨年の1号館から3割広くなった6729㎡の会場に、昨年の2倍近い395ブースが出展し、約200タイトル(見込)の新作が発表され、9000人の参加者を見込む。

会場内にはブースによって販売だけでなく多くの試遊卓があり、 その場でゲームの説明を受けて実際に遊ぶことができる。また小学生以下の子どもが遊べるコーナー(ゆうもあ)や、TRPG体験コーナー「TRPGフレッシュフェス」、ふくびきコーナー、ゲームマーケット大賞展示など、1日中アナログゲームを満喫できる。

昨年林尚志氏・カナイセイジ氏と公開対談を行ったフランスのボードゲームデザイナー、B.フェデュッティ氏が今回も参加することを表明している。『インカの黄金』『あやつり人形』『マスカレイド』など、手持ちの作品にサインしてもらうチャンスだ。

限定品などを目指す人たちのための入場待機列は8:00から作られる。週間天気予報によれば当日は曇一時雨で最高気温15度、最低気温11度。並ぶ予定の方は防寒を忘れずに。またゲームマーケット事務局では、釣り銭不足に備えて小銭の用意を呼びかけている。


・ゲームマーケット公式

当サイトでは、カウンターの1000万ヒットを記念して、2019年2月16日より28日まで、読者アンケート「ボードゲーム愛好者サーベイ」を実施した。連絡先が重複しているものを除き、890人に回答頂いた。その結果を何回かに分けて掲載していく。第1回目は基本情報。

ボードゲーム愛好者サーベイ(2)プレイ環境
ボードゲーム愛好者サーベイ(3)購入と所有
ボードゲーム愛好者サーベイ(4)嗜好
ボードゲーム愛好者サーベイ(5)当選者発表

年齢
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20歳未満 16人(2%)
20代 171人(19%)
30代 338人(38%)
40代 303人(34%)
50代 58人(7%)
60代 4人(0.4%)

最多は30代で、次に40代、20代の順。ゲームマーケット2018秋の来場者アンケート(以下ゲームマーケット)では30代が37%で一番多くかったが、ほぼ同じパーセンテージとなった。ゲームマーケットは次が20代で33%、40代で21%となっているが、本アンケートではここが逆転している。

50代以上はゲームマーケットが4%に対して本アンケートは7%とやや多め。20歳未満はゲームマーケットが5%に対して当アンケートが2%。平均年齢はゲームマーケットが30代前半ぐらいになりそうだが、当アンケートは40歳前後ぐらいと見られる。

居住地
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北海道 42(5%)
東北 57(6%)
都内 187(21%)
東京以外の関東 240(27%)
中部 126(14%)
大阪 70(8%)
大阪以外の近畿 67(8%)
中国 34(4%)
四国 19(2%)
九州沖縄 48(5%)

東京を含む関東で半数に達するほどの多数を占めた。大阪を含む近畿と、中部を合わせて3割。ここまでで全体の8割に達する計算になる。日本人口の割合でいうと、このエリアに住んでいる人は7割で、都内(人口的には11%)の上乗せが大きい。愛好者が特に都内に集中しているであろうことは、当サイトで度々行っているアクセス解析による調査(最新のものはこちら)でも推察できる。

居住している区市町村の人口(千人以下四捨五入)
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1万人未満 24(3%)
1~4万人 75(8%)
5~9万人 84(9%)
10~24万人 199(22%)
25~49万人 172(19%)
50~99万人 122(14%)
100万人以上 214(24%)

「10万人未満の都市に居住する女性の子どもの数は大都市よりはるかに多い」というデータがあるように(赤川学『これが答えだ!少子化問題』)、居住する場所の人口とボードゲーム愛好者数にも関連があるかもしれない。日本で最も多くの人が住んでいるのは10~24万人の都市で、日本総人口比(グラフ赤線)では全体の21%にのぼるが、愛好者もほぼ同じ22%となっており、人口に見合った愛好者がいるようだ。

10万人より少ない都市では、人口比よりも愛好者がかなり少ないといえそうだ。管理人の住んでいるところもそうであるが、市内でボードゲーム仲間を見つけるのは難しく、近隣の市町村、ときには近隣の県から集まっているというのは、全国の地方でよく聞かれる話である。

100万人以上の区市町村に住んでいる愛好者は人口に比して非常に多いが、都内在住の方などに誤回答があった可能性もある(100万人を超える区市町村は都内にはなく、世田谷区の83万人が最多である)。

ボードゲーム歴
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1年未満 53(6%)
1年 48(5%)
2年 89(10%)
3~5年 248(28%)
6~10年 156(18%)
10年以上 296(33%)

当サイトのアンケートに答えるような人は、よほどの筋金入りの愛好者で、ほとんどが10年以上のベテランだと思っている人もいるかもしれない。しかし結果は10年以上のボードゲーム歴がある方は3分の1で、ここ1~2年という方は2割を超える。

survey1-year2.jpgこの結果は、The Daily Worker Placementが2016年に実施し、欧米を中心に2400名が回答したアンケート"Board Game Survey"のボードゲーム歴(左図。The Daily Worker Placement: SURVEY RESULTS #1: WHO ARE WE?)と奇妙なくらいに一致していて興味深い。対象が日本でないとはいえ、3年前の世界情勢と変わっておらず、飛び抜けて多いところもないことから、この頃よくいわれる「ボードゲームブーム」にさほど影響されない愛好者層が形成されているのかもしれない。

つづく。

カラオケルーム「パセラ」を運営するニュートンは、3月1日よりボードゲームが遊べる店舗を2店舗増やし、合計6店舗になることを発表した。秋葉原、銀座、渋谷、横浜(ハマボールイアス)、池袋、上野公園前の各店でボードゲームを遊ぶことができる。

パセラは昨年3月、AKIBAマルチエンターテインメント店で「ボードゲーム遊び放題プラン」を開始。大きなテーブルのある完全個室・ボードゲーム無料貸出・飲み放題で3時間2800円~7時間3800円というプランで人気を集め、当初40種類だったボードゲームは200種類に増え、他店舗でもサービスを開始している。

AKIBAマルチエンターテインメント店、銀座店、渋谷店、横浜ハマボールイアス店に加え、3月1日から池袋店、上野公園前店でもサービスを開始。初心者向けから上級者向け、キッズゲームまでバラエティを取り揃えるほか、追加してほしいゲームのアンケートに基づいて拡充している。

昨年の店内利用頻度ランキングは1位から『ナンジャモンジャ』『スコットランドヤード』『人狼DX』『枯山水』『テストプレイなんてしないよ/黒』。ママ会で親子で一緒に遊んだり、宴会の合間に遊んだりするほか、ボードゲーム愛好者が時間をかけて楽しむこともあるという。

これら6店舗は、ボードゲームカフェやプレイスペースも近辺に多く、競合しつつ相乗効果も見込めるだろう。

ボドゲーパセラ link

ホビージャパンは5月下旬、リアルタイム協力ゲーム『レイル・パス(Rail Pass)』(日本語説明書付き英語版)を発売する。ゲームデザイン・R.T.グリーン、イラスト・M.クリストファー、2~6人用、5~10分、6000円(税別)。

マーキュリーゲームズ(アメリカ)が今年発売するパーティゲーム。時間内にできるだけ多くの荷物を貨物列車に載せ、目的地に送り届ける。

貨物を表すキューブの色は目的地となる都市をあらわしていて、各都市ボードの貨物置場に一列でランダムに配置されている。列車にキューブを積載するときは、右端、もしくは左端から順に積み、順番を考えて2種類の列車に積載しなければならない。

また、列車を運行するのに必要な従業員ペグは隣の都市には移動できないという制約がある。そのため、より遠くへ貨物を輸送するには、停車駅で列車間の従業員ペグや貨物を交換しなければならない。

プレイヤーは各都市を担当し、配列を考えて効率よく貨物を手渡しで配送するが、制限時間は10分。さらに積載と配送の手順を考えるだけではなく、貨物を積載するときや、貨物を積載した列車をほかのプレイヤーに手渡すときにキューブを落とさないようにも気をつけなければならない。

12台の列車のミニチュアが入り、コンポーネントも独特なリアルタイムのアクションパズルゲームだ。

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