自宅ゲーム会02/02/15

 わんこさん宅でゲーム会。参加者はにゃんとろさん、シックスさん、康さん、私。重めのゲームから始めて次第に軽くしていくというやり方で、肩のこらない楽しいゲーム会となりました。

ピットカピトール王と枢機卿カードゲームワードバスケット君は何を考えていたかマネージャーアラカルトバカカード森首相発言録ドラゴンズゴールドギャンブラーカタンの宇宙船

ピット(Pit/-/Winning Moves 1999)

 わんこさんがダイソーで購入した呼鈴を試すために軽く1ゲーム目はピット。いつもは大声でがんがんやって消耗するのですが、今回はのんびりした取引で、ほのぼのとした雰囲気になりました。そういうのも悪くないかもしれません。
 ところでこのゲーム、初版は1903年らしい。もう100年になるというのだから、すごいですね。

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カピトール(Capitol/A.R.Moon,A.Weisbrum/Schmidt 2001)

 ローマの街並みに、高い建物を建てる競争ゲーム。「サンマルコ」「アムレット」と共にムーン&ヴァイスブルムコンビが昨年のゲーム大賞ノミネート、ゲーム賞入賞を果たしたゲームです。
 手番には順番にカードをプレイしながら、建材を積み上げ、屋根を乗せ、決められた区画に建設します。区画ごとに多く建物を置いているプレイヤーが2位まで点数をもらえるので、少ない区画に限定して建設し他のプレイヤーを寄せ付けないようにするか、いろいろなところに建設しておこぼれに預かるか考えどころです。なお、建築のルールとして、@同じ区画には同じ屋根A従来の建物と同じ階数か1階アップまでA同じ色の区画には三角と丸の両方がなければならないというのがあり、終盤には「ああ、そのカードがない!」なんてことが起こります。
 カードを出さない・出せないところでパスになり、全員がパスしたところで区画の得点をアップするアイテム(噴水・コロシアム・神殿)の競りになります。この競りで使うカードは、さき建物を作るのに使ったカードと同じカードです。すなわち、躍起になってたくさんカードを使って建設していると、競りで勝てなくなるわけです。逆に競りでカードを使いすぎると、それ以降のラウンドで建設しにくくなってしまいます。この辺りのジレンマがよくできています。競り落としたアイテムは、好きな区画に置くことができます。おいしい区画になると、次のラウンド以降他のプレイヤーも進出した建築ラッシュが起こるでしょう。ラウンド毎に得点計算を行い、最も高い点数を取ったプレイヤーが勝ちます。
 はじめはにゃんとろさん(赤)が区画を独占して独走していましたが、それで目をつけた皆がにゃんとろさんの区画に建築し始めたため厳しい状況に。わんこさんは少ない区画を死守する作戦でしたが、そこで建材を費やしすぎた模様。ボード右中央の高級住宅街は激戦区となり、最初に1コの建物を建てていた私が頭一つ抜けて獲得しましたが、トップは常に他のプレイヤーよりも1コぐらい多い建物で効率的に区画を支配していった康さんでした。システムの斬新さ・オリジナリティーは「サンマルコ」と比べてあまりないように思われましたが、無駄なルールがなく洗練されたいいゲームです。
「某ゲームに似ているという評価がありましたが、ずいぶん違います。件のポイントカウンターは確かに使いにくかったですが、わんこさんが独自に改造してあって○。要素がいくつかありますが、煩雑になりすぎず、運と戦略のバランスのよい好ゲームでした。作者のMoonは何かに似ているゲームが多いと評される事がありますが、システムをより洗練させたり、機能させたりするようにする作業は大切だと思います。」

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王と枢機卿カードゲーム(Kardinal & Koenig Kartenspiel/M. Schacht/Timbuktu, 2002)

 一昨年の大賞ノミネート作品「王と枢機卿」と同じテーマで作者シャハトが作ったカードゲーム。昨年のエッセンで発表され、その後作者のホームページで無料配布されています(翻訳はこちら)。印刷して、貼って、切り離すという手間はかかりますが、これだけのゲームが無料で手に入るのはありがたいことです。
 目的は各地方ごとに最大多数のカードを取ることです。たとえば一番たくさんあるフランス(8枚)を一番多く取れば、8点もらえます。2位以降は1つ上位のプレイヤーが取った枚数分の点数をもらえます。9地方でできるだけ上位に食い込むよう、いい取り合わせのカードを集めます。紋章などによるボーナスもあります。
 手番には右端か左端からカードを取っていきます。他のプレイヤーに取られたくないカードには権利証を置いて妨害することもできます。途中置かれている法律チップの中には特殊アクションができるものも含まれており、それらを活用してほしいカードを集めます。他のプレイヤーが何をとっているか注意しながら、最大多数になるようなカードを重点的に集めていきましょう。
 とはいえ、種類が多いので最初はやみくもに取っていきます。だんだんとその中から集めるカードが決まってくるという感じです。にゃんとろさんが激戦区となったカードを避けて1位。
「2人でやったときには紋章の種類が多すぎるように感じましたが、5人ではよいバランスでした。1位でなくても思わぬ高得点が入るので”いっちょかみ”作戦は重要ですが、トップはやはり大きいので、バランスが大切だと思いました。」

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ワードバスケット(Word Basket /T.Kobayashi / Original)

 ここでシックスさんが持ってきた珍しいしりとりゲームをプレイ。カードには「あ」から「わ」までの1文字が書かれています。バスケットに1枚入れたところからゲームスタートで、バスケットの中に入っているカードの文字から始まり、手札から出すカードで終わる3文字以上の言葉を言いながら、「ね」ざ「け」→「け」じ「め」→「め」んど「り」→…というようにカードをプレイしていきます。同時進行で早く言った人が優先で、手札を全部出したらその人の勝利でゲーム終了になります。また中には何文字以上などのしばりがあるものもあります。どうしても思いつかない場合は+1枚で手札を総取り替えできます。
 あれこれ考えていると、他のプレイヤーがどんどん出して次々と文字が変わり、混乱と焦りがゲームをエキサイティングにします。他のプレイヤーに間髪入れさせないように、自分のカードで連続を作っていくテクニックが必要です。一番大切なのは日本語の語彙でしょうけど。1回目は私、2回目はシックスさんが上がりました。
「しりとりのように、入れ物の中のカードの文字から始まり、出したカードで終わる言葉を唱えながらカードを出してゆきます。プレーヤー順不同で早い者勝ちなので、たいへん盛り上がります。作ってみようと思いました。」

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君は何を考えていたか?(What were you thinking?/R.Garfield/Wizards of the Coast, 1999)

 お題にそって全員が紙に答えを書き、その後一人一人発表して同じ答えの人がいればいるほど点数になるというゲーム。「ロボラリー」や「フィルシーリッチ」の作者がこんなゲームを出していたとは知りませんでした。大量のお題目カードをわんこさんが和訳。お題目も5つ挙げるものや、Yes/no、参加者の中で誰といった様々な答えがあり、「もう思い浮かばない!」というようなことがあまりなくて疲れません。
 「世界で大きい島を大きい順に5つ」という問題ではグリーンランドなどの正解を挙げたのは1人ずつで、「北海道」「ハワイ」「淡路島」など適当な答えだったり、「1950年代の音楽家を5人」でバッハなどと答えたり、笑えました。「この中で誰が一番早起きか」では私と答えた人が多く、私もそう答えたのですが、それはウソです。現実的な答えをどんどん出してきたシックスさんが1位。空想力の旺盛だったにゃんとろさんは5位に。
「お題カードを引くフラッシュのようなゲーム。10個ではなく、5つだったり、YES、NOなのでお手軽です。」

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マネージャー(Manager/B.Muenchhagen,P.&W.Pfeifer/Hexagames, 1991)

 自分の会社の儲けや、株を売買で出た利益を設備投資にまわしながら、資産を築くゲーム。メーカーはヘクサゲームズで入手難のゲームです。株や紙幣を使うゲームが苦手な私も、そのわかりやすさに十分楽しむことができました。
 手番には各プレイヤーが自社製品の売値を提示します。最初は原価が5000ドルなのでそれ以上の売値で利益が出ます。例えば5900ドル、6500ドル、7500ドル、9000ドル、9900ドルという売値をつけたとします。これを低い順に並べて利益をもらいますが、ひとつ低い額をつけたプレイヤーより1000ドルより多い額をつけていると、それ以降のプレイヤーは利益がもらえません。上記の場合、9000ドルと9900ドルをつけたヨクバリさんたちは、何ももらえないのです。より高く売った会社の株価は、それだけ上昇します。ヨクバリすぎて売れなかったら下がります。
 この利益で株を売買し、自分の工場に設備投資します。5000ドルの設備投資1つにつき、原価が500ずつ下がっていきます。つまり同じ価格で売っても利益が500上がるわけです。これによって他のプレイヤーよりも優位にたつことができます。例えば原価が2000ドルになっているプレイヤーがいきなり2500ドルの売値をつけたとします。そのとき5000ドルなどの売値をつけたプレイヤーは売ることができません。かといって3000ドルなどで対抗しようとすると赤字になるプレイヤーも出てきます。「この人は原価が2000だから次は3000くらい出すかな、そうすれば4000まではセーフだろう、でもあの人が4000出してくれるなら、オレは5000までいけるかな…」などと考えながら値をつける作業はかなり楽しいです。
 途中から「このゲームは欲張ってはいけない。必要最低限で堅くいこう」という戦略を立てた私が勝利。ちなみにこのゲームはインサイダー取引ができます。私も自社株の値を吊り上げて儲けさせてもらいました。なぜ法律で禁止されているのか、このゲームを通して勉強できます。
「シックスさん持参の株式ゲーム。一昔前のゲームのようです。シックスさん若いのに渋いゲームをお持ちです。$5000でできた製品をいくらで売るかというフェイズがあり、各自値段をつけるのですが、1つ下の価格と1000よりも離れて値をつけると売れなくなります。この読み愛、すかし愛がたまりません。終了条件がちょっとすっきりしない感じがしましたが、とても面白いゲームでした。」

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アラカルト(a la carte'/K-H. Schmiel/Moskito, 1989)

このゲーム、以前メビウスで購入したのですが入手難となっており、オークションで競り負けたというシックスさんのリクエストで持ってきました。内容についてはこちら参照。今回は前回の反省を生かし、スパイスの瓶は中身を見ないで思いっきり振るということにしました。そのためだいぶ塩が入ってブタのエサになりましたが、巧みな瓶さばきで高得点の料理を完成させていったにゃんとろさんが勝利。
「シックスさんのリクエストでOさんが持参。割と順調にみなさん料理を完成させていましたが、にゃんとろさんが頭一つの差で勝利! 女性に花を持たせたんですよ、フッ」

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バカカード森首相発言録

森首相語録から抜き出されたフレーズを組み合わせて笑える文を新しく作るゲーム。笑点の大喜利のような感じです。カードはわんこさんが作ったもの。私は「公明党の核武装を確固たるものにしなければならない」でいきました。面白くないのは発表する前にわかるので、なかなか難しかったです。→日本バカカード協会ホームページ

「センテンスをつなげて面白い文章を作るゲーム。というかゲーム性はありません。慣れないOさんと私が苦戦する中、シックスさんがすごい勢いで文章を完成させてました。印象に残ったのは「いいか悪いかわからないけど、やってますよ。  公共事業」

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ドラゴンズゴールド(Dragon's Gold/B. Faidutti/Blue Games Descartes 2001)

 ドラゴンを倒して宝石を分配するゲーム。「操り人形」のフェドゥッティ作。去年のドイツカードゲーム賞で5位に入賞しています。時間がそれほどかからず、またルールも簡単なのでお手軽なゲームです。
 手番にはドラゴンの前に自分の4人の手下のうち1人を置いていくだけ。何人かの手下が集まるとドラゴンはとてもあっけなく倒されます。しかし問題はこれからなのです。ドラゴンはさまざまな宝を持っています。これらを倒したプレイヤー同士で交渉して山分けするのですが、交渉時間は1分(砂時計ではかる)。時間が過ぎると宝はなくなってしまい、誰ももらえません。引くところは引いて、その中でもほしい宝石は確保していくというすばやい交渉力が求められます。「オレこれもらうから、後は全部いらない」「ダメ、それはオレもほしい、それくれたら、これをやるよ」「その組み合わせはイヤだな、こうしたらどう?」「ヤダ!」「う〜ん、じゃあこれをやるから、これくれよ」「いや、これじゃなくて…」「ブッブー!はい終了!」(笑)
 ゲーム終了には宝石ごとの得点計算が行われます。ある種の宝石は一番多く持っている人だけ得点になるため、後半からはその辺りをめぐる熾烈な交渉が起こります。気弱になってはいけませんが、どこで妥協するかが問題です。わんこさん宅のデジタル砂時計を使い、残り時間がわかります。今回は残り8秒というところまでいった交渉はありましたが、おじゃんになることは1度もありませんでした。ブラックダイヤをはじめ、各種手広く集めたシックスさんが勝利。宝石の数は決まっているので、無駄な宝石をとらないためにカウンティングが有効です。
「やはりこのゲーム、交渉は意外にスムーズかと思ったら、宝石の利害の絡み合う中盤から、各自の思惑がこじれる展開に。なかなか面白かったです。」

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ギャンブラー(Gambler/-/FX Schmid 1998)

 ダイスを振って目を揃え、点数をとるゲーム。すでに絶版になり、わんこさんが探し求めていたものが、仙台の神尾さん情報で名古屋の岩崎さんという方から譲っていただいたという代物です。
 手番には5つのダイスを振って、ボード上に右から並べていきます。目が合っていればいくらでも置くことができ、置くことができれば残りを振りなおすことができます。1列で指定された目を全部出して置くことができたら、得点になります。ただ、あと1個というところで出せなかったら、次のプレイヤーのお膳立てをすることになってしまうので潮時を見極めることが必要です。また、列の中には揃え終わるとマイナス点になるものもあり、その列は次のプレイヤーに取らせるようにします。
 珍しくサイコロの調子がよく、初回に6分の1を出して高得点した私が勝利。康さんはマイナスを喰らいまくって1文無しになってしまいました。
「最後に軽くということで、300点リミットでプレイ。私は500だとちょっと飽きるので、このぐらいが好きです。」

ここでわんこさん宅をお暇する。康さんと私は一路Kさんの実家へ。今日はお泊りの日なのである。夕食・入浴後、12時過ぎているところで1ゲーム。

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カタンの宇宙船(Starship Catan/K. Teuber/Kosmos,Mayfair 2001)

 去年のエッセンで発売されたばかりの宇宙カタン・カードゲームを書泉ブックマートでゲットした英語版で初プレイ。和訳なしでしたが何とかなりました。
 手番にはまず、資源産出のサイコロを振ります。これはカタンの基本ですね。資源はコロニーにその目があれば産出され、宇宙船にストックされます。次にこのサイコロの目+エンジンの出力分だけ、カードをめくって宇宙航海をします。航海中3つのアクションを行うことができ、資源を売買したり(今回はアストロという単位のお金があります)、新たなコロニーや交易ステーションを建造したり、惑星で課されたタスクをこなしたりして点数を稼ぎます。海賊が現れて戦闘などということも起こります。そのときはキャノンが役に立ちます。コロニー建設による勝利ポイント、交易ステーションによる友好ポイント、海賊船を倒すことによる名声ポイントがあり、最大友好ポイント・最大名声ポイントとして1勝利ポイントずつになります。
 また今回は宇宙船の中に冒険を楽にするモジュールが搭載されており、これもグレードアップすることで勝利ポイントになります。宇宙船の容積を増やすロジスティックモジュール、冒険の前にカードを見ることができるセンサーモジュールなどがあります。
 基本的な作戦として自分のコロニーで産出された資源を高値で売り、そのお金で必要な資源を買って設備をグレードアップし、その力でコロニーを作ったり海賊を倒したりしていくという手順になります。今日はサイコロが本当についていて、海賊を次々と撃破した私がモジュールに力を入れた康さんに競り勝ちました。
「ボードより面白かったです。」


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