ゲームマーケット2007 07/04/08

ゲームマーケットは1日だけの祭典なので、幅広くチェックしているとテストプレイしにくい。身が2つも3つもあったらいいのにと思うときである。このほかにボードゲームリパブリックがテストプレイ卓に出していた試作品『ケイオス・ランド(仮)』と『ヒーローズ・クエスト(仮)』や、冒険企画局が近日発売する『迷宮牧場の決闘』(β版)なども遊びたかったが、時間が足りなかった。

テレパス会議仔ぶた急便ぐるっとカラフル注目されたゲームの数々

テレパス会議(千石一郎 / ジョゼデザイン, 2007)

テレパス会議意思を疎通したい!

ほかのプレイヤーと意思を疎通して同じ答えを探すゲーム。昨年3人用の傑作『百科審議官』を発表したジョゼデザインの第2作である。
 基本は『フラッシュ』のように、与えられたお題から連想するものをメモに書いて順に発表するという進行となる。お題はダイスを振って、専用用紙の対応する項目を見て出すので迷わない。絵あり、諺ありでバラエティに富んだお題が面白い。
 連想してメモに書く言葉はたった1つ。答え合わせをして、同じ答えの人がたった1人いたら両者とも1点入る。ありきたりすぎて2人以上が書いたり、突拍子もなくて誰も書いていなかったりしたら無得点。
 さてここからが面白いのだが、1回目の答えを踏まえて、同じお題でもう1回、連想する言葉を書くフェイズがある。1回目から変えなくてもいいし、ほかの人の答えにインスピレーションを得て別の答えにしてもよい。2回目の答え合わせでは、同じ答えの人がたった1人いたら2点。「テレパス」が通じず、お互いに相手の答えに変えてしまって合わないなんてことも。
 こうして2周するか、全員とテレパスで通じる人が出たらゲーム終了だ。厳しいことに、一度テレパスが通じた人と再び同じ答えになると、減点になってしまう。今、誰とテレパスを通じたら勝てるのか見て、お互いの性格を読み合おう。
 「花より〜」というお題に「鼻血」、「双子」というお題に「ドクちゃんベトちゃん」などと書いていた私は全然ほかの人とかみ合わなかったが、だんだんコツが飲み込めてきて、2回目の答え合わせでだいぶ合わせられるようになり1位。7人までできるパーティーゲームということで、重宝しそうだ。

仔ぶた急便(たけだ / チームきりたんぽ(仮), 2007)

仔ぶた急便軽快にブーブー、息詰まってもブー

お母さんのお使いを頼まれたコブタさんたちが、みんなの家を回るボードゲーム。昨年『バベル5』などの素晴らしいコンポーネントで一躍話題になったチームきりたんぽ(仮)の作品。美しい出来栄えのコマは、ひとつひとつ樹脂を型に流し込んで成型しているのだそうで、20部という少量生産も納得がいく話である。もちろんあっという間に売り切れ、再販未定となっている。
 自分の色のコブタ3匹は、コーナーから出発する。残りの3コーナーと中央にある白いお家に自分の色のブタが着くたびに素敵なブタの印章がもらえ、これを先に4つ集めたら勝ちだ。
 手番にはまずタイルを1枚補充して、3APを使ってブタのコマを進めるか、タイルを置く。タイルはベルトコンベアのように一気に進めるネズミ、1マス飛ばして飛び跳ねるウサギ、斜めにいけるワシ、一方向を塞ぐクマの4種類があり、ブタの移動を軽快にしてくれる。ほかの人が置いたタイルも利用できるから、よくよく考えてタイルを置かなければならない。
 うまくほかの人のタイルを利用してリーチをかけた私だったが、最後の砦は邪魔タイルいっぱいで難攻不落。反対側から入り込んだおとなりさんの勝利となった。最初はノロノロ歩いていたコブタたちが、タイルが置かれるにつれて猛烈に移動できるようになり、終盤は邪魔タイルが敷き詰められてまた動きにくくなるという展開が面白い。3匹のコブタの位置取りには、まだいろいろ戦略的な可能性がありそう。

ぐるっとカラフル(Bunt Herm / R.シュタウペ / アミーゴ, 1999)

ぐるっとカラフル考えるヒマはない。反射で答えよう

色も形も違う列をいち早く見つけて宣言するパターン認識ゲーム。シュタウペの作品。ゲームマーケットで販売されていたものではないが、Raelさんがリサイクルショップで見つけてきたという。終了近くでまったりしているメビウスゲームズのブースをお借りしてプレイ。
 カードをめくると、ある形がある色で描かれている。中央の6つの列を見て、色も形も同じものがない列を探し出し、番号をコール。当たっていれば自分の山札を減らせ、間違っていればペナルティチップをもらう。
 当たっていたらカードをその列において続行。こうして各列はどんどん伸びていき、解答はどんどん難しくなる。やがてどの列にも置けないカードが出たら「なし!」を一番に宣言した人が山札を減らせる。
 この手のゲームは得意不得意が出るものだが、経験者のメビウスおやじさんが1位。考えているヒマはなく、ざっと見てそれっぽいなと思ったときに宣言しないと勝てないようだった。子どものほうが強いかもしれない。

注目されたゲームの数々

ケイオスランド
ボードゲームリパブリックの試作品『ケイオスランド』
ヒーローズクエスト
ボードゲームリパブリックの試作品『ヒーローズクエスト』
組成峰・合戦
高天原の『合戦』と『組成峰』。
操られ人形館
操られ人形館の『ぴらぴらてふてふ』と『Alice』
電力会社日本版
東京電機大学アミューズメント研究会の『電力会社日本版』
Attick to Cellar
もみあゲームズ・シャッツキステの『Attick To Cellar』
プチヨーグ
ソリスト合唱団の『プチヨーグ』
郵便馬車東京&名古屋
フリーバザールで見かけた『郵便馬車東京/名古屋』シール

『ルールの達人』(カワサキファクトリー)、『ハーメルンのたて笛』(ボードゲームのおもちゃ箱)、『くいずです』(B2FGames)、『おバカショッピング』(King's Court)は後日レポート予定です。

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