坐禅

長井市・西根地区内の神社は、お盆の時期に獅子舞を出して気合の入ったお祭りを展開する。獅子舞も見どころながら、夜祭りを巡って焼き鳥食べ比べを敢行した。

  • 勧進代・総宮神社:タレが奥まで染み込んでいて濃厚。酒に合いそう。1本100円
  • 草岡・津島神社:薄味で柔らかく焼き上げており上品。何本でも食べられる。1本100円
  • 寺泉・五所神社:タレと肉のバランスが取れている。1本150円と高いが値段に見合う旨さ。
  • 川原沢・巨四王神社:塩とタレが選べ、どちらもほどよい味付け。1本100円。

行った先では歌手の出し物もやっていて楽しめた。どの神社もたくさん人が集まっていて活気がある。

koshio.jpg

達磨さまの創作話

コメント(0)

『達磨大師御和讃』の歌詞が気になって柳田聖山『ダルマ』(講談社学術文庫)を読む。歴史上の人物ということは間違いなさそうだが、禅宗に伝わる逸話は後世の創作のようだ。末木文美士先生が何かの本で禅宗の成り立ちについて仰っていたのはこのことか。

これらを踏まえて、改めて『正法眼蔵』25や『伝光録』28に説かれる達磨大師の話を読んでみたいと思う。

  • ペルシャ出身で、493年に遷都した北魏・洛陽を訪れ、永寧寺の9階建ての塔を賛嘆した(『洛陽伽藍記』)。
  • 南天竺の出身、バラモン王の第三子で、辺境の国での仏教の衰えを心配して中国にやってきた。弟子は道育と慧可のみ。壁観と四行を説く(『二入四行論』)
    →この2つが最古で、史実に近そう。
  • 梁の武帝と対面し「廓然無聖」「無功徳」や「不識」といった名言を残す。
    →この話の初出は没後200年の『菩提達磨南宗定是非論』。南宗禅の神会(670-762)が、北宗禅と違って権力におもねない立場を明らかにするために創作。
  • 子供の頃、父王が般若多羅尊者に贈った宝珠を見て、兄たちは宝珠を褒めたが、法の宝・知恵の輝き・心の明るさにまさるものはないと言った。
    →この話の初出は没後500年の『宗鏡録』『伝灯録』。『二入四行論』に出てくる明珠の話を脚色したか? 般若多羅尊者の存在自体も没後300年に編まれた『宝林伝』が初出で創作らしい。
  • 「面壁九年」は、壁観の誤解から生まれた逸話。壁観とは、壁のような心で坐禅をするということであって、壁を観ることではない。
  • 「慧可断臂」は、慧可の弟弟子で『二入四行論』を編んだ曇林が、経典や仏像を守ろうとして賊難で両臂を切断された話が転化(これはWikipedia情報)。
  • 『二入四行論』では、四つの実践=報冤行(忍辱)、随縁行(禁欲)、無所求行(無執着)、称法行(菩薩行)が重要だが、あまり知られていないのは普通すぎるからか。

著・蝉丸P。ニコニコ動画で人気を集め、「ネット檀家」まで有するリア住(リアル住職)さんが、一般家庭から四国のお寺の住職になるまでの経緯や、現代の仏教について思うことなど。同い年、同じ地方寺院の住職ということで共感するところ多数でした。リアル檀家さんの中に、ネット檀家が結構いるとのこと。

・マインドルフルネスについて
「在家の人でも今まで身体と心の意識してなかった部分の使い方に習熟してくると、かえって「俺はすごいんだぞ」とエゴばかりが肥大して他の人にマウントを取り始めたりするんですが、行に専念してた僧侶にも見られる傾向でして「やり遂げた」みたいな感覚が強いとどうしても傲慢になる。(91ページ)」

・現代における葬儀の意義について
「もっと単純に言ってしまえば、伝統宗教によるお葬式は「心の城壁」のようなものですね。「うちの家はお坊さんや神父さんや神職さんに葬儀をやってもらったんだから、あなたたちにつけいる隙はありません」と言えることが、儀礼をちゃんと踏んでいることの強みになってくるのです。(101ページ)」

・人々に寄り添うという僧侶のあり方について
「これはよくあることですが人に寄り添うだけ、というのも辛いものがありますからね。それは結局のところ人の悩みをかぶるということですから。メンタル関連の勉強をしていない若いお坊さんが潰れてしまうことが多いのは、人の悩みをかぶりすぎた結果なのかもしれません。(178ページ)」

・マスコミの「寺院崩壊」報道について
「確かに楽観視はできない状況で、少子高齢化の影響が体感できるレベルになるのは2030年という予測も出ていますから厳しくなることは予想できますが、ある意味本州から隔離されてる四国という環境ゆえか、もともと低空飛行な地域なのでリーマンショックの時も如実な変化もなく、普通に寄付を募って本堂の建て替えまでやっていたのでネットやマスコミは不安を売ってなんぼの世界だから、話三割ぐらいに割り引いておくべきだなと。(186ページ)」

削減経

コメント(0)

『削減経(中部経典8)』を読解。悟りを開くために削減すべき悪を44項目列挙している。44項目の内容は十善法戒(殺生~邪見)、八正道(邪見~邪定)、心所法(大煩悩地・小煩悩地・大不善法地・不定地)ですが、そういった分類をせずに並べてあるところが面白いと思った。

十善法戒の最後と、八正道の最初が「正見」で共通しているのも、このお経での並べ方を見ると納得できる。

44項目には八大人覚に通じるものも多く、また最後はまるで『遺教経』のような書き方だ。考えてみれば「放逸を捨つること」という教えは、お釈迦様が臨終時だけでなく普段から口を酸っぱくして仰っていたのではないだろうか。

「チュンダよ、このように私は、諸悪を削減する方法、向上の心を起こす方法、諸悪を避ける方法、上の境遇に行く方法、諸悪が消滅する方法を示した。およそ声聞弟子たちの利益を願い、憐れみをもって師匠がなすべきことを、私は君たちのためになしたのだ。木の根元であれ、空き家であれ、君たちは禅思して、決して放逸であってはならない。後になって後悔する者となってはならない。これが君たちに対する私達の教誡である。」

削減経の44項目:悩害、殺生、盗み、不貞、嘘、中傷の言葉、粗暴な言葉、飾りの駄弁、貪欲、怒りの心、邪悪な見解、邪悪な思惟、邪悪な言葉、邪悪な行為、邪悪な生活、邪悪な努力、邪悪な思念、邪悪な精神統一、邪悪な智慧、邪悪な解脱、落ち込んだ心、浮ついた心、疑い、怒り、恨み、隠蔽、欺瞞、嫉妬、物惜しみ、狡猾、たぶらかし、強情、過度の慢心、難渋な言葉、悪い友、放逸、不信心、内心への恥(慚心)、外部への恥(愧心)、少聞、怠惰、思念の忘失、劣る智慧、自分の見解・立場への執着

著・中野信子(脳科学者)。ショッキングなタイトルが並ぶが、集団が協調・団結して正義が暴走することで起こる「利他的懲罰」の危険性を、脳内ホルモンから説明している。

『ヒトは「いじめ」をやめられない』:「学校では、ものの善悪、知識を杓子定規に決めつけて教えるのではなく、善の中にある悪、悪の中にある善を教え、人間の多様なあり方を学習する場として学校が機能すれば、"自分の正義"によるいじめの意識を変えれるのではないか」というのを読んで、小学校での人権教室で「いじめは絶対ダメ!」と教えることへの違和感が分かったような気がした。団結や愛情や仲間を大切にすることにもマイナスの側面があるということを考えなければならない。

『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』:シャーデンフロイデというのは「他人の不幸は蜜の味」「メシウマ(他人の不幸で今日も飯がうまい)」のことで、その正体は利他的懲罰による線条体の活動。「悪い人を排除すればよいという考え方がディストピアだとわかっている人たちが、すでに、その子供の考えを排除し始めている。悪い人を叩く悪い人をまた叩くというスパイラルが生じている」というのは、悪いと思われる人への対処法に示唆を与えてくれる。人の悪口を言う人の悪口を言ったのでは同じ穴のムジナだ。

『キレる! 脳科学から見た「メカニズム」「対処法」「活用術」』:怒りの原因を脳内ホルモンで説明すると、ストレスに反応し神経を興奮させる"闘うホルモン"ノルアドレナリン、意思で感情をコントロールして衝撃的な行動を抑える前頭前野の機能低下、脳内に快楽をもたらし理性を働かなくさせるドーパミン、攻撃性や支配欲を高める男性ホルモン・テストステロン、愛着が強すぎるあまり憎しみや妬みの感情も強めるオキシトシン、安心ホルモン・セロトニンの不足だという。対処法として「戦略的にキレるというスキル」=気持ちでキレても言葉ではキレない、面倒な人だと思わせる、ユーモアで本質を伝える、フォローの一言を入れる、相手との間に線引きをする(「私にも非がありますが、それ以上の攻撃は困ります」)、持ち上げてから人格を責めず行動を責める(「あれはないよね~」)、ニコニコしながら主張を通す(アサーション)、日本語の運用力を身に付けるなどが提案されている。言葉こそが、進化の過程で人間につきまとってきたネガティブな本能から人間を解放する鍵になるのだろう。

男性脳・女性脳的な記述については推測の域を出ていないと思うが、原因を脳科学で説明することで、感情の場合分けとその対処方法が模索しやすくなると思った。

よぐござった 四季おりおり 洞松寺史 檀信徒の手引き リンク 森居山龍泉寺

アイテム

  • ryogonshu.JPG
  • koshio.jpg
  • hinadan.jpg
  • asahi190403.jpg
  • sakuraniume.jpg
  • zaoski2019.jpg
  • zaoski2019.jpg
  • daihanyae2019.jpg
  • newjosetsuki.jpg
  • newshumidan6.jpg

アーカイブ

リンク用バナー