日記

金曜日の夜、先生宅に電話してみると先生が出て、今日から授業が再開されることになった。授業の準備は今週一週間かけて済ませているので、今日の日中はボードゲームの記事や書類作成をしたり、昨日買ってきた本を読んだり、インド国歌の歌詞を覚えたりした。15分ほどうとうとしてから、先生宅へ。
先生が今週出かけていたのは、サンスクリット語文法を7年生から9年生(中学生程度)に教えるためのワークショップ。現場の教師を招いて研修している。サンスクリット語の名詞は七格あるが、先生はそのうち第四格(「?のために」)を担当したという。またコンピュータ会社の人が来て自習ソフトを作ろうとしているらしい。
サンスクリット語はマハーラシュトラ州では選択制だが、ウッタルプラデーシュ州などのヒンディー語圏では義務教育科目だという。その割には先生の語学力が落ちてきているのが今回のようなワークショップが開かれる原因のようだ。
1週間ぶりの授業は、いつもより丁寧な気がした。帰りに道端で顔見知りの少年たちに呼び止められ、キャロムを遊ぶ。2対2のペアマッチで、先攻だったが最後の最後にストライカーを落としてしまい、クイーンをとられた上に1個差で負けた。しばらくやっていないと腕が落ちる。
夜からはガールスカウトのボランティアでインドに来ているWさんの招待でI氏と「カウボーイパーティ」に参加。サンガム・ガールスカウトセンターは常時世界中からガールスカウトの人たちが集まっていて、催し物に誘われたのはこれで3回目だが、今回は行ってみるまで何のパーティーなのか分からなかった。
それは、みんなカウボーイハットとバンダナ、それに警官バッチまでつけて飲みながら踊るというすごいパーティーだった。参加者はガールスカウトで来ているイギリス、カナダ、アメリカ人に、お金持ちそうなインド人。8時過ぎから始まって、午前2時頃まで6時間、延々と踊っていた。インド人の中にはボリウッド映画に出たこともあるというダンスの先生がいて、確かに何を踊っても上手だった。私は2時間ほどでギブアップし、踊る人たちをぼんやり眺めながらWさんやI氏とお話。音楽の音量があまりに大きくて、話がしにくい。とても楽しかったが、喉がかれそうになった。
置いてあったお酒がまたどれも高級なものばかりで、アノルというフランス人とI氏の出来上がりっぷりが見事だった。I氏は飲むと普段は見せない個性を発揮して面白い。結局最後まで残って、千鳥足になったI氏が運転するバイクに二人乗りという命知らずな行為で帰る。I氏は「死にますよ」と言ってヘルメットを貸してくれた。途中から私はリキシャーで帰ったが、I氏が無事に帰宅できたかは不明。

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