白鷹町でコンサート

昨日は白鷹町でクラシックのコントラバスのコンサートが開かれ、妻とお手伝いに行ってきた。
奏者は東京芸大コントラバス科の永島教授で、昨年トランペットのコンサートを開いた杉木教授と共に、芸大オケが長井でコンサートを開いたとき以来、親交を深めている。
演奏会の打診を受けたのがお正月。さすがに1ヶ月では無理だろうと思っていたら、白鷹町の重鎮、新野医院の院長が名乗りを上げた。医師会会長、老人ホーム理事長など多くの肩書をもつ先生だが、今回はソフトボール協会会長の肩書でソフトボール関係者を動員し、あっというまに200人余りの会場を埋め尽くす聴衆を集めた。
私は相変わらず裏方で、プログラムの制作、奏者の送迎、当日の司会が主な仕事である。ピアノ伴奏はウィーン国立アカデミーのプリンツ教授。奥さんが日本人なので日本語でも十分話ができるが、送迎の道中はドイツ語で会話を楽しんだ。
私がドイツ語を話すとすぐボードゲームの話になる。今は全く遊ばないという先生でも、ドイツ圏で頻繁に遊ばれているスゴロク”Mensch, Ärgere Dich nicht!”を知っているか聞いたら、”Natürlich(もちろん)!”。
実は新野先生もドイツ語は堪能だ。ドイツに留学して医学を学び、帰国後、大学講師をなさっているときに『プリンシパル医学ドイツ語』という本を出版されている。
そのほか山形在住でウィーン留学していた音楽家なども聴きに来るし、私の妻もドイツ語で自己紹介するので、プリンツさんは山形にドイツ語を喋る人がたくさんいると驚いていた。
演奏はコントラバス独奏という珍しいもので、永島教授の超絶技巧と表現力に聴衆はすっかり引き込まれていた。コントラバスは弦が長いため、運指もその分動きが大きいものとなる。非常にダイナミックで、もちろん正確で、そして繊細。楽器は1708年イタリア製だとかで(時価何億という代物)、永島教授が最大限に引き出したその響きには言いようのない深さがあった。
打ち上げはどぶろくが出回って皆さん上機嫌だったが、ウーロン茶の私は、子どもを寝かせるため早めに退席。長女は母と祖母と楽しく過ごしていたようでよかった。とても楽しい演奏会だった。
この2日の偏食
11日 昼食 そば、大根煮(大般若の食事・のどか村)
   夕食 納豆チャーハン、刺身、焼き魚
      (東北学生音楽祭打ち上げ・和楽)
   夜食 すし(奏者と共に・すしてつ)
12日 昼食 そば(演奏会スタッフと・千里庵)
   夕食 そば、鮎塩焼き(打ち上げ・のどか村)

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