坐禅

山形滞在が延び延び

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先週の金曜日、檀家さんが亡くなった連絡が入って、家族に「じゃ、月曜日にお葬式が終わったら帰ってくるよ」と出てきた山形に、まだいる。

この辺のお葬式はたいてい亡くなって3日目(2日後)というのが普通。今回は3日目が友引だったので月曜日になるだろうと予想していたのだが、もうひとつ罠があった。それはシダミ※。

昔はそんな風習はなかった当地域だが、こういうものは一旦気にし始めるとダメなものらしい。私が「それは一部の地域でしか通用していない迷信だから、葬式をしないというのは全く賛成できない」と繰り返し繰り返し言ったが、聞いてもらえなかった。ああ無力……。

というわけでお葬式は五日目となってしまい、つくばに帰るのが1日遅くなった。家族には「ごめん、シダミだとかいうものだから……」

でもお陰で今日は銀行に行って住宅ローンの相談ができるようになった。時代は最長年で固定金利のプランである。ほかに長井線の新しい時刻表をもらったり、ドコモショップで携帯の充電をしたり。

そんな今日、近くのお寺さんから電話があり、明後日に御詠歌の大会のための練習を水曜日の夜にするという。「明後日というと、水曜日ですね……」ガックリ。

練習が終わってからではもうつくばに帰れないから、帰るのは木曜日になってしまった。家族には「ごめん、御詠歌の練習だとかいうものだから……」今日は長男が目やにで早退したとかでつくばはたいへん。

木曜日に帰ったとして、土曜日には近くのお寺で大般若があるからすぐ戻らなくてはならない。それでも、1週間以上家を空けるよりは2日でも帰ったほうがよい。新幹線やバスで5時間の移動は疲れるので、体力を温存しておきたい。

でもその前に、明日か明後日別の用事ができて、滞在がさらに延びないことを祈るばかりだ。

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※シダミ
死後四日目の葬式(ダミ)を避ける風習。葬儀社に勤める友人によると、シダミの風習は県内でも長井・中央地区と高畠にしかないそうだが、誰かから聞いてだろう、徐々にこちらまで広がってきている。
日々是好日という曹洞宗では、友引も迷信という公式見解を打ち出しており、こうした語呂合わせのタブーを全て否定している。しかしそういう日にお葬式をして、後日何か不幸が続くと「ほれ見ろ、だから言ったんだ」という馬鹿が必ずいるので遺族もつい消極的になってしまう。
最近は気にしない人が増えてきたというが、中にはこういう風習を口実にして、故人に1日でも長く家にいてもらいたいという遺族の思いがあったりするので、なかなか厳しい態度で臨めないのが現状である。

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このページは、おの2007年3月27日 00:27に書いたブログ記事です。

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