上棟式

今日は夕方から上棟式。これが終わるとお盆休みということもあって大工さんたちはぎりぎりまで作業していた。
こちらもお盆直前ということで、お盆飾りをしたり塔婆を書いたりしていたが、近所の方がひっきりなしにお祝いに訪れる。今日だけで来客は50名を超えた。皆さんお祝いのお酒を持って来て下さるんだが、私には無用の長物でもったいない。失礼ながら道元禅師の掛け軸の前に整列。
棟札を書かねばと思い立ち、山門落慶で祖父が作ったものをもとに作成。庫裡ということもあって、寺族の名前をちゃっかり入れておいた。完成まで老人ホームで待ってくれている祖母、私の留守を預かり毎日大忙しの母、最大の資金提供者である妻、この3人(ついでにいうと再来年に学校に入る娘を入れて4人)なしには庫裡の新築など不可能だっただろう。小野家は女性でもっている。
上棟の法要は理趣分祈祷を採用した。大雨でまともに法要ができなかった地鎮祭のリベンジである。神式に慣れている工務店の社長さんたちは、焼香を勧められて戸惑っていた。
それから謡があって、本堂に移動し懇親会。暑い本堂では生ビールが好評。寺役員さんたちはやっとここまでたどり着いたと上機嫌であった。
私には役員が仏様に見える。はじめは自宅というつもりで計画したのが、境内地にあることからお寺の一部として建築することになり、檀家さんの承認取り付けや融資の保証人で大いにお世話になった。はじめから檀家さんを当てにして怠けるのは論外だが、お寺にいる以上、檀家さんの支えなしにはひとときも生きていけないのだ。
これから約4ヶ月、完成の日が楽しみになってきた。ひとまず明日からお盆体制。はりきってお経を読みたい。
ご祈祷中

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