母のいない夜

妻が出張で2晩留守。だからというわけではないが、火曜はヤポンブランドのテストプレイ会、水曜は水曜日の会で秋葉原に行ってきた。
先輩の和尚さんから「男の育児は、授乳以外何でもできる」と教わったが、夜はこの授乳がネックになる。保育所のお迎え、ご飯の準備、入浴、夕食、はみがき、洗濯物の取り込みまでは順調にいったが、寝かせるところが難しい。1才半の長男が母のいない夜を過ごすのは2月以来5ヶ月ぶり。
1晩目。20時を過ぎるころからお母さんが恋しい様子。乾いた洗濯物から妻の服を引っ張り出してきて「ママ、ママ」と泣き始める。う〜ん、せつない。昔読んだ誰かのインド旅行記で、牝牛に死んだ仔牛の皮をなめさせると牛乳がよく出るという話を思い出した(逆だが)。
飲み物をほしがるので麦茶を飲ませ、泣いたまま消灯。1時間くらい泣いていた長男も、さすがに泣き疲れて寝入った。長女も、さすがに泣いてはいないがごろごろしたり体をかいたりして寝付かない(いつものことだが)。
長男は真夜中に2度起きた。1度目はまた麦茶を飲ませて寝付いたが、2度目は「パイパイ、パイパイ、パイパイ、アァー〜〜」とおっぱいをほしがって麦茶を飲まない。たまりかねて口の中に鼻頭を押し込んだら、更に大泣きしたけれども諦めがついたのかやっと寝た。
いちおう9時に就寝して、5時に起きるつもりだったがもう眠くて6時半。しかもまた長男に起こされる。今度はパンを食べさせるとにっこりいつも通り。ついでに長女も珍しく早起きしてインターネットなどやっている。おかげで定時に保育所に登所。
2晩目も覚悟していたが、「ママ、なーい」と言うくらいで意外にもあっさりと泣かずに寝入る。夜中に起きたのは1回。麦茶を飲んですぐ寝た。早朝に起きたときはまた「パイパイ」と言って泣いたがパンを食べて機嫌を直す。一昨日の記憶はどこへやら。すごい適応力である。
おかげで私の緊張がほどけてしまって、のんびりやっているうちに保育所へは少し遅刻した。
私はしょっちゅう山形に行くので妻だけで2人見るのは毎週のようにあるが、日中仕事して、夜中起こされて、妻は(体力的・精神的に)よくもつなぁと感心。
それと夜中あれだけ泣いていた長男が、朝になると何事もなかったのようにニコニコしているのもすごい。ちょっと大人になったら、根に持つとまではいかなくても機嫌の悪さが続くだろう。赤ちゃんは仏様なのだ。
来月はもう少し長丁場の留守がある。でもまぁ、この子たちなら何とかなりそうだ。

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