NET縁

ネットで寺の後継者決まる 縁組み第1号は神戸の光顕寺
浄土真宗・西本願寺派が「NET縁」というのを開いていて、お寺に入りたい住職、住職を探しているお寺、寺院後継者の縁組を行っているという。進んでるなあ。
曹洞宗でも昔、本庁でお見合いパーティのようなものを行っていたというが今は聞かない。僧侶は未婚という建前がまだ根強いのかもしれない。でももはや禅師様だって既婚の時代、旧態依然としていてはいけないと思う。
浄土真宗は僧侶の数が多いと聞くが、曹洞宗は寺院数に比して少なく、深刻な後継者不足が始まっている。過疎化が進む田舎のお寺の場合、無住になったらもう半永久的に住職が来る見込みはない。檀家さんが私のようなお寺のバカ息子をちやほやするのもそのためだ。
寺院はこれから30〜50年で急減するというのが識者の見方だが、現場では葬式が増えているせいか危機感があまりない。ただし子どもに跡を継がせようと考えている人は確実に少なくなっている。跡を継いだとしても、兼業僧侶のほうがよいという考えも多い。
宗門の中では修行をもっと厳しくして少数でも強い意志をもつ人だけでやっていくべきだという意見と、もっと簡単に資格を取れるようにして後継者不足を解消すべきだという意見に分かれているが、どちらがよいというものでもない。その前にまず、情報の行き交いにくい中でマッチングをもっと積極的にしていくほうが先決である。
夫婦や家族で運営されているお寺って、お参りして気持ちいいものですよ。

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