家庭訪問

月曜日は長女の担任の先生が家庭訪問にいらした。ぎりぎりまで用事があり、先生より遅れて帰宅。妻と長女が応対し、母がお茶を出す。
先生は優しい方で笑顔でお話されているのに、私は妙に緊張。自分が小中学生の頃、月1回は何かやらかして(友達を殴ったとか、ガラスを割ったとか、スカートめくりとか、ファミコンのカセットを有料で貸し借りとか)さんざん叱られていたので、家庭訪問というとそんな悪事の数々を親の前で暴露されるのではないかとびくびくしていた。それがいまだに尾を引いているようだ。
身に覚えがないけど、言われてみれば確かにというような件で誰かに怒られるのではないかという感覚は、今回に限らず、私の基層にずっとある。父親がいないというのも関係しているのかもしれない。それに実際、お寺関係や趣味関係でいまだに怒られることもあって、なかなか克服できていない。こういう感覚は普通なのだろうか。
ひきつった笑顔の父の横で、先生に向かって得意気にいろんなことをしゃべる長女。先生によれば、全く問題ないとのことで、たくさん褒めて頂いた。これは時代の流れか、この子が優等生なだけか。
先生がお帰りになるときは、「これからもどうぞよろしくお願いいたします」と床に手をついてご挨拶申し上げた。まるで自分をもう怒らないでと嘆願しているかのように。

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