長女の家庭訪問

昨年は妙に緊張したが、今年は長女のほうが明らかに緊張していた。対談中、ふすまの陰に隠れたり、2階に上ったかと思えば下りてきたりとそわそわしている。
感心したのは何でも認めて褒めるという先生の姿勢。忘れ物が多いんじゃないか、友達がいないんじゃないか、貧乏ゆすりしているんじゃないかと、親はどうしても欠点を挙げてしまいがちだが、「ときどき忘れ物をしてくるから、みんなが『ああ、アキコちゃんでも忘れ物するんだ』と親しみを覚えるんです」と先生。親としても見習いたい。
4月から通信教育を自ら志願して始めた長女。明らかに学校の進度より進んでいるわけだが、知っていることをひけらかしたりせず、分からなくて手を挙げているクラスの子に、先生の代わりに教えてあげているという。その教え方も「じゃあ問題をもう1度読んでみてね」「すごい、正解!」などと優しいそうだ。
私が小学生のとき、先生がこれから教えようとしていることを先取りして言うので先生の機嫌を損ねてしまったことを思い出した。ほかの子に教えた覚えは全くない(中学生のときテストでカンニングさせたとか、高校生のとき早朝の職員室でテスト原稿を見つけ、みんなに出題箇所を流したとか、不正なものはあるが)。
親としてはそんなに勉強を頑張りすぎないほうがいいんじゃないかと思うほどだが(先は長いので)、そんなことを思えるのも幸せなことである。

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