『坊主DAYS』

臨済宗の住職を兄に持つ著者が、兄の修行時代をマンガに描き起こした本。建前と本音、表と裏のギャップに笑いつつも、伝統的な仏教の修行は絶対譲れない部分がある。
類書に『ファンシィダンス』があるが、ストーリーはなく、仏教の解説やツッコミを加えながら楽しく伝える。
曹洞宗は無想禅ということもあって禅問答は形式的なものになっているが、臨済宗は厳しい。1700もの公案を全部クリアして初めて印可がもらえるのだとか。
薪割りはしなかったけれど、修行僧だったころを懐かしく思い出しながら読んだ。

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