2010年8月アーカイブ

人権相談

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今日は人権擁護委員として初の相談日だった。まだまともな研修を受けておらず、法務局に着いてすぐ虎の巻を読み漁る。

結局、午前中にひとりいらっしゃっただけ。人権擁護委員はNHKの『生活笑百科』の相談員みたいなもので、法律の専門的な知識はない。なので基本的に聞き役に徹して、後は適切な専門家に振るというスタイルである。普通の市民が悩み事を真剣に聞いてあげることで、肩の荷が下りるというのが大事なところのようだ。

お昼は龍上海でからみそラーメンを食べ、午後は持ち込んだノートパソコンでずっとボードゲームのルールを翻訳していた。

家に帰ると、もう1件の人権相談。人権相談委員は、法務局や市役所だけでなく、自宅でも相談を受けることができる。今日読んだばかりの虎の巻の知識で何とか対応した。

人権相談の心得のひとつに、カウンセリング的な対応というのがある。自分の意見を述べずに共感しながらひたすら聞くということ。その上で相手が質問してきたら、自分の分かる範囲内で答え、分からない場合は専門家に取り次ぐこと。

これを心がけてみて、普段お寺では相手の話を半分しか聞かず、何でも分かったような顔をして自分の意見を述べていることがいかに多いかに気づいた。社会で人の役立つという喜びもあるが、それ以上にこの話の聞き方が仕事に役立ちそうだ。

Google日本語入力

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スイスにいる叔母が使っているというので、お盆前にGoogle日本語入力をインストールしてみた。これまでMS-IMEで通してきたが、ここ何年か、学習してくれなくなったように感じていた。でも、ATOKを買うほどでもない。

MS IMEの変換効率悪化は開発が中国にシフトしたのが原因?

2週間ほど使ってみたが非常によい。「洞松寺」を辞書登録せずに一発変換してくれたり、「そでふり」と入れただけで「袖振り合うも多生の縁」が候補に出たり、はしごの「??」がすぐに出たり。MS-IMEがダメだった固有名詞と、フレーズ変換が優れていることで、ストレスがない。

さらに学習能力も高い。「しゅう」と入れただけで「宗門」「宗派」が最初の候補に出る。「ボード」だけで「ボードゲームショップ」、「おの」だけで「小野卓也」。

でも学習する前にマニアックな変換候補(「げっかん」→「月刊真木よう子」なんて、変換したことないが……)が出るが、データはネットから常時拾ったりしているのだろうか。Googleテクノロジー、おそるべし。

お盆

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昨日は合計で7時間半も正座していて、しびれはしないけれども膝がジンジン痛む。家族と温泉に行って温めたらずいぶんと回復した。

一昨日は本堂で「♪鬼は外〜福は内〜パラッパラッ…」とか大声で歌っていたら、外に車が停まっていて焦った。幸いお墓参りに行っていて本堂には誰もいなかったが、あやうく「あまりの暑さに和尚さん、おかしくなった」とか言われるところだった。

今年のお盆は、無縁仏について考えている。お盆には、お墓から先祖をお迎えするときに、帰る家のない無縁仏も一緒についてきて、一緒に供養を受けるという。しかしどうしてその家に寄ることになったのかといえば、何らかの縁があったからにちがいない。

血縁はなくとも、知人・友人・恩師・お店の人・たまたまどこかで一言二言喋っただけの人など、私たちが関わっている人は無限に広がっている。もしかしたら、先祖があの世で知り合って連れてくる人もいるかもしれない。そういう人たちが縁を頼りにして、家にやってくるとすれば、もはや無縁仏ではない。

仏典には、ヴァラナシで出家者・貧者・旅人に施しをせず、ひどい言葉でなじるバラモンの妻が、死後に餓鬼に転生し、悪行の報いを受ける話がある。その時に自分が、仏弟子のサーリプッタの、四つ前の生で母親だったことを思い出した。そこでサーリプッタに頼んで、ラージギルのビンビサーラ王に盛大な供養祭を開かせ、その功徳を自分に指定してもらった。するとその女餓鬼は天女になり、安楽に暮らしたという(『餓鬼事経』舎利弗の母)。

この「四つ前の生」というところに、無限の縁を感じる。袖振り合うも多生の縁。このお盆には、縁でつながった無限のものの幸せを祈って手を合わせたい。

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