トウキョウ・ブラス・シンフォニーコンサート

日曜日は飯豊町でトウキョウ・ブラス・シンフォニーのコンサートがあった。N響、新日フィル、都響、日フィル、読売日響という5つのオーケストラの団員で、いろんな音大の講師もしているため、年に1回ぐらいしか集まらないというレアな金管アンサンブル団体である。いつものように裏方として実行委員に参加し、お手伝いをしてきた。
前日はN響メンバーがデュトワの指揮でブリテンの『戦争レクイエム』、日フィルメンバーがマーラーの1番を演奏してきたそうで、ほとんどのメンバーは21時過ぎの到着。まずは寿司屋で歓迎レセプションとなった。どぶろくを「ミルヒ」(ドイツ留学経験者が多い)とか言いつつ飲んで楽しく騒ぐ。金管奏者は陽気で、知らない人とでも打ち解けるのが早い。トロンボーンの岸良さんは東大オケに教えていっているそうで、近況を伺うこともできた。高関さんが振るようになったのは、お嬢さんがトランペットで在籍していたのがきっかけとか。
ちなみに東大オケの定期演奏会は1月15日にミューザ川崎にて。高関さんの指揮。終わってからOB会の総会があるそうだが、私はゲーム合宿のため欠席(笑)。
http://www.ut-orch.com/concert.html
当日はステージマネージャーということで、進行の打ち合わせ、奏者のお世話、影アナの原稿作り、ジャスラックの書類作成、弁当運び、入り口での挨拶、ステージ袖でのキューだしなど。時間が余ったら翻訳でもしようかとノートパソコンを持っていたが、そんな暇はなかった。
前日は午前様になって、当日のリハーサルもヘロヘロだったように見えたが、本番になるとさすがプロである。ステージ袖という間近で、聴いたこともないような輝かしい響きを楽しむことができた。ちなみにプログラムは、スザート舞曲集、第一旋法によるカンツォーナ、バディネリ、プラスのための組曲、トランペットチューン&エアー、組曲「水上の音楽」、2つの宗教的合唱曲、セレナードよりAllegro Piacevole、ディベルティメント、クリスマスメドレーの10曲。特に栃本さんのピッコロトランペットと、池田さんのチューバソロ(まさかのバディネリ)が印象に残った。
来場者は500名でほぼ満員。終演後にサイン会を開いたところ、すごい行列ができて、CDも50枚売れたという。司会を務めた龍馬ヘアの吉川さんが格好よすぎて、みんなサインしてもらいたくなったにちがいない。いつも司会をしているスキンヘッドの私ではとてもかなわない。
終演後は地元のアマチュア音楽家にクリニックがあって、それから打ち上げ。ほとんどの方が翌日から仕事があるということで1時間ちょっとの飲み会だったが、また鯉のから揚げや芋煮といった郷土料理に、どぶろくまで出てきて大いに盛り上がった。
最近は年1回ぐらいのペースでこうした演奏会の裏方をしているが、チケット売りや広告集めの苦労も、演奏を聴いて打ち上げに出るとすっかり吹き飛び、やってよかったなという気持ちになる。今回は特に素晴らしい演奏会だった。

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