2012年7月アーカイブ

子供たちの夏休み

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ようやく今週から、子供たちが夏休みに入った。妻がちょうど節電の輪番休業だったので、上の子2人を都内に連れて行ってくれた。私は家で次女とのんびり。ついつい寝坊をしてしまって、自分まで夏休みに入ったようだ。

長女と長男は妻とともに1日目が大宮で降りて鉄道博物館、2日目が上野動物園と国立科学博物館「元素のふしぎ」展、3日目が東京タワーとキッザニアで、4日目に帰るという満足日程。鉄道博物館と上野動物園とキッザニアはいずれも2回目で、リピーターとなっている。

次女は毎日保育園なので、私は日中のんびり過ごすことができた。とはいえ翻訳やら記事執筆やらボードゲーム関係の仕事でお寺のお盆の準備はどこへやら。

妻はそのまま仕事に行くので、長女と長男だけが新幹線に乗ってくる計画だったが、心配したお義父さんが上野からついてきてくれた。法事を終え、次女を連れて駅までお迎え。長女と長男がいない4日間、一度も姉と兄のことを尋ねなかった次女だが、再会を喜んでいた。帰りは、スイカの直売所で試食をしたりしながら帰る。

今日は法事、御詠歌、お祭りの準備と夜までびっしりだったので、子供たちはお義父さんにお任せ。器用な人なので、工作を手伝ったりしてなつかれている。明日の夏祭りも、私は境内の整備などで子供たちをかまえないので、またお義父さんにお願いすることにしている。これで毎年てんてこ舞いの夏祭りをだいぶ楽に乗り切れそうだ。ありがたいありがたい。

なお長女と長男は明日の夏祭りに参加した後、明後日から1泊2日の坐禅会。私よりずっと忙しい。
先月と今月、地元の市民講座「まちの楽校本町館」で4回にわたって、サンスクリット語講座を開いた。

ボードゲーム講座はずっと続いているが、賑やかしにもう1講座ということで仏教哲学、ドイツ語会話とやってきていよいよ本丸。「インドの古代語サンスクリット語を初歩から学び、『般若心経』を原文で読むことを目指します。」という説明で開講を申し込んだ。平日の昼間で受講者3名。

まずは文字を読むところから。1回目は母音と子音、2回目は複合子音を学んだ。小学1年生がひらがなを学ぶように、ホワイトボードに1文字1文字書き順を書いて書き写す。主な母音だけで11、子音は34、複合子音は『般若心経』に登場するものだけで42もある。

日本語になったサンスクリット語を挙げて、何と読むかクイズをしたりしてからいよいよ『般若心経』へ。自宅でできるだけローマナイズしてきてもらって、確かめながら進める。

3回目にはa語幹の男性名詞とaa語幹の女性名詞の活用表を渡して、格も確かめた。サンスクリット語には格が8つ、さらに単数・複数形のほかに両数形があり、1つの単語が24に活用することになる。『般若心経』ではほとんどが主格単数だが、ところどころに別の格があって、重要である。その意味を取ると、漢訳では分からなかったニュアンスがよく出る。

漢訳も適宜対照した。「一切皆苦」に対応するサンスクリット文がなかったり、逆にサンスクリット文にあった箇所が削除されたりと、一致しない箇所が多いことを確認できた。

解読だけではなく、五蘊・十二支縁起・四諦などの教義や、観音菩薩とシャーリプトラの関係、空とゼロ、密教と真言などについて解説し、参加者とディスカッションできたのがよかった。

このところドイツ語ばかりで、サンスクリット語はご無沙汰だったが、昔取った杵柄か。受講して下さった方のおかげで出力できたことに感謝したい。
人権擁護委員の仕事で、近くの小学校で人権教室を行う。いじめをテーマにした紙芝居を読んで、命の大切さや自分らしさ、そしていじめを見て見ぬふりをしないことを説く。市井のおじさんおばさんがやっているので、押し付けがましくならないのがいいみたいだ。

終わってから校長先生としばらく懇談。子供は大人の鏡というが、落ち着きはあるが活気がないのが悩みだという。いろいろな人とコミュニケーションする機会が圧倒的に少なくなったのが原因で、学校だけ何とかできるものではない。地域・家庭の教育が欠かせないので、積極的にPTA行事・地域伝統行事に参加することを親にもお願いしているそうだ。

また、少子化に伴い、スクールバスの学区が広がっていることに懸念を表明。歩いて登下校する中で、体力がつき、上級生は下級生の世話を覚え、危機回避能力を身につけ、四季の移り変わりを知る。それが奪われることを心配なさっていた。

さらに運動をする子供としない子供、行事に参加する子供としない子供の二極化も問題だという。学校が自主的にまとまっていくのに、この二極化が足かせとなるのは想像に難くない。地域も同じ問題を抱えていると思う。

道徳に関しては子供たちが先生に迎合して、先生が喜ぶ答えをいうのでは何にもならないとして、自分の弱さを知るところから始めたのがよかったとお褒め頂いた。人権 教室では最初に、学校で嫌な思いをしたことがある人に手を挙げてもらうところから始める(中身までは聞かないが)。

校長先生は紋切り型のお話に終始しがちなものだが、自分の言葉で(しかも少々刺激的な表現も使いつつ)お話しされたので、感心しながらお伺いした。

先日、近くの公民館で行われた講演「いま私がしていること、思っていること」で、私は5つのポリシーを挙げてきた。偶然にも共通していることがあったのも、感心した理由である。同じことを近くの校長先生も考えていらっしゃるのだと思って嬉しかった。

1.過ぎ去ったこと、未来のことよりも今
2.安請け合い上等
3.地域行事・伝統行事に積極的に参加する
4.少数派に目を向ける
5.地元でお金を使う

校長先生が二極化とおっしゃったことを、私は格差社会と捉えている。地域に出てこない人には情報が届かず、経済格差にもつながりかねない。地域でも、檀家さんでも、あまり顔を合わせない人も住みよい地域を考えていこうと思っている(それが「ボードゲームで村づくり」とか飛躍するのも問題だが)。

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