ケガ続き

土曜日の夜、本堂で御詠歌の練習をしていると長女が血相を変えてやってきた。「おばあちゃんが倒れてる!」練習を中断し、庫裡にかけつけると、玄関の土間におばあちゃんが落ちていた。車椅子が倒れ、ザリガニの水槽のわきでヒーヒー言っている。 

どうやら、玄関の電灯をつけようとして車椅子が脱輪し、土間に投げ出されたようだ。すぐに抱えて車椅子に載せたときに、御詠歌の講員さんたちも心配してやってきた。悲鳴を上げているが大丈夫そうだったので部屋に連れていき、練習を再開。お唱えしながら気持ちが落ち着かせるまでしばらく時間がかかった。講員さんたちは心配だから今日はもう中止にしようと仰ったが、休憩時間に見に行ったら、だいぶ落ち着いていた。子どもたち3人がベッドに寝かせ、手当をしている。 

土曜日は妻がアメリカ出張、母が選挙管理委員会で外出しており、私が御詠歌で本堂にいったので子どもたちと祖母しかいなかった。そこで祖母がはりきったらしい。ほどなく帰ってきた母にこっぴどく叱られる。 

翌日、接骨院の親戚に見に来てもらい骨は折れていないことを確認。でも足が打撲で腫れてしまって祖母は1日寝て過ごしていた。 

その今日、大雪が降って子どもたちは喜んで外に遊びに行った。ところが5分も経たないうちに、次女が血だらけで帰ってきた。長女が振り回したスコップが額に当たったのだという。長女も母もパニックになっている。 

私も動転してしまって、長女を思い切り叱りつける。次女の血はすぐに止まったが、額が三日月のように割れていた。休日診療所に電話したところ、総合病院の緊急外来にいって縫ってもらったほうがよいとのことで、母が子どもたちを連れて出発。 

皆は3時間ほどかかって帰ってきた。縫わないで済んだそうがまた明日、病院にいって診てもらうことになって、今度は私が連れて行くことになった。母は昨日から、選挙管理委員会と祖母の世話に加えて、次女の通院でへとへと。妻のありがたみが分かる。 

事故やケガというのは、「こうしていれば回避できたかも」という後悔をどうしてもしてしまって凹むものである。一度動転した気持ちはなかなか切り替えられるものではない。祖母が玄関の土間に倒れているシーン、次女が血を流して泣いているシーンがフラッシュバックするたびに、どちらも大事に至らなくてよかった、と自分に言い聞かせている。明日は次女の通院、さらに事故やケガをしないように、落ち着いて行動したい。

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