2017年10月アーカイブ

県の男女共同参画チャレンジ賞というものを受賞して参りました。妻が単身赴任のため積極的に家事をせざるをえない状況で、お釈迦様や道元禅師の説くような掃除や料理の大切さを実感し、あちこちでお話しているうちに、まだまだ少ない男性の家事参加を促したということで表彰されたという経緯です。

受賞者のスピーチでは知事の「協力」というキーワードを承け、協力型ボードゲームでしばしば問題となる「奉行問題」(皆を無視してひとりで全部仕切ってしまうこと)「戦犯問題」(失敗したとき誰かの責任にしてしまうこと)について話しました。男女共同参画ではしばしば、女性の権利を声高に叫ぶあまり、男性に対して喧嘩腰になってしまいがちですが、それはエネルギーの無駄遣いです。イニシアチブをシェアすること、うまくいかなくても責めないことで信頼できるパートナーシップを築くほうが建設的だと思います。

全国知事会で男女共同参画のプロジェクトリーダーを務めているという吉村知事とツーショット。

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博論提出

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教授の定年退官が迫っていることから提出を促されていた博士論文執筆がようやく終わりました。本文432ページは、修士論文228ページから大幅増。書き始めてから実に13年(10年ぐらい放ったらかしにしていたからですが)、ようやく肩の荷が下りました。

タイトルは「インド古典討論術研究―ウダヤナ『ニヤーヤ・パリシシュタ』における詭弁と敗北の場合」。中世のインド論理学で大きな功績を残したウダヤナ(ca.1050-1100A.D.)の著書について、刊本と写本によるテキスト校訂と日本語翻訳、そして先行する文献との比較を行い、インドにおける討論術の理論の発展を論じました。揚げ足取りや論証自体を破壊するような反論に対する対処の仕方、マジックワードで煙に巻いたり、聞き手の興味を考えないで延々と話し続けたりしがちな現代の議論においても通用する教訓があります。

修論を書いていた20年前と比べるとワードが格段に向上していることを実感。あの頃は途中でフリーズしたり、ファイルが壊れて開けなくなったりで戦々恐々でした。

提出は安田講堂の裏で1週間に1度だけ、しかも午前午後1時間しか開かない博士論文受付。しかもアイテムが揃っていないとまた来週!になってしまうというクエストを無事に完了。後は審査があって、問題がなければ博士号が授与されます。

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仏教説話で講演

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米沢のお寺でお話してまいりました。仏教説話ということで手塚治虫『ブッダ』の冒頭にも紹介されているジャータカ「月のウサギの話」から始まり、布施つながりで天宮事経「ご飯の茹で汁を布施した女性の話」、前世の話つながりで餓鬼事経「舎利弗の母」、再びジャータカに戻って「蛇の抜け殻」、清浄道論の「死の随念」を読み、参加者のみなさんと有意義な意見交換を交わしました。

臨終を迎えた方に、「よかったらうちに生まれ変わりませんか?」と誘ったら、その後生まれた子どもがその人と一致する前世の記憶を語りだしたという話が印象に残っています。

2つの講演会

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「眠育」の講演会を聴講。子どもたちをもっと早く(21時ころまでには)寝かせるべきという結論には両手を挙げて賛成なのですが、脳科学のデータを提示しつつ「宇宙のリズム」とかいったり、鬱とか自殺とか無業者の増加とかを全部睡眠不足に関連付けたりと、残念ながら納得できる根拠ではありませんでした。

大学教授でも医師でもない人が子どもを早く寝かせることを広く訴えたいならば、例えば学校で起きている困ったこととか、親としての願いとか、保育園などでの実践例など、自身の体験に基づいて話したほうが説得力があるのではないかと思います。この手の話で今まで一番インパクトがあったのは、「学習院幼稚園の園児は夜7時に就寝する」です。

その数日後、地元のものづくり関連の講演会に行きました。全くのジャンル外で興味もあまりなかったのですが、「仕事に趣味を絡める」「未来を予測する習慣」「ストライクゾーンをあえて外す」など、自分の仕事に活かしたくなるような講演でした。

お寺は非常に保守的なところと思われがちですが、実は時代に合わせて変わってきたものであり、今後もどんどん変わっていかざるを得ません。少子高齢化・過疎化が進む未来を見据え、インド哲学やボードゲームを絡めて、新しいことに挑戦していきたいと思います。

内容もさることながら、受け売りではなく自分の体験から話しており、それを単なる自慢話ではなくほかの人にも通用するように敷衍し、そして話の展開が時系列的・論理的であることも素晴らしく大変参考になりました。

この2つの講演を較べて思うのは、自身の体験、特に失敗談が大事だということ。私自身も話すときには心がけたいと思っています。

税務調査

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住職になって初めて、1日半にわたる税務調査を受けました。税務署の職員さんが1日半にわたってお寺にお越しになり、出納簿やカレンダーを照合していくという作業を行います。主に自動車関係の支出が私用ときちんと分けられているかと、葬儀(伴僧)の記載漏れがないかをチェックするみたいでした。

この20年、税理士さんに頼まず自力で税務申告をしているので不安で仕方なかったのですが、打ち込み間違いの指摘が少々で追徴などなく無事終了。

それよりも「お寺でボードゲーム」と「長井de寺コン」の会場使用料が「席貸業」として法人収益事業になるとのこと。人件費など経費を差し引いての申告になり、納税額も微々たるものですが、結構な書類手続きがあり、気が重くなっています。

その後、「長井de寺コン」については、市内の寺院持ち回りであるため、定期性がないことから申告の必要はないという判断が出ました。これで来年、会場を引き受けて下さるご寺院さんも一安心です。

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