増える人権擁護委員の仕事

県の機関紙に寄稿した人権擁護委員の年度末活動報告。振り返るとこれをボランティアでやっているのはどうも無理があるように思えてきました。来年度はウェイトを下げたいと思います。

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米沢協議会では、法務局の人員削減、担当職員の大幅な入れ替え、事業や会議の増加に伴い、委員の負担感軽減に取り組んだ一年でした。委員の活動は人権相談、人権教室、人権書道・作文コンテスト、委員研修、幼児向けの人権七夕、ネットワーク協議会事業(講演会)、人権の花、地域の会議や式典への出席など多岐にわたり、さらにいじめ問題対策の一環として中学校の人権教室にも力を入れ始めています。そのため「就任時にはこんなに大変だとは思わなかった」という声も聞かれ、一期でお辞めになる方も少なくありません。今年度は、人権書道を次回から廃止することが決議され、文書の発送は事務局員が月替りで担当することになりました。一方、これまで職員さんにお任せしてきた文書作成など事務の多くを委員が行うことになり、人権教室や人権の花でまだ訪問していない学校に行くことが求められ、高齢者・障がい者人権委員会の事業が検討され始めるなど、軽減した分を遥かに超える業務が控えています。また、肝心の人権相談が「お互いの顔が分かる田舎では行きづらい」という理由で縮小されるケースが起こっており、やり甲斐の維持も課題です。これらの課題をクリアするべく、これまで変革を進めてきたフットワークの軽さを活かし、自主的で楽しい活動にしていこうと思います。

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