おの: 2012年1月アーカイブ

石巻に楽器届ける

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今月の5日に行われたチャリティーコンサートの収益金で購入した楽器を昨日、石巻の小学校に届けてきた。

もともとこのアイデアは、コンサートにも出演された東京芸術大学の杉木教授によるもので、ほかにも各地で演奏会を行い、その出演料分で楽器を届けているという。お金を直接届けるのは難しいが、楽器なら、それをひとつの象徴として、精神的な支えや復興の原動力にしてもらうことができる。

出演料分といっても、演奏会を黒字にするのは容易なことではない。休憩時間中の募金箱や、実行委員からの寄附で何とかトランペット2本とフルート1本を贈呈できることになった。

送り先の小学校の選定にあたっては、かつて長井の病院に勤務し、長井生まれの奥様と結婚されて、現在石巻に開業している久門先生というお医者さんにお願いした。これも杉木教授のアドバイスだが、その先生の出身校であり、かつ副校医を務めている学校ということで、スムーズに話をすすめることができた。

実行委員3人で道中あれこれ話をしながら、石巻まで車で3時間。山形の曇天とはうってかわって陽気な青空である。久門医院に到着すると、お寿司をご馳走して頂いた。ようやく石巻港も復活したそうで、新鮮な魚介類に舌鼓をうつ。

久門医院も30cmほど浸水して、半月以上停電が続いたという。その間も水をかき分けていらっしゃる患者さんにできる範囲で診療を続け、津波で泥だらけになった薬局から使えそうな薬を出して対応していた。川辺のお医者さんはお亡くなりになったというから、医療難民も多かったのだろう。まるで野戦病院だったと奥さん。

それから久門先生とともに渡波小学校の仮設校舎へ。校長先生と教頭先生に迎えて頂き、早速楽器を贈呈した。石巻三陸新聞の記者さんも来ていてばっちり写真に写る。それからしばらくお茶を飲んで談話。

前の校舎は1階が津波で泥だらけとなり、山1つ超えた隣の学校のグランドに仮設校舎を作っている。音楽室にあった楽器はいくつか泥の中から掘り出したが錆びているものも多く、トランペット鼓隊への参加を希望する子供たちにまだ行き渡っていない。宮城の吹奏楽連盟から中古楽器の寄附は受けたが、新品は初めてとのこと。

先日、福島からの避難民とお話しした際も思ったが、何も手につかないほど悲惨な目にあってこられたはずなのに、表情は穏やかで明るい。被災者が「元気をもらう」ということをよく聞くが、元気をもらうのは支援者のほうかもしれない。

その後、奥様に被災地を案内して頂いた。高台にある日和が丘公園からほとんど何もなくなった南浜町・門脇町を見下ろす。きれいに積まれている車や平らにならされた瓦礫に、被災した人々の数えきれない思い出がつまっていると思うとせつない。あの車がうちの車だったら、あの柱がうちの柱だったら。
http://g.co/maps/5vqa3

石巻に行くのは初めてだったが、歴史のある風光明媚な街だった。復興の足跡を確かめに、今度は子供たちを連れて訪れたい。

今日は米沢の避難者支援センター「おいで」と、山形の避難者交流支援センターを訪問してきた。大震災は、まだまだ終わってはいないことを実感した。

発端は昨年の暮れ、大学の後輩からの電話。お祖母さんが河北町に住んでいて、時々会いに行くので、山形で避難者の支援をしたいと考えているという。寺院の協力も仰ぎたいそうなので、震災ボランティアで活躍している和尚さんを紹介した。

具体的にどんな支援活動をするのか、はっきりした計画を後輩はまだもっていなかったので、その和尚さんと話をしても結論が出なかった。私もあれこれ思案していたが、大学関係者と寺院が協力してできることいっても思いつかない。そこでまずは支援センターで生の声を聴くことになったのである。

米沢の避難者支援センターは、福島から米沢に入ってすぐのところ、万世町というところにある。ここには取り壊される予定だった雇用促進住宅があって、たくさんの避難者を受け入れることができたという。現在は、避難者自信が支援員となってスムーズな運営をしていた。

避難者といっても、部屋を一応借りておいてほとんどは福島で暮らす人から、こちらにほぼ定住している人までさまざまな生活があった。ほとんど住んでいない人と、ずっと住んでいる人とでは意識も自ずと異なる。そのため自治会を立ち上げるのがたいへんだったという。津波ですぐ避難した人がしばらくして故郷に帰ったとき、避難しなかった(できなかった)人とぎくしゃくしてしまうという話を思い出す。

ちょうど毎週行われているお茶会があったので参加させてもらう。浪江町から避難されているお父さんとあれこれ話した。震災から1年近く経つが、帰る見込みも立たず、保障も一向に進まない。自分が生きられるのはせいぜい10年。何も進展しないまま寿命が終わってしまうかと思うと、やるせない思いに駆られるという。この言葉には胸をつぶされる思いがした。

その一方でこうも考えた。今まで生きてきた価値を失ってしまった人に、仏教が別の価値を提案できるかもしれない。やり場のない怒りや諦め、そして一時しのぎの気晴らしではなく、心の底から救われ、安らかに毎日を送る道を、お釈迦様は示していたのではなかったか。そうだとすれば、寺院にも出る幕はある。

傾聴ボランティアというように、忠告や助言を言いたくなる気持ち抑えて聞き役に徹するのが基本だと思う。しかし法話は、忠告や助言とは少し異なり、そこで得たヒントをもとに、自分の問題を解決することを目指す。お釈迦様は自身を医者に喩え、薬を渡すけれどもそれを服用するか否かは患者次第であると仰った。

例えば、避難所近くのお寺を借りて、法話を聞く会を催すという方法が考えられる。法話をする人は和尚さんでも、大学で仏教を教えている先生でもよい。母子世帯が多いことを考えて、託児を頼んでおく(意外にも、若い女性で仏教に興味のある方は多い)。終わったら「僧職男子」とお茶会。これが今日考えたアイデア。

後輩は、避難者の子供たちの教育を心配していた。親に生活の余裕がなくて子供に教育の機会が与えられていないのではないか。これに対し山形の支援センターでは、避難者対象の塾があったら需要はあるが、責任をもって無償で長期間続けるのは難しいだろうという。かつては寺子屋として教育を担っていた寺院も、現在では協力しにくくなっているが、実現すれば素晴らしいことだと思う。

後輩はこれからしばらく県内に滞在。山形大学の先生や震災ボランティアの和尚さんと話をして、アイデアを練ることにしている。これまで県内でのボランティア活動することを全く考えていなかったが、私もこの機会に考えてみたい。とりあえず米沢の支援センターは、本当に居心地がよかったのでまた行くつもりだ。

キャンペーンでドコモから頂いたネットブックを、使わないので未開封のままヤフオクに出品した。価格コムでは20000円くらいの品物である。

その質問欄に、海外から英語で次のような質問があった。
・カナダに住む女性が、ナイジェリアにいる姉妹にこPCを送りたい。
・ペイパルで送料込み2000ドルを支払う。
・メールで直接やりとりしたい。

この時点で相当怪しかったが、私自身アメリカのeBayなどで親切にしてもらっているので無視しないで返事をした。とにかくヤフオクで最高額をビッドしてくれと。

これに対する返事は、とにかく急いでいるのですぐ取引したい、送料込みで2000ドル支払うと一点張りで、ナイジェリアの住所まで記してあった。2000ドルっていくらかと思ったら15万円。ナイジェリアにEMSで送っても8500円しかかからない。さらに怪しくなったが、コンピュータの価値を知らないだけとも考えられる。

そこで相手の出方を伺うため、2000ドルは高すぎること、現在の入札金額に送料を足しても400ドルくらいだと伝えたところ、それなら500ドルでという。案外まともな反応なのでOKの返事をしたら、早速ペイパルから振込の知らせが来たのでオークションを取り消した。

今日急いで発送するつもりでいたが、ペイパル(用心のためメールに記載されたURLではなく、Googleで検索したURLから)にログインして履歴を見ても、入金されていない。ペイパルからの振込の知らせがよく読むと、発送したEMSの番号をメールで受け取ってから入金されるという。そんなことってあるのだろうか? そこで今日は発送を一旦やめて、ペイパルに問い合わせ、指示に従い、振込の知らせを転送した。

そして先ほど、ペイパルから返事がきた。
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お調べいたしましたところ、お問い合わせいただきましたメールはPayPalから送られたものではありません。無視していただくようお願いいたします。このメールにリンクされているウェブサイトはPayPalが承認または使用するものではありません。

このメールにリンクされているウェブサイトの無効化に向け、弊社の不正防止チームが取り組んでいます。また、このウェブサイトには個人情報などを入力しないでください。お客様の個人情報また財務情報を保護するため、また金銭の損害を防ぐために、PayPalアカウントにログインしてパスワードとセキュリティに関する質問と答えを変更していただくことと、銀行やクレジットカード会社にすぐに連絡することをお勧め致します。
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メールにリンクされているペイパルのホームページは本物。ニセページに誘導されて個人情報を入力させられたり、お金を請求されて支払手続をしたりはしなかったのでフィッシング詐欺ではなく、パソコンをただで搾取しようという詐欺のようだ。支払履歴はペイパルにもクレジットカードにもついていなかったが、念のためパスワードを変えておいた。

一段落したので再出品。実質被害額は、出品取り消し料の525円で済んだ。こういうことがあるとオークションの取引後評価数が重要だということを認識する。

検索したら同じメッセージがほかの出品者にも来ていたようだ。「ナイジェリア詐欺」という言葉を初めて知ったが、お金ではなくパソコンを搾取しようとしているので新手ということか。今回はたまたま引っかからなかっただけだが、なかなか怖い。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1479273504

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