おの: 2017年7月アーカイブ

上座部の梵網経

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仏教の戒律を説く『梵網経』は、上座部と大乗の2種類があります。大乗は昨年読みましたが(http://www.tgiw.info/weblog/2016/06/bonmokyo.html)、今度は上座部のものを読解。まず不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語の後、不両舌、不悪口、不綺語、さらに呪術をしないことなどが詳しく説かれています。修行者に対して「○○すべし」という書き方ではなく、「世尊はこのようなことをしないと世間では知られている」という書き方であるところに、かえって説得力があります。

また、ただ悪をなさないだけでなく、積極的に善を行っているところも参考になります。すなわち不両舌は仲違い人を仲良くさせ、仲の良い人を一層親密にする言葉を語ること、不悪口は愛語を語ること、不綺語は仏の教えのみを語ることと解釈し直されます。初期仏教は、善であれ悪であれ業をなくしていって生前解脱を目指していたという説も考え直さなければなりません。身業、口業のみの記述に留まり、意業について書かれていないところも特徴的です。

どんなに思っても口にすべきでないことは慎み、言ったほうがよいことは積極的に言う、そんな言葉の出し入れが上手な人間になりたいものです。

「修行者ゴータマは生き物の殺害を放棄し、生き物の殺害を離れ、棒を捨て、刀を捨て、羞恥心があり、憐愍の心があり、すべての生き物の利益をはかり、哀れみのこころを寄せる」
「修行者ゴータマは盗みを放棄し、盗みをせず、与えられた物を受け取り、与えられる物だけを期待し、盗み取ろうという心がなく、自ら清らかになっている」
「修行者ゴータマは清らかならざる行為を放棄し、清らかな行為を行い、清らかならざる行為を決して行わず、淫欲と卑俗の行為を行わない」
「修行者ゴータマは嘘を放棄し、嘘をつかず、真実を語り、真実を貫き、変説せず、信頼すべきであり、世間の人々をだまさない」
「修行者ゴータマは中傷する言葉を放棄し、中傷することばを語らず、こちらの人々を離反させるために、こちらで聞いてはあちらで中傷して語ることをせず、あちらの人々を離反させるために、あちらで聞いてはこちらで中傷して語ることをしない。このように離反した人々を和合させ、和合した人々を一層親密にさせ、協調を愛し、協調を好み、協調を喜び、協調を促す言葉を語る」
「修行者ゴータマは粗暴な言葉を放棄し、粗暴な言葉を語らず、温和で、耳に心地よく、愛情がこもり、心に訴え、品位があり、多くの人に喜ばれ、多くの人に好まれるような、そのような言葉を語る人である」
「修行者ゴータマはつまらぬ冗舌を放棄し、つまらぬ冗舌を語らず、時期にかなって話し、真実を話し、利益のあることを話し、教法を話し、戒律を話し、心に残る話を話し、時期を考慮して、話すべき理由があって話し、限度を知って話し、利益の多い話を話す」

参考:中村元監修『原始仏典』第1巻、春秋社

さくら食堂

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米沢~長井間の中街道を通るとき、金ちゃんラーメンの近くにある「ビビンバ」というのぼり。気になっていたのでお昼に行ってみました。

道からは入口が見えず、やっているのかも分かりません。玄関はほとんど住居。「こんにちはー、やってますか?」

「やってますよー」とおばちゃんが出てきました。中は妙に広いところで、大型テレビの前に座り、ビビンバ大盛り(600円)を注文。安い。

お水をもってきたおばちゃんが、「お客さん、和尚さん?」「はい」「いいお客さん来たねー!」と歓迎してくれました。

テレビでは『強力班』という刑事ものの韓国ドラマ(日本語字幕入り)をやっていて、ベタベタな展開に笑いながら待っていました。

ビビンバはクルミと銀杏が入っていてチョンマルマシッソー! しかもキムチと味噌汁まで付いていて、帰りにはココアのスムージーまでお土産にくれました。カムサムニダ!

おばちゃんはソウルの出身だそう。今度は冷麺かクッパを試してみようと思いますが、田んぼの真中で、お店がやっているかどうか分からないので、客がどれくらい来るか心配です。近くをお通りの際はぜひお試しください。

さくら食堂
山形県川西町堀金1507(たぶん)

参加できません

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学校からのお知らせの出欠が「参加できます」「参加できません」の2択だと、「参加できるけど、参加しない」という選択肢はないのかと思ってしまう天邪鬼です。

中学校から電話で研修会への出席要請があり、スケジュールを見たところ小学校の行事と重なっていました。そちらも親の参加は必須ではないので迷った挙句、事情を説明して「行けますが、できれば行きたくないです」と返答。しかし電話を切った後、「行きたくない」というのは大人の返事ではなかったなと反省しました。

やっぱりウソでも行く意志はあるというべきでしょうか。事情を説明するほど、「そんなんだったら来い」となりそう。「無理にとはいいませんが、できれば○○のほうを優先したいのですが、いかがでしょうか」ぐらいだとよかったかもしれません。

密厳流と聴き比べ

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鬼怒川温泉にて行われた「第40回梅花流栃木県奉詠記念大会」で、曹洞宗が梅花流を発足した時にお手本とした真言宗智山派の密厳流との合同奉詠があると聞いて、参加させて頂きました。伝承曲を密厳流、梅花流の順にお唱えして聴き比べてみるという趣向です。

当日はほかからいらっしゃった師範の皆さんとなぜか登壇奉詠することになり、聴き比べに来たところが、聴き比べられることに。たいへん貴重な経験をさせていただきました。栃木県宗務所長さんはじめ、梅花養成所同期の渡辺清徳師に感謝申し上げます。

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