Buddhism: 2006年8月アーカイブ

かねて準備していた坐禅&ボードゲームの集いが今日開かれた。主催は地元の子ども育成会連合会だったが、市の仏教会や曹洞宗にも協力いただき、人材も資金も潤沢な会になった。
9:30集合で開会式。般若心経を皆で読んで、市の仏教会の会長さんと育成会長さんからあいさつを頂く。
育成会長さんの話で、この地区の学校のはしりは寺子屋だったことが述べられ、育成会がお寺がかつて持っていた教育機能(今はほとんど0に等しい)に目をつけたことがうかがい知れた。
続いて坐禅。結跏趺坐ができる子どもが意外に少ない。驚策(肩を叩く棒)を見せると悲鳴が上がったが、結局叩かずじまいに終わる。でも5分間だけの坐禅は、いつ叩かれるか分からない恐怖から皆緊張して背筋を伸ばしていた。
そして約45分のお話。地域にはいくつお寺があるか、お寺は何をするところか、お坊さんは何をする人かというイントロダクションからスタート。「心をきれいにしてもらう場所・仕事」という表現を使ったが、これは昨日パラパラ見ていた玄侑宗久の言(「子供にお葬式の意味を教えるには何といったらよい?」『お坊さんだって悩んでる』文春新書)。
それから先祖の数は2のn乗という話になって(実際には重なっているので延べ人数)、人類みな兄弟とか、先祖は(親も含めて)子孫である皆が現代に生きていることが嬉しいとか、数え切れないほど多くの先祖から遺伝子をもらった自分の命を大切にしようという話に。遺伝子の話は、今読んでいる『精子戦争』に影響されている。
次に死後の世界の話。「私も行ったことはないから分からない」と前置きした上で六道を心理面からひとつひとつ説明(欲張り→餓鬼、戦争→修羅、弱肉強食→畜生……)し、天上界が一番いいのではない、釈尊はその外側をめざし、今それが極楽と呼ばれていることを説明した。先日の研修会で「説教師
見てきたような 嘘を言い」という川柳を聞いてから、自分なりに考えた説明の方法である。
そしてインドでは焼け残った遺体を川イルカが食べるという話から、日々私たちが口にするものにも命があるという話(!)に、遺伝子の提供者である先祖と、血肉の提供者である食べ物に感謝しようと話をし、最後に実践として、ゆうもあの一階理事長から教わったありがとう運動(1年の間に年令の数×1万回ありがとうと言うとすごいことが起こる)と、日ごろ私が心がけている「人より先にあいさつしたら勝ち」の話をした。
こうして振り返ると自分自身で作ったトピックはほとんどなく、受け売りだらけであることが分かる。演題である「命の意味」は伝わっただろうか。
話も終わり頃には低学年から飽き始めていたが何とかもたせる。終わってお昼ということになったが、まだそうめんが煮えていないというので寺山の探検へ。往復30分。
山登りは楽しいかなと思って連れていったがお腹が減っていることもあってか子どもたちは「疲れたー」「のど渇いたー」の連呼。「エスカレーターほしい」なんて言うのがいて笑った。
期せずして修験道のようになってしまう。
帰るとようやくお昼。潤沢な予算のおかげで流しそうめんに加えて500mlジュースと草岡ハム(地場産の高級食肉)のフランクフルトが出た。流しそうめんは、せき止めてこぼす子どもとか、終点のざるから食べている子どもとか、性格が出て面白い。
役員が昼食を取って片付けている間に子どもたちは本堂で自由時間。鐘も木魚も鳴らし放題、そのうちプロレスごっこやかけっこを始める子どもたちがいて、お寺がこんなに賑やかなのは生まれて初めてだった。「昔、寺子屋だった頃はこんな感じだったのかな」などと思いながら特にとがめないで喧騒を楽しむ。
そしていよいよボードゲームが登場。今回投入したのはニワトリのしっぽ、カヤナック、ネコとネズミの大レース、オバケだぞ〜、キャッチミー、こぶたのレインボーレース、ワードバスケット、ブロックス、ジェンガ、投扇興の10タイトル。箱を持ってきたとたん、子どもたちが詰め寄ってくる。
役員さんに学年ごとに分かれてもらってゲームスタート。終わった人から他の学年と混ざって遊んだりもした。この中で一番人気が高かったのはブロックス(4人限定だし)。盛り上がっていたのはキャッチミーとジェンガだが、感想ではネコとネズミの大レースが一番面白かったという声が多かった。
ある程度役員さんにゲームを覚えてもらっていたが、子どもが多いので対処しきれない。こんなとき、説明なしに遊べるジェンガが重宝した。それにスティッキーがあればと思ったところである。
皆で掃除をして、参加賞を手渡して解散。
坐禅5分、お話45分、ボードゲーム2時間(笑)。時間配分はなんか変だが、夏休みの子どもたちにはいい思い出になったと思う。もしかしたら来年もあるかもしれない。今度は泊りがけで。そうなったら、今度はお墓で肝試しかな。

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