Buddhism: 2006年11月アーカイブ

寺役員研修会

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 日曜日は私が住職になって初めての寺役員研修会。しかも温泉に一泊付きという「洞松寺開闢以来(総代の談)」の大きな事業となった。

 寺役員会は総代4名、各地区の世話人14名からなる組織で、護寺会費(寺費)や寄付の集金、境内の草刈・雪囲い・除雪などの作業をお願いしているが給与が出ない名誉職。年に1,2回、慰労のための飲み会がある程度だ。

 先代住職のとき近隣の寺院めぐりをしていたが、そうした研修会はもう10年以上途絶えていた。それが、先ごろ行われたお隣の真言宗のお寺との合同総代会で、あちらがずいぶん遠いところに泊りがけで研修会をしているというのを聞き再開の運びになったというところである。さらにそれを聞いた私が兼務住職をしているお寺でも、夏に研修会を開催した。

 研修内容は置賜管内の3ヶ寺を参拝し、仏像の配置や本堂や庫裏の間取りを見学、住職からお寺の由来や台所事情を伺うというもので、私自身もためになった。隣町でもところ変われば品変わる、である。

 研修が終わって赤湯温泉・いきかえりの宿 瀧波(http://www.takinami.co.jp/)に宿泊。これまで赤湯温泉にはいいイメージを持っていなかったが、ここは料理も温泉もよかった。初めての泊りがけ研修で宴会のお酒も進み、大賑わい。ちょうど長井市長選の投開票日だったので、夜遅くまでニュース速報を待ちながら飲んでいたようだ。

 翌朝は6時に目が覚めて風呂に行くともういっぱい。世間の朝は早いものだ(うちのお寺は夜更かしで、朝は滅法遅い)。朝食はもちが出た。名物らしい。

 車で帰る役員と別に、私は駅から新幹線。秋葉原でたけるべさん、大葉さん、草場さん、韓国人デザイナーと試作品、ルッカチッタ、八八、ゴニンカンを遊ぶ。八八は初なのにインストの通訳。

 それから教授からの呼び出しで本郷。さらにヤポンブランドの打ち上げで中野。帰宅は午前1時で、もうヘロヘロになっていた。火曜日は医者に行って喘息の薬をもらい静養。

葬式の前日

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お葬式のやり方を習ってきたわずか1週間後、檀家さんがお亡くなりになり早速実践の機会が訪れた。昨日は秋葉原水曜日の会を早めに退出して新幹線で山形へ。すぐ衣に着替えて枕経。
今日は庭の掃除から1日が始まる。ここ数日嵐が続いて、境内がえらい散らかっているためだ。ブロアーで吹き飛ばしていたらガソリン切れ。おとなしく箒で黙々と掃く。
幸い喪家から掃除の手伝いがたくさんやってきて、1時間ほどですっかりきれいになったが、ブロアーと箒で手がすっかり痺れてしまい、書き物の筆がぶるぶる震える。
筆のノリが悪いので、ときどき休みながらミクシィで他の人の日記にコメントを書いたりしていた。これまでも何度か議論になったボードゲームの初心者論だが、ミクシィのおかげでいろいろな人の意見が読めて勉強になる。
夕方からは観音講中で御詠歌を唱えに喪家へ。紫雲替節、慈光、無常、追弔、妙鐘、聖号の6曲。泣きながら聴いている遺族に対して、つとめて平静に淡々と唱えたが、故人の生前を思い出すと自ずと涙がにじんでくる。
今一旦帰ったところで、これから通夜のお経読みだ。通夜はこれまで住職が行かず親族だけでひっそりと行われてきたが、先週の研修で通夜説法を勧められたこと、夜にロウソクの光が輝くところで読むお経というのはまた格別だと思ったことから今回初の試み。仏式の葬儀とはどういうものか、ゆっくりお話をしてきたい。
今日届いた宗報に「位牌専用プリンター」なるものを発見。
http://www.gendai-jiin.jp/ihi.html
「位牌印刷専用ソフトで、どなたでも簡単に印刷できます」って……ありがたくねー。

お葬式のやり方

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僧侶の現職研修会「在家葬法の原点」に参加し、お葬式の方法をおさらいしてきた。
「ならばあえて開き直って「葬式仏教」大いに結構。研鑽に研鑽を重ねて、一部の隙も無き諸荘厳の中、素人には真似し得ぬ揺るぎなき自身と威風を持っての一挙手一投足なれば、自ずと行事見成して無言の中に法輪を転ずる事に成るのではあるまいか。」(講義資料より)
曹洞宗は禅宗だから坐禅だけしているというわけではない。密教的な要素を含みつつ、他宗派よりいち早く在家葬を取り入れ、全国展開を成し遂げた。その方法は地域差があるものの、細部にわたって厳格に定められている。それは、曹洞宗の宗旨が「威儀即仏法、作法是宗旨」という、かたちがそのまま本質なのだということに由来するものであろう。かたちから入り、かたちに終わる。
今日は実習ということで、実際にお葬式をいつもやっている通りに実演して、講師の先生が「ここが間違っている」と指摘するものだった。受戒は坐して授ける、剃刀は額と両側に当てる、戒律ごとに戒尺を打つ、洒水は実際に水を位牌につけて施与する、十仏名は一句一句切る、引導法語ではコツの紐を右手から離さない、たいまつをもったらお棺を拶眼、払子は基本3回、脇導師は一字関を言わない、法語は全開にして読む、一字関の直前で払子を振るなど、微に入り細を穿つ指摘。いい加減にしていることもあったのでとても勉強になった。
私はたいまつの右左点(4〜6周目)が反時計回りではなく時計回りになっていたこと、洒水で「滅除煩悩炎」と唱えていたことが間違っていた(灌頂洒水は弟子に仏血を与えるためのもので、煩悩の消火水ではないとのこと)。次回から修正したい。
洒水ではランバン加持というのがあって、龍相(三本指)で洒水枝をもち器の中の水を真言を唱えながら攪拌する。すると、普通の水が甘露の法乳水になるという。これってインド神話の乳海攪拌の話そのもの。こんなところに息づいているんだと妙に感心した。

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