Diary: 2011年4月アーカイブ

短大講師

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この4月から半期だけ、短大の講師を務めることになった。2年ぶりの教壇で緊張する。

子供たちと共につくばから山形に引っ越して3年目、就職活動をちょっとやってみたり、公募情報をチェックしたりはしていたが、ダメで元々という状態だった。山形市か米沢市で、インド哲学や論理学の科目がある大学はない。そんな中でトントン拍子に話が進み、新たに設けられた「東洋思想/思想史」という授業を担当することになった。

早速シラバス(講義計画)を提出することになったが、前任者もいないのでずいぶん悩んだ。現在の生活につながっているもの、女の子の好みそうなもの、私の専門にリンクしているものなどから、次の15トピックを考えた。

?@日本語の中のインドの言葉
?A七福神の成り立ち
?B生まれ変わりと輪廻
?C身分制度と差別
?Dカレーライスの歴史
?E無常について
?Fゼロの発見
?G愛と慈悲
?H善悪の基準
?Iタントリズム
?J職業倫理
?K愛国主義
?L家族のあり方
?M仏教と女性
?N恋愛と結婚

授業は震災の影響で1週間遅れ、先週から開始された。車で片道50分くらいかかる。最初なので学生が何人集まるか分からなかったが、教室いっぱいの50人ほどが出席。当然のことながら全員女性で、最初はどぎまぎしてしまった。

第1回は「日本語の中のインドの言葉」ということで、修羅から瑠璃までの読みと原語の意味などを解説。途中で趣向を変えて、デーヴァナーガリー文字で名前を書いてみたり。論理学よりも専門に近く、また仏教も絡むため話しやすい。

講義しながら学生を観察していたが、1年生ということもあるのか真面目な風貌である。そしてノートを取りながら、真剣に話を聴いてくれる。一昨年まで勤めていた関東の私立大学では私語にはいつも手を焼いていたので、その違いに驚く。

終わって感想を書いてもらうと、字がとても丁寧で、内容も詳しく、真面目な様子が伝わってくる。昨年の卒業研究の要旨一覧を見せてもらったが、2年でよくぞこれほどというほど深く掘り下げられていた。それはまるで大学院のようで、短大のイメージが変わる。

今週は七福神の話。仕込みを入念にして、真面目な学生たちに応えたい。

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