Diary: 2012年5月アーカイブ

「寺族」とは、住職の家族のことである。かつては「寺庭婦人」と呼ばれていたが(「寺」の「庭」だけに一年中草むしりをしているイメージだ)、女性に限らないということで改められた。

どこまでを寺族と呼ぶのか、母に頼まれて調べたところ、定義は簡素なものだった。

本宗の宗旨を信奉し、寺院に在住する僧侶以外の者を「寺族」という。(宗憲第32条)

これによれば、うちの7人家族のうち私を除く全員、3歳の次女まで全員が寺族ということになる※(「宗旨を信奉」というのがどこまで当てはまるかだが、次女もちゃんと本尊様の前で礼拝している)。

私は得度をしないと寺族と呼ばれないものと思っていたが、調べてみると得度は任意だった。得度していなくても、寺族集会や寺族研修会に参加できることになる。

寺族は、両大本山貫主又は前貫主に就いて得度を受けることができる。(寺族規程第3条。現在は文面が改められているが、得度は必須となっていない)

実際は、得度すると本庁に登録され、准教師という資格を取れるようになり、准教師を取れば寺族代表として干与者にもなれる。しかしそこまでいかなくても、お寺に関わることができる。身分もある程度までは保障される。

寺族は、本宗の宗旨を信奉し、住職とともに、寺門の興隆、住職の後継者の育成及び檀信徒の教化につとめなければならない。(寺族規程第2条)

住職が死亡したときは、当該寺院は、その寺族を保護する義務を負うものとする。前項の保護の方法は、当該寺院の責任役員及び干与者の協議により、寺院の資産、寺族の在住期間その他の事情を考慮して定める。(第16条)

私以外の全員が寺族だとすれば、この規程により、全員一丸でお寺を守っていかなくてはならない。何かの折に子供たちにも伝えておこうと思う。

※Wikipediaの「寺族」の項目では「曹洞宗では、住職夫人ないしは東堂夫人、示寂住職の未亡人にほぼ限定される」とある。そういう解釈も聞いたことがあるが、そうすると私の母は前住職の娘なので寺族ではなくなってしまう。でも実際は寺族会長などを務めているので、この解釈は誤りではないかと思われる。

毎年ゴールデンウィークは仕事で遠出などできない。1日中ではないが、毎日半日は何かある。そんな中、都内で家庭菜園を借りる家族がテレビで映された。

家庭菜園なら、うちは借りなくてもよい。何を作ったかは忘れたが、私も小さい頃、亡き祖父と家の前に畑を作ったことがある。祖父は外仕事が大好きな人で、畑もなかなか本格的だった。今は草ぼうぼうになってしまった元畑に、30年ぶりくらいに何か植えてみようかと思いついた。

長女に話してみたところ、とっても乗り気で学校でも先生に教えていたそうだ。学校の帰りには店頭で種を見てきたともいう。PTAで先生から「楽しみにしてますよ」と言われ、口だけでは済まなくなる。

そこで昨日、妻の美容院の裏で子供たちをホームセンターに連れていった。あれこれ検討した結果、ただ食べたいというだけの理由でトマトとスイカを苗で買うことに決定。6鉢買ってきた。

今日は朝から地区の側溝清掃で、泥だらけになったついでに早速畑作りを開始。長女と共に、家の前の一角を耕し、腐りかけた葉っぱを敷いて、鉢を植えた。たっぷり水をかけて完成。午前中は雨模様だったが、畑仕事をし始めた頃からすっかり晴れて、鯉のぼりも元気に泳ぐこどもの日。いかにも親らしいことができて満足である。

1畳ほどのスペースではあるが、草むしりなどはしなければならない。約1ヶ月半くらいで実るというので、それまで子供たちとともに楽しみにして見守り育てたい。
御朱印とボードゲームから1ヶ月、再びお寺とボードゲームがリンクした。

いつもホームページをご覧になっているという県内の方からメール。いつもは奥さんと遊んでいて、近隣のサークルを探しているという。しかしその差出人は見覚えがあった。先日の御詠歌の研修会に参加して下さった和尚さんである。一応、寺院名鑑で確認したが間違いない。

返事では県内のサークルを紹介すると共に、自宅ゲーム会にお誘いしてみた。いつもご覧になっているホームページの管理人が、まさか同じ宗派のお坊さんとはさぞ驚かれたことだろう。ご寺院さんなので、いつも開催している日曜は難しかったようだが、ようやく連休中の平日にいらっしゃることになった。

本堂のチャイムが鳴って出ていくと衣姿。伺うとお寺なので正装でいらっしゃったという。きちんと本堂にお参りをされ、その後奥様が入ってこられた。物陰で普段着に着替えられ、私の妻も交えてひと通りお茶を飲む。

伺うところによると、昨年結婚してから、奥様とコミュニケーションを図るためにボードゲームを始めた。ネットでたまたま『カルカソンヌ』を見つけ、奥様と連日のようにプレイ。もともと極めたくなる性分だったのだろう、タイルの構成などは全部覚えてしまい、先日行われた日本選手権の高円寺予選に出場して、何と2位(本選出場権)を獲得。奥様と実力差が開いてしまったので、今度は協力ゲームの『パンデミック』に着手。英雄級で全部の職業の組み合わせでコンプリートを目指しているという。すごい。すごすぎる。

拙著『ドイツゲームでしょう!』をプレゼントしようと思ったら、もうカバンから出てきた。横浜のボードゲームリサイクルCUBEで『ウボンゴ』を買ってきたとか、ネットで『クワークル』を入手してルールはダウンロードしたとか、始めて1年とは思えないはまりっぷり。今後予想されるボードゲームの収納問題について盛り上がる。子供坐禅会でボードゲームを活用することなど、お寺ならではの話をできたのもよかった。

お茶を飲んでから、前日からお泊りしていたボードゲーム仲間を交え6人で『グラフィティ』『ピラニアペドロ』『お邪魔者』を遊び、おやつの後に『ダイヤモンド』『パウワウ』を遊ぶ。初対面でも非常に楽しいセッションとなった。奥様も切れ者で、『ピラニアペドロ』では見事裏をかいてご主人さんを陥れている。あっという間の4時間。

また近く遊ぶことを約束してお別れ。帰ってから頂いたメールによると、帰宅後さらに『インカの黄金』を2ゲームも遊んだという。もう脱帽(といいつつ、うちでも遊んだわけだが)。

先日お参りにいらした方によれば、新潟にもボードゲームをたしなむ和尚さんがいるらしい。公然と遊びにくいことや(和尚さんの趣味としてはゴルフやパチンコよりもいいと思うが)、ドタキャンが当たり前の仕事上、遊ぶ仲間は限られてしまうが、それでも意外と多いのかもしれない。今後も、交流を深めて、いつの日か『禅道』をプレイしたい。

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