のど自慢

今日、地元長井でNHKのど自慢の公開収録が行われた。先月、御詠歌仲間から一緒に出演しないかとか誘われたが、「冗談でしょう」と流す。衣姿のお坊さんが何人も出てきてはNHK的にまずかろう。
毎週見ている母は、家族全員の観覧応募をして自分の分だけ当たったので見に行っていた。私はといえば朝から法事、法事、法事。
放送も見られないだろうと思っていたが、法事の後の食事で檀家さんがテレビを脇に置いていたので話をしながらちらちらと見ることができた。
のど自慢の予選は必ずしも上手な人ばかりではなくて、よく言えばヒューマニティに溢れる、悪く言えばいじれるキャラクターを必ず入れる。
高齢のお年寄りが伴奏を無視して暴走し、チャイム1つで止められるのは私が最も好きな場面。あれは、NHKが送る、高齢化社会へのレクイエムなのだろう。
だから上手い人ばかりが入るとは限らないが、それでも地元長井の人で本選に出場できたのは3人ぐらいだったらしい。「あー、あれは勧進代の○○さんの息子だ」なんて会話はほとんど聞けなかった。
家に帰った母が「民謡でチャンピオンはない」などと審査に文句を言っていた。「今のは合格だろう?!」などと文句を言いながら見るのも、のど自慢の楽しみ方らしい。
午後からは地区のお祭が2つあって祈祷のダブルヘッダー。さらにこれから懇親会もダブルヘッダーということで、お酒とカラオケを覚悟の出発。私ののど自慢がこれから始まる。

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