戒名に使えない字
- author: hourei
- 2007/12/06 12:36
今日はこれから葬儀。
戒名は戒名字典というものがあって、これをもとにして考える。以前「字典をパラパラめくって適当なところで指を入れて決めるのに、戒名料何十万とかいうのは馬鹿げている」というような批判を読んだが、戒名は故人の性別・年齢・配偶者の有無・信仰の厚薄・お寺への貢献度・社会的活動や地位・趣味・性格などを考慮して総合的に付けているし、戒名料やそれに類するものは一切頂いていない。
戒名で使わないほうがいい字を三除の法、二箇の大事という。三除の法とは、1.奇怪な難字、2.無詮の空字(乃・也・於・但など)、3.不穏の異字(争・恥・敵・悩など)を指し、二箇の大事とは1.歴代天皇の尊号と年号・祖師の法名を使わない、2.麟・龍・駿・鹿・亀・鳳・鶴などを除き動物を表す文字(いくらペット好きでも犬・猫はNG)は使わないというものである。子どもの名づけにも応用できそう。
ほかにも他宗を象徴するような文字(誉・釈・日)や読みから悪い連想をするもの、典拠のない熟語、同音の連続(清真晋心信士など)、入声の連続(妙覚吉楽信女など)も避ける。
ここまでは戒名字典に書かれていることだが、さらに私が気をつけたほうがいいと思っているのは遺族の名前の文字だ。故人の俗名をうまく盛り込むのは遺族が故人を思い出すよすがにできるのでよいが、そこに本人以外の人が混じるのは考えものだ。
その家で代々同じ文字を使っている場合は別として、遺族が故人の戒名を見たら自分の名前が使われていたというのは、あまりいい気持ちではないのではないか。人によっては「お前も早く死ねということか」と思われかねない。
戒名は聖俗を分かつものである以上、俗名を入れるべきではないという人もいる。そこまで極端な考えはもっていないが、遺族の心情に配慮して戒名も考える必要があるということだと思う。ときどき知らない遺族の名前を使ってしまうことはあるけれども、少なくとも喪主の名前は使わないようにしている。
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