民主党

昨日、妻が用事を済ませている間、子どもを見ながら民主党の街頭演説を聴いていた。小沢党首の最初の目標は、児童手当1人26,000円と、高速道路の無料化だという。そして後期高齢者医療制度の見直し。
アメばかり見せて財源をどうするんだというのもあるが、どれも要らないか、優先順位が低いだろうというのが、私の意見だ。
まず児童手当だが、親の小遣いになるのが関の山。貧困層の親ほど、パチンコ代なんかに消えてしまいそうだ。そんなお金があるなら保育所や学童保育の充実にお金を使ってほしいが、本当はもっとその前の、若者の職業訓練や就業支援が必要だと思う。その辺がしっかりしないと、結婚すらおぼつかない。
次に高速道路を無料化すると、下道を行っても時間がほとんど変わらない地方ならともかく、首都圏では渋滞が激しくなるので「高速」道路でなくなってしまう。道路よりも公共交通機関を支援して交通弱者対策をしてほしい。
そして後期高齢者だが、この世代のお年寄りは年金が手厚いので結構お金を持っている。払える人は払うのが原則。払えないときに保障をするのは必要だが、最初から払わなくていいというのはおかしい。一部の貧しいお年寄りを例に挙げて、まるで全てのお年寄りがそうであるかのような過度の一般化をするべきではない。
人気取りにしてもピントがずれていないか、民主党。自民党も終わっていると思うが、人材力という点ではまだ勝っているのではないか。

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