2006年12月アーカイブ

イスファハン2人用ルール

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今年秋に発売された新作ボードゲーム『イスファハン(Yspahan)』の2人用ルールがイスタリ社より公開されたので訳出。英語版PDFファイルはこちら。『イスファハン』はエッセン国際ゲーム祭の出口調査でベスト評価だったゲームである。品薄なのかまだ国内で発売されていないようだが、来年には入ることを期待したい。



  • 準備:使うダイスは8個

  • スタートプレイヤー:交替制。ただし第3週の最終日は得点が低い人がスタートプレイヤー。同点ならば通常通り交替

  • 手番:スタートプレイヤーがダイスを振り、アクションをひとつ選ぶ。次の人がアクションを選び、再びスタートプレイヤーが2つ目のアクションを行う。これで1日終了

  • 黄色いダイス:最初のアクションが終わっても取り除かず、2つ目のアクションにも使える。相手プレイヤーは使えず、黄色いダイスが含まれるアクションを選んだら、黄色いダイスは除去される。また相手プレイヤーは黄色いダイスだけのアクションを選べない

  • 建築:1アクションに数える。ダイスを取って、必要なラクダとお金を払う。つまりスタートプレイヤーは1日に2つまで建築できることになる。

  • キャラバン:1列に置くラクダは2頭だけ

独ゲーム誌に日本のゲーム紹介

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今月発売されたドイツのボードゲーム専門誌『Spielbox』で、10月に行われたエッセン国際ボードゲーム祭のブース別レポートが掲載されている。日本からいくつかのゲームを携えて出展したヤポンブランドの欄は以下の通り。



すでに05年4号で紹介した『グラグラカンパニー』に続いて日本のブースでは、同じ作者の川崎晋氏による『カルタゴの貿易商』が少部数で販売されており、もっと大きい出版社を探していた。手札のカードはお金の役割を持っているとともに、購入したカードは品物になる。購入のたびに対応する船が地中海を通ってカルタゴに向かって進み、そこで買い取った品物が売られる。その際、価値の高いカードとカード枚数によって品物の収益を決める。



今回ヤポンブランドが出展したゲームは13タイトルに上ったが、ボードゲームは『カルタゴの貿易商』と『グラグラカンパニー』のみ。あとはカードゲームが10タイトル、パズルが1タイトルとなっている。その中で真っ先に取り上げられたのは、ボードゲームの『カルタゴの貿易商』だった。


3年連続で出展した遊宝洞はカードゲーム『妖精奇譚』などで十分な話題に上ったが、カードゲームは評価されにくいのが現状だ。カードゲームしか発売しないアドルング社が、出口調査で上位になることはまずない。


一方、近年エッセンから知名度を上げたフランスのイスタリ社(『イス』『ケイラス』)にせよ、イタリアのマインド・ザ・ムーブ社(『オルトレマーレ』『君主論』)にせよ、たった1つだけ出展したボードゲームが注目された。昨年出展したグラパックジャパン社もボードゲーム『ワルモノ2』がドイツ国内外で一定の評価を得ているし、韓国のフーウィン社が出展したボードゲーム『トリプラ』はアミーゴ社から『スカイライン計画』として発売されるまでに至った。


こうした事情を考えると日本ももっとボードゲームに力を入れたほうがいいのではないかと思う。製作コストや輸送費も高いが利率も大きいから、日本人も納得のしっかり作りこまれた作品ならばきっとペイするはずだ。ヒッポダイスで優勝した澤田氏の『スクウェア・オン・セール』とか、リピート率が高い池田氏の『シャドウハンターズ』あたりはどうだろうか。


来年のゲームマーケットで出展を予定している方はボードゲームに挑戦してみることをオススメしたい。


カタン・大キャラバン

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2006年のエッセンでコスモス社から無料配布されたシナリオ。ルールのみ、ホームページでダウンロードすることができます。


大キャラバン


(『カタンの開拓者たち』シナリオ、3?4人用)


用具:オアシスタイル1、キャラバンマーカー22


ゲームの概要:オアシスに遊牧民がすんでいます。遊牧民は羊毛と小麦を緊急に必要とし、その代わり砂漠の交易品を提供します。カタンの民はいつもヒツジと穀物の束を少し余計に持っているので、遊牧民にキャラバンを送り必要な資源を交換しようとします。


キャラバンマーカーによって、ゲームが進むにつれて3つのキャラバンルートが作られます。キャラバンルート上にある開拓地や都市は勝利点が1増えます。また平行に走る街道は交易路2本分として数えます。


ゲームの準備:オアシスタイルを砂漠タイルと交換します。オアシスタイルに描かれた3本のキャラバンマーカーによって、3本のキャラバンルートの始点が決まります。オアシスタイルは島の一番真ん中に置いてください。向きは任意でかまいません。キャラバンマーカーは脇に置きます。


ゲームの進行:基本的に『カタンの開拓者たち』のルールで勧めます。これに以下のルールを追加します。


初期配置フェイズの後、手番に開拓地を建設したり、開拓地を都市に変えたら、手番が終わってから、投票(下記参照)をしてキャラバンマーカーを置きます。


・キャラバンマーカーの配置


オアシスから始まって、ゲームが進むにつれて相互に独立したキャラバンルートが3本作られます。


キャラバンマーカーは、2つの地形タイルが接する辺に沿って置きます。前に置かれたキャラバンマーカーの矢印の向きに従って、一番先に置いてください。したがってキャラバンルートをふたまたにすることはできません。街道が建設されているところでも置くことができますし、逆にキャラバンマーカーが置かれているところに街道を建設してもかまいません。ただし、すでに別のキャラバンマーカーが置かれているところに置くことはできません。最初のキャラバンマーカーは、オアシスタイルに描かれた3本の矢印のうちいずれかの先に置きます。


重要:各ルートで最初に置かれるキャラバンマーカーは、オアシスタイルの辺に置くことはできません。矢印の方向のまま直進します。


各ルート2本目以降のキャラバンマーカーの方向については、1つか2つの選択肢があります。したがって3つのルートで最高6つの選択肢があることになります。どこにキャラバンマーカーを置くかは、投票で決めます。


・投票


今の手番に開拓地か都市を建設した人から全員、時計回りに羊毛か小麦のカードを表にして出します。1枚以上出した人だけで、どこにキャラバンマーカーを置くか話し合います。その際、出したカードの数が持ち票となります。1人だけでほかの人よりも多い票数があれば、1人で決めてください。2人以上で意見が一致して多数派になったならば、そこに置きます。


票がタイで分散したり、意見が一致しなかったら、出したカードが単独で最多の人が決めます。単独最多の人がいなければ、今の手番だった人が決めます。誰もカードを出さなかったときも今の手番だった人が決めます。続いて全員が出した羊毛と小麦を捨てます(山札に戻します)。


重要:カードを出せるのは各自1回だけです。後で付け足したりすることはできません。


・キャラバンルートの終了


キャラバンルートが袋小路(それ以上キャラバンマーカーを置けないところ)まで来たら、そのルートは終了です。またキャラバンマーカーを使い切った場合は、全ルートが終了します。キャラバンルート同士がつながるのはかまいません。


・最長交易路


キャラバンマーカーと平行に走る街道は、街道2つ分に数えます。したがって街道が5本未満でも、2本分に数えた街道を含めて「5本」になれば最長交易路を取れます。


・都市と開拓地の価値アップ


2本のキャラバンルートの間にある開拓地や都市は勝利点が1増えます。


ゲームの終了:手番に勝利点が12点以上になった人が現れたら、その人の勝利でゲーム終了となります。


例1:最初のキャラバンマーカーは、オアシスタイルの辺に置くことができません。したがって最初の選択肢は3つだけです(赤枠の箇所)。


例2:最初のキャラバンマーカー(A)が置かれ、2つ目の選択肢は4つになりました。


例3:さらにゲームが進んでそれぞれのルートが長くなってきました。白の開拓地と、青の開拓地2つは勝利点が1点増えます。また青の街道3本と白の街道2本は2倍に数えます。現在、キャラバンマーカーを置く選択肢は6つあります。


(C)Catan GmbH 2006


The One Hundred Japanese 2006

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18.12.06:The One Hundred Japanese 2006 was decided in "Mixi", Japanese SNS. Mr.Sato, designer of "Tekeli-li", opened this contest and 93 players of the boardgame community voted their best 15 games at present. Original The One Hundred was held by Mr.Jackson in USA.
-ono
-and more...

01.Die Siedler von Catan
02.Acquire
03.Bluff
04.Funkenschlag
05.Puerto Rico
06.6 nimmt!
06.Modern Art
06.Ticket to Ride (+Europa*, Marklin*)
06.Ohne Furcht und Adel
10.Ra
11.Cucco
12.Carcassonne (+Die Jager und Sammler)
12.Einfach Genial (+Fur zwei*)
14.Thurn und Taxis *
15.Barbarossa
15.Lowenherz
17.Kardinal und Konig (+China*)
17.Hachi-Hachi
17.Mah-joung
20.Ave Caesar (+Q-Jet)
20.El Grande
20.Euphrat & Tigris
20.Blokus
20.Monopoly
20.Word Basket
20.Age of Steam
27.Battle Line
27.Junta
27.Bohnanza
27.Medici
27.Rummikub
32.HEY! That´s my fish!
32.Kakerlakenpoker
32.San Juan
32.Scotland Yard
32.Diamant *
32.Back Gammon
32.Cotract Bridge
32.Royal Turf
32.Lupus in Tabula
32.Edel. Stein & Reich
42.Caylus *
42.Titan
42.Diplomacy
42.Piranha Pedro
42.Magic: The Gathering
42.Mamma Mia!
42.Louis XIV *
42.Flaschenteufel
50.1830
50.Sternenhimmel
50.Shadows over Camelot
50.Loopin' Louie *
50.Samurai
50.Sanktpetersburg
50.Civilization
50.Niagara
50.Napoleon
50.High Society
50.Lost Cityt
61.Can't Stop
61.Goa
61.Coyote
61.Hazienda *
61.Pit
61.Fijorde *
61.Maharaja
61.Moods
61.Rosenkonig
61.Roborally
61.Ursuppe
61.Locke the Superman
61.Chinesische Mauer *
74.Apples to Apples
74.Indonesia *
74.Ubongo *
74.Elfenland
74.Geister
74.Cartel
74.Cash'n Guns *
74.King's Court
74.Greed
74.Coloretto
74.Tadsch Mahal
74.China Town
74.Torres
74.neu
74.Rasende Roboter
74.History of the World
74.Land unter
74.Heckmeck am Bratwurmeck *
74.Manhattan
74.Age of Renaissance
74.Adel verpflichtet
74.Feudal Lord
74.Tosenkyo
74.Hikone Carrom
98.Axis & Allies
98.D&D
98.R-ECO *
98.Up Front
98.Vinci
98.Airlines
98.Call of Cthulfu
98.Cleopatra and the Society of Architects *
98.Cosmic Encounter
98.Go-nin-Kan *
98.Santiago
98.Sioux *
98.Sword World
98.Schlafmutze
98.Talisman
98.Jenseits von Theben
98.Compatibility
98.Twilight Imperium
98.Hat Trick
98.Peanuts!
98.Pictionary
98.Big Cheese
98.Fursten von Florenz
98.Formula de
98.Blue Moon City *
98.Rumis
98.Um Krone und Kragen *
98.Seerauber *
98.Durch die Wusste
98.Hart an der Grenze *
98.Encyclopaedist *
(Pink-Japanese Game, *-after 2005 on sale)

日本版The One Hundred 2006

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ミクシィで1949人が参加する大コミュニティ「ボードゲーム」にて、さとーさん(ボードゲームのおもちゃ箱)の呼びかけで昨年に続き2回目の日本版The One Hundredが行われました。各自がベスト15を発表して集計したもので、昨年を上回る93人が参加しました。以下がその結果です。(06/12/18)
過去のニュース
01.カタンの開拓者たち
02.アクワイア
03.ブラフ
04.電力会社
05.プエルトリコ
06.ニムト
06.モダンアート
06.乗車券(ヨーロッパ★・メルクリン★含む)
06.操り人形
10.ラー
11.クク
12.カルカソンヌ(2含む)
12.頭脳絶好調(ミニ★含む)
14.郵便馬車 ★
15.バルバロッサ
15.レーベンヘルツ
17.王と枢機卿(チャイナ★含む)
17.八八
17.麻雀
20.アベカエサル(キュージェット含む)
20.エル・グランデ
20.チグリス・ユーフラテス
20.ブロックス
20.モノポリー
20.ワードバスケット
20.蒸気の時代
27.バトルライン
27.フンタ
27.ボーナンザ
27.メディチ
27.ラミィキューブ
32.オイ!それは俺の魚だぜ!
32.ごきぶりポーカー
32.サンファン
32.スコットランドヤード
32.ダイアモンド ★
32.バックギャモン
32.コントラクトブリッジ
32.ロイヤルターフ
32.汝は人狼なりや?
32.宝石商
42.ケイラス ★
42.タイタン
42.ディプロマシー
42.ピラニア ペドロ
42.マジック・ザ・ギャザリング
42.マンマミーア
42.ルイ14世 ★
42.壷の悪魔
50.1830
50.12星座ゲーム
50.キャメロットを覆う影
50.くるりんパニック ★
50.サムライ
50.サンクトペテルブルク
50.シビライゼーション
50.ナイアガラ
50.ナポレオン
50.ハイソサエティ
50.ロストシティ
61.キャントストップ
61.ゴア
61.コヨーテ
61.ハチエンダ ★
61.ピット
61.フィヨルド ★
61.マハラジャ
61.ムード
61.ローゼンケーニッヒ
61.ロボラリー
61.原始スープ
61.超人ロック
61.万里の長城 ★
74.アップルトゥアップル
74.インドネシア ★
74.ウボンゴ ★
74.エルフェンランド
74.ガイスター
74.カルテル
74.キャッシュアンドガンズ ★
74.キングスコート
74.グリード
74.コロレット
74.タージマハル
74.チャイナタウン
74.トーレス
74.ノイ
74.ハイパーロボット
74.ヒストリーオブザワールド
74.ブクブク
74.ヘックメック ★
74.マンハッタン
74.ルネサンスの時代
74.貴族の務め
74.戦国大名
74.投扇興
74.彦根カロム
98.Axis&Allies
98.D&D
98.R-ECO
98.アップフロント
98.ヴィンチ
98.エアラインズ
98.クトゥルフの呼び声
98.クレオパトラと建築士 ★
98.コズミックエンカウンター
98.ゴニンカン
98.サンチアゴ
98.スー ★
98.ソードワールド
98.そっとおやすみ
98.タリスマン
98.テーベの東
98.ドキドキわくわく相性チェックゲーム
98.トワイライトインペリウム
98.ハットトリック
98.ピーナッツ
98.ピクショナリー
98.ビッグチーズ
98.フィレンツェの匠
98.フォーミュラー・デー
98.ブルームーンシティ ★
98.ルミ
98.王への請願 ★
98.海賊組合 ★
98.砂漠を越えて
98.手荷物検査 ★
98.百科審議官

(ピンク…国産ゲーム、★…2005年以降の新作)

「頭がよくなる玩具」にボードゲーム

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本日発売の『プレジデントファミリー』2月号に、「頭がよくなる玩具50連発!」という特集があり、その最初にボードゲーム(誌面では「テーブルゲーム」)が紹介されている。クリスマス・年末商戦を控えてか、ゲーム情報誌日経『ゲームエンタ!』創刊号や、写真情報誌『スタジオ・ボイス』1月号にもボードゲームの記事があるが(リンク先:すごろくやブログ)、これらが1?2ページのコラム的紹介であるのに対して、この度は第一特集の冒頭5ページという待遇になっているあたり、ボードゲームに対する教育分野での期待が大きいことを示す。小学生ママの子育て応援マガジン『edu[エデュー]』の付録に『コンティニュオ』が付いたこともあった。


今回紹介されているゲームは『もんじろう』、『カヤナック』、『ラビリンス』、『お月様バランスゲーム』、『ヌメロ』、『ザーガランド』、『ねことねずみの大レース』、『フレームイット!』、『にわとりのしっぽ』、『バルバロッサ』の10タイトル。1ページ2タイトルずつ、大きい写真を使ってボードゲームの魅力を伝えることに成功している。対象年令層・入手難易度ともにバラエティーあふれるラインナップを選んだのは、脳科学者の池谷裕二氏


池谷氏は著書で「脳の適切なスペックや性能は、好奇心や注意力によって引き出されうるわけだ。脳は育てよう」(『脳はなにかと言い訳する』)と書いており、この特集でも「指先への刺激は、大脳皮質の活性化につながるといわれている」と説く。川島隆太氏のDSトレーニングがヒットしたり、学研が「頭のよくなるシリーズ」として次々とゲームを発売したりしているあたり、ボードゲームが今一番世間に訴えかけるセールスポイントは「頭脳」のようだ。ただそればかりでは親が「やめろショッカー!」と嫌がる子どもを改造人間にしてしまうみたいで好ましくない気がするが。


問い合わせ先に「頭脳スポーツ協会」。副会長の成田義也氏がインストしている写真と、『頭脳絶好調』『シンペイ』『チケットトゥライド』などを並べた写真が載っている。池谷氏がどれくらいゲームに詳しいのか分からないが、頭脳スポーツ協会のラインナップから多くを選んでいるので問い合わせ先以上の協力があったのかもしれない。また『にわとりのしっぽ』と『バルバロッサ』の取扱店として「すごろくや」、この頃マスコミでどんどん取り上げられているのは店長のボードゲーム選択眼だけでなく人脈の広さもあるだろう。


「コンティニュオ」で検索すると親子が夢中になっている日記が出てくる。こうして雑誌の記事に取り上げられるたびに少しずつボードゲームの認知度が高まって、目的は何であれ興味をもつ人が増えてくれたら嬉しいと思う。ボードゲームファンの方も、この雑誌は買って損はありませんよ。


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