書籍『中学受験 ボードゲームで作る学びの土台』2月18日発売
エール出版社は2月18日、書籍『中学受験 ボードゲームで作る学びの土台~経験値は複利~』を発売する。著:末廣泰翔、変形B6版216ページ、1760円(税込)。
東京・千歳烏山で女子専門中学受験塾「ディープグラウンド」を運営している著者による、ボードゲーム教育本。知識から思考力にシフトする中学受験に対応する学力をボードゲームを通して磨いていく。
初見の問題であっても問題文をきちんと整理して解いていく問題(開成中など)、自分がなぜそう考えたのかを、自分の言葉で表現する問題(麻布中など)、算数・理科のように一見するとどのように解き進めていいかわかりづらく、自分なりの根拠を持って進んでいく問題(桜蔭中など)に対応する。
中学受験を目指す子どもに限らず、10歳までの経験値は貴重であるといい、親のお膳立てなしに自分で決め、行動し、勝ち取る体験のひとつとしてボードゲームを提案する。
ボードゲームレビュー:ぬすっとキャット(Meow Heist)
盗んだものを盗まれて

ネコの泥棒たちが金庫から宝石を盗み出すカードゲーム。ゲームマーケット2025秋にイブインクから発表され、当サイトの新作評価アンケートで6位、評価数最多となり、現在までに3000個販売というスマッシュヒットとなっている。
毎ラウンド、カードで指示された数の宝石を袋から引いて金庫に置く。宝石には赤黄青の3色があり、赤が一番レアで点数が高い。これを見て、各プレイヤーは盗みたい宝石の数をカードでビッドする。カードは一斉に出し、時計回りに公開して、ビッドした数の宝石を取る。
ビッドした数の宝石が金庫にあればゲットできるが、足りなければその分、石ころを取って失点になってしまう。それならば後手番の人が不利だと思うかもしれないが、前の人と同じ数をビッドしていた場合、そのプレイヤーから横取りできるのだ。他のプレイヤーが何を出しそうか、中央の宝石の数や構成を見て読み合うことになる。泥棒の結果、石ころを押し付けられたり、泥棒したものをさらに泥棒されたりすることも。
ゲームマーケットでトリテ、大富豪系と並んでよくあるハゲタカのえじき系(バッティングあり同時選択オークション)だが、順番に公開していくことで『賭博黙示録カイジ』的な緊張感とドラマを生み出している。語呂の良いタイトルや、イラストもプロフェッショナルな出来栄え。


