2007年8月アーカイブ

ドイツゲーム本

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(今年ではなく)昨年のゲームマーケットでグランペールの山上さんから持ちかけられたドイツゲームレビュー本の原稿をようやく書き終えた。1年半もかかったのか〜。

128ページで年間ゲーム大賞、キッズゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルトカードゲーム賞を全て網羅している。シャーロックホームズのゲームブックやマジック:ザ・ギャザリングから、大聖堂、ズーロレットまで66タイトル。おまけとしてクラマーからシャハトまで6人のデザイナー紹介が入る。白黒だけど写真満載。

TGWのレポートをもとにして加筆修正していったのだが、紙媒体となるとルールを確認したり字数を揃えたりと結構時間がかかる。特に90年代後半のDSP(チグリスやタージマハル)がまとめるのにたいへんだった。新幹線の中、ノートパソコンで仕上げたこともある。

総文字数は約10万字に及ぶ。『トイプラス』が合計7万字、『ボードゲーム天国』への寄稿が5.5万字だったから、過去最大級の執筆量だ。これ博論にならないかな(ウソウソ)。

後から読み返すと、文体にそのときに読んでいた本の影響が出ていて、論文調のこともあればフレンドリーになったりと同じ人物が書いたように思えない。前のほうはすっかり忘れていて、校正しながら読んでいて唸らせられたり、いまさら買ってみたくなったり。

タイトルは『ドイツゲームでしょう!』になる見込み。発売は11月のTGFが一応の目標。どれくらい売れるか分からないけれども乞うご期待。

フィンランド年間ゲーム大賞に『ウボンゴ』

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フィンランド年間ゲーム大賞(Vuoden Peli)の審査委員会は、今年の大賞に『ウボンゴ』を選んだ模様だ。ホームページがアクセスできない状態になっているが、オンラインSpielboxが報じた。

『ウボンゴ』は2005年に発売されて以来、ドイツでも人気アイテムとなっており、売り上げは累計20万セット近くに達しているという。ドイツ年間ゲーム大賞でノミネートにも推薦リストにも入らなかったボードゲームとしてこれだけの人気は珍しい(ドイツゲーム賞は4位)。

この人気を受けてコスモス社は携帯版『ウボンゴ・ミニ』を発売、今秋には難易度の高い『ウボンゴ・エクストリーム』の発売を予定する。

過去のフィンランド年間ゲーム大賞は2004年に『カルカソンヌ』、2005年に『チケットトゥライド』、2006年に『ペンタゴ(Pentago)』に贈られている。

spielbox-online: Finnland: And the Winner is ... Ubongo

今週末はJGCへ

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JGC毎年恒例のアナログゲームの祭典ジャパンゲームコンベンション(JGC)が8月31日(金)から3日間にかけて行われる。会場は新横浜プリンスホテル(新横浜駅から徒歩5分)。

TRPGが中心のイベントだが、ボードゲームの体験会などを開く企業もいくつかある。各社最新のボードゲームを持ち込むものと見られ、目が離せない。

当日参加の場合は9月1日(土)9:00-18:00と2日(日)9:00-17:00に参加でき、入場料は無料。事前申込などは不要なので、気が向いたら足を運んでみよう。

ボードゲーム関連のイベント出展・物販出展は以下の通り。いずれも、当日参加でもOK。

アークライト 最新ボードゲーム体験会
(1日(土)10:00〜19:30、2日(日)10:00〜16:00)
エンターブレイン ボードゲームキングダム2007
(1日(土)10:00〜22:00、2日(日)10:00〜17:00)
グループSNE ボードゲームを遊ぼう
(1日(土)14:00〜17:00)
ゲームリパブリック(新作体験)
プレイスペース広島(ちょっと変わったダイスとコマ(ポーン))
ホビージャパン(海外ボードゲーム新作&わけあり特価品)
ホビーベースイエローサブマリン(オリジナル翻訳ルール付きボードゲーム)

JGC公式ウェブサイト

バトルライン、完全日本語化

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山口県のゲームショップ・クロノノーツゲームは8月19日、R.クニツィアの2人用傑作ゲーム『バトルライン』の完全日本語版『日本版バトルライン2007』を発売した。税込み2,100円。

シミュレーションを主力商品とするGMT社が英語版を発売したのが2000年。ほどなく絶版となり、幻のゲームになりかけていたところをクロノノーツ社が2004年8月に日本版を電撃発売した。箱とルールが日本語になったものの、カードが英語のままであったため、「日本語版」改め「日本版」と称されていた。しかし再販を渇望していたゲーマーが殺到、昨年に売り切れたものと見られる。

今回発売されたのは、懸案であったカードのテキストも日本語にした完全日本語版。その他のコンポーネントは原版のままの作りで、価格が2,205円から2,100円に値下がりした。

現在、クロノノーツ社から通販で入手できるほか、メビウスゲームズ、ゲームストアバネストなどでも取り扱いが始まっている。クロノノーツ社では8月31日まで送料無料キャンペーン中。

クロノノーツゲーム:バトルライン日本版2007
TGW:バトルライン日本版、電撃発売

Hobby Games: The 100 Best

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過去50年間のベストボードゲーム、カードゲームを紹介する英語の書籍が9月30日に発売される。タイトルは『ホビーゲームズベスト100(Hobby Games: The 100 Best)』。

約400ページのペーパーバックには、R.クニツィアが序文を寄稿。A.R.ムーンやR.ガーフィールドなどのデザイナー、ゲームズワークショップやファランクスゲームズなどのメーカー関係者、ゲーム編集者が集まり、100人近くが執筆に当たっている。

9月30日発売。日本には10月上旬頃入荷される予定で、アマゾンで予約可(2,697円)。

Green Ronin Publishing: Hobby Games: The 100 Best

ポルトガルゲーム賞に『インペリアル』

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Jogo do Anoポルトガルのボードゲームブログ「Spiel Portugal」はポルトガル年間ゲーム大賞(Jogo do Ano)2006の報を伝えた。大賞作は『インペルアル』(M.ゲルツ作/エガートシュピーレ)。作者のもとにはポルトガルからガラス製の特製トロフィーが届けられ、ゲルツ氏は「とても嬉しいし、感動しました。トロフィーはみんなから見えるようにリビングのピアノの上に飾っています!」とコメントしている。

ポルトガルゲーム賞は審査員の投票によって決められる賞。4人の代表が新作の中から10ゲームずつ挙げ、投票を繰り返して3つに絞る。最終投票に残った『インペリアル』、『将軍』(D.ヘン/クイーンゲームズ)、『ペリクレス』(M.ワレス/ウォーフロッグ)の3タイトルはいずれもフリーク向けの重量級ゲームだった。

最終投票では楽しさ、メカニクス、コンポーネント、テーマ、展開の多様さという5つの観点から投票され、合計を競う。『インペリアル』は、楽しさ、メカニクス、展開の多様さでトップ。残り2つでトップを取った『将軍』と僅差で大賞に選ばれた。

Spiel Portugal: Jogo do Anno 2006

オーストリアゲーム大賞に『エクストリーム・アクティビティ』

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SdSウィーンボードゲームアカデミー(Wiener Spiele Akademie)は8月21日、今年のオーストリアゲーム大賞「ゲーム・オブ・ゲームズ」(Spiel der Spiele)を発表した。今年で7回目となるこの賞に輝いたのは、オーストリア産のボードゲーム『エクストリーム・アクティビティ』。ほか6部門で12タイトルが「ボードゲームのヒット」として発表されている。

『エクストリーム・アクティビティ』は1991年から発売されているアクティビティシリーズの最新作。同タイトルのテレビ番組をもとにしており、16年間に20タイトルも発売されている人気シリーズだ。2人がチームとなって、パントマイムや絵でお題を相手に当ててもらう。『エクストリーム〜』ではさらに、歌を歌う、母音だけ発音するなどの難問が追加された。

ドイツ語のコミュニケーションゲームなので、日本ではそのまま遊ぶことができないが、日本版の発売が期待される。

【オーストリアゲーム大賞2007】
大賞:エクストリーム・アクティビティ(Extreme Activity / U.キャティ、M.フューラー / ピアトニク)
ファミリーゲーム部門
アルケミスト(C.A.ロッシ / アミーゴ)
アルカディアの建設(R.ドーン / ラベンスバーガー)
リスク・エクスプレス(Risiko Express / R.クニツィア / パーカー)
フレンドゲーム部門
ヴェネチアの柱(C.フィオーレ、K.ハッペル / ゴルトジーバー)
テーベの東(P.プリンツ / クイーンゲームズ)
キッズゲーム部門
騎士たちの塔(C.ティッゲマン / ハバ)
メルヘン王国を救え!(K.ハファーカンプ / セレクタ)
多人数ゲーム部門
フォレヴォレ(A.ズッキーニ / ツォッホ)
ツォッケン(Zocken / T.リチャードソン / シュミット)
2人用ゲーム部門
ストラテゴ・フォートレス(M.v.ウェルフ / ジャンボ)
エクスパートゲーム部門
大聖堂(M.リーネック、S.シュタドラー / コスモス)
フィレンツェの匠(W.クラマー、J.C.ウルリヒ / プロルード)

Spiel der Spiele公式サイト
名古屋EJF:アクティビティ

ドイツゲーム終末論

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ドイツを中心に反映しているボードゲームは、数年以内に市場がしぼみ始め、10年後にはほぼ絶滅する。いくつかの定番ゲーム―人生ゲーム、ウノ、モノポリー―を除いて新しい作品は作られず、愛好者もいなくなる。

今度のエッセンでアミーゴ社から発売される『フォーインワン』を見てふと頭に浮かんだ言葉がある―それは「総集編」。テレビ番組のドラマやバラエティでよく聞く言葉だ。これで打ち止め、新しいのはもうやらないということ。

このゲームに限らず、近年はリメイクと拡張がたくさん発売されている。新しいゲームは1年以内に遊ばれなくなり、それを補うかのようにアイテム数を増やすが、新味を出せないどころか、焼き直しと調整不足で劣化さえしている。

それがアイデアの枯渇か、ユーザーの飽食かは分からない。どちらにしても1タイトルあたりの売り上げは下がっていく。新製品を作ってもペイしないから、メーカーは過去の栄光に頼って総集編を出さざるを得ない。そちらのほうが確実なのだ。

ところが新製品の開発を怠ると、当然次の世代にツケが回ってくる。ヒット作があらかたリメイクされ、たいして売れもしなかったゲームも無理やりリメイクするようになったとき、どのゲームも売れない状況が発生する。

そこで大手はボードゲーム部門を縮小し、ボードゲーム専門会社は廃業する。市場の活気がなくなれば、個人メーカーの創作意欲も落ちるだろう。大賞をとってもデパートに並ばなくなる。

一方、マニア層はどんどん重いゲームを要求する。いくつかのメーカーがこのニーズを見込んで長時間ゲームを作るが、評価を得たとしても数が売れるわけではない。値段は上がり、コンポーネントはしょぼくなり、やがてマニア層も「最近面白いゲームがない」と言って離れていく。

現在の規模は大きいからすぐにはなくならないだろうが、10年ほどもすればドイツのボードゲーム市場はこのようにしてほぼ絶滅する。

以上、ドイツゲーム終末論の仮説。この主張に対し、独自の論点に基づいて反論せよ……ってテスト問題か!?

IGA2007ノミネート発表

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IGAアメリカが主体となって新作のベストゲームを選んでいる国際ゲーマーズ賞(IGA)は8月8日、公式ページにて今年のノミネート作品を発表した。多人数ゲーム部門に11タイトル、2人ゲーム部門に5タイトルが挙げられている。

IGAはアメリカ、イギリス、フランス、オランダ、オーストリア、ドイツなどで活躍する有名レビュアー約20名から構成される委員会。各メンバーが今年のベストゲームを10タイトル選び、各1点で集計して上位10タイトルをノミネートとする。さらにメンバー内の投票で過半数に達したゲーム(達しない場合は下位を除いて再投票)を大賞とする仕組み。

目の肥えた委員が選んだゲームだけあって今年も例年通り重めのゲームが並ぶ。大賞の発表は未定。なお、歴史シミュレーション部門には『ゲームジャーナル』誌編集長・中村徹也氏の作品『激闘!マンシュタイン軍集団英語版(A Victory Lost)』:が大賞に選ばれた。

【国際ゲーマーズ賞2007多人数部門ノミネート作品】
エイジ・オブ・エンパイア3(G.ドローバー/トロピカルゲームズ)
カナルマニア(S.ケンダル、P.ケンダル/ラグナーブラザーズ)
コロッセウム(W.クラマー、M.リュプケ/デイズ・オブ・ワンダー)
アルカディアの建設(R.ドーン / ラベンスバーガー、リオグランデ)
大聖堂(M.リーネック、S.シュタドラー/コスモス、メイフェア)
ファクトリーファン(C.v.モーセル/クワリ)
インペリアル(M.ゲルツ/エガートシュピーレ、リオグランデ)
テーベの東(P.プリンツ/クイーンゲームズ)
ノートルダム(S.フェルト/アレア、リオグランデ)
時代を超えて(V.チュヴァティル/チェコボードゲームズ)
イスファハン(S.ポーション/イスタリ、リオグランデ)

【国際ゲーマーズ賞20072人部門ノミネート作品】
バトルロア(R.ボーグ/デイズオブワンダー)
コンバットコマンダー・ヨーロッパ(C.ジェンセン/GMTゲームズ)
コンヘクス(M.アントノー/クレメンス・ゲルハルズ)
メディチVSストロッチ(R.クニツィア/アバクス、リオグランデ)
ミスタージャック(B.カタラ、L.モーブラン/フリカンゲームズ、アスモデ)

IGA:Finalists Announced for 2007 IGA

オランダゲーム賞ノミネート

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オランダゲーム賞(De Nederlandse Spellenprijs)審査委員会は、今年のノミネート作9タイトルを発表した。過去12ヶ月間に発売されたボードゲーム・カードゲームが対象で、一般投票で大賞が決定される。

ノミネート作品のうち7タイトルまでがドイツゲーム。いずれも発売時期は異なるが日本でも発売されているゲームばかりだ。ただし、オランダでは999ゲームズやQWGゲームズなど、国内のメーカーがオランダ語版を制作しているところが日本と異なる。

一般投票は好きなゲームを3位まで選ぶ方式で、1位4点、2位2点、3位1点として集計される。発表は10月8日の予定。

【オランダゲーム賞2007ノミネート】
アルカディアの建設(R.ドーン/ラベンスバーガー)
大聖堂(M.リーネック、S.シュタドラー/999ゲームズ)
フィレンツェの匠(W.クラマー、R.ウルリヒ/QWGゲームズ)
ファクトリーファン(C.v.モーゼル/クワリ)
ミスタージャック(B.カタラ、L.モーブラン/フリカン)
ブクブク(S.ドーラ/PSゲームズ)
将軍(D.ヘン/クイーンゲームズ)
タージマハル(R.クニツィア/QWGゲームズ)
郵便馬車(K.ザイファルト、A.ザイファルト/999ゲームズ)

De Nederlandse Spellenprijs 2007:nominaties

テーブルゲームフェスティバル2007、開催決定

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今年4回目となる秋のアナログゲームイベント、テーブルゲームフェスティバル(TGF)の開催日が発表された。日時は11月25日(日)10:00〜17:00、場所はゲームマーケットと同じ浅草、東京都立産業貿易センター(台東館)。

TGFは新作&創作ゲームの体験と購入を主な目的としたイベントで、入場料は無料。より多くの愛好者にボードゲームに触れてもらうことをめざしている。近年レベルが向上し、海外で評価されるゲームも出てきた日本のボードゲーム。その最前線が楽しめるだろう。

昨年の出展者はゲームリパブリック、冒険企画局、遊宝洞、ロール、グランペールなどのメーカー、すごろくや、メビウスゲームズ、ゲームストアバネスト、ホビージャパン、アークライトなどのショップ、カワサキファクトリー、Hammer Worksなどの人気同人作家など、日本のボードゲームシーンを網羅するような顔ぶれだ。

中古ゲームの売買を柱とするゲームマーケットと並んで、腕によりをかけた新作の紹介を柱とするTGFは、今や日本の二大ボードゲームイベントのひとつになりつつある。入場料は無料だが、ゲーム購入代金でお金はいくらあっても足りない?

TGF実行委員会は現在、出展者を募集している。創作ゲームを発表したい人はブースを申し込んでみよう。出展料は一般ブースが4,200円、大型スペースは26,250円。第一次申込〆切は10月17日まで。

テーブルゲームフェスティバル2007公式ページ

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