2010年12月アーカイブ

2010年のアクセス解析

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1年の最後にGoogle Analyticsに基づく今年の当サイトへのアクセスデータより。

ユニークユーザー数は33,621で前年比+30.78%、ページビューは406,752で前年比+34.68%と、いずれも3割増加した。1日のアクセス数も、最近は1000を超える日が増えている。

アクセスが増えた理由は、ボードゲーム人口の増加もあるのかもしれないが、ブログをほぼ毎日更新していたためだと思う。サイトの左下にカレンダーを設置したところ、更新していない日がまるわかりになり、毎日更新する習慣がついた。忙しい日は早朝や、前の日の24時過ぎに更新したことも。

ゲームサイトのリンク元は次の通り。リンクして下さっている各サイトの方々に感謝。ありがとうございます。

1.ジョーコデルモンド 8,769クリック
2.メビウスゲームズ 5,208
3.ボードゲームランド 4,555
4.ふうかのボードゲーム日記 2,532
5.すごろくや 2,243
6.play:game 2,107
7.ボードゲームを始めよう 2,062
8.海長とオビ湾のカジノロワイヤル 2,016
9.ヤマザキボードゲームクラブ 1,731
10.ボードゲームおっぱい 1,527

ゲーム名の検索キーワードは次の通り。紹介していないタイトルが結構多くヒットしているが、機会を見てレビューしたい。

1.ザヴァンドールの鉱山 733クリック
2.プラネットスチーム 415
3.エイジオブインダストリー(未紹介) 345
4.アグリコラエクスプレス(未紹介) 255
5.トップカーリング 255
6.ケイオスインジオールドワールド(未紹介) 238
7.私の世界の見方 234
8.グレンモア(未紹介) 224
9.ダンジョンロード 210
10.キクラデス 203

アクセスした方の都道府県別統計はGoogleにないのでYahoo!アクセス解析による。アクセスした方の4人に1人が東京からだった。

1.東京都 (アクセス総数の)26.24%
2.神奈川県 9.18%
3.大阪府 8.55%
4.埼玉県 6.58%
5.愛知県 5.79%
6.北海道 3.69%
7.千葉県 3.41%
8.京都府 2.70%
9.静岡県 2.40%
10.兵庫県 2.07%

年の暮れにあたり、当サイトを訪問して下さっている全ての方々に感謝し、来年もよいボードゲームライフを送られることをお祈りいたします。

フォトパーティー(Photo Party)

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二度笑える写真撮影

デジカメのセルフタイマーを使い、カードの指示で写真を撮るフランスのパーティーゲーム。写真を撮るときも、後で見るときもすごく笑える。

予めフレームの上下左右の端を確認し、試し撮りで1枚パチリ。カードを読んでは、セルフタイマーを入れ撮影する。これを繰り返して12枚撮ったら、デジカメのスクリーンなどで見て採点し、得点の多い人が勝つ。

カードの指示は「フレームの左端と右端にそれぞれ一番近い人が1点」「フレーム外にいったん出て、決められたところまで行き、写真に戻ってこられれば1点」「宙に浮いていれば1点」「右か左を向いて、少数派だったら1点」など。セルフタイマーのため、いつシャッターが降りるか分からないところをうまくゲームにしている。

親子で参加しているサークルのクリスマスパーティーに持ち込んだところ大盛況。大人はおかくてしょうがないが、子どもたちは真剣である。終わってからは、Wii(SDスロットがある)にプロジェクタをつないだスクリーンで写真を大写しにして採点。上の写真は「片足だけ写っていれば1点」で、かなりシュールだった。かしこまって写真を撮るよりもずっと表情がいきいきとしていて、よい思い出になった。

絶妙なポジションで得点できると嬉しい。メンバーに合わせて、オリジナルのアイデアを出して写真を撮ってもよいだろう。

Photo Party
L.エスコフィア、M.タブラン作/カクテルゲームズ(2010年)
6〜15人用/8歳以上/20分
テンデイズゲームズ:フォトパーティー

日本語ルールのクオリティ

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翻訳者の記名について(Board Game Case Studies)

ボードゲーム愛好者は、「しなければならない」のか「してもしなくてもよい」のか、どのカードでもいいのか特定のカードなのか、1つだけか複数でもよいのかなど、細部を非常に気にする。それが翻訳で明らかでないと原文にあたり、違っていると悪い翻訳ということになる。

問題の多くは、翻訳者以外の人が一度読むだけでほとんど解決する。訳文が曖昧だったり、まったく別の意味で取られることを、翻訳者はしばしば気づかないものだ。したがって、発売前に第三者によるチェックを徹底してほしいという結論になるわけだが、翻訳だけに帰せられない問題もある。それは原文のクオリティだ。

一般にドイツのメジャーメーカーは、論理性を重んじるお国柄なのか、長年のノウハウの蓄積があるのか、ルールの構成がしっかりしており、細部にわたって曖昧な箇所がない。これがオランダ、イタリア、アメリカにいくと怪しくなる。『ダコタ』はルールとサマリーシートで食い違う箇所があったし、ファランクスのゲームはゲームの勝利条件が最初にしか書いていない。

また、ドイツゲームの英語版では、英訳にするときの誤訳もある。誤訳とまでいかなくとも、ドイツ語から直接日本語に訳すのと、英語を経由するのとでは、ニュアンスがだいぶ変わってしまう。ドイツ語と英語のルールが両方あるとき、私がドイツ語から訳すのはそのためである。

これは私の印象だが、ドイツ語より英語、英語より日本語のほうが曖昧な表現を許すような気がする(論理学者によれば、日本語は論理的な言語ではないというのは間違っているそうだが)。日本語で厳密に書こうとすればするほど、法律の文章のように分かりにくくなっていく。読みやすさと正確さの両立は難しい。

それからドイツでもマイナーメーカーはいい加減なものがある。ましてやドイツ以外のマイナーメーカーのルールには、注釈なしではゲームにならないものもある。普通に翻訳しても読めるドイツのメジャーメーカーと、FAQなどを徹底的に織り込んでリライトしなければならない非ドイツ・マイナーメーカーでは、どちらの翻訳者が讃えられるべきだろうか。

最後に、今年は発売前に日本語ルールを公開するボランティアの有志が出ていることは歓迎すべきことである。今は翻訳権がどうのこうのという時代ではない。先に公開された日本語ルールを見て、訳語や表現を検討すればよりよいルールができあがるだろう。今回ホビージャパンの翻訳を請け負ったが、すでに公開されているものがあったので、ドイツ語・英語・日本語を相互参照できたのはとても助かった。販売される翻訳は、公開されているものよりクオリティが高くなくてはと気合を入れている。

ルナ(Luna)

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集え、ルナさまのもとへ

7つの島と中央の神殿をめぐって月の神官の祭に参加し、名声ポイントを集めるゲーム。ローゼンベルクの収穫3部作の1つ『洛陽の門にて』を昨年発売したホールゲームズの第2弾で、フリーク向けで評判の良いS.フェルトを起用した。

基本的な目標は、月の神官ルナがいる島で最多数を取ることと、7つの島に祭壇をできるだけたくさん建設することと、中央の神殿で儀式を行うことの3つ。いずれも周到な用意が必要となる。

システムは「ワーカームーブメント」と名付けられているが、ダイナミックなアクションポイント制である。島の上にいる自分のコマでアクションを行い、アクションに使ったコマは島のわきに降りる。コマはだんだんと島の上からなくなっていき、一定数パスをしたらラウンド終了。たくさんアクションしようと思っても、ほかの人が次々パスをするとすぐ終わってしまうので、ほかの動向をよく見ておこう。

アクションは13種類。島のチップを取る、コマを増やす、祭壇を作る、別の島に移動する、神殿に入る、神殿の中で儀式を始める、評議員を昇格する、パスするなど。はじめはその数の多さに戸惑うが、サマリーシートに図解入りで説明されており、得点への道筋が見えてくると迷わない。

1つ目の目標、月の神官ルナは毎ラウンド、7つの島をぐるぐる回る。彼女がいる島で最多数を取るには、前のラウンドからコマを集めておかなくてはならない。しかも、島のわきにいるコマは含まないため、別のアクションができない。ほかの人と競争になるときついが、得点が大きいので報われる。

一方、背教者も7つの島を回っており、この島にいると失点になってしまう。背教者のいる島から脱出できるかもポイントだ。

2つ目の目標である祭壇を作るには、まず祭壇の島でチップを取り、ルナや背教者と同じく7つの島を回っている親方のいる島でコマを使う必要がある。これだけの条件を揃えて毎ラウンド1つずつ作っていくのは相当難しいが、これまた得点が大きい。

3つ目の目標である中央の神殿へは、7つの島から神殿の周りの小道に行き、小道から神殿に入るという2段階が必要である。マークが同じ島からしかいけない上に、早い者勝ちで、しかも神殿の中では後から来たコマに追い出されることもあるので油断できない。

このように、どの目標も複数のアクションの積み重ねが必要で、限られたコマをうまくやりくりする必要がある。ラウンド数が少ないので時間は長くないが、毎回やりたいことはたくさんあるのにコマの足りなさに悩まされるゲームだ。

序盤から神殿狙い。後から追い出されまくったが、あらゆる手を尽くして祭壇をほぼ毎ラウンド建設。幸いルナの得点が期せずして転がりこんで1位。3人プレイだったので手を広げられたが、4人だったらもう少し得点を絞らなければならないだろう。悩みどころいっぱいの重量級ドイツゲームは数が少なくなっているので、こういうゲームがリリースされ続けているのは嬉しい。

Luna
S.フェルト/ホールゲームズ(2010年)
1〜4人用/12歳以上/プレイヤー人数×25分
ホビージャパンから発売予定

ゴルフマスター(Golf Masters)

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ナイスショット!

ゴルトジーバー社が2000年に『テニスマスター』とともに発売したアクションゲーム。どちらもDSF(ドイツスポーツテレビ)のロゴが入っている。重量級ゲームのブームが終わった時期に、新機軸を打ち出そうとしたものだろう(うまくいかなかったようだが)。

ちゃんと18ホール用意されていて、それぞれ表裏と印刷されたいくつかのタイルを組み合わせて作る。ボールは綿でできていて、あまり転がらないようになっている。これを金属製のゴルファーフィギュアをひねって飛ばす(転がす)!

狭いボードを少しでもはみ出したらOBになってしまうため、力加減が難しい。そのため曲がりくねったコースで、絶好の位置で止まると拍手が出る。ボード上でも池や木が障害になって、ドロップすることも。あとバンカーはグラブを少ししか上げてはいけないので、あまり飛ばない。

一番難しいのはグリーン。ホール近くまでは寄せられるが、なかなか入らない。この辺はゴルフをうまくシミュレートしていると言えるかもしれない。

長男と遊んで鍛えていたせいか、くさのまさんとやったときもkarokuさんとやったときもほとんどパーで回れるくらいの実力を付けられた。3ホールくらいがちょうどよいと思ったが、真のゴルフ好きなら18ホール全部回って成績をつけるのだろう。

このゲームは絶版だが、メガハウスから発売中の『めざせ!かっ飛び王子 どこでもファミリーゴルフ』はボールがちゃんと飛ぶようなので、興味のある方はどうぞ。

Golf Masters
O.ボルテン、R.レートガース/ゴルトジーバー(2000年)
2人用/7歳以上/45分
絶版、日本語ルール公開中

熊本にネットショップオープン

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ボードゲーム専門店「ゲームフィールド」(熊本)が本日オープンした。今年8月に実店舗オープンしたテンデイズゲームズ(東京・三鷹)の姉妹店として、ヨーロッパを中心とした各種ボードゲーム・カードゲームの中から厳選した商品を届ける。

店長はブログ「へたのYokoずきPlay Log」のnasikaさんこと園田良弘氏。オープン時の17タイトルはメビウス系から同人、マイナーメーカーまで幅広い。他店にないラインナップも。デザイナー、プレイ人数、プレイ時間、価格帯によってソートでき、お気に入りの一品が見つかりそう。

注文は通販サイトのみの受付で、支払いは代引きか銀行振込。4000円以上の購入で代引き手数料無料、10000円以上で送料も無料になる。

ネットショップとしては今年7件目で、九州地方の専門店としてはファミリーゲームズ(福岡・門司)、縁〜ENISI〜(宮崎)に続いて3件目。

ゲームフィールド:ホームページ

12月のメビウス便

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(写真と文:石川 久)

 11月分のレポートをつい先日書き上げたばかりだが、12月22日に今月のメビウス便が届いた。23日の「高円寺盤遊会」に幸運にもルールを邦訳された後藤さんがいらしたので、ルール説明をお願いし一緒にプレイ。的確なインストでとても理解しやすく、説明次第でゲームの印象が変ることもあるだけに、その重要性を改めて感じた。今回のいずれも秀作揃いだ。

●アサラ(ラーフェンスブルガー)9歳以上/2〜4人/45〜60分(8点)

 「ティカル」や「トーレス」で、ドイツ年間ゲーム大賞(SDJ)を受賞してきたヴォルフガング・クラマーとミヒャエル・キースリングによる黄金コンビの共作。今年3月のメビウス便の「シーランド」もクラマー(とブルクハルト)の作品で、同じラーフェンスブルガーからリリースしている。


キースリング(左)とクラマー(右)


エッセン・シュピールのラーフェンスブルガーのブース

 日本では「ラベンスバーガー」と表記されているが、ドイツ語では「ラーフェンスブルガー」と発音する。ドイツ南西部のラーフェンスブルクにあることから社名にした老舗メーカーだ。


エッセン・シュピールでのPR


ボックスはコスモスサイズ


六角形ゲームボード

 このゲームでプレイヤーたちは裕福な建築事業家となって、イスラム圏の国に4年間で、壮麗かつ多くの塔を建築することを競争していく。
 塔には5種類の資材があって、それぞれ、茶、緑、赤、黒、白と色分けされ、その色によってコストが違う。ひとつの塔は全て同じ色で、基礎部と先端部がそれぞれ1つ含まれていなければならない。ただし、一旦建設した塔であっても後から中央部や窓部を拡張でき、さらに塔を高くすることも可能だ。一部には金の装飾が施された資材もあって、それを使うことで追加得点が得られる。
 手番には、ボードの中に区切られたエリアに対してカードをプレイし、場合によってはコストを支払い、その効果を得ることになる。このようにして建築資材を獲得していく。ワーカー・プレイスメントのような仕組みになっていて、あるプレイヤーがひとつのエリアにカードをプレイすると、以降のラウンド中は、そのエリアには同じ色のカードしかプレイできなくなる。同じ色のカードがなければ、任意のカード2枚を消費しなければならない。このルールが秀逸だ。


建設して完成した塔

 塔を建設したら、構成するタイルごとに1枚1点の得点が入る。各ラウンド終了時にも建設した塔から得点を得る。これを4ラウンドやったらゲーム終了。さらに各色の塔ごとに1番と2番目に高いプレイヤー、塔の数が最も多いプレイヤーの1位と2位にボーナス点が入る。


衝立の裏の得点表

 ほぼ4人限定ゲームのような印象だ。プレイ感はライトで1時間以内で収束して、ルールも難しくない。上級ルールが用意されているが、初めてでもいきなり上級ルールを導入して遊んだ方がより楽しめるだろう。あまり期待していなかっただけに、想像以上に面白かった。

◎Asara for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/72991/asara


●だちょうグランプリ(コスモス)8歳以上/2〜5人/30分(7点)

 動物をモチーフにするのを得意とするスコットランド人のラモント兄弟によるデザインで、2009年に彼らのプライベート・カンパニーであるフラゴー・ゲームズから「サバンナテイルズ」として発表したゲームをコスモスが新たにリリースした。若干ルール修正がなされたようだが、オリジナルをプレイしたことがないので不明。因にフラゴーとは、ラモント兄弟の名前を合体させたものである。


兄のゴードン(左)と弟のフレーザー(右)


ボックスアート。通常のコスモスサイズよりは一回り小さい。

 アフリカのサバンナで行われるダチョウによるレースゲームで、全員同じ構成の20枚の移動カードを各自でシャッフルして4枚を手札にする。先頭にいるダチョウのプレイヤーからカードをプレイして、その数だけ自分のダチョウを進める。1つ以上のダチョウがゴールラインをを超えたら、そのラウンドでゲーム終了。
 「アベカエサル」と同じような移動システムでありながら、ダチョウのレースというのがラモント兄弟らしいユニークなところ。それでいてカードの色と同じ色のマスで移動を終えなければならないシバリが面白い。今いるラインと同じ色のカードをプレイした場合にはラインを変更できないが、その時点の順位分をプラスして進める。ちょっと出遅れても追い付くことが可能で、接戦になりやすくなっている。


移動カード


ダチョウの木製コマがかわいい!


特典タイルは、使用できる状態も表している

 サバンナのコースには3つのオアシスがあって、そのマスに入るか通過すれば、特典タイル1枚が使用可能な状態になる。この特典タイルの使いどころも悩ましい。特典タイルは6枚の中から3枚をゲームに使用する。
 難易度の高いコースを設定することもできるので、飽きずに遊べる工夫がなされている。セットアップでコースタイルを並べるのにちょっと時間がかかって面倒だ。

◎Strauß voraus! for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/54507/savannah-tails


●暗黒の金曜日(コスモス)12歳以上/2〜5人/55分(8点)

 鬼才フリーデマン・フリーゼがコスモスから放つ、金曜日プロジェクトの第1弾は株式取引ゲームだ。株価暴落を見据えつつ、株に投資しては売却で得た利益で、銀や金の延べ棒を購入するのが最終目的。ゲーム開始時は20だった銀の価格も最終時には100へと高騰することになる。
 このゲームはメビウス便に先立って、既にテンデイズゲームズが国内販売している。


髪だけでなく服装もグリーンなフリーゼ


ガチンコムードなボックスアート(裏箱には2Fモンスター・ロゴが!)


ゲームボードは株の価格表になっている


衝立裏のサマリー


現金よりも銀か金!

 手番にやれることは、株を買うか、株を売るか、銀を買うか、パスするかの4択とシンプルだ。
 ゲーム開始時にプレイヤーは所持金を持っておらず、補助金という名目の借金をすることからゲームが始まる。この補助金も株価変動よって指定されたレベルに応じて借入額の上限が決まる。そして、株価変動の処理が行われるごとに一割の利息を支払わなければならない。ゲームを通じて補助金そのものは返済することができない。利息を支払うために、さらに補助金を追加で受けるという雪だるま式の借金も珍しいことではない。補助金の受け取りに関しては、手番にできるアクションには含まれない。
 株価変動のメカニズムが実に巧みに構築されていて、マーケットから一定の数の株が売買されると株価変動が起こる。規定数の株コマを袋から引いて、その色によって特定の銘柄が上がったり、出ていない色のコマの株については値下がりする。
 黒色コマは株の銘柄ではなく、この数によって株価暴落の危険性が高まる。プレイヤーたちは袋に入った黒色コマの数を把握しているので、そのタイミングを見計らって、自分のアクションを選択していく。
 ひとつの銘柄の株を上げるにはプレイヤー間の協力が不可欠で、ひとりで独占してしまうと袋の中のコマの数が少なくなり、むしろ暴落する可能性が増すことになる。
 手番に選択できるパスは、通常の何もしないパスとは違って、銀購入表に株コマを1つ置く。これによっても相場に影響を与えることができ、ちょっとだけマーケットを微妙にコントロールできるさじ加減が、このゲームならではの面白さになっている。
 コンポーネントには利息マーカーと呼ばれるドルを模した黒色の大きなコマが用意されていて、これを袋に入れておく。袋から株コマを引いて株価変動が起こるときに、受け取っている補助金の利息を支払うことを忘れないようにするための用具である。こういう使い方も珍しい。
 またプレイ時間55分という表記も類を見ない。ドイツ語では数字の5はFünf(フュンフ)だから、こんなところにまで「F」を愛するフリーゼの主張が見て取れる。

◎Schwarzer Freitag for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/39242/schwarzer-freitag

 毎月のメビウス便のゲームをプレイすることが、私自身のひとつの目標になっているが、今年もその全て(32ゲーム)をプレイすることができた。お相手して下さった皆さんに感謝したい。

『ドミニオン:繁栄』日本語版発売

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ホビージャパンは本日、カードゲーム『ドミニオン』の拡張セット『ドミニオン:繁栄(Dominion: Prosperity)』の日本語版を発売した。2-4人用、8歳以上、30分、4,725円。

一昨年発売され、ボードゲームプレイヤーからトレーディングカードゲームプレイヤーまで魅了した傑作『ドミニオン』の拡張セット第4弾。『陰謀』『海辺』『錬金術』に続いて今秋にオリジナルの英語版が発売された。

今回のテーマは「富」と「繁栄」で、金貨よりも価値の高い財宝「白金貨」(9コストで5金)や、属州よりも価値の高い勝利点カード「植民地」(11コストで10ポイント)も加わるほか、王国カードの特殊効果を持ち合わせた財宝カードなどお金持ちプレイが楽しめる。

カードは全300枚。基本セットと同様のカード収納トレイに入っている。ほかにプレイヤー・マット9枚や、金属のコインとトークンが付いている。基本セットまたは『陰謀』のカードが必要で、単体では遊ぶことができないので注意。

不景気が続く今日この頃、景気のいいカードがいっぱいの『ドミニオン:繁栄』で、良い年を迎えよう。

ホビージャパン:ドミニオン:繁栄

ディスカバーインディア(Discover India)

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インド一周〇〇の旅

インド各地を旅行して、チップや名所カードを集めるゲーム。写真入りのインド地図が描かれたボードを旅行して、その魅力を発見しよう。

ニューデリー、ムンバイ、コルカタ、チェンナイという4つの主要空港からスタート。自分の番には、となりの都市にコマを置き、そこにあるチップを取って、自分のゲーム盤に置く。お祭りマーカーがある都市では、名所カードがもらえる。全ての都市に名所カードがあり、お祭りカードは各エリアの都市を巡回する仕組み。

チップは、ダンス・IT・ヨガ・オーム・寺院・虎・ビンディ(額に付ける飾り)など、インドの見どころ10種類をフィーチャーしたもので、同じマークを集めてゲーム盤でたくさんつなげるほど得点が高い。何を求めてインドを旅行しているのか考えながら都市を選ぶ。

名所カードはアグラのタージマハル、シュリナガルのダル湖、ジャイプルの風の宮殿などの写真が解説(ドイツ語だが)付きで入っている。また地名が現地のいろんな文字で書かれていて、指定言語が22もあるインドの広さを実感できる。

私は今回、ビンディとオームを中心に巡る旅。はじめはお祭りとあらばすぐ飛びついていたが、名所カードにもチップのマークがあるので、旅の目的と関係ないお祭りには行かないようになった。調子よく回ることができたが、karokuさんに一歩及ばなかった。インドに2年間住んでいた身としては思い入れいっぱいで、ついつい薀蓄垂れ夫になってしまった。

Discover India
ギュンター・コルネット、ペール・ジルベスター作/クイーンゲームズ(2010年)
2-5人用/8歳以上/30-45分
メビウスゲームズ:ディスカバーインディア

2010年十大ニュース

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2010年は、ボードゲームの国内での広がりが実感できる年だった。そんな中から、管理人が注目する出来事をピックアップ。

1位:日本語版ブーム
ホビージャパンやアークライトが競うようにして日本語版をリリース。『ル・アーブル』『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』『ギフトトラップ』など、35タイトル(拡張含む)が発売された。あまりに数が多すぎて中には注目されないまま消えるものも。手当たり次第感が増すにつれ日本語版バブルの恐れも懸念される。

2位:ショップが次々オープン
テンデイズゲームズ(東京・三鷹)の実店舗オープンをはじめとして、縁〜ENISI〜(宮崎)、ナイトフライトシュピーレ(神奈川・中古専門)、サイコロランド(高松)、猫のしっぽ(京都)、カプセル(札幌)、E5ゲーマーズ(名古屋)、ボードゲーム通販ドットコム(神奈川)がオープン。競争が激化し、品揃えなどの差別化が明暗を分け始めている。

3位:GM、TGF来場者新記録
国内最大級ののボードゲームイベントであるゲームマーケット、テーブルゲームフェスティバル(東京・浅草)がそれぞれ2200人、1500人と過去最大の来場者数を記録。とくにテーブルゲームフェスティバルは昨年比で2倍となった。かつて30代前後の男性ばかりだった会場も、子供連れや女性の姿も多く見られるようになっている。

4位:デッキ構築ゲーム流行
昨年発売された『ドミニオン』のブームは今年も継続し、アメリカの『サンダーストーン』が日本語版で登場、国内でもアークライトが昨年末にリリースした『たんとくおーれ』のシリーズ2作に、『くにとりっ!』『ばるば★ろっさ』『BARBAROSSA』『える★あらめいん』『リトルバスターズ! エクスタシーどたばたランキングバトル』をリリースし、好調なセールスを記録している。

5位:ディクシットがドイツ年間ゲーム大賞
絵を見てイメージを伝えるフランスのコミュニケーションゲーム『ディクシット(Dixit)』がドイツ年間ゲーム大賞に選ばれ、国内でも愛好者を増やした。コミュニケーションゲームが同賞を受賞するのは初めてで、ドイツゲーム賞でも初めて、大賞作が10位以内に入らなかった。内容をプレイヤーに委ねる作品が評価され、ゲームの楽しみ方の質が変わりつつあるようだ。

6位:カタンの開拓者日本語版再び
ドイツゲームの王様であるにも関わらず絶版となっていた『カタンの開拓者』のライセンスをジーピーが取得。皮切りに2100円という破格で携帯キャリーケース版を発売した。年明けにはカタンダイスゲームをはじめとして、シリーズ前作の日本語版化が予定されている。

7位:ボードゲームムック創刊
フルカラー100ページで1050円というボードゲームムック『アメージングテーブルゲーム』が発売された。ビジュアルを重視した作りと、初めての人でも安心のゲームチョイス、そして一般書店での取り扱いで、普段遊ばない人の目に触れる機会を増やした。

8位:ボードゲーム情報誌の改編
NPO法人ゆうもあは作業・経済的負担増や普及イベント活動へのシフトを理由に『シュピール』を16号をもって休刊した。 また昨年秋に発刊された『ゲームリンク』は、発行者がShoot the Moonからアークライトに移行して、新誌面で再スタートしている。

9位:ストレイシーフで激論
5月のゲームマーケットで発売された『ストレイシーフ』(オインクゲームズ)が物議を醸し、ツイッターに多数の書き込みが寄せられた。11月には同じ作者による『藪の中』がすごろくや(東京・高円寺)で国産ベストに挙げられ、テンデイズテレビで取り上げられるなど話題となっている。

10位:国産個人メーカーゲームの躍進
エッセン国際ゲーム祭で国産ゲームを紹介するプロジェクト「ヤポンブランド」は5年目となる今回、一挙20タイトルを持ち込み、世界各国のボードゲームサイトで取り上げられた。『アールエコ』『ガウス』『パレード』など、過去に紹介された作品が次々とリリースされている。

みなさんの注目ニュースは何でしたか?

追記:kubotayaさんのブックマークコメントで思い出しましたが、すごろくやのツイッター割引も大きなニュースでした。上位に入れるべきニュースだと思いますが、ランキングは変えずここに追記しておきます。

日本ボードゲーム大賞2010:投票開始

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NPO法人世界のボードゲームを広める会「ゆうもあ」は、日本ボードゲーム大賞のネット投票を本日から開始した。2月15日まで。

2002年から始まり、今年で9回目を迎えるボードゲームの賞。毎年300人前後の愛好者が応募している。対象は昨年秋から今年秋にかけて一般発売された新作205タイトルで、拡張・リメイク・シリーズもの・2011年度の新作は含まない。ただし日本語版が出たものについては、オリジナルの発売時期を問わない。リストから選んでお気に入りの作品を5タイトルまで、番号で入力し投票する。

投票用紙による投票も全国ショップ、サークルで行われ、発表は来年3月の予定。投票部門のほかに、ゆうもあ内の選考委員が決めるゆうもあ賞がある。ちなみに昨年の1位は『ドミニオン』で、ゆうもあ賞は『どうぶつしょうぎ』だった。

ゆうもあ:日本ボードゲーム大賞2010ウェブ投票

『ドイツゲームでしょう!』2010年版

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長らく品切れとなっていた拙著『ドイツゲームでしょう!』が、11月のテーブルゲームフェスティバルを皮切りに再版された。14ページ増の157ページでお値段は420円ダウンの1575円。

ドイツ年間ゲーム大賞、ドイツ年間キッズゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルト・カードゲーム賞の4アワードの歴代受賞作全75タイトルをレビュー。さらにゲームデザイナー、世界のゲーム賞を紹介する。

前回からは新たな受賞作のレビューを加えたほか、販売情報や表記などを全面的に改訂。コラム3本「デザイナー買い」「されどドイツゲーム」「2010年以降のトレンドを占う」を増やした。

レビュー部分のみ、前回からの追加ページ分をPDFファイルで公開している。

紹介された75タイトル中、半数近くが絶版などのため入手できず、購入カタログというよりもボードゲーム史料の色彩が強い。過去にどのようなシステムが流行してきたか、名作と呼ばれる作品が歴史的にどのように位置づけられるかなど、ボードゲームのことを深く知りたい方に。

グランペール:ドイツゲームでしょう!―四大ゲーム賞受賞作 2010年版―

ヴィニョス(Vinhos)

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ワイン作りも八十八の手間

ポルトガルを舞台に、ブドウを生産しヴィニョス(ポルトガル語でワイン)にして高く売る経営ゲーム。昨年『バスコ・ダ・ガマ』で注目を浴びたイタリアのメーカーが、ポルトガル人のデザイナーを擁して今年のエッセン国際ゲーム祭に持ち込んだ新作で、人気アンケートでも10本の指に入る評価を得ている。印刷が間に合わず、エッセンにはサンプルがたった3箱しかなかったにも関わらずである。

これでもかというくらい要素を詰め込んだゲームである。ブドウの収穫を左右する天候、特性の異なる7つの地域、ワインの価値を高めるワイン工場・貯蔵庫・醸造師、定期的に行われるワイン品評会で得られるフェアポイント、そのフェアポイントを上げるのに使う理事、ワインをプレゼントすると追加アクションをさせてくれるマネージャー、ワインの売上や給料を出し入れする銀行口座、利子がつく投資、勝利点が入る輸出など、ルール説明だけでも休憩が必要なくらいだ。

ゲームは6年(ラウンド)にわたって行われるが、1年にできるアクションはたったの2つ。つまり12手番でゲームが終わる。それなのに3時間かかるのは、1手番に考えなければいけないことがたくさんあるからである。

ゲームの基本はロンデルシステムである。9つのアクションスペースがあり、自分のコマを移動してアクションを選ぶ。必ず移動しなければならない(前と同じアクションはできない)ほか、隣接していないところ、ほかの人が前に選んだところ、徴税マーカーがあるところは追加料金がかかる。お金は中盤までカツカツで、お金がないために貴重な1手番をパスせざるを得ないことも。

お金がカツカツというのは、序盤はブドウ畑などの初期投資でほぼ無一文となる一方、ワインを売った収入は銀行口座に入り、銀行のアクションを選ばないと現金を引き落とせないからである。おまけに始めは安いワインしか作れないので本当にきつい。

生産は1年の最後に行う。ブドウ畑の設備や天候によってワインの価値が変わり、さらに倉庫で熟成させたり、各地域の知名度を上げたりして高く売ることもできる。高いワインは作るのに手間がかかるが、売れば儲かるし輸出すれば勝利点が高い。安いワインはマネージャーへのプレゼントに欠かせない。なのでどちらも作っておくことが望ましい。

そしてゲーム中に3回、ワイン品評会が開かれる。各自が自慢のワインを出展し、その優劣で勝利点が入るという仕組みだ。味、香り、色、アルコール度の4つの観点でワインを審査してくれる理事を有効に使いたい。

要素の多いゲームだが、手番数と同様、得点パターンも少ない。輸出とマネージャーと品評会と最後の銀行口座だけである。必然的にどのパターンでも競争になるが、いずれも周到な用意が必要で、じっくり計画していかないと、終盤に何もできなくなってしまう。シビアなゲームである。

私は序盤から品評会に一点集中して理事を集めていたが、輸出が疎かになってしまった。ふうかさんが輸出し始めると、karokuさんもとっておきの一品を輸出して高得点をマーク。一方、品評会は私の独壇場だったが得点差が開かない。しかも品評会で勝つと次からは後手番になるので不利だった。後を追って輸出しようにももう枠がなく、マネージャーも先に取られて結局最下位。

ゲームが進むにつれてワインの収量も品質も上がっていくのが楽しいが、少ないアクションと得点パターンで最大限の成果をあげるのは難しく、じっくり考えさせる経営ゲームである。

Vinhos
V.ラチェルダ/ホワッツユアゲーム(2010)
2〜4人用/12歳以上/90〜180分

アップダウン(Auf & Ab)

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ガラリと形勢逆転

上下数字の違うカードを出して、一番先に手札をなくすカードゲーム。アメリカ人デザイナーの作品をドイツのメーカーが出版したものだが、地味なデザインのためかあまり話題になっていない(でもupを逆さまにするとdn(ダウン)になるなど、実は秀逸なデザインだ)。あまり期待しないで出してみたところ、意外に面白くてつい何ラウンドも遊んでしまった。

カードはそれぞれ、0〜9で赤の数字と青の数字がある。はじめは赤の数字で「アップ」ラウンドから。手札から同じ数字のカードを1枚以上出し、次の人は前の人と同じ枚数で数字の大きいカードを出す。同じ数字が揃っているほど有利なのは大貧民のような感じ。

カードの中には、赤と青の数字が同じダブルカードがある。これはその数字のカード1枚分としても2枚分としても使える貴重な存在。そして5枚だけあるチェンジカードが出ると、次からは手札を逆さにして「ダウン」ラウンドになる。同じ数字のカードが全く揃っていなくて途方にくれていたところ、手札を逆さまにするとあら不思議。青の数字は妙に揃っていることも。

同様に「ダウン」ラウンド中にまたチェンジカードが出ると、再び「アップ」ラウンドに戻る。赤の数字はさっき揃っていたのに、青の数字を出している間に崩れてしまうことも。こうしてゲーム中にカードを上にしたり下にしたりして、構成ががらりと変わるところが面白い。

手札をなくして上がった時点で、ほかの人の手札枚数が得点になるので、皆に出させないようなカードを出して、ずっと俺のターンのまま終われるのが理想。だが、だんだん揃っているカードが少なくなって息切れしてくるもので、終盤で主導権を取れるかがポイントになる。枚数が少なくなると、ラウンドチェンジしたほうが有利かどうかも考えなければならない。

ダブルカードに恵まれなかったが、ほかの人にある程度出させておいて、息切れしたところでたたみ込むというやり方で2回勝利。でも合計得点でkarokuさんに一歩及ばなかった。逆さまにしたとたんに内容がガラリと変わるのが新鮮で、延々と遊んでしまった。

Auf & Ab
E.ペッグ/フランヨス(2003年)
3〜4人用/8歳以上/20分
海外でのみ発売中・和訳ルール公開中

自宅ゲーム会

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年の暮れも押し迫り、何となく慌ただしくなりつつある12月中旬、ふうかさんとkarokuさんに新幹線でご来訪頂き、2泊3日でボードゲームを遊んだ。家事や仕事をはさんだため、ずっと遊んでいたわけではないが、新作から未訳まで合計13タイトルを楽しむことができた。朝食、ゲーム、昼食、ゲーム、おやつ、ゲーム、夕食、ゲームと、ゲームが終わるたびに食い三昧。おかげさまでリフレッシュでき、年末年始の仕事に打ち込むことができそうだ。

遊んだゲームと第一印象は次の通り。後日、順次レビューしていく予定。

ルナ(Luna)
7つの島に手下を移動してアクションを行い、中央にある神殿で名声を上げる「ワーカームーブメント」ゲーム。アクションしたいところに手下がいないのがもどかしく、先の先を考えて移動しておけるかがカギ。内容に比してプレイ感は重くない。

メルカトル(Merkator)
ヨーロッパ中を回って商品を集め、契約カードで指定された都市に届けるセットコレクション&ピックデリバリーゲーム。難易度の高い契約をめざすが、複数の契約があり、誰も行かない都市では商品がどんどん貯まるので、ついでに寄り道したくなってしまう。ワクワクする。

1655:教皇選出(1655 – Habemus Papam)
入札で枢機卿や国王のカードを手に入れ、教皇になるための票数を稼ぐオークションゲーム。お金を集めて票を買うとか、お友達同士を仲間にして票を水増しするとか、テーマはブラック。勝ち筋がいろいろあるが、どのカードを取っても何とかなるので軽く遊べた。

ディスカバー・インディア(Discover India)
インドを旅行してチップを集め、同じ種類がつながるようにボードに配置するセットコレクションゲーム。実際の写真が使われており、名所は現地の文字での地名とドイツ語の説明が書いてあって、2年間インドに住んでいた私には超ツボ。また行きたくなった。

ハゲワシは舞いおりた(Unter Geiern)
カードをめくって食料が出たらガツガツ食べるカードゲーム。獲物が大きいほど食べるのに手番数がかかり、食べている間にほかのハゲワシがやってくると決闘が起こる。決闘はカードをめくるチキンレースになっていて潔い。獲物がなかなか見つからなくてがっかり。

ホットポテト(Hot Potatoes)
熱いじゃがいもをやけどしないようにほかの人に押し付けあうクニツィアのダイスゲーム。温度計が上昇するにつれて緊張感が高まる。片手だけ熱さを回避できる手袋もすぐほかの人に取られてしまって安心できない。短時間でスリル満点。

シャビリンス(Chabyrinth)
カードをずらしたり回転したりして、ネコを家に帰すライトな『ラビリンス』。プレイ感は変わらず、制限時間を設けたほうがよいのではないかと思うくらい、すごく頭を使う。でも意外と岡目八目だったりして。

アップ&ダウン(Auf & Ab)
上下数字の違うカードで行う大貧民系のカードゲーム。あるカードが出ると上下ひっくり返し、まったく情勢が変わるのが新鮮。終盤はほかの人に手番を渡さないで出しきれるかがポイントで、上下の数字を見ながら作戦を練る。すごく面白い。

ヒツジ飼い(Schafe Scheuchen)
ダイスでヒツジを移動して草タイルを集めるキッズゲーム。近くにいる羊を強制移動させる牧羊犬の使い方がポイントで、これを利用して自分のヒツジを美味しい草の上に入れたり、ほかの人のヒツジを追い出したりと、大人プレイを楽しんだ。

ヴィニョス(Vinhos)
ポルトガルでワインを栽培し、販売したり輸出したり品評会に出展したりして名声を高めるマネージメントゲーム。要素が非常に多く、しかも資金はカツカツで優先順位をつけるのが難しい。これだけ要素があるのに、最後の得点方法は3通りしかないデザインが斬新。

捧げ物(Offrandes)
競りで人物の能力を上げて神様に動物を捧げるオークションゲーム。一度に2枚の人物カードが競りにかけられるので、手番プレイヤーはどの人物を競り落したいか、あるいは競り落とさせるかを考えて選ばなければならない。トップの独走をいかにして止めるかがポイント。

銀行強盗(Banküberfall)
お金や人物カードを積みこんで強盗の分け前をせしめるクニツィアのブラフゲーム。大金を独り占めしようという思惑が重なりあって、結局誰も手に入れられなかったりするが、ビビってはいけない。強盗でカードがめくられたときの意外な結果に笑う。

ネズミはうち(Maus im Haus)
親がカードを見て出したヒントに合うネズミを探す記憶ゲーム。ネズミは白か茶色しかないし、アイテムはカップとグラスと机しかないのに、ネズミのポーズがたくさんあって紛らわしい。

ふうかのボードゲーム日記:おのさん宅お泊りゲーム会0日目&1日目
ふうかのボードゲーム日記:おのさん宅お泊りゲーム会2日目

『える★あらめいん』発売

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アークライトは本日、萌え絵デッキ構築ゲーム『ばるば★ろっさ』の続編『える★あらめいん』を発売した。2-5人用、12歳以上、90分、4,200円。

今度の戦場は北アフリカの砂漠。 ドイツ・アフリカ軍団の指揮官ロンメル将軍の副官となって、自分の部隊を強化・構築しながら、潰走中のイタリア軍を踏みとどまらせ、 追撃するイギリス軍を駆逐して、スエズを目指して進撃する。

8枚のカードを自分のデッキ(=指揮下の基幹部隊)から、ゲームを始める。ゲーム中、この自分専用の最初のデッキ8枚に、新たな部隊を増援として加えながら、戦いを続け、作戦目標である敵の陣地や都市を攻め落とす。最終目標はイギリス軍の最終防衛地アレクサンドリア。ゲーム終了時に、より多くの勝利ポイントを得ていた人が勝利する。

カード枚数は『ばるば★ろっさ』から20%アップの365枚。しかも基本ルールは『ばるば★ろっさ』と共通で、ほとんどのカードを混ぜて遊ぶことができる。

なお、『ばるば★ろっさ』の実写版『BARBAROSSA』も、12月11日に発売されている。

アークライトゲームズ:ばるば★ろっさシリーズ

日本版The One Hundred 2010

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ミクシィで4227人が参加する大コミュニティ「ボードゲーム」にて、12月1〜15日にかけて毎年恒例の日本版The One Hundredが行われた。発起人はさとーさん(ボードゲームのおもちゃ箱)。各自がベスト15を発表して集計したもので、今年は145人が参加した。結果は以下の通り(カッコ内は昨年の順位とそこからの上下、新作は★、国産オリジナルは■、日本語版ありは●)。

1位は3回目の日本語版発売に沸く『カタンの開拓者』。10位以内の新作はなく、『フレスコ』(26位)が最高位だった。国産オリジナルでは『アメージングテーブルゲーム』に付録として収録された『ワードバスケット』が10位。日本語版の上位はもはや常識的なものとなっている。

このリストの楽しみ方として、「ゲーマー度」というものがある。リストの全118タイトルから、自分が所有しているゲーム数と、遊んだことのあるゲーム数を足し合わせるものだ。人気のあるゲームを遊んだことがあるかチェックしてみてはいかが(管理人は167でした)。

1.カタンの開拓者(03↑)●
2.ドミニオン(01↓)●
3.プエルトリコ(02↓)●
4.アクワイア(05↑)
5.電力会社(08↑)●
6.レース・フォー・ザ・ギャラクシー(07↑)●
7.カルカソンヌ(19↑)●
8.パンデミック(04↓)●
9.ディクシット(28↑)
10.ワードバスケット(49↑)■
11.アグリコラ(06↓)●
11.あやつり人形(19↑)●
13.バトルライン(14↑)●
14.スモールワールド(28↑)●
15.ブラフ(14↓)
15.ル・アーブル(08↓)●
17.乗車券(11↓)●
18.6ニムト(10↓)●
18.ケイラス(16↓)
20.エルグランデ(17↓)
20.モダンアート(17↓)
20.ラー(11↓)
23.ごきぶりポーカー(21↓)●
23.ラミィキューブ(23→)●
25.コロレット(34↑)●
26.サンダーストーン(圏外↑)●
26.ストーンエイジ(44↑)
26.フレスコ ★
26.ブロックス(41↑)●
30.キャメロットを覆う影(24↓)
30.サンクトペテルスブルグ(13↓)
30.ボーナンザ(49↑)●
30.マジック・ザ・ギャザリング(41↑)●
30.汝は人狼なりや(64↑)●
35.キャット&チョコレート ★■
35.シャドウハンターズ(55↑)■
35.ハチエンダ(79↑)
35.ローゼンケーニッヒ(92↑)
35.麻雀(24↓)■
40.テーベの東(64↑)
40.ファウナ(34↓)
40.ブラス(34↓)
40.インジーニアス(圏外↑)●
40.魔法にかかったみたい(24↓)
45.オートモービル(28↓)
45.お邪魔者(64↑)●
45.コンテナ(圏外↑)
45.ピット(79↑)
45.ユニオンパシフィック(44↓)
45.レーベンヘルツ(55↑)
45.八八(44↓)■
52.チグリス・ユーフラテス(64↑)
52.テキサスホールデムポーカー(34↓)
52.私の世界の見方(圏外↑)
52.蒸気の時代(21↓)
56.アベカエサル(64↑)
56.クク(28↓)●
56.ジャイプル ★
56.メディチ(55↓)
56.将軍(圏外↑)
56.倉庫の街 ★
62.ギャラクシートラッカー(44↓)
62.ごいた(64↑)■
62.スコットランドヤード(92↑)●
62.スチーム(34↓)
62.ドメモ(28↓)●
62.トリックマイスター ★
62.はげたかのえじき(64↑)●
62.バルバロッサ(79↑)
62.ハンザ・テウトニカ ★
62.ブクブク(79↑)
62.ブルームーン(圏外↑)
62.もっとホイップを!(49↓)
62.ロストシティ(64↑)
75.1846(44↓)
75.1856(圏外↑)
75.アーカムホラー(64↓)
75.アラカルト(圏外↑)
75.インペリアル(64↓)
75.クイズいいセン行きまSHOW!(55↓)■
75.グリード・インコーポレイティド ★
75.グレンモア ★
75.コントラクトブリッジ(64↓)
75.サンファン(24↓)●
75.シュテルネンヒンメル(圏外↑)
75.ダンジョンロード ★●
75.マンハッタン(55↓)
75.マンマミーア(圏外↑)●
75.リンク(28↓)
75.将棋(圏外↑)■
91.1830(圏外↑)
91.D&D(92↑)
91.アップタウン(圏外↑)
91.アップフロント(55↓)
91.ガイスター(圏外↑)●
91.ゲシェンク(92↑)
91.コヨーテ(圏外↑)
91.ジャングルスピード(圏外↑)
91.スルー・ジ・エイジ(34↓)
91.タイタン(92↑)
91.ダイヤモンド(49↓)
91.たんとくおーれ ★■
91.タンブリンダイス ★
91.ティカル(92↑)
91.デックビルドガンダム ★■
91.どうぶつしょうぎ (92↑)■
91.バトルスターギャラクティカ(圏外↑)
91.ばるば★ろっさ ★■
91.ヒストリー・オブ・ザ・ワールド(79↓)
91.ブロックス3D(79↓)●
91.ホームステッダー ★
91.メンバーズオンリー(92↑)
91.ラストナイトオンアース(圏外↑)
91.ロンドン ★
91.交易王(34↓)
91.超人ロック(79↓)■
91.宝石商(圏外↑)
91.郵便馬車(圏外↑)

・過去の結果:2005年2006年2007年2008年2009年

『ライナー・クニツィアの革命万歳』発売

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ホビージャパンは12日、ドイツの有名デザイナーによるカードゲーム『ライナー・クニツィアの革命万歳(Long Live The Revolution!)』の日本語版を発売した。3〜5人用、8歳以上、10分、1260円。

世界中で数々の賞を受賞し、ファンも多いゲームデザイナー、ライナー・クニツィア博士の新作。欧米では未発売で、この度は中国語版(ウォーゲームズクラブ、香港)と、日本語版だけが発売された。

カードは革命派と王党派の2種類。手札から1枚を出して、どちらの派が優勢だったかを見る。どちらかが4勝したとき、手札に残っているその派のカードが得点になる。強いカードを出せば派閥が勝っても得点できず、強いカードを温存しておけば派閥が勝てないので得点できないという、いわゆるクニツィア・ジレンマを短時間で楽しめるようになっている。

勝つためには、できるだけ強いカードを残して、ぎりぎりのラインで派閥を勝たせるテクニックが必要。また、一斉に出して公開する「ロシア革命ルール」のほかに、時計回りに1枚ずつ出す「フランス革命ルール」でさらに熱い駆け引きが楽しめる。

ホビージャパンゲームブログ:絶対革命黙示録「ライナー・クニツィアの革命万歳カードゲーム」

『世界の七不思議』に高い評価

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ドイツのボードゲームサイト「シュピーレ・ウムフラーゲ(Spieleumfrage)」では、秋の人気アンケート結果を発表した。1位は『トロワ(Troyes)』。このサイトの人気アンケートは年に2回行われており、今回は284名がネット投票した。数字は6段階評価の平均(ベイズ推定)で、数字が小さいほど高い評価。

【シュピーレ・ウムフラーゲ:人気アンケート2010秋】
1位:トロワ(Troyes)1.81(88票)
2位:世界の七不思議(7 Wonders)1.89(200票)
3位:ナビゲーター(Navegador)1.96(102票)
4位:ロンドン(London)1.98(72票)
5位:フロレンザ(Florenza)2.03(32票)
6位:ルナ(Luna)2.05(80票)
7位:ワシントン戦争(Washingtons War)2.10(13票)
8位:アメリカの開拓者(Settlers of America: Trails to Rails)2.20(32票)
9位:K2(K2)2.23(30票)
10位:ポセイドン(Poseidon)2.27(24票)

ドイツのボードゲームサークル「ザウアーラント・ゲーム会(Spieletreff Sauerland)」でも、毎年恒例のアンケートを行い結果を公表している。このゲーム会は11月に10日間にわたってドイツ国内のホテルで開かれ、参加者が遊んだゲームを評価する。今回は137名が投票に参加した。

【ザウアーラント・ゲーム会:人気アンケート2010】
1位:世界の七不思議(7 Wonders)1,54
2位:ヴィニョス(Vinhos)1,63
3位:ポセイドン(Poseidon)1,65
4位:キーマーケット(Key Market)1,79
5位:フレスコ(Fresko)1,89
6位:ヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)1,89
7位:ナビゲーター(Navegador)1,90
8位:クウィークル(Qwirkle)1,93
9位:シャドウハンターズ(Jäger der Nacht)1,95
10位:おばけキャッチ(Geistesblitz)2,07

エッセン国際ゲーム祭で行われたフェアプレイ誌の「スカウトアクション」との3つのランキングを比べると、『世界の七不思議(7 Wonders)』が圧倒的な人気を集め、『トロワ』『ナビゲーター』『ヴィニョス』などが高い評価を得ているようだ。

Spieleumfrage:Spieleneuheiten Herbst 2010, Spiel´10
Spieltreff Sauerland:Umfrage 2010

渋谷のギフト展にボードゲーム

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ギャラリー・ヒッポ(渋谷区神宮前)では現在、クリスマスと新年のギフト展を開いている。11〜19時(日曜〜17時)、26日(日)まで。月休。

この中でアートフラワー・キャンドル・来年の干支うさぎとともにボードゲームを出展しているのはオフィス新大陸。同ギャラリーで「世界のボードゲーム・アート展」を手がけている。

展示販売されているのは『チョコラトル』『スルタン』『サマルカンド』『君主論』『ゾフインズー』『カジノホットドック』の6タイトル。家族でクリスマスを過ごすにも、新年にコタツを囲むにも欠かせないボードゲーム。見た目にも楽しいお気に入りの一品を探そう。

Gallery Hippo:Christmas & New Year GIFT展

『究極の人狼』日本語版発売

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アークライトは11日、多人数パーティーゲーム『究極の人狼(Ultimate Werwolf)』日本語版を発売した。5〜66人用、8歳以上、30〜90分、3,150円。

昼は村人の中にまぎれこみ、夜が訪れるたびに村人たちを1人ずつ食い殺していく怪物「人狼」。対する村人たちは、これ以上被害者を増やさないために、事件があるごとに疑わしい住人をつるし上げては処刑していく。プレイヤーたちはそれぞれの役割を演じながら、ある者は村の中に潜む「人狼」を暴こうと試み、ある者は「人狼」として村人を食いつくそうとする。

1人1枚ずつカードを配るだけで遊べる手軽さ、類を見ない多人数対応、会話と推理の楽しさから、ゲームサークルだけでなくネットでも広く遊ばれている。テーマ的に子供は遊びにくいが、たくさんの大人が集まる機会にはぜひ出したい一品。

アメリカ、フランス、イタリアで数多くの版が出ているが、今回日本語化されたのはネットでよくプレイされている特殊役職を多数収録した集大成的なもの。44種類もの役割カードで、参加できるプレイヤー数は60人以上となった。また、初心者にやさしい詳細なガイド、18本のシナリオもついており、初めての人から、遊びこんでいる人まで満足できる内容になっている。

なおアークライトは同日、デッキ構築ゲーム『BARBAROSSA』も発売している(→BARBAROSSA、12/11限定発売)。

マイコミジャーナル:人狼ゲームの集大成『究極の人狼 完全日本語版』登場 - 最大68人で!

わたしの好きなボードゲームランキング

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12月11日、朝日新聞土曜版「be ランキング」で、わたしの好きなボードゲームランキングが掲載された。同社の無料会員サービス「アスパラクラブ」でアンケートを行い、編集部が挙げた42種類から選ぶ方式で2495名が回答した。結果は以下の通り。

【朝日新聞beランキング:わたしの好きなボードゲーム】
1位:オセロ 1257票
2位:人生ゲーム 1155票
3位:将棋 670票
4位:野球盤 462票
5位:すごろく 374票
6位:モノポリー 286票
7位:囲碁 262票
8位:ダイヤモンドゲーム 260票
9位:ドンジャラ 135票
10位:サッカーゲーム 119票

ボードゲームで「よく遊ぶ」と答えた人は3%、「たまに遊ぶ」が25%だった。

現代ボードゲームでは15位に『穴掘りモグラ』(24票)、16位に『スコットランドヤード』(14票)、17位に『ブロックス』(13票)、18位に『アクワイア』(11票)、21位に『カタン』、22位に『ナイアガラ』『指輪物語』、26位に『カルカソンヌ』『ねことねずみの大レース』『ラビリンス』、29位に『インジーニアス』『ガイスター』『ドミニオン』『ハリガリ』『ミッドナイトパーティー』と並び、メジャーどころとの知名度の差が明らかになっている。記事中では東京・高円寺のボードゲームショップ「すごろくや」の丸田康司店長が「日本人は未知のものになかなか手を出さないけど、楽しいゲームがあることに気づいた人が少しずつ増えている」とコメントしている。

朝日新聞アスパラクラブ:わたしの好きなボードゲーム

GameLink vol.6発売

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アークライトは本日、ボードゲーム情報誌『GameLink』第6号を発売した。イタリア人デザイナーのオリジナルゲーム付録がついて2730円。

今回の特集記事は、10月にドイツで行われたエッセン・シュピール2010。グループSNEの秋口ぎぐる氏と安田均氏ほか、日本から出展したヤポンブランド、ねこまど、B2FGames、冒険企画局がそれぞれの視点からレポートを贈る。

その他、『サンダーストーン』『アーカムホラー』『ドミニオン:繁栄』『少女兵器大戦』『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』の攻略記事・リプレイ、新作23タイトルのレビューなど。

付録にはイタリア人ゲームデザイナー、S.ソレンティーノ(『オストラコン』『ダンシングダイス』)のオリジナルレースゲーム『Z-エンジン』。競り落としたタイルをエンジンスロットに組み込み、ダイスで出たスロットで起動させ、コースを一番早く一周する。ほかに『電力会社』倉庫プロモーションカード3枚、『ばるば★ろっさ』プロモーションカード「ホトたん」が付く。

前号から版元がShoot the moonからアークライトになったが、今号からはさらに編集長が池田康隆氏から木皿儀隼一氏(ワンドロー)に交替している。

アークライト:ボードゲーム情報誌GameLink

11月のメビウス便

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(写真と文:石川 久)

 すでに11月26日には到着していた今回のメビウス便だが、仕事の関係で機会が作れずに、ようやく12月8日の「水曜日の会」でプレイすることができた。幸運にもメビウスの能勢さんにルール説明をしてもらった。
 11月28日に開催されたテーブルゲーム・フェスティバルでも先行販売され、いずれも安定した面白さだ。


ランキング(ハンス イム グリュック)8歳以上/3〜5人/30〜45分 (8点)

 シュテファン・ドラとラルフ・ツァ・リンデの共作によるパーティゲームで、今年のエッセン・シュピールで発表され、個人的にも期待していた新作。
 両デザイナーはとても仲良く、エッセン・シュピールの会場を一緒に回っているところを偶然にも発見。ドラ・ファンの私は思わず舞い上がって写真を撮らせてもらった。


シュテファン・ドラ(左)とラルフ・ツァ・リンデ(右)

 「最も大きな愛の証となるプレゼントは?」
 ランダムにめくられた質問タイルに対して、全員が自分の6枚の手札タイルの中から、ふさわしいと思うイラスト1枚をチョイスして裏向きに出し、それらを集めて、合計枚数が7枚になるように山札から補充してシャッフルする。誰がどのタイルを出したか判らないようにした後で、全てのタイルを表にして塔の3階の所に並べる。
 手番プレイヤーは同じ階にあるタイル2枚を選んで、1枚を上段に、もう一方を下段に移動させる。こうしてタイルに順位がつけられていく。タイルは上階に行くほど得点が多く得られるようになっている。
 このゲームを楽しむ重要なポイントは、なぜそのようにしたかを短くてもいいので語ること。その言動で他のプレイヤーたちは誰がどのタイルを出したかを推測していくからだ。
 手番プレイヤーがタイルを移動させた後、他のプレイヤーたちは、そのプレイヤーが出したタイルを推理して、怪しいと思うタイルの上にチップを乗せることができる。当たればそのプレイヤーの得点が減点される。
 自分のタイルを上位に持って行こうとすると、他のプレイヤーたちに簡単に読まれ、無理矢理こじつけても怪しまれる。饒舌になりすぎてもいけない。だからといって自分のタイルが下位になるのは避けたい。このジレンマが実に面白いところだ。時にノンプレイヤーのタイルが絶妙に質問とマッチしていたりして可笑しい。


ボックスアート


塔のてっぺんには、質問タイルが置かれる


ラウンドの最初は、全てのタイルが3階に集結


怪しいと思うタイルにはそのプレイヤー色のチップが!

 「質問に合致したタイルが全然ないや!」
 「このタイル、何?」
 自分の出したタイルに、他のプレイヤーのタイルだと敢えてチップを賭けてみたり、ブラフ要素満載の正体隠匿系の推理ゲームの要素もある。「アンダーカバー」と「私の世界の見方」を組合わせたような、ドラらしい捻りの効いたパーティゲームになっている。

◎Ranking for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/80942/ranking


ディスカバー・インディア(クイーン)8歳以上/2〜5人/30〜45分 (6点)

 バンブスからゲームを発表しているギュンター・コルネットとペール・ジルヴェスターの共作による、インドを舞台にしたタイル獲得ゲーム。クイーン・ゲームズの社長がインド人ということもあって、特別な思い入れでリリースしたゲームでもある。それだけにコンポーネント・デザインが美しい。
 プレイヤーたちは、インドを旅行する団体客となってタイルを獲得する。そのタイルを自分専用のプレイヤーボードの上に配置して、コーラムと呼ばれる模様を描くのが目的。同じ色のタイルが隣接することでより高得点になる。
 手順はシンプルで、ゲームボードにある自分のコマを直前のプレイヤーがコマを置いた都市から隣接する空いた都市に移動させ、そこにあるタイルを獲得する。そして、そのタイルを自分のプレイヤーボードに配置する。


ゲームボード


プレイヤーボード


都市カード

 祭マーカーのある都市に自分のコマを移動されたプレイヤーは、都市カードを受け取り、これが1枚1点になる。カードにはインドの建築物や名所、物産などが美しい写真とドイツ語による解説が書かれていて、ちょっとした観光気分を味わうことができる。またカード左下のアイコンを使うバリエーション・ルールも用意されている。
 他のプレイヤーの得点状況が把握しづらいところが難点で、ソロプレイ感が強いゲームではあるが、どのタイルを自分のプレイヤーボードのどこに置くか、ウンウンと悩みながら配置していくのが楽しい。

◎Discover India for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/86270/discover-india


ぴっぐテン(ツォッホ)6歳以上/2〜8人/15〜30分 (5点)

 カウントアップ系で、ありそうでなかったカードゲーム。
 カードの数字には0から10まであって、場にカードを出すことで、その数を足していく。ちょうど10にできれば、場札を得点として獲得する。
 手札は3枚だけなので、もしも10をオーバーする場合には、直前のカードを出したプレイヤーが場札を獲得してしまう。これを繰り返して、補充用の山札がなくなり、全てのプレイヤーの手札がなくなったらゲーム終了だ。
 最もカードを集めたプレイヤーが勝者という、単純なルールで幅広い人数でテンポ良く遊べるのがいい。
 数字が0のカードは山を0にする。5のカードはプラスにもマイナスにもできる特殊なカード。直前のプレイヤーが出したカードと同じ、もしくは山の数と同じ数字のカードを出した場合には、出したカードの数字のままにできる。子供に楽しく遊びながら足し算を学ばせるには良いゲームだ。
 ゲームデザインをしたアイエレット・プヌーリと、メルヘンなアートワークが印象的なイラストレーターのクラウディア・ステッケルは、このゲームが共にデビュー作である。

 カード構成を知りたがるゲーマーのために‥‥0が7枚、5が5枚、10が4枚、それ以外は8枚ずつ、合計80枚。


ボックスアート

◎メビウスおやじ「ぴっぐテン」の紹介
http://mobiusoyaji.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-d729.html
◎Pig 10 for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/83196/pig-10


ミレ・グラツィエ(ツォッホ)8歳以上/2〜4人/30〜45分 (7点)

 手番プレイヤーは、貴族となってイタリアの都市から都市へと旅をする。タイルを目的地まで無事に届けることができたら得点が入る。
 他のプレイヤーたちは盗賊となって、手番プレイヤーが通るであろう街道を予測して待ち伏せする。手番プレイヤーは1つの街道だけに護衛をつけることができるが、もしも護衛のない街道で盗賊に襲われると、せっかく持っていたタイルを捨てなければならない。


ボックスアート


ゲームボード


目的タイルと待ち伏せコンパス

 手番プレイヤー以外の他のプレイヤーは、手番プレイヤーの行動を読んで、待ち伏せをプロットする。これにより、緊張感が持続してダウンタイムを感じない。
 盗賊どうしは相談もできるので、待ち伏せコンパスを見せ合って、互いのプロットの確認することも可能だ。待ち伏せに成功したプレイヤーには3点が入り、これによりゲームに勝利するための到達点である30点を超える場合もある。
 3人でプレイしてみたところ難易度も丁度良かった。4人でプレイすると人数が増える分、待ち伏せする街道も増えるから難易度も上がるだろう。そういう意味では3人がベスト人数のようにも思える。きっと2人でプレイしても面白いだろう。
 目論みがバレて盗賊に襲われると、持っていたタイルを失うことになる。向かっていた目的地のタイルを失ったら最悪だ。読まれまくると全く得点できずにゲームから脱落する可能性もあるため、バランスが決して良いとは言えない。
 けれども、他のプレイヤーの読みをかわすことがてきたときの爽快感は格別で、精査されたシンプルなコンポーネントとルールで、プレイヤー間の読み合いが楽しめるところは評価できる。
 「ミレ・グラッツェ」とはイタリア語で「どうも、ありがとう!」という強く感謝を表す言葉である。待ち伏せに成功したときに言うのを忘れずに。
 このゲームのデザイナーのディルク・ヒレブレヒトも新人のようである。

◎Mille Grazie for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/83199/mille-grazie

(写真をクリックすると別ウィンドウで拡大します)

トリックトラック賞に『世界の七不思議』

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フランスのゲームサイトが主催するトリックトラック賞の結果がウェブ上で発表され、エッセン国際ゲーム祭で発表されたばかりの『世界の七不思議(7 Wonders)』が1位に輝いた。

トリックトラック賞は、ネットで評価が高かったゲームをノミネートし、それを30名ほどのメンバーが2日半にわたってホテルで実際に遊び、順位点を集計して決めている。順位点は1位から12,9,7,6,5,4,3,2,1,0点。

『世界の七不思議』は1位に選んだ人の数では『エンデバー』に劣ったものの、2位、3位に挙げた人の数で逆転した。今年で10回目を迎える同賞で、フランスのゲームが選ばれるのは昨年の『スモールワールド』に引き続き4回目。10位以内にも、フランスのゲームが7ゲームも入っている。

【トリックトラック賞2010】
1位:世界の七不思議(7 Wonders)210pt.
2位:エンデバー(Endeavor)202pt.
3位:ダンジョンロード(Dungeon Lords)158pt.
4位:キクラデス(Cyclades)157pt.
5位:ハバナ(La Havane)145pt.
6位:ジャイプル(Jaipur)116pt.
7位:Mr.ジャック・ポケット(Mr Jack Pocket)113pt.
8位:クローストロフォビア(Claustrophobia)101pt.
9位:牛頭(Gosu)79pt.
10位:ラリーマン(Rallyman)62pt.

Tric Trac:Et le Tric Trac d'Or 2010 est...

オール船(Rowboat)

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場札が切り札

場札で決められた切り札と枚数で、宣言どおりのトリックを取ることを目指すトリックテイキングゲーム。アメリカのメーカーで、このゲームが最初の作品となるようだ。

山札から1枚ずつ、4つのスートが全部出るまで場札を並べる。そして同じ枚数だけ手札が配られる。1枚目の場札が第1トリックの切り札、2枚目が第2トリックの切り札、3枚目が……となっている。

手札と場札を見比べて、今回の獲得トリック目標を宣言する。多ければ多いほど成功したときの得点も大きくなるが、そこまで達しないと減点になってしまう。一方、宣言より多く取ったときは、すぐ減点されないが、5回やると大失点になる。『ウィザード』などと同様、枚数が少なすぎても多すぎても予想が難しい。

そして実際のトリックテイキング。場札と同じ色・同じ数字のカードが、切り札より強く、違う色・同じ数字のカードがそれ以外のカードより強いという、ちょっと変わったルールがある。後の場札で最強になるカードは、いったん除けておいてマストフォローを免れることもできる。

そのほかに、必ず勝てる「オール船」、相手の手札を見れる「灯台」、場札の数を指定できる「月」があり、ゲーム中に1回だけ使える。特にオール船の使いどころがポイントだ。

控えめな宣言を成功させて着実にポイントを稼いで一番にリーチ。ところがここで終わりを急いで大きな予想をしたのが外れ後退してしまう。序盤予想が外れまくっていたkarokuさんは、逆転を狙って仕掛けた大きな予想が当たり一気にリーチ。しかし最後はふうかさんがごぼう抜きで1位をもぎ取った。

トリックごとに切り札が変わり、その切り札が全部分かっている中で、ベストなチョイスを考えていくというのが面白かった。

Rowboat
作者不明/モースタチ・ゲームズ(2009年)
2〜4人用/13歳以上/60分
ゲームストアバネスト:オール船
Moosetache Games:Rowboat

『AKB48ドンジャラ』発売

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バンダイは4日、ドンジャラシリーズの新タイトル『AKB48ドンジャラ』を発売した。2〜4人用、6300円。年度末までに5万個の販売を目指す。

玩具では初となるAKB公式ライセンス商品。AKB選抜総選挙の上位12名が登場する。各チームから1人ずつで揃える「A・K・B」から、大島・河西・渡辺で作る「大きな河渡る」や「初期メン」「2期メン」などの役がある。3枚3組でオリジナルの役を作ってもよい。

バンダイは今年、ドンジャラ発売30周年を迎え、全国大会を開くなど力を入れている。アイドルグループをモチーフにするのは、2000年のモーニング娘。に続いて2回目。

バンダイ:AKB48ドンジャラ
SANSPO.COM:AKBが「ドンジャラ」に!バンダイが発売

アレックス & コー(Alex & Co)

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マニア以外お断りの神経衰弱

今年のエッセン国際ゲーム祭で発表された、デザイナーとその作品を集める記憶ゲーム。製作はヨーロッパ・ボードゲームコレクター・ギルド(ESG)で、ボードゲームデザイナー連盟(SAZ)が協力している。タイトルは故アレックス・ランドルフから名付けられた。

27名のデザイナーが登場。『イチゴリラ』と同じように、デザイナーによって作品数が異なり、トップはやはりドイツ3Kであるクラマー、クニツィア、(クラウス・)トイバーの6枚。次にランドルフ、ヴィティヒの5枚となっている。作品数が多いほど集めづらいところも同じ。

基本的なアクションは場札をめくること。ただし4枚までめくることができ、その中で同じデザイナーのペアができれば取ることができる。取っただけではまだ得点ではないところがポイントで、全部または過半数を取った時点で自分の前に公開して初めて、得点になる。

そのため、めくる以外にもほかの人の手札からカードを奪うアクションがある。指名してデザイナー名かゲーム名を言い、相手がもっていればもらえるが、これも記憶が必要だ。ランダムに1枚引けるスペシャルカードもある。

一応、背景の模様で識別できるものの、覚えていられるかどうかはどれくらいゲームを知っているかによる。ゲームを見てすぐデザイナーが連想できるくらいでないと厳しい。

F.フリーゼ好きのPsy+さんは『ファウナ』とか『むかつく友達、いきたくないパーティ』(やはり緑色だったりする)を集めて大喜び。私が大好きなS.ドラは入っていなかったが、ゲーム名すら知らないよなマイナーなデザイナーがいて楽しめた。

Alex & Co
M.エーベル、N.ノイヴァール作/ESG(2010年)
3〜6人用/10歳以上/30〜50分

自宅ゲーム会

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師走とはいえ上旬はまだ慌ただしくない時期、久しぶりに自宅ゲーム会を開いた。くさのまさんにご来訪いただき、2人ゲームを中心に遊ぶ。詳細は後日レポート予定。

ブラックプリンス(Der schwarze Prinz)』
1983年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作。チェスのようにコマを移動して、相手のマスに入ったらカードで戦う。手札は3枚しかないので、戦闘は運次第。でも両者同じくらいコマを減らしていって、最後の戦闘でブラックプリンスを討ち取り私の勝利。

スカリノ(Scalino)』
1988年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作。交互にコマを置いてピラミッドを組み立て、最後に上から見て、同じ色ができるだけ多くつながるようにする。タイルの置き方のルールにちょっと癖があって、それをうまく活用できるかがカギ。2回やって2回とも私の勝利。

セティ(Seti)』
1979年のドイツ年間ゲーム大賞美術賞。自分のコマを相手の陣地に入れることを目指すが、取られると裏返して相手の駒になってしまう。先の先まで読まなければならないゲームだった。2回やって2回ともくさのまさんの勝ち。

ゴルフマスターズ(Golf Masters)』
ゴルファーのフィギュアをひねって、綿のボールを転がすアクションゲーム。コースはいくつかのタイルで構成され、ちゃんと18番回れるようになっている。ちょっと力が強いとすぐOBになる繊細なゲームで、2ホール回って私が+2、くさのまさんが+14。

ハバナ(Havannah)』
1981年と1982年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作。自由にコマを置いて、環状か、角から角へのラインか、3辺のつなぎを作る。囲碁のように自由度が高く、守りながら攻めるという置き方には研究の余地がありそう。先手後手を替えて1勝1敗。

ヴェンドー(Wendo)』
1981年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作。チェスのようなゲームだが、コマが回転することで移動の仕方を変えられるのと、壁を動かして障害物にできるところが変わっている。後ろからキングを攻めに行ったところが返り討ちに会い、追いつめられて負け。

サフラニート(Safranito)』
コマを盤外から投げ入れてスパイスを集めるアクションゲーム。飛距離が制御できず、一点狙いは難しいので、必要なアクションの候補を確認し、角度を考えて投げ入れる。チョンボばかりでスパイスはあまり集められなかったが、組み合わせがよくて勝てた。

サンダーストーン(Thunder Stone)』
仲間や武器を集めダンジョンを攻略するデッキ構築ゲーム。序盤から民兵(最低ランクの攻撃力)を捨てまくって圧縮し、ファイヤーボール(高級な魔法)を買いまくるくさのまさんに対し、民兵を温存してさっさとダンジョンに向かう私。倒したモンスターがお金や攻撃力になったのが幸いして、停滞せず順調に倒し続け、サンダーストーンを獲得して勝ち。

くさのまのボードゲーム&その他日記:一期一会ゲーム会(10−12−5)

イチゴリラ(Ichigorilla)

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ゴリラへの挑戦

記憶ゲーム(いわゆる神経衰弱)は、キッズゲームの王道である。ドイツでも、ラベンスバーガーの『メモリー』は50周年を迎え、数多くのモチーフで発売され続けているし、過去10年の年間キッズゲーム大賞のうち半数が記憶ゲームである。子供は時として、大人も舌を巻くような驚異的な記憶力を発揮する。

高円寺のボードゲームショップすごろくやがオリジナル商品として発売し、後に箱入りの豪華タイル版になった『イチゴリラ』は、神経衰弱をうまくアレンジした作品である。ただペアをめくればよいのではなく、絵柄によってめくる枚数が異なるところがまずひとつ。

「いちご」はたった1枚めくっただけでゲットできる。ただし1点。「サンタ」なら3枚、「ゴリラ」なら5枚めくらなければならず、途中で別のものをめくってしまうとアウトになってしまう。その代わり全部間違わないでめくることができればその枚数分だけ得点になる。

さらに、「サンタ」に対する「どろぼう」、「ゴリラ」に対する「悟空」のように、絵柄が非常に似ているセットが入っていることが、記憶をさらに混乱させる。かわいい絵柄とは裏腹にシビアなゲームだ。上級ルールとして、めくられるたびに場所を交換する「おばけ」と、間に挟んで揃えれば2種類もらえる「にじ」もある。

4歳の長男と対戦。大人の貫禄を見せようと、果敢に枚数の多いものを狙っている間に、長男は着実に枚数の少ないものを集めて善戦した。もう少し大きくなると、5枚の位置を覚えることもできそうな感じだ。

すごろくやのベスト8

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TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(12月4日放送)で、ボードゲームショップ・すごろくや(東京・高円寺)の丸田康司店長が出演し、年末年始に遊びたい、注目ボードゲームを紹介した。

今回は8つのジャンルに分けてそれぞれベストゲームをセレクトして内容を紹介。2年前の放送で取り上げた定番を除いた、初めての方にもオススメというすごろくやさんの注目作は次の通り。

1.アクション系ゲーム部門:ジャングルスピード(仏Asmodee社-ホビージャパン、2700円)
2.ニューカマー部門:フォトパーティ(仏Cocktail Games-ホビージャパン、1570円)
3.アート系部門:ディクシット(仏Libellud社-ホビージャパン、4700円)
4.ここ数年で一番のメガヒット部門:ドミニオン(米Rio Grande Games-ホビージャパン、4700円)
5.温故知新部門:イチゴリラ(すごろくやオリジナル、1470円)
6.メイドインジャパン部門:藪の中(オインクゲームズ、1680円)
7.協力型ゲーム部門:パンデミック(米Z-Man Games社-ホビージャパン、4200円)
8.プレゼントにぴったり部門:ギフトトラップ(加GiftTRAP社-アークライト、4200円)

メイドインジャパン部門では、先月のテーブルゲームフェスティバルで発売されたばかりの推理ゲーム『藪の中』が選ばれた。前作の『ストレイシーフ』が愛好者の中で論争を巻き起こしたこともあって、話題作となっている(Togetter「藪の中」)。

すごろくやホームページ

ゲーム100選に『ジャンプゲート』ほか

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アメリカのボードゲーム専門誌『ゲームズ・マガジン(GAMES Magazine)』は2011年のゲーム100選(The GAMES 100)を発表した。

1980年からバイヤーズガイドとして始まったこのセレクションは、時代の流れと共に新作中心となり、1991年からはジャンル別のベストゲームと全体的なベストゲームを選んでいる。

今年のゲーム・オブ・ジ・イヤーに選ばれたのは『ジャンプゲート(Jump Gate)』。オンデマンド出版のゲームクラフター社から発売された同人ゲーム的な作品である。プレイヤーは宇宙船の船長となって、惑星を占領し資源を集める。過去5年のゲーム・オブ・ジ・イヤーは『スモールワールド』『ツァール』『大聖堂』『ベガス・ショーダウン』『オーストラリア』で、同人的な作品の受賞は異例だ。

そのほかの部門では、アブストラクト・ストラテジーで『アリマア(Arimaa)』、上級ストラテジーで『ドングリおじさんのテーブルガイプ(Uncle Chestnut's Table Gype)』、ファミリーゲームで『バーガージョイント(Burger Joint)』、ファミリーカードゲームで『ジャイプル(Jaipur)』、ファミリーストラテジーで『ヴァルドラ(Valdora)』、歴史シミュレーションで『ナポレオン戦争:鷲と獅子(The Eagle and the Lion)』が選ばれている。ファミリーゲームの2タイトルが、どちらも2人専用であるところが面白い。

Funagain Games:Games Magazine Awards: 2011

阿佐ヶ谷の日曜カフェでボドゲランチ

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12月5日(日)、阿佐ヶ谷の日曜限定カフェ「Hitch」(杉並区阿佐ヶ谷南3-37-3第四志村ビル202)にて、食事付きの海外ボードゲームをする会が行われる。13時〜17時、バイキング形式で2000円。

『アラカルト』や『もっとホイップを』など、料理やスイーツをテーマにしたボードゲームなどを、楽しく食事をしながら楽しむ美味しいゲーム会。ボードゲームが初めての方も歓迎する。

ゲームをしながらごはん、というのもありですし ゲームを眺めながらごはん、というのもありです(笑) そして、いろんな種類のごはん&スイーツをちょこちょこ食べたい! という方ももちろんありです(笑)

問い合わせは下記のリンクよりどうぞ。

MAD HOG KITCHEN:MADで海外のボードゲームでみんなで遊びませんか?

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフルでボードゲーム特集

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TBSラジオ(954Hz)の番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」にて明日、ボードゲーム特集がある。お聴き逃しなく。

放送は23時台。サタデーナイトラボ「2010年・年忘れランキング祭り・第一弾! 年末年始に遊びたい、注目ボードゲームランキング・ベスト10!」で取り上げられる。出演はボードゲームショップ・すごろくや(東京・高円寺)の丸田康司店長。

ボードゲームと言ったら人生ゲームしか知らないアナタ、 ボードゲームの世界は奥深いんです!動いているんです! ここ2、3年でボードゲーム界にはどんな動きがあったのか? どんな注目タイトルが人気になっているのか? などなど、ランキング形式で詳しく教えて頂きます。

同番組でボードゲームが特集されるのは2008年8月23日以来2年ぶり。年末年始にどんなボードゲームを遊んだらいいかお悩みの方にもってこいの情報が得られるだろう。ボードゲーム好きとして知られる宇多丸氏がどんなトークを繰り広げるかも楽しみだ。

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル:12月4日のお知らせ

日本版The One Hundred投票開始

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4000名以上が入っているMixiのボードゲームコミュで、毎年恒例の「日本版The One Hundred」投票が始まった。12月15日まで受け付ける。

各自好きな非電源系ゲームを15個挙げ、それを集計して100位までを発表する。発表年、生産地共に不問で、TRPG・TCGも含めてかまわない。

日本版The One Hundredはアメリカのブログで行われたものに刺激されて2005年から毎年行われている。過去の1位は『カタンの開拓者』が4回と圧倒し、『アクワイア』『プエルトリコ』『ドミニオン』などが高い評価を得ている。

昨年は127名が投票したが、メンバーが500人以上増えた今年、何人が投票するか楽しみなところだ。

Mixiボードゲームコミュ:日本版The One Hundred 2010(要Mixiアカウント)

買うべきか拡張

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所有ゲームの拡張が発売されると反射的に買いたくなるものだが、未プレイが多い中、本当に遊ぶか考えると、なかなか手に取れないでいる。

拡張というのは、基本セットを何度も遊びこんで多少飽きが来たころに入れてみるスパイスのようなものだと思う。愛好者の中には基本セットが微妙だから拡張を入れてみるという意欲的な人もいるようだが、そんな微妙なゲームだったら、拡張を入れる前に別のゲームを遊びたくなってしまう。

ハンス社が『カルカソンヌ』の拡張を出し続けているのは、箱に入っているアンケートハガキでリクエストが多いからだと、ブルンホファー社長は言っていた。いわば商業的な理由であって『カルカソンヌ』に新しい次元を開くというつもりはあまりないようだ。

この話を敷衍すると、拡張商法とでもいうべきものもあるのではないかと思えてくる。基本セットが売れたから拡張でフォローするのではなく、拡張を出す(出し続ける)ことで基本セットに注目を集めさせる。結局コケたけれども、ムーンの『ウォリアーズ』と同時発売された拡張『ドラゴンホーズ』(フェイス2フェイスゲームズ)にはそんな狙いがあったかもしれない。

拡張が出るのは必ずしも基本セットがヒットした証拠ではないとすれば、「拡張が出ているからひとまず基本セットを買ってみよう」というのも適切でないかもしれない。大事なのは拡張が出ているかよりも、自分の好みやプレイスタイルに合うかだろう。

過去を振り返ると『カタンの開拓者』は相当遊びこんだし、海シナリオも、騎士も、カタンブックも遊んだ。『カルカソンヌ』は川や大人コマを入れたことがあるくらいで、ほとんど基本セット。『ドミニオン』はこれまで全部買って一応遊んでもいるが、『繁栄』はもうどうしようかなと迷っている段階だ。『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』は第1拡張を薦める人が多いが基本セットしか遊んだことがない。

このようにだんだん拡張を遊ばなくなっているのは、新作のリリースが相次ぎ、やりこむゲームが少なくなってノンリプレイ派化している状況もある。それどころか、広く浅く遊ぼうとしても、遊びきれないほどたくさんリリースされている以上、絞りこまざるを得ない状況になっている。そんな中で拡張を買っても、いつまでも未開封新品のままになってしまう。

ただ、基本セットに拡張を加えてどんどんパワーアップさせたくなる気持ちもある。なので、拡張はすっぱりと買わないという決断もできず、躊躇している。一度集めだすとコンプリートしたくなる性格も怖いところだ。

TGF2010F、来場者大幅増

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11月28日(日)、東京都立産業貿易センター(東京・浅草)にて、第7回となるテーブルゲームフェスティバル(TGF)が開催された。出展団体は74団体で昨年から30団体増、来場者は1500名で昨年の2倍となった。

来年からは「ゲームマーケット秋」と改名されるため、「テーブルゲームフェスティバル」という名称では最終回。略称にもファイナルの「F」が付けられた。はじめは春のゲームマーケットに出展する同人ゲームの試作品テストプレイがメインだったこのイベントも、今回は完成品の販売が増え、名実ともにゲームマーケットに近づきつつある。

来場者増に伴い、子供連れの姿も目立った。すごろくやは「巨大イチゴリラ」の体験コーナーを設け、エッセン国際ゲーム祭のハバ社のブースさながらに、子供たちが楽しむ姿も見られた。この点でも、2200名が来場した今年のゲームマーケットに雰囲気が近い。

会場では恒例のスタンプラリーが好評で、ゲームマーケット秋でも続けてほしいという声が寄せられた。ほかにもホビージャパンで1回500円のくじ引きが行われるなど、お祭りらしいイベントとなった。

参加者によるレポートは下記のブックマークをご覧下さい。

TGF2010 F公式サイト
はてなブックマーク:TGF2010

アンケート:エッセンの新作への期待

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Q.41:エッセンの新作は楽しみですか?(2010年11月)

A.すごく楽しみ 88票(54%)
B.まあまあ楽しみ 60票(37%)
C.関心がない 14票(9%)

10月下旬にドイツで開かれたエッセン国際ゲーム祭では、650タイトルもの新作が発表されました。その多くが愛好者向けの作品であるため、11月から数ヶ月はボードゲーム愛好者にとって幸せな時期となっています。

アンケートでも「すごく楽しみ」と答える方が半数を超え、「まあまあ楽しみ」と合わせると9割の方が新作に期待を寄せています。すでに『ファブラ』や『トリックマイスター』など話題作が発売され、これから『ドミニオン:繁栄』や『世界の七不思議』なども予定されていて楽しみなところです。

余談ですが、こんな結果が分かりきったようなアンケートをしたのは、翻訳のモチベーションを上げるためでした。ホビージャパンの翻訳を請け負っていますが11月は『ヴィニョス』と『フォトパーティ』と『ファンフェア』しかできず。残る『ルナ』と『メルカトル』も鋭意進めております。

12月のアンケートは拡張セットについてお聞きします。『カルカソンヌ』『ドミニオン』『レースフォーザギャラクシー』『スモールワールド』など、次々と発売されている拡張セットはつい欲しくなってしまうものですが、みなさん実際遊んでいるでしょうか。3択から一番近いものをお選び下さい。

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