2011年4月アーカイブ

3月のメビウス便

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

(写真と文:石川 久)

 今月もニュルンベルク・トイフェアで発表されたゲームがラインナップである。
 4月12日には配送されていたが、仕事が忙しくなってしまった関係で荷物が受け取れず、遊ぶ機会も作れずにいた。4月27日の「水曜日の会」で、ようやくプレイすることができた。

ブルゴーニュ(アーレア)12歳以上/2〜4人/90分(6点)

 「ラムと名誉」「ノートルダム」「ドラゴンイヤー」「マカオ」と近年のアーレア・ブランドを背負って立つ、シュテファン・フェルトによるデザイン。これまでにリリースされた大箱シリーズ14作のうち5つを彼がデザインしている。


脂が乗っているフェルト

 昨年10月のエッセン・シュピールではプロトタイプがお披露目された。メビウスの能勢さんのはからいで、これをプレイする機会に恵まれた。チーフエディターのシュテファン・ブリュック氏が英語でルールを説明し、それを小野さんが同時通訳してくれた。


パウチされたボードのプロトタイプ

 ブルゴーニュとはフランス東部の地方のことで、ワインの生産地としても知られている。地名は中世にこの地方を支配したゲルマン人のブルグント族に由来する。プレイヤーは、このブルゴーニュの有力貴族となり、ロワーヌ川畔の自分の領土を発展させるのが目的。
 ゲームは5つのフェイズで構成され、さらにひとつのフェイズは5つのラウンドから成る。プレイヤーボードにタイルを配置する箱庭系で、ラウンド毎に自分のダイス2個を振っては、その出目に対応するアクションを実行していく。ルールそのものは至ってシンプルだ。


プレイヤーボード


メインボード

 手番にできるアクションは以下の4つ。
 ・メインボードからタイルを確保
 ・確保したタイルをプレイヤーボードに配置
 ・商品を売却
 ・労働者2人を獲得

 それぞれのタイルや商品にはダイス目が記されており、それと同じ出目のダイスを消費することでアクションが実行される。必要なダイス目が出なければ、労働者を消費することで±1の修正を加えることができる。ひとつのダイスに対して労働者を何人消費してもいいので、ここぞという時には出目を修正して、やりたいアクションを実行することになる。
 タイルにはさまざまな能力があって、プレイヤーボードに配置することでその効果が発動される仕組み。言語依存のない判りやすいアイコン表示になっている。このタイルは隣接して配置していかなければならないため、開拓の計画性も重要だ。
 ひとつのエリアをタイルで埋めると勝利点が獲得でき、同じ色のエリアに全てタイルを配置すれば、早い者勝ちでボーナス点も入る。その争いも熾烈になってくる。
 手番が早いほど、欲しいタイルを得られる可能性も高く有利になる。この手番順は、船のタイルを配置することで変更される。また商品を獲得するのも、船のタイルをプレイヤーボードに配置しなければならない。
 お金は貴重な存在で、商品を売るか、鉱山タイルを自分のボードに配置しない限り入ってこない。手番に2金支払えば、追加のタイルを確保できる。
 勝利点を獲得する方法は多岐に渡り、それだけ戦略性も高く、単にダイス運に一喜一憂するゲームとは異なる。
 プロトタイプをプレイしてから半年経過したこともあってか、変更点も定かではないが、ボードデザインも見直され、得点のバランス調整もなされていたのではないだろうか‥‥。
 4人でのんびりプレイして、2時間半近くかかってしまった。


大箱シリーズも14作目

◎スコア ※敬称略
PAN−TA 231, まいきぃ 263, 石川 279,さか 245

◎メビウスおやじ「ブルゴーニュ」の紹介
http://mobiusoyaji.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-e84b.html

◎小野さんによるプロトタイプのレポート
http://www.tgiw.info/2010/10/burgund.html

◎Die Burgen von Burgund for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/84876/die-burgen-von-burgund

ウルル(コスモス)8歳以上/1〜5人/30分(3点)

 デンマーク人のロージェ・ルーハウは、このゲームがデビュー作である。
 「ウルル」とは、オーストラリアの中央に位置する「エアーズロック」とも呼ばれる一枚岩のことである。もともとは原住民のアボリジニによる呼称だったのが、現在では正式名称となっている。


アポリジニアートが印象的

 ゲームは6ラウンドに渡って行われ、ボードに描かれた8つの動物それぞれに条件カードを配置し、砂時計をひっくり返したらラウンド開始だ。
 プレイヤーは動物の色に対応した鳥の形のコマを持っていて、それをカードの条件に従って自分のボードに配置する。砂時計が落ちたら、それぞれをチェックして、条件を満たしていないコマや配置できなかったコマにつき、マイナスポイントのマーカーを受け取る。ゲーム終了時にこのマイナスポイントが最も少ないプレイヤーの勝利。


ボードに配置したカードにより条件が決められる


プレイヤーボードに鳥の形のコマを置くだけ

 ソロプレイでも遊べ、これはゲームというよりはパズルだ。プレイヤー・インタラクションは全くない。
 カード裏面の数字により難易度を調整できるように工夫されている。それでも慣れないうちは、砂時計の制限時間内(45秒)に問題を解くのはかなり難しい。ゲームを始める前に1ラウンドお試しでプレイすることをお勧めする。また全員が問題を解くことに集中するあまり、砂時計が落ちていることに気づかないこともあるのから、アラームで知らせてくれるキッチンタイマーを利用した方が良いだろう。
 このゲームの問題は、カードによっては条件に矛盾が生じて、パーフェクトな正解が存在しないケースが起こることである。その場合はなるべく条件が合致するようにして、マイナス点を少なくするように努めるわけだが、正解がないとモチベーションも否応なく下がってしまう。

◎スコア ※敬称略
草場純 -8,石川 -4,河原 -13, どきゅん -7, いたる -9

◎メビウスおやじ「ウルル」の紹介
http://mobiusoyaji.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-c752.html

◎Uluru for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/90870/uluru

モンスター(アミーゴ)8歳以上/3〜5人/30分(4点)

 作者のティム・.レーディガーは、昨年「ドゥイービーズ」でメジャー・デビューしたオーストラリア人デザイナー。子供と一緒に遊べるゲームを作ることをモットーにしているという。

 セットコレクションとオークションが合わさった感じのカードゲームで、得点が15ポイント以上のプレイヤーが出た時点でゲームは終了。そのプレイヤーが勝利する。手番プレイヤーが提示したカードを他のプレイヤーたちは自分の手札のカードを使って競り落とすタイプだ。
 81枚のカードをシャッフルして、各プレイヤーに8枚ずつ配ったら準備完了。最初だけはランダム(ルールブックには最も毛深い人と指定されている)に手番プレイヤーを決めるが、以降は前ラウンドの落札者が、次のラウンドの手番プレイヤーとなる。
 まずは手番プレイヤー以外の中で、手札枚数の最も少ないプレイヤーが山札からカード1枚を補充する。該当者が複数いても全員が補充できるため、第1ラウンドにおいては、手番プレイヤー以外の全員が1枚補充する。
 手番プレイヤーだけが、カードに書かれている数字と同じ枚数のそのカードをプレイでき、そのうちの1枚を得点化できる。例えば、「3」のカードを3枚プレイしたら、そのカード1枚を3点として得点できるわけだ。他のカードは捨て札にされ、15点を超えない限り、複数のセットを提示して得点化できる。
 さらに手番プレイヤーは、山札から1枚めくり、それに自分の手札から1枚のカードを追加してオークションにかける。
 他のプレイヤーは順不同に手札から裏向きにカードを出して入札し、その枚数で誰が落札するかが決められる。同数の場合、それぞれが入札したカードの一番上をめくり、それを見た上で手番プレイヤーが落札者を決定する。誰も入札しなかったとしても、手番プレイヤーは落札者を決めなければならない。


いつものアミーゴのカードゲームサイズ

 面白いのは、落札できないまま入札に使われたカードは、そのまま次ラウンドに持ち越されて、入札に使用したものとして扱われるところである。しかし、このルールが相場感を掌握しづらくしている欠点でもある。また競りにかけられるカードのコントロール度合いが中途半端なのも盛り上がりに欠ける要因になっている。毎ラウンド、手札枚数を申告するのもちょっと煩わしい。


ヘンテコなモンスターたち

 カード構成は、2が6枚、3が9枚、4が12枚、5が15枚、6が18枚、7が21枚と、カードの数字の3倍の枚数だけ、そのカードがある。

◎スコア ※敬称略
草場純 8,さくや 12,けがわ 5, 石川 15, どきゅん 7

◎メビウスおやじ「モンスター」の紹介
http://mobiusoyaji.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-00a1-1.html

◎Monsta for BoardGameGeek
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/90467/monsta

EL ALAMEIN(える★あらめいん限定版)、6月11日発売

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

アークライトは6月11日、デッキ構築カードゲーム『EL ALAMEIN(エル・アラメイン)』を発売する。2〜5人用、90分、5,250円。1000セットのみの限定生産。

『ばるば★ろっさ』の続編として昨年12月に発売された『える★あらめいん』の実写版。北アフリカの砂漠を舞台に、ドイツ・アフリカ軍団の指揮官ロンメル将軍の副官となって、自分の部隊を強化・構築しながら、潰走中のイタリア軍を踏みとどまらせ、 追撃するイギリス軍を駆逐して、スエズを目指して進撃する。

8枚のカードを自分のデッキ(=指揮下の基幹部隊)から、ゲームを始める。ゲーム中、この自分専用の最初のデッキ8枚に、新たな部隊を増援として加えながら、戦いを続け、作戦目標である敵の陣地や都市を攻め落とす。最終目標はイギリス軍の最終防衛地アレクサンドリア。ゲーム終了時に、より多くの勝利ポイントを得ていた人が勝利する。

実写版では、当時の写真60種以上を掲載。「える★あらめいん」の全プロモカードも実写化されている。

『ばるば★ろっさ』も昨年12月に実写版で限定発売され、すでに在庫切れとなっているが、流通分はまだ入手できる。萌え絵が苦手だった人は、両方チェックしてみよう。

TGIW:BARBAROSSA、12/11限定発売
アークライト:ばるば★ろっさ公式サイト

『ボードゲーム・ストリート2011』書評

| コメント(20) このエントリーをはてなブックマークに追加    

『ボードゲーム・ジャンクション』からわずか1年、安田均氏とグループSNEによるボードゲーム紹介本が刊行された。2010年シーズン限定の新作紹介で1冊作ってしまうとは実に意欲的だし、それだけ国内のボードゲームシーンが盛り上がっているということだろう。

176ページで100タイトル以上を紹介した『ボードゲーム・ジャンクション』に対し、今回は80ページで50タイトルとなっており、分量は絞られているものの、一部の同人・国産ゲームを除きほとんどが入手可能なのがうれしい。ボードゲームの寿命は近年どんどん短くなっているので、過去1年限定にしたのは正解だった。

構成は安田均氏によるゲーム紹介、秋口ぎぐる氏によるリプレイ、笠井道子氏によるライトゲーム紹介で、さらに秋口ぎぐる氏が「日本の同人ボードゲームが熱い!」と題して国産ゲームを多数紹介している。丁寧で分かりやすかった江川晃氏のレビューは、同氏がお亡くなりになったためもう読むことができない。つくづく残念なことである。

三者三様で読み応えがあるが、特に秋口ぎぐる氏のリプレイは1タイトルに5〜6ページをかけた渾身の作品。「おれの初期配置は108番、リモージュだ。フランス中部の都市だな。」(『ミスターX』)なんて、始めから引き込まれる。最後に収録されている「ボードゲーム大好き座談会」もざっくばらんで楽しそう。

安田氏は、2010年の総括として、インターナショナル性、デッキ構築型などのカード重視、ワーカープレイスメントからの発展の3つの流れを指摘する。ワーカープレイスメントについては、『プエルトリコ』で明確にその指向性が打ち出され、ドイツゲームがシビアで複雑化している一因となっているという。

ワーカープレイスメントは一般的に『ケイラス』が元祖とされているが、作者W.アティアはインタビューで『プエルトリコ』を参考にしたことを述べている。一方、てらしま氏のように、ワーカープレイスメントによって複雑なゲームを容易に習得できるという意見もある(ワーカープレイスメントの魔法)。また、私はワーカープレイスメントは2009年度の一時的な流行という認識であるが、安田氏の意見から、議論がさらに深まりそうだ。

また、「同人ボードゲーム」がどこまでを含むかというところも考えさせられる。秋口氏は「大手のゲーム会社を通さず、個人によって制作・販売が行われているアナログゲーム全般」を同人と呼ぶ一方で会社組織による作品は別という認識を示す。実際、会社組織といっても実質的に個人だったり、アマゾンなどで一般流通していたりして境界線を引くのは難しい。私は「同人」というと、個人またはサークルの「趣味」で作られ、原則イベント売り切りというものを思い浮かべるが、どうだろうか。

最後に、「邦題は流通しているものに」について、今回も配慮されていなかったのは残念である。これでは、購入したいと思ってネットで検索しても探せない。原稿執筆時点では未発売のものもあったかもしれないが、いずれも発売後1ヶ月以上経っており、変更は可能だったはず。独自の邦題をつけるのは第一人者の自負なのか分からないが、読者の利便を優先してほしい。以下、検索用に対応表を載せておく。

オートモビール→オートモービル(バネスト、テンデイズほか)
アローザ・ホテルの殺人→アロザ殺人事件(メビウス)
ディスカバー・インド→ディスカバーインディア(メビウス)
スノーテイルズ→雪国物語(ホビージャパン。※バネストではスノーテイルズ)
夜の狩人→シャドーハンターズ(メビウス)
トリックテイキング名人→トリックマイスター(メビウス)

『サムライ・ボードゲーム』6月上旬発売

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ホビージャパンは6月上旬、R.クニツィアの『サムライ・ボードゲーム』日本語版を発売する。2〜4人用、12歳以上、45分、4,410円。

サムライは、何世紀にもわたり、尽きることのない勇気、疑う余地のない忠誠心、そして和の象徴とされてきた。その名は、今日でもなお尊敬され、サムライの物語や伝説は人々の興味を駆り立てている。農民や僧侶や貴族たちは、サムライにとって重要な力の源となる階級であり、名誉と尊敬に値する。真のサムライになるためには、これら3つの階級の1つから支援を受けながらも、他の2つの階級とも強力な協力関係を結ばなければならない。
サムライの3つの力の源は、田畑と仏像と兜で表している。このゲームでは、この3つの力を、黒い彫刻されたコマで表現している。ゲームボードは島ごとに4枚に分けられ、それぞれを合わせることで日本列島を再現。ゲームで勝利するためには、その町や村に及ぼす力が1番になるように最も有利な位置に自分のトークンを配置して町や村を囲み、そこにある力の源となるコマを取っていかなければならない。(プレスリリースより)

1998年にハンス・イム・グリュック社(ドイツ)から発売され、『チグリス・ユーフラテス』『砂漠を越えて』と並んでクニツィア三大陣取りゲームに数えられる名作。すでに10カ国以上で発売されており、iPhone版もある。昨年の1月に発売された『サムライ・カードゲーム』はこの後継作にあたる。

「幸せなハンス」と書かれていた箱絵は「趣味日本」に。和風テイストのボックスアート、障子戸をモチーフにしたついたて、異国情緒ただよう日本地図ボードと、コンポーネントも魅力だ。

ボっぱいサミット2011、5月3日開催

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ボードゲームのポッドキャスト番組ボードゲームおっぱい(www.boppai.com)は5月3日(火・祝)、東京・世田谷のタイ料理店ソンタナにて、公開生録とパーティを行う。18:00〜21:30、定員22名、参加費5000円。

いつもはカラオケボックスや居酒屋で収録されている番組初の公開生録。通常のポッドキャスト録音に加え、MC2人によるトークライブ、さらには美味しいタイ料理と共に2人を囲んで懇親会が行われる。当日のテーマとなるゲームタイトルは参加者から募集される。

タイ料理店ソンタナのこいち氏(ツイッター:satokoichi)はボードゲーム愛好家で、ボードゲームおっぱいを視聴していることから、今回のイベントが実現した。ソンタナでは、定期的にボードゲーム会も開いている。

アクセスは小田急線経堂駅徒歩5分。世田谷区経堂1-26-15 2F、電話03-5426-2329。問い合わせはメールツイッターにて。

ATND:ボードゲームおっぱい×タイ屋ソンタナ"ボっぱいサミット2011"

『カタンの開拓者たち』上海大会申込、4月末まで

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

本年、日中台韓の4カ国で『カタンの開拓者たち』愛好者が交流するイベント「カタン・アジア・インターナショナル・トーナメント(C.A.I.T.)」が行われ、その第1回となる上海大会が5月21日(土)、中国・上海市内のホテルにて行われる。誰でも参加可能、費用は交通費・宿泊費込みで約5万5千円、申込〆切は今月30日。

昨日、スタンダード日本語版を発売したジーピーが、3カ国のボードゲームメーカーと協力して開催するイベント。8月に台北、10月にソウル、12月に東京でも行われる。アジア選手権だが参加資格は問わず、『カタンの開拓者たち』のファンなら誰でも参加できる。

日程は20日に日本を出発して、夕方から歓迎レセプション。21日には4ゲームを行い、表彰式の後パーティーとなる。22日は外灘,東方明珠,南京路など上海の名所を観光して帰国。現地費用は1,000中国元(約13,500円)で、このほかに航空運賃代が41,000円程度必要となる(出発地は成田・関空・福岡、航空券の手配は合同)。

現地では輸入会社の「方盒子(ファンボックス)365」がホストとなり、参加者全員に記念品がプレゼントされる。

「カタンはあまり強くない」という方も、観光と交流がてら誘いあって参加してみてはいかが。参加申込は、下記のリンクから申込書をダウンロード・記入の上ジーピーまでメールにて。

ジーピー:カタン・アジア・インターナショナル・オープントーナメントin上海2011

『ギフトトラップ』カードアイデア募集、4月末まで

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ボードゲーム情報誌『ゲームリンク』編集部は、『ギフトトラップ』のギフトアイデアを募集している。4月末日の〆切。

『ギフトトラップ』はリストの中からあげたいプレゼント・ほしいプレゼントを選んで、マッチすれば得点になるカナダのボードゲーム。昨年の11月に日本版が発売され、「メイドカフェ1日貸切」「招き猫」「囲碁将棋のプロと一局」などローカライズされたプレゼントも盛り込まれた。

『ゲームリンク』は6月発売の次号付録に、このミニ拡張セットを作る。「こんなものをプレゼントしてみたい」「あんな贈り物がもらえたらなあ」というものを応募してみよう。

応募はギフトのタイトル、psdかjpgの画像、掲載名、連絡先などをメールまたは郵送にて。「ギフトの色分類」では、価格の一番高いもの〜一番安いものまで黒・青・赤・黄の四段階を指定する。1人何口でも応募可。48枚が掲載され、採用された人には『ゲームリンク』1冊が贈呈される。詳しくは下記のリンクにて。

ゲームリンク:『ギフトトラップ』ミニ拡張セット:アイディア募集(PDF)

『カタンの開拓者たち』スタンダード日本語版発売

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ジーピーは本日、『カタンの開拓者たち』スタンダード版を発売した。3〜4人用、8歳以上、60〜90分、3990円。

1995年に発売され、現代ドイツゲーム最大のヒット作として世界で1500万セット販売されたボードゲームの日本語版。「カタン」という無人島を舞台に、開拓地を起点に島全体を開拓する。サイコロで島から5種類の資源を手に入れ、その資源を元に次の開拓地を建てる。足りない資源は対戦相手と交換して入手できるが、狭い島の中での陣取りも忘れてはいけない。

発売後15年経った現在でも人気は衰えず、今月に日経新聞で発表されたボードゲームランキングでは、4位となっているほか、ゆうもあが日本ボードゲーム大賞と共に5年に1度開催している定番ゲームアンケートでは、2002年、2007年とも1位に選ばれている(『シュピール』11号)。

今回のスタンダード版は、昨年の11月に発売された携帯キャリーケース版(2100円)よりも大型サイズで、コマはドイツ語版と同じプラスチックコマを用いる。ルール、カード、建設コスト表は全て日本語。ルールは、ドイツ語の最新版に準拠し、レイアウトを携帯キャリーケース版から改良している(PDFで公開中)。

ジーピーでは、『カタンの開拓者たち』を遊べるゲームクラブ(CPC)を全国から募集している。現在27都道府県が登録中。興味はあるけど遊ぶ相手がいないという方は、お近くのゲームクラブに連絡を取ってみてはいかが。

ジーピー:カタンの開拓者たち

すごろくや5周年、記念セールとパーティ

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

東京・高円寺のボードゲーム専門店すごろくやが、4月22日で開店5周年を迎えた。これを記念して、割引セールやパーティーが行われる。

すごろくやは2006年4月22日、メビウスゲームズの姉妹店としてオープンした。店長おすすめの定番をボードゲームになじみのない人に紹介し、テレビ・新聞・雑誌などのメディアに多数登場。また、豊富な品揃えとスピーディな通信販売で、愛好者からも支持されて今日に至る。

当サイトでは開店翌日に取材して3つの特色をまとめたが、さらにブログによるこまめな情報発信、オリジナル商品の開発、地元でのイベント開催、ツイッターのフォロワー数割引など次々にサービスを打ち出し、注目を集めている。

記念セールは4月29日(金)から3日間で、全品10%以上の割引が行われる。店頭販売が優先で、通信販売は30日の20時以降の受け付け。

記念パーティは本日(25日)21:00から。高円寺駅前の九州料理店「九州路」にて。誰でも参加可能で、参加費は無料(飲食費は各自負担)。このパーティのため、本日の営業は19時までとなる。

高円寺0分:すごろくや開店5周年記念&割引セール
高円寺0分:創業5周年記念の集いへのお誘い

『髑髏と薔薇(Skull & Roses)』発売

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ホビージャパンは今月、フランス年間ゲーム大賞を受賞したブラフゲーム『髑髏と薔薇』の輸入版を発売した。3~6人用、10歳以上、15〜45分、2730円。

手札から「ドクロ」または「バラ」のカード1枚を裏向きに出し、全体で「バラ」の花の数がいくつあるかを予想する。予想は競り上げ式で、順番の追加1枚を裏向きに出して数を上げるか、パスをする。最も多い予想をした人から順にカードをめくっていき、「ドクロ」のカードをめくらずに予想した数のバラをめくることができれば成功。ゲーム中2回成功すれば勝利。

手札はたったの4枚しかないが、意図的にカードを選ぶため、他のブラフゲームよりも熱い心理戦が楽しめる。円形のカードとゴシックデザインも魅力的。先月に、カンヌ国際ゲーム祭で発表されたフランス年間ゲーム大賞では、『トロワ』や『世界の七不思議』を斥けて大賞に選ばれた。

TGIW:フランス年間ゲーム大賞に『ドクロとバラ』
すごろくや:髑髏と薔薇
ファミリーゲームズ:髑髏と薔薇
テンデイズゲームズ:髑髏と薔薇
i-OGM:髑髏と薔薇
プレイスペース広島:髑髏と薔薇
といず広場:髑髏と薔薇

R&Rステーション移転

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ボードゲームショップ・ロール&ロールステーション(東京・秋葉原)が今月28日、ショップ移転・リニューアルオープンする。新しい場所も秋葉原駅から徒歩5分で、中央通りのドンキホーテ道向かい(東京都千代田区外神田3-14-9北澤ビル6F)。

ロール&ロールステーションは、アークライト直営ショップとして同社の製品や輸入ゲームを扱う。カーテンで仕切られたプレイスペースがあり、RPGプレイヤー、ボードゲームプレイヤーの憩いの場となっていたが、3月11日の地震で天井の一部が崩れ落ち、柱には大きな亀裂が入るなど、休業を余儀なくされていた。

移転後に早速、イベントが予定されている。29日(祝)にはアークライトの「くにとりっ!1&2&外伝体験会」としてデザイナーの鈴木銀一郎氏をゲストに迎えて行われる。また30日(土)にはホビージャパンの「世界の七不思議&レジスタンス体験会」が行われる。ホビージャパンのほかの新作も、間に合えばお披露目されるという。どちらも13〜18時(開店11時)、途中参加可能、参加費無料。問い合わせは03-5296-1090まで。

ゴールデンウィーク中には、大セールも予定されている。新しい店舗を見にいこう。

R&R Station Web
ホビージャパンゲームブログ:『ホビージャパン新製品体験会』@R&Rステーション秋葉原店

『ボードゲームストリート2011』発売

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

安田均氏とグループSNEによるボードゲーム書籍の新刊『ボードゲームストリート2011』が22日、新紀元社より発売された。1890円。ISBN 978-4-7753-0893-6。一般書店でも取り扱う。

昨年3月に発売された『ボードゲームジャンクション』の続編。『世界の七不思議』、『サンダーストーン』、『ビール侯爵』などここ1年間に発売された新作ボードゲーム、カードゲームを紹介する。レビューのほか、リプレイ、ライトゲームコーナーなど多角的にボードゲームの魅力に迫る。

まだ購入できるゲームが多いので、選ぶ指針にもしやすい。未プレイ品や積みゲーをチェックしたり、再評価したりするのにも役立ちそうだ。交差点(ジャンクション)から次の道(ストリート)を進む方の、道案内として。

発売を記念して4月29日(祝)に、大阪のイエローサブマリンなんば店にてトークショーとボードゲーム体験会が行われる。安田均、秋口ぎぐる、笠井道子の3氏がゲスト。参加費800円(購入者無料)。参加予約・問い合わせはイエローサブマリンなんば店(TEL06-6635-4662)まで。

グループSNE:ボードゲーム・ストリート2011発売記念 SNEの先生方と一緒にボードゲームを遊ぼう!!

メンサ賞2011に『パスティーシュ』ほか

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

高IQ者のみ入会を許される団体メンサのゲームイベントが先週ニューヨークにて行われ、今年のメンサセレクト(Mensa Select)が決定された。メーカーが提供した58タイトルの候補から選ばれた今年の5タイトルは、昨年と同様、非ヨーロッパゲームが並んでいる。

メンサ賞は1990年から始まるゲーム賞で今年で22回目。2月に発表されたドイツ・メンサ賞とは別で(ドイツ・メンサ賞に『パンデミック』)、アメリカの会員が選んでいる。

【メンサセレクト2011】
インストラクチャー(InStructures)言葉による説明だけで、積み木を組み立てるアクションゲーム(Jane’s Games)。
パスティーシュ(Pastiche)絵の具を混ぜていろんな色を作り、名画を描くゲーム。国内発売あり(Gryphon Games)。
海賊VS海賊(Pirate versus Pirate)三角形のボードで、船を移動して宝を集めたり敵を倒したりするゲーム(Out of the Box Publishing)。
ストンブル(Stomple)マーブルを踏みつけて相手の行き先を封じるゲーム(GaZima Games)。
クリおじさんのテーブルガイプ(Uncle Chestnut's Table Gype)4辺からコマを進めて相手のダイスをジャンプするゲーム(Eternal Revolution)。

Wired:Announcing 2011’s Mensa Select Board Game Winners!

ボードゲームを買いすぎないための10箇条

| コメント(2) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ゲーム棚の整理に続いて、ようやく放出品のネットオークション出品が終わった。一括出品ができる無料ソフトはあるが、写真を撮って、軽く色彩補正して、レビューを探して紹介文を書くまでが長い。さらに、海外から買ったものは日本語ルールの制作もある。準備に1週間くらいかかってしまった。

これから落札されると、連絡と発送の毎日が始まる。ゲーム屋さんは毎日これをしているわけで、単にゲーム好きというだけではできないだろう。本当に頭が下がる思いだ。

今回は40タイトル近く出品したが、今月買ったものを数えたら30タイトル超。思いっきり放出したつもりが、微減しかしていない状況は、まるで釈迦の手の上の孫悟空のよう。減らすのは、そのままゴミ箱行きにしない限り、増やすより労力が10倍かかる。

そこで「ボードゲームを買いすぎないための10箇条」を考えてみた。あくまでも「買いすぎないための」なので、今の購入ペースでちょうどよいと思う人に干渉するものではなく、私を含め自分を見失いかけている人の参考になればと思う。これでもどうにも止まらない方は買い物依存症の疑いがあるのでお医者さんへどうぞ。

1.ほしいものリストに入れて寝かせる
気になるゲームがあってもすぐに購入せず、その都度テキストファイルなどに打ち込んで一旦デスクトップへ。忘れた頃に開くと、必要かどうか冷静になって見ることができる。

2.誰と遊ぶのかを考える
いつも遊んでいるメンバーの顔を思い出して、買ったところで未プレイの確率が高いものは止めておく。家族としか遊ばないのにフリークゲームを買っても出番はない。

3.何回遊ぶのかを考える
高いゲームを買って1回しか遊ばないのはすこぶるコストパフォーマンスが悪い。1年以内をめどに何回遊べそうか計算して、1回あたりいくら払って遊ぶのか分かると、節約する気になるかも。

4.今月の可処分所得を考える
生活費を十分に確保した上で、その他の出費や貯金を差し引いて、自分が自由に使えるお金は何円かをきちんと計算しておく。その予算額をしっかり念頭に入れて、超える場合は決して買わない。

5.どこに置く場所があるか考える
ボードゲームは非常にかさばる。前後に重ねておいたり、家のあちこちに置いたりしてどこにあるか把握できなくならないよう心がける。場所がなければ、1個買う前に1個放出すること。 放出できなければ買わないこと!

6.レビューサイトを見ない
レビューで「面白い」「楽しい」という言葉を見ればどうしてもほしくなってしまうもの。でも自分に合うかはまた別の話である。流行を追わなくてもいいじゃないか! 情報源を断ち、代わりにルールを読んでいれば未プレイ品も減って一石二鳥。

7.絶版を気にしない
「買わずに後悔するより、買って後悔しろ」は悪魔のささやき。絶版になっても、焦らず待っていればリメイクや中古で手に入る。結局手に入らなければ、その程度の作品だったということ。

8.ゲームの欠点を探す
イソップ童話に「すっぱい葡萄」という話がある。買えないゲームは、コンポーネントでもシステムでもいいので、あらを探して自分を納得させるのも、ひとつの方法である。

9.別の趣味を探す
ボードゲーム以外に趣味や気晴らしを探してみよう。ボードゲームが軽く飽きた状態になれば、購買意欲もぐんと下がる。運動でも勉強でもいい、なにか別のことに取り組んでみる。

10.自分が死んだ後のことを考える
興味がない人にとって、ボードゲームはゴミ以外の何物でもない。ボードゲーム博物館計画だって管理する人が必要だ。自分がいなくなったとき、愛するボードゲームが片っぱしから可燃ゴミになることを想像して、最低限に抑える。

シュピールボックス誌付録にワレス

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ドイツのボードゲーム専門誌『シュピールボックス(Spielbox)』2011年第2号付録に、イギリスの人気ゲームデザイナー、M.ワレス氏のオリジナル作品が掲載された。

収録されたのは『グレートウェスタン(Great Western)』で、イギリスを舞台にした鉄道ゲーム。都市間を鉄道でつないで収入を競うゲームで、プレイ時間40分ながら、ところてん式の競りや路線コストの支払いなどがある。

取り外しできる見開きがボードになり、付属のチットのほかに、ダイス3つが必要。2〜4人用、10歳以上。

今回の付録は「シュピールボックス・ワレス・エディション」No.1とされ、同氏の作品がさらに3タイトル、付録になる予定。付属のチット222枚は、今後の作品でも用いられる。

購入はシュピールボックスのオンラインショップにて。英語版は4月末に発行される予定。1冊6ユーロ+海外送料4ユーロ。年間定期購読(7号)は海外送料込みで56ユーロ。支払いはペイパルなど。

spielbox-online:Erstes Spiel der spielbox Wallace Edition: Great Western

バランスゲーム、相次いで発売

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

国産のバランスゲームが相次いで発売されている。どれも美しいコンポーネントの製品ばかりなので、気に入ったテーマのものを手にとってみてはいかが。

エポック社からは4月16日に2タイトルが同時発売。そのひとつが『モンスターハンバーガー』。4歳以上、2604円。

誰しもが一度は想像したことある夢のような超特大ハンバーガー。これをリアリティ抜群のコンポーネントで再現する。サイコロを振って、出た目に従い具材を積み重ね、崩した人の負け。

インテリアのように飾ったり、ハンバーガー屋さんごっこをしたりすることもできる。

もうひとつ、エポック社から発売されるのは『ゆらゆらケーキパーティー』。4歳以上、2520円。

ケーキスタンドにトングを使ってケーキを乗せる。ケーキスタンドはゆらゆらゆれており、最後に落とした人の負けとなる。ミニケーキは精巧なつくりで、午後のティータイムを楽しむように優雅に楽しめる。

またケーキスタンドはゆれないように固定することもできるので、付属のメニューシートとトングを使ったケーキ屋さんごっこできる。

同じくエポック社から、2月19日に『パンダだらけ』が発売されている。6歳以上、1890円。

さまざまなポーズをしたパンダ12体を、崩さないようタイヤの中につめていく。手でできたら、今度は箸で挑戦。タイヤと台座の組み合わせで、さらに難易度を上げることもできる。ほかにもパンダ移動ゲームやパンダくずしゲームなど、4種類のゲームが遊べる。

エポック社:パンダだらけ

メガハウスからは、3月26日に『ガリガリ君アイスバランスゲーム』が発売された。6歳以上、2625円。

アイスバーを積み上げたタワーから、サイコロで出た味のアイスバーを抜き、さらに上に積み上げるジェンガ系のゲーム。抜いたアイスバーの棒パーツは引き抜くことができ、書かれているイベント指示に従ってゲームを進める。ほかにも3種類のゲームが楽しめる。

メガハウス:ガリガリ君アイスバランスゲーム

最後にメガハウスからは4月28日、『NEWゆらゆらチュッパチャップス』も発売予定。6歳以上、2625円。

昨年の4月に発売された『ゆらゆらチュッパチャプス』の再版。順番にサイコロを振って指定された段に、自分のチュッパチャプスコマをさしていき、バランスが崩れて落ちたら引き取る。先に手持ちのコマを全てなくした人の勝ち。

コマはプラスチック製だが、本物のチュッパチャップスで遊ぶこともできる。

メガハウス:NEW ゆらゆらチュッパチャップス

スピーチ(Speech)

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

「チーズの質は何で決まる?」「ニオイでしょう」

めくったイラストに合わせて即興で話をするフランスの缶入りカードゲーム。『キャット&チョコレート』に近いが、いろいろなゲームモードでバラエティに富んでいる。

3チームに分かれ、2チームが対戦、1チームが審判となる。4つのゲームモードから毎回1つを選んで、チームの代表同士が対戦し、判定を受ける。多人数で遊べば、自分が対戦する機会は1〜2回くらいしかないが、話しているよりも聞いているほうが楽しい。

ゲームモードは次の4つ。

  1. ストーリー…カードをめくりながら、前後がつながるように話を作る。話し終えるまで次のカードを見れないので、カードをめくったときのこじつけ力が問われる。
  2. もっといい話…相手と同じカードで、順番を変えて話を作る。後攻はよりインパクトの強い話が求められ、プレッシャーがかかる。
  3. 質問と回答…一方が絵から連想された質問をし、もう一方も絵で答える。ウィットのきいた答えがポイント。
  4. ディベート…めくったカードに関連して、手札からカードを出しながら賛成か反対かを議論する。主張や理由の組み立てが難しい。

「幼稚園の劇はどうしてつまらないんだろうね?」に「濡れ場がないからでしょう」と答えた鴉さんがMVP。イラストはどれも分かりやすいために、話題からかけ離れたものが出てきただけで聴衆は大ウケ。それをうまくこじつけられたときには喝采が起こった。

Speech
X.デゥティユー、N.ティオー/カクテルゲームズ(2010)
3〜12人用/8歳以上/15分
テンデイズゲームズ:スピーチ

マヤ・マッドネス(Maya Madness)

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

足し算引き算でシークレットナンバーに

カードを出してカウントアップ/カウントダウンを行い、自分のシークレットナンバーにするアメリカのカードゲーム。

各自、配られたシークレットナンバーチップを見てからスタート。手番には手札から場に1枚出して、その分だけ数字を加減する。そのとき、シークレットナンバーになればチップを公開して、新しいチップをもらう。3枚先取で勝利。

マイナスのカードもあって、合計がマイナスになることもあるからなのか、親切にも早見表がついている。これで−3のときに、+5を出したらいくつになるかすぐに分かる……って(笑)。対象年齢は10歳以上で、8歳で風俗を学ぶオランダ人とは対照的である。

発展ルールで、ほかの人のシークレットナンバーを当てたら奪えるというのがあるが、わずか1〜2周で決まってしまう中では、残りのナンバーをカウンティングしていたとしても難しい。鴉さんがあっさり3枚集めて勝利。

Maya Madness
R.モーレ/ゲームライト(2003年)
2〜4人用/10歳以上/20分

ギャラクティコ(Galaktico)

| コメント(1) このエントリーをはてなブックマークに追加    

次第に分かってくる敵のスペック

スペックの異なる宇宙船で繰り広げる3人チェス。チェスといっても、宇宙船の移動力が大きいので、先の先を読むというよりは相手を選んで殴り合う。誰かの宇宙ステーションを落とすか、強い宇宙船を倒してポイントを集めるのが目標だ。

はじめに、4種類の宇宙船にキャノンとシールドを装備させる。キャノンはレーザーや波動など4種類あり、シールドもそれに対応している。こうしてレーザー攻撃は得意だが波動攻撃はしない、レーザーには強いが波動には弱いなど、いろんな性能の船ができあがる。ただしこの性能は、戦闘を交えるまでは非公開。

自分の陣地の中央に宇宙ステーション、その周囲に4種類の宇宙船を並べたらスタート。手番には宇宙船を移動して、ほかの宇宙船のいるマスに入ったら一戦交える。宇宙船の基本性能は、移動力が高いほど攻撃力・防御力は弱いが、キャノンとシールドで大きく変わる。

移動で面白いのはワープ。菱形のボードで、相手の陣地との境界線を境にして、線対称の反対側に移動できる。宇宙ステーションと大型宇宙船の周囲は磁場が働いていてワープできないが、宇宙船を選ばなければ1回の移動でどれか1つは必ず攻撃できる。

戦闘になったら、お互いに宇宙船のカードを公開して、攻撃力と防御力を比べる。シールドで防御できなかったものを足しあわせたものが攻撃力で、基本性能の防御力を上回れば勝ってポイント。

負けた宇宙船はボードから取り除かれ、相手の宇宙船カードの上に置かれる。宇宙船が多く置かれているものほど、倒せばたくさんポイントがもらえる仕組みなのが面白い。たくさん倒すよりも、強いものを倒したほうが効率がよい。

宇宙ステーションは攻撃力がないので、相手がそこまで到達する前に何とか倒しておかないといけない。隕石などの障害物をうまく使ってガードしたい。宇宙ステーションが陥落するか、規定ポイントに達したらゲーム終了。ポイントの多い人の勝ち。

移動力の多い船を強化して、どんどん攻撃に打って出る。序盤はメッタ打ちにしたものの、鴉さんの大型宇宙船に勝つ宇宙船が私にはないことが分かってしまった。ずんずん侵略してくる鴉さんの最強大型宇宙船になすすべもなく、宇宙ステーションが陥落して鴉さんの勝利。nagaさんの大型宇宙船なら相討ちになることが分かったが、間に合わなかった。

最初はランダムに殴り合っていたものが、相手のスペックが分かってくるにつれ、次第に相手を選んで攻撃しなければいけなくなっていくのが面白い。鬼ごっこのように逃げ惑う場面も。そんな中で、強敵を倒せる宇宙船が見つかったときの喜びはひとしおである。

Galaktico
H.オスターターク/プフィクス・シュピーレ
2〜3人用/10歳以上/40分
国内未発売

ゲーム棚の整理

| コメント(3) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ただでさえ満載な我が家のボードゲーム棚。久しぶりに大量購入することになったので、荷物が届く前に整理をしてみた。

我が家では、ボードゲーム棚が3つ、カードゲーム棚が1つに制限されており、収まらなかったものは放出しなければいけないという約束。とうの昔に飽和状態だから、1つ買えば1つは手放すことになるわけで、買うときは吟味せざるを得ない。そんなわけで昨年の11月以来、4ヶ月買っていなかったわけだが……

4月になっていきなり大量購入。きっかけは『ゲップ』のレビューに頂いたnight flight spieleの三隅さんのコメントだった。コメントに答えているうちに、ウヴェ・ザンマンというイラストレーターが気になり、調べてみたところ本物の石を使う"Sozoikum"というゲームが見つかったので、ドイツの中古屋さんに発注。

この中古屋さんからは何度も買っているが、「20kgまであと○kg入るよ。送料は同じだからもっと頼んだら?」と商売上手。じゃあ、あれもこれもといっているうちにどんどん膨んだ。それでタガが外れてしまったように思う。ちょうどアメリカアマゾン解禁のニュースも入って、気になっていたコミュニケーションゲームなどをひと通り。

その結果、ゲーム棚の整理は喫緊の課題となった。

今回の整理のポイントは、未プレイと既プレイをしっかり分けること。うちにボードゲーム友達が来たときに、「この中から遊びたいのをどうぞ」と選んでもらいやすくする狙いがある。

ノンリプレイ派とはいえ、既プレイ品は片っ端から放出するわけではない。ずっと昔に遊んで不完全燃焼だったもの、ルール改訂があったもの、別な戦略を試してみたいもの、テーマやコンポーネントが好きなものなどは残す。ただし、プレイするのはいつになるか分からないので最小限。

というわけでできあがった今回のゲーム棚は、このように分けた。


棚の上 テーマ的に残したい作品
4段目 ストラテジー・未プレイ
3段目 パーティ・コミュニケーション
2段目 ライト
1段目 キッズ

棚の上 コンポーネント的に残したい作品
4段目 ドミニオン&2人用
3段目 アレア&イスタリ
2段目 カタン&トイバー
1段目 ストラテジー・既プレイ

棚の上 その他思い入れのある作品
4段目 ドイツ年間ゲーム大賞
3段目 クニツィア
2段目 ドラ
1段目 日本語版&クラマー

カード棚 適当

整理の結果、40タイトル近くを放出することになった。名残惜しいものも少なくないが、棚からごっそり出して、必要なものだけ収納し、しまいきれなかったものは放出決定にすると選びやすいようだ。 ひとまず写真を撮って、日本語ルールの有無を確認して、ヤフオクに出す準備。日本語のルールのないタイトルを、どこまで翻訳できるか勝負だ。

世界の七不思議(7 Wonders)多言語版発売

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ホビージャパンは本日、『世界の七不思議(7Wonders)』多言語版を発売した。2〜7人用、10歳以上、30分、6300円。

3つの時代にわたって、ブースタードラフトで手に入れたカードを使って自分のワンダーを発展させるカードゲーム。フランス人デザイナーA.ボザの作品で、ベルギーのレポスプロダクションから発売された。

7人まで遊べるのに30分で終わるというテンポのよさと、各自異なる特殊能力に応じた戦略の広さで、昨年の秋以来、世界中で人気を集めている。エッセンのスカウトアクションなどドイツの愛好者アンケートで1位だったほか、すでにトリックトラック賞フランス年間ゲーム大賞審査員特別賞スイスゲーマー賞を受賞。これから発表されるドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルトカードゲーム賞での入賞も有力で、『ドミニオン』以来の三冠も視野に入れる。

すぐに売り切れた初版から、今回の多言語版では、カードの強度がアップし、ボードの特殊能力がアイコン化、コインが数字付きのパンチボードになるなど、いくつかの改良が行われている。

TGIW:世界の七不思議
ホビージャパンゲームブログ:お前がやれぬことならば、俺がこの手でやってやる『世界の七不思議(7Wonders)多言語版』

ドイツ年間エキスパートゲーム大賞制定

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

今年で33年目を迎えるドイツ年間ゲーム大賞審査委員会は13日、先日報じた第3の賞の詳細を明らかにした。年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)、年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)に次いで今年から始まるのは、年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)。この賞で重量級ゲームの需要が高まっている市場に対応する。

年間ゲーム大賞は、ゲーム業界から中立を保つ審査員が、購入の指針として発表しており、世界で最も信頼と権威のあるボードゲーム賞。特に2000年代からは、ルールが分かりやすく初めて遊ぶ人に勧められるボードゲームを選んでいる。

一方、近年は難易度が高いボードゲームが増えてきており、多様化に合わせて新しい賞を創設することになった。「年間エキスパートゲーム大賞は、すでに長い間ボードゲームを遊ぶ人が、新しいボードゲームを知って経験を高められる指針を提示するものです。とはいえ本当の意味での指針となるものではなく、年間ゲーム大賞にもう満足できない人をターゲットにしています。」と広報のB.レーライン氏(写真)は述べる。

受賞マークのかたちはポーンで、色はダークグレー。選考方法は、ほかの2賞と同じで、5タイトルのノミネート作品が5月23日に、その中から大賞が6月27日に発表される。

Spiel des Jahres e.V.:Kennerspiel des Jahres 2011

第37回オリジンズ賞ノミネート

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

アメリカ・ゲームメーカー連盟(GAMA)は12日、今年で37回目となるオリジンズ賞のノミネート作品を発表した。

ノミネートは3月のトレードショーで、ボードゲーム小売業者の投票によって選ばれた。部門はRPG、RPGサプリメント、ボードゲーム、カードゲーム、ファミリー・パーティ・キッズ、アクセサリ、ミニチュア、歴史、書籍の9部門がある。各部門の大賞は、6月22〜26日に行われるオリジンズ・ゲームショーの参加者の投票で決められる。

【第37回オリジンズ賞ノミネート作品】(ボードゲーム関連のみ)
ボードゲーム部門
キャッスル・レイヴンロフト(Castle Ravenloft)
王国の守護者(Defenders of the Realm)
フレスコ(Fresco)
ベガスの帝王(Lords of Vegas)
走れ尼さん/逃げる尼僧(Nuns on the Run)

カードゲーム部門
アセンション(Ascension: Chronicle of the Godslayer)
バック・トゥ・ザ・フューチャー:カードゲーム(Back to the Future: The Card Game)
エチョ(Hecho)
ヘックスヘックス特大(Hex Hex XL)
世界の鉄道カードゲーム(Railways of the World: The Card Game)

ファミリー・パーティ・キッズ部門
リグレット・ダイス(Ligretto Dice)
テレストレーション(Telestrations)
ウィット&ウェジャーファミリー版(Wits and Wagers Family Ed.)
ワード・オン・ザ・ストリート・ジュニア(Word on the Street Junior)
ゾンビダイス(Zombie Dice)

歴史部門
カタン:アメリカの開拓者たち(Settlers of America)ほか

(リンクは国内販売があるもののみ、ショップへ)

Origins:The Academy of Adventure Gaming Arts and Design Announces 37th Annual Origins Awards Nominees

よくいる女、よくいる男(Typisch Frau, Typisch Mann)

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

性格を読んで回答予想

「彼氏が自分の誕生日を忘れたらどうする?」「どんな手立てで奥さんをサッカー観戦に連れて行く?」「私のロッカーに入っているものは?」などの質問で、4択の答えからどれを選んだか予想するゲーム。当時ドイツで放映されていたテレビ番組のボードゲーム版で、作者にはクニツィアがクレジットされている。

テレビ番組では、ゲスト・観客・視聴者の答えに専門家がコメントするという作りだが、ボードゲーム版は、親の答えを皆で予想し、当たればチップをもらう。勝敗よりも、意外なチョイスを笑うシンプルなコミュニケーションゲームである。どのあたりがクニツィアのデザインなのか不明(親は正直に答えなければならず、皆の予想の裏をかいたりしてはいけない)。

男性用の問題と女性用の問題があり、問題数はいずれも180問。質問の考案にはU.ローゼンベルクがクレジットされている。今回は男だけで遊んだが、男女で遊ぶと楽しさが倍増するだろう。

「男の人生で大切なもの」という問題では、子育て、結婚、家を建てる、出世の4つが選択肢。回答者は鴉さん。皆から「消去法で出世」とか言われて哀しかった。

予想したチップを投げ込むタワーが豪華。中に仕切りが斜めに入っていて、ダイスタワーにも使えそう。

Typisch Frau, Typisch Mann
R.クニツィア/コスモス(2006年)
2〜8人用/16歳以上/30〜50分

電力会社拡張:貯水池式水力発電所(Speicherkraftwerke)

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

シュピールボックス2011年1号掲載
画像データ(1枚ずつ6枚組

貯水池式水力発電所は、夜間など電力消費量が少ないときに水を貯めておき、消費量がピークになったとき、水力発電を上げるのに使います。

・プレイヤー人数×2枚の貯水池式水力発電所を用意します。所有できる貯水池式水力発電所は1人2枚までです。
・貯水池式水力発電所は、いつでも1つ10エレクトロで買えます。購入時には、貯水池式水力発電所は水が入っていません。
・都市に必要な電力以上の電力を作ったとき、貯水池式水力発電所に水を貯めることができます。
・貯水池式水力発電所に水が貯まったしるしとして、コインを上に置き、水がなくなったら取り除きます。
・貯水池式水力発電所は、水を貯めておくと、好きなときにちょうど1つの都市に電力を供給できます。供給すると水はなくなりますが、また水を貯めることができます。
・ただし、都市に必要な電力を作れなかったら、できるだけ貯水池式水力発電所を使わなければなりません。この場合、貯めておいたエネルギーを、後で使うためにとっておくことはできません。
・貯水池式水力発電所は、通常の発電所とは別扱いです。発電所数の制限にはかからず、そのほか発電所に該当する制限を受けません。
このルールは、2Fシュピーレの許可を得て『シュピールボックス』に公開されましたが、公式なものではありません。

インガ(Inga)

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ヴァンパイアが強い丑三つ時

昼から夜、夜から昼へ、時間が刻一刻と変わっていく中、活動時間帯の異なる人間とヴァンパイアのパーティを組んで、生命力を奪い合う国産バトルロワイヤルゲーム。エアロノートシリーズとしてバインダーに入った美しいコンポーネントで10タイトル販売されたうちのひとつである。

狭いボードの中を移動して、ほかのプレイヤーに攻撃を仕掛ける。攻撃を仕掛けるには、現在の時間帯に対応するキャラクターが、自分のパーティにいなければならない。時間は、1周するたびに日時計を1マス進める。

攻撃された方も、同じ時間帯に活動できるキャラクターで防御。基本的にはもともともっている攻撃力と、防御力+ダイスで勝負するが、キャラクターは何と50枚もあり、いろんな特殊能力を持っているので、バラエティに富んだ攻防戦が楽しめる。

攻撃が成功すると、相手の生命力を奪ったり、失わせたりする。奪った生命力はそのまま攻撃側へ、失った生命力は盤上に散らばり、早い者勝ちで拾い集めてくる。

中央のマスでは、新しいキャラクターを加えたり、パーティーを入れ替えたりもできる。でも強いキャラクターを待っているうちに、やっつけられてしまうかもしれない。

活動時間帯は、人間が深夜以外、ヴァンパイアは日暮れから夜明けまでとなっていて、夜の一部は重なっているのが面白い。人間が眠る丑三つ時は、強いヴァンパイアの活躍どころだ。

生命力は新たに補充されないので、奪ったり奪われたりのゼロサムゲーム。一時は終わらないかに見えたが、ぎりぎりのダイス目で攻撃をかわし、射程圏内にいる全員に攻撃できる全体攻撃で一気に片付けて私の勝利。鴉さんは防御が必ず成功するキャラクターをもっていたが、攻撃するキャラクターに欠いた。nagaさんは肝心のところでダイス目に恵まれず。

「命知らずの傭兵」「漆黒のヴァンパイア」「時の番人」など、キャラクターの名前がかっこよくて、モノクロに赤が入ったボードと、大きな木製コマの雰囲気にマッチしている。おまけアイテムは「お清め塩」だった。

Inga
作者不明/グラパックジャパン(2003年)
3〜4人用/12歳以上/20分
グラパックジャパン:インガ

ラストコール(Last Call: The Bartender Game)

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ボトル行ったり来たり

ラム・ジン・ウォッカ・ブランデーなど6つのお酒を、客の注文に合わせてバーテンダーのもとへ届け、カクテルを作ってもらうアメリカのゲーム。大きいボトルのコンポーネントが目を引く、判断力のゲームだ。

最初に渡される4枚の注文カードには、2つのお酒でできるシューターから、5つも必要なスペシャリティーまで、いろんなお酒がかいてある。ここに組み合わせのお酒を、バーテンダーに届けなければならない。

テーブル中央には6人のバーテンダーがおり、それぞれいろんなお酒をもっている。バーテンダーの間でお酒をやりとりして、注文カードの組み合わせができたら、カードを捨てられる。

お酒のやり取りの仕方は新しい。ディーラーが山札から1枚ずつカードを引いて、そのバーテンダーのところに並べていく。このカードが並んだバーテンダー同士でのみ、ボトルの移動ができる。カードを1枚並べるたび、誰でも「オーダー!」ということができ、先に言った人が好きなボトルを移動する。移動した人が次のディーラー。

ボトルの移動は1回に1つしかできない上に、移動するとディーラーとなって1回休みになってしまう。ほかの人は全く別の注文カードを狙っているので、思い通りに揃えるのは容易でない。どんどん移り変わる場を見て、どの注文カードを狙うのが早いか判断することが求められる。

余分なボトルがあっても、ペナルティの氷を受け取れば注文カードをクリアできるので、それで手を早く進めてもよい。誰かが最後の注文カードを達成したとき(ラストコール)、ほかの人は残った注文カードの達成に必要な手数だけ、ペナルティの氷を受け取る。氷の一番少ない人が勝ち。先に上がっても、氷をたくさん取っていれば勝てないかもしれない。

コンポーネント買いしてきたふうかさんたちとプレイ。ほかの人の注文に便乗したり、偶然できあがったりしてノーミスでラストコール。ほかの人は注文カードがだいぶ残っており、ごっそり氷をもらうかに見えたがそうでもなかった。ペナルティ含みで早上がりしても案外勝てるのかもしれない。テンポはいいが、コンポーネントの見かけだけでない奥深さがあるゲームだった。

Last Call: The Bartender Game
K.グールド/ワッツァルポーグ(2010年)
2〜6人用/12歳以上/30分
ゲームストアバネスト:ラストコール
ふうかのボードゲーム日記:ラストコール

第1回盤博、4月16日に

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

4月16日(土)、東京・神田のレンタルスペース「ブレッツ」にて、ボードゲームイベント第1回「盤博(バンフェス)」が行われる。14:00〜22:00、入場料1500円。

若手作家集団のプロジェクトKUAが、オフィス新大陸の協力のもと主催するイベント。ゲーム最強王の座を賭けたエントリーテーブルと、自由に遊べるフリーテーブルが用意される。

エントリーテーブルでは、『カタン』『ラミィキューブ』『キャントストップ』などのゲームの腕を競い、順位に応じてポイントをゲット。イベント終了時に、最も多くのポイントを稼いだプレイヤーに賞品が贈呈される。

フリーテーブルでは、絶版作から最新作まで、世界中のゲームを楽しむことができる。初心者でもスタッフがルールを説明するので安心。

当日参加OK。参加申込は双六屋カゲゾウ氏(ツイッター)まで.

KUA:盤博 -Ban FES-

ホテルアムステルダム(Hotel Amsterdam)

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

昼の街、夜の街

サモアのホテルが流行っているようだが、アムステルダムも忘れてはいけない。昼間は観光地だった周辺が、夜になると歓楽街に一変。しかも酒だけじゃない。麻薬あり、風俗あり。これで対象年齢8歳以上ってませてるなあ、オランダ人は。

毎手番、ダイスでボートを進め、そこから観光客が上陸する。目標は、自分のホテルの周辺に観光客を合計12人以上集めること。市長と夜警を使って、観光客を誘導する。

ダイスの目だけ市長と夜警を移動すると、移動先の店が閉店(裏返し)する。市長は夜の店を、夜警は昼の店を閉じる。そこにいた観光客は「君たちもう帰りなさい」と言われて、しかたなく別の店に移動。靴屋にいた客は靴屋へ、飲み屋にいた客は飲み屋へ。同じ店がいくつかあるときは、客が少ない店に移動する。

こうして次々と新しい客が到着し、閉店で移動していくうちに、あちこちで集団ができてくる。これを自分のホテルにうまく誘導しよう。

ほかの人と共有したお店をうまく利用して客を集めた鴉さんが1位。昼は靴屋だったのが裏返すと風俗店になったりして笑う。しかも風俗店の窓には行為中の男女が……。何ともドラマのあるゲームである。オランダのメーカーの製品として、アムステルダムの観光宣伝に一役買いそうだ。

Hotel Amsterdam
H.van.トル/ザ・ゲームマスター(2009年)
2〜4人用/8歳以上/45分
プレイスペース広島:ホテルアムステルダム(発売予定)

明王朝(Ming Dynastie)

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

戦略的諸国漫遊

ボードゲーム愛好者の多くが支持するハンス・イム・グリュック社(ドイツ)。フリークを自認する社長とスタッフが制作するゲームはどれも魅力に溢れ、ハズレがない。それでも、発売のタイミングによってあまり注目されずに終わってしまうものもある。特に、フリークゲームがひしめくエッセン国際ゲーム祭で発表されたものに多い。『明王朝』も、そんなゲームのひとつである。

中国・明朝の初代皇帝・朱元璋(1328-1398)の皇子たちとなって、諸国を巡り、各地に自分の一族を配置して最大勢力を目指す。ドイツゲームの王道であるエリアマジョリティ※1がゲームのメインだが、皇子の移動にニクイ縛りがある。

一族コマは、はじめからボード上に配置しない。ボードわきにある「エリアマス」に置いて、ボード上には後ほど投入することになる。1個ずつ置くので、誰がどのエリアに置く予定かをよく見極めたい。

このエリアマスは、同時にカード補充でも用いられる。一族コマを一ヶ所に集中して置けば、カード補充の選択肢が限られるし、散らして置けば、エリアの最多数を取りにくい。一族コマを置いたエリアマスから、移動カードを補充して次へ。この移動カードが曲者なのである。

一族コマを置くには、置きたい地域まで皇子を移動しなければならない。ところが、地域の境界線には、馬や船などの移動手段が指定されていて、これを出せないと遠回りしたり、移動できなかったりする。つまり先ほどのカード補充は、皇子の移動先のプロット※2になっているというわけだ。さらに、ほかの皇子がいる地域には入れないので、ほかのプレイヤーの狙いも読んでおかないと身動きがとれない。

移動が終わったら、対応するエリアマスから一族コマを配置。地域で一番多くなるよう配置したいところだが、1つの国には地域が3つあるので、少なくても取れる地域を選っぶ。往来の多い中央付近よりも、辺鄙な周辺部が狙い目だ(このへんがまことに中国らしい)。

これで1ラウンド終了。2ラウンドごとに、各地域の最大勢力に、その地域のチップが与えられる。これを全種類集めて得点にするのが基本。その後、ボードから取り除く一族コマと、各地域で人員に余裕があるためにお寺に置かれた一族コマ(出家したらしい)も得点になる。

戦略は概ね2つが考えられて、同じエリアのチップを集めていくのと、行ったり来たりして幅広く取っていくのがあるが、全種類集めた得点は序盤ほど高いので、後者が有利。今回も、私は各エリア1枚を確実に集め、トップ叩きをかわして勝つことができた。

4人プレイでプレイ時間はメーカー公称の90分を大幅に超えて3時間。全ての要素が得点に絡んでおり、一族コマ1個で最大勢力ががらりと変わるのでじっくり考えざるを得ない。今では流行遅れなのかもしれないが、実に濃密で、あーだこーだと会話しながら遊べるのは楽しい。

※1エリアマジョリティ―各エリアにコマを配置し、最多数だった人がエリアを獲得したり利権を得たりする陣取り。エリアはいくつもあるため、僅差で勝つのが理想だが、逆転されるリスクも高まる。

※2プロット―一連の行動を、予めカードなどで全てプログラムしておくこと。プログラム通りに進められるよう、先の先を読んでおかなければならない。

Ming Dynastie
R.F.ワトソン/ハンス・イム・グリュック(2007年)
2〜4人用/10歳以上/90分
国内在庫はまだある模様です

Game Link vol.8発売

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

アークライトは8日、隔月刊のボードゲーム情報誌『Game Link(ゲームリンク) vol.8』を発売した。2730円。

今回の特集は「デッキ型カードゲーム」。『ドミニオン』の成功から3年目、ゲームデザイン共通のプラットフォームになりつつあるデッキ構築ゲーム。『サンダーストーン』『アセンション』『たんとくおーれ』など派生ゲーム30タイトル以上を徹底紹介する。

レビューでは『蒸気の時代 完全日本語版』『カタン:カードゲーム』『ブランノワール』『クォーリアーズ!』など最新情報に基づくゲーム紹介が目白押し。メビウス、バネスト、テンデイズなどのアイテムも豊富に盛り込んで23タイトルを揃える。

付録はジェームズ・アーネスト(チーパスゲームズ)のカードゲーム『アゴラ(Agora)』。カードを縦横斜めに配置して市場を作り、お金を儲ける。2002年に発売され、現在はフリーダウンロードもあるが、ミシン目の入ったカードですぐに遊ぶことができる。

このほかに『アセンション』『あいどるプロジェクト』『える★あらめいん』のプロモーションカードがつく。連載では、フーゴ・ハル氏の「等身大のゲーム」では建築士の方が『大聖堂』をプレイし、「ヤポンブランド通信」では川崎晋氏が注目タイトルをレビューするなど読み応えたっぷり。ニュルンベルク国際玩具見本市、カンヌ国際ゲーム祭は海外のレポーターが報じ、日本ボードゲーム大賞や日本版The One Hundredの詳報もある。

『ギフトトラップ』ミニ拡張セットのアイデア募集など、楽しい企画もあってますます誌面充実のGameLink、お見逃しなく。

アークライト:ゲームリンク

日経新聞にボードゲームランキング

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

今朝の日本経済新聞「日経プラス1」の何でもランキングコーナーに、ボードゲームランキングが掲載された。震災の影響で屋内で過ごす時間が増え、また節電も叫ばれている中、識者が選んだおすすめのボードゲームは何だったか。

回答者はメビウスゲームズ、すごろくや、テンデイズゲームズ、ドロッセルマイヤーズなどボードゲーム専門店の店長、ゆうもあ、頭脳スポーツ協会などボードゲーム普及団体の理事長ほか、ボードゲームデザイナー、ボードゲームサイト管理人など19名。各自が選んだベストを点数化して集計した。絶版でなく、家族で楽しめるものという条件。

この結果、2位に2倍近いポイント差でダントツの1位になったのは『ワードバスケット』。「大人と子どもが対等に戦える」「思いも寄らない単語が飛び出す」「スピード感」など11人の選者が推した。

2位以下は『ブロックス』『ドメモ』『カタンの開拓者たち』『ぴっぐテン』『ニムト』『ねことねずみの大レース』『ディクシット』『どうぶつしょうぎ』『ジャングルスピード』と、ボードゲーム愛好者の定番が選ばれた。選者のおすすめコメントは下記のリンク参照。

ちなみに私も回答させて頂いたが、その回答内容に興味がある方はRead moreをご覧下さい。

日本経済新聞:頭を鍛えるボードゲーム 何でもランキング

アークライト、『ホテルサモア』日本語版を発売

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

アークライトは本日、オランダのリゾートホテル経営ゲーム『ホテルサモア(Hotel Samoa)』日本語版を発売した。3〜5人用、12歳以上、45〜60分、2940円。

太平洋の島サモアにあるリゾートホテルのオーナーとなり、少ない部屋を回転させて、日・英・独・ノルウェイの旅行客たちを奪い合う。旅行客の滞在期間を考えて、次の客が到着したときに部屋が空くように計画する。ホテルの宿泊代金を安めにして多くの観光客を集めるか、入札でプールやエクストラルームなどを増設して儲けを大きくするか。南国のホテル王になるのは誰か?

オリジナル版は2010年にオランダのホワイトゴブリンゲームズから多言語版として発売されたが、ドイツ語・英語・ポーランド語版も別に作られている。

今月になって『ホテルサモア日本版』『くにとり外伝』『ゲームリンク8号』など新作をリリースしているアークライトは、「がんばれ日本!節電に協力!非電源ゲームで遊ぼう10%OFFキャンペーン』を行っている。同社の通販ページで4000円以上購入すると1割引となる。28日まで。

アークライト:ホテルサモア日本語版

アークライト『くにとりっ!外伝 決戦萌ヶ原』を発売

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

アークライトは本日、『戦国大名カードゲーム くにとりっ!外伝 決戦萌ヶ原』を発売した。鈴木銀一郎作、2,4,6人用、12歳以上、30〜60分、2992円。

アークライトが展開する萌え系カードゲームで、戦国時代をテーマにしたデッキ構築ゲームの第3弾。東軍と西軍の2つの陣営に分かれ、チーム戦で戦い、「萌ヶ原」の決戦場で「国」の半分を先に押さえることをめざす。これまでの『くにとりっ!』シリーズと混ぜて遊べないスタンドアローンのゲームだ。

『くにとりっ!』シリーズの第2弾『くにとりっ! 天下は萌えているか』を先月下旬に発売されたばかり(ニュース記事)。半月足らずの間に2タイトルのリリースとなっている。

『人生ゲーム ギャップ天国』発売

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

タカラトミーは4月2日、『人生ゲーム ギャップ天国』を発売した。世代の壁を乗り越えて、億万長者を目指す。2〜6人用、6歳以上、3990円。

シリーズ49作目となる今回のテーマはジェネレーションギャップ。団塊・バブル・ITの3コースに分かれ、「社長さん」「トレンディー俳優」「GAP47(AKB48のパロディ)」など対応する職業カードを得てコースを進む。当時の懐かしいネタもマス目に含まれている。総マス目は187マスあり、通常版の1.5倍。

また、人生ゲーム初のネガティブ・ポジティブの感情の要素が追加され、職業カードのイラストが表裏で落ち込んだ顔・笑顔にチェンジ。ネガティブだといろんなトラブルに巻き込まれるかもしれない。

親子三世代で遊んで盛り上がろう。

タカラトミー:人生ゲーム ギャップ天国
J-CASTモノウォッチ:ジェネレーションギャップで盛り上がる?「人生ゲーム」最新作
タカラトミーちゃんねる:人生ゲーム ギャップ天国(動画)

高円寺のゲームバーでボードゲームイベント

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

東京・高円寺のビデオゲームバー「レイド・ギグ(raid=gig)」で明日、ボードゲームイベント「Game Boards vol.1」が行われる。19:00スタート、入場料500円(飲食代別)。

2月に東京・中野にオープンしたゲームショップ「ドロッセルマイヤーズ」のバブル大佐こと渡辺店長を迎えてお勧めのゲームを紹介してもらいつつ遊ぶ。「ボードゲーム興味あるんだけど敷居が高そうで……」というボドゲ初心者の方を特に歓迎する。

定員20名で現在予約受付中。アクセスはJR高円寺駅北口徒歩5分。

Bar raid=gig:ホームページ

大阪にボードゲームスペース誕生

| コメント(2) このエントリーをはてなブックマークに追加    

4月9日(土)、大阪のTRPGボードゲームスペースの「リーチングムーン」が正式オープンする。オープンを記念して初日にはグループSNEの安田均、清松みゆき、友野詳、秋口ぎぐるの各氏がゲスト来場する。

京阪関目駅または地下鉄関目成育駅より徒歩9分の立地にオープンした同店は、平日17:30〜22:30、土日祝11:00〜22:30の営業。6〜7人までのテーブル卓と、六畳3部屋の座敷がある。

料金は30分250円だが、平日は2000円、土日祝は4000円で時間無制限となり、店員がルールを説明してゲームに参加してくれる。座敷のみの使用は要予約で5000〜10000円。ゲームの取り寄せは可能で、お菓子・飲み物も販売する。

ボードゲームの在庫は『ドミニオン』『カタン』『チケットトゥライド』など定番からマイナー品・絶版品まで50タイトル以上揃えている。

明日のイベントは10時30分開店で、『アクワイア』『ディプロマシー』を遊ぶ。半日1750円、全日3500円。要予約(メールrufelza@gmail.comにて)。

リーチングムーン:ホームページ

プーティン食堂(Miss Poutine)

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

火花散る厨房

ウェイトレスとコックに分かれて、注文と料理をスピード勝負でこなすフランスの多人数ゲーム。『ピット』のような賑やかさに、ルールの新機軸を加えている。

毎ラウンド、ウェイトレスは2名、残りが全員コックになる。ウェイトレスは注文カード、コックさんは料理カードを受け取り、手元に山札にしておく。一斉にカードをめくって同時プレイ。

ウェイトレスは、注文カードに書かれている料理をコックから集める。コックは、ウェイトレスが集めている料理カードを渡す。こうして手早くカードを受け渡しして、誰かが山札をぜんぶなくしたらラウンド終了。スピード勝負なので、1ラウンド30秒くらいしかかからない。

ポイントとしては、コックが差し出してもウェイトレスは受け取らなくてもよいというところ。コックが勝手に注文カードの上に置いてもいけない。余裕があれば、負けている人から受け取りたいところだが、そこまで余裕があるかどうか。

もうひとつのポイントは、ウェイトレス同士、コック同士で残った山札を数え、それぞれ多い人が掃除係となるところ。特に2人しかいないウェイトレスによるサシの勝負は熱い。ウェイトレスを交替して、次のラウンド。3回掃除係になった人の負け。

料理は、ハンバーガーやホットドッグのほかに「プーチンセット」というものがある。これは、カードを裏返してできるポテトフライに、グレービーソースをかけて作るもので、2枚一緒に渡さなければならない。コックは2枚しかカードをめくっておけないので、適宜ポテトフライにしてカードを循環させよう。

前日の小山遠征が響いたのか、くさのまさんの負け。ウェイトレスの注文に合う料理が出てこなかったり、出てきてもずっとカードを受け取ってもらえなかったりして、もどかしい。料理名が飛び交うテーブルはまるでレストランの厨房さながら。賑やかで楽しいゲームである。

Miss Poutine
O.ラモンターニュ/ル・スコーピオン・マスク(2009年)
4〜8人用/8歳以上/15分
ゲームストアバネスト:プーティン食堂(ドイツ語版)

奥野かるた店がカードゲームを無償提供

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

伝統ゲームのお店「奥野かるた店(東京・神保町)」は、東日本大震災の被災者を対象に商品の一部を無償で提供する。5月10日まで。

提供されるのは同店のオリジナル商品『漢字博士 入門編』『ことわざ漢字カルタ丸』『漢字でトランプ』『恐竜博士ディノ』『フィッシュゲーム』『花おりおりかるた
江戸いろはかるた丸』『京いろはかるた丸』と、日本カルタ寄贈のプラスチックトランプ。宮城県、岩手県、福島県、茨城県の被災者およびその親戚が申し込むことができる。1人3つまでで送料無料。

申込はインターネット、電話(03-3264-8031)、ファックス(03-3230-1512)、メール(okuno@okunokaruta.com)のいずれか。氏名、電話番号、住所、ご希望の商品と数量と共に「震災支援商品希望」と書く。

また、同店ではオンラインカタログ、お電話、FAX、メールから注文された売上金の50%を日本赤十字社へ義援金として寄付しており、ゲームを購入して支援する方法もある。

被災地の子供たちにボードゲームを送ろう」はまだ締め切られていないので、こちらもご覧下さい。

奥野かるた店:震災被災者支援商品

どうぞどうぞ(Douzo Douzo)

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

ウエシマ作戦

震災後の節電や買い溜めを考えるトリックテイキングゲーム。スートや切り札などはないので、小学生でも簡単に遊べるだろう。ダウンロードしたPDFファイルをプリントアウトしたところ、長女が興味を持ってカードの説明を読んでいた。

順番にカードを1枚ずつ出して、一番大きい数字を出した人が、全員が出したカードを受け取る。カードにはそれぞれ得点(失点)が書いてあって、全部のカードをやり取りした後で総得点を競う。

米、水、牛乳、トイレットペーパーは1枚だけなら0点だが、2枚以上取ってしまうと、買い溜めはダメということで失点になってしまう。節電や義援金で得点しても、買い溜めしてしまうと帳消しどころかマイナスである。

さらに、迷惑ボランティアやデマの流布など、大失点になるカードもある。したがってゲームはできるだけトリックを取らないようにするミゼール系のゲームになる。数字が0の「どうぞどうぞ」カードや、ゲーム中1回だけ使えるスペシャルカードでピンチを回避したいところである。

3人でプレイ。ミゼール系では、できるだけ後手になって、ほかの人が出したカードを見て、それより少し数字の低いカードを出すのが基本となる。しかしそのことは皆分かっていて、なかなか後手にさせてもらえない。取っておきの「どうぞどうぞ」も虚しく、ひたすら買い溜めしてしまった。「おのさん、家族持ちだからな」などと言われる。

買い溜めなどしたくてするのではない、やむを得ずしているのだと思っていても、冷静に考えればしなくて済む場合が多いのではないかと、終わってから考えさせられた。「どうぞどうぞ」は最強である。

震災をゲームにするということについては不謹慎という批判もあるかもしれない。しかしデザイナーノートに「今、被災地のために何ができるのか考えて作ってみた」「現在起きている買い占めや節電などの問題について考える「きっかけ」になればいいと思います」とある通り、まず意識的になることの大切さをこのゲームは教える。被災地東北に住む者として、宮城・福島の生活物資不足がいち早く解消されることを祈る。

どうぞどうぞ
中村誠/中村玩具製作所(2011年)
3〜5人用/8歳以上/20分
ダウンロード:どうぞどうぞ(PDF)

自宅ゲーム会

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

先週に引き続きの自宅ゲーム会。ガソリン事情がよくなり、仙台・福島からやっとお越し頂くことができた。県内からも集まって総勢8名。2卓に分かれるかとも思ったが、地震の話などをしているうちにずっと1卓でパーティゲームを中心に遊んだ。

遊んだゲームは以下の通り。詳細は後日アップ予定。

ミスプーチン(Miss Poutine / Le Scorpion Masqué, 2009)
ウェイトレスとコックに分かれて、それぞれ自分のオーダーとメニューをてきぱきと仕上げるカードゲーム。カードがたくさん残ったウェイトレスとコックは掃除係になる。賑やかな掛け声で大盛り上がり。前日、小山でのゲーム会の疲れが抜けないくさのまさんが掃除係を3回取って終了。

スピーチ(Speech / Cocktail Games, 2010)
カードの絵に沿って、話を作ったり、質問と回答をしたり、ディベートしたりするコミュニケーションゲーム。即興で話を作る想像力が求められる。それまで話していた線と全く関係ないカードがきて大慌て。苦し紛れのスピートがおかしくて、笑いの絶えないゲームとなった。nagaさん、carlさん、鴉さんチームの優勝。

ギフトトラップ(GiftTrap / アークライト, 2010)
相手の正確を考えて、あげたいプレゼント、もらいたいプレゼントを選ぶゲーム。実は初めて遊ぶ日本語版。プレゼントの金額が高くなり、日常生活とかけ離れるに連れて難しくなるのが面白い。Psy+さんが優勝。私はあげ上手だったが、もらうほうが下手だった。自分が相手にどう見られているかということも加味して選ばなければならない。

典型的な女と男(Typisch Frau, typisch Mann / Kosmos, 2006)
4択の質問で、どれを選んだか当てるクニツィアのコミュニケーションゲーム。ドイツのテレビ番組をボードゲームにしたものらしい。バッティングしたらペナルティとか、そういうものは全くなく、相手の性格を読んで回答を当てるという一点に集中したゲームだった。1周で終了。

女たちと男たち(Frauen & Männer / Kosmos, 2005)
クニツィアの1年前に出された、ローゼンベルクのコミュニケーションゲーム。与えられた質問に、トップ5の答えを考え、他の人と同じ答えならば得点が高い。一番得点が高い項目は加えないというルールがうまく効いている。そもそも女と男の問題を男だけでやっているわけで、シモネタあり、きわどい答えありと大笑いした。クニツィアより何枚も上手。

フォレロッテ(Volle Lotte / Abacus, 2004)
ダイスを全部得点にするか、バーストするかのチキンレースを繰り広げるダイスゲームの古典。負けが込むほど危険を冒すことになる。私が1〜6を全部出せば勝ちという場面や、ぽちょむきんすたーさんが2回揃えば勝ちという場面があったがいずれもかなわず、最後にnagaさんが決着をつけた。

新世界(Neue Welten / Fata Morgana, 2010)
パーティゲームの定番『私の世界の見方』拡張。基本セットより使いづらい分、ツボにハマればものすごい威力をもったカードが多い。捨てカードだと思って出したものが、別に解釈されて選んでもらえたりして、奥深さを感じる。「みんなにとって危険で有害だが、私には平気なもの」―死、心臓停止って。

アリアラ(Arriala: Canal de Garonne)

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

運河の名声は油断禁物

フランス南西部の運河建設で名声をあげるボードゲーム。アクションポイント制※1のエリアマジョリティ※2だが、そのようなゲームに陥りがちな重さをカードプレイで緩和し、30分程度で遊べるように仕上げている。

手番には5アクションポイントを使って、運河の建設現場に作業員コマを配置したり、移動したりする。運河は区間に分かれており、区間が完成したときに、その区間に一番多く作業員を置いていたプレイヤーが得点する仕組み。

作業員は、自分の色でも他人の色でも移動できる。そして1位が同数のときは2位が得点できるため、うまくバッティングを誘えば1人しか置いていなくても得点できる。自分の作業員を、ほかのプレイヤーに利用されないよう注意しよう。

また、区間には壁を置いて区切ることもできる。区間が短くなれば得点も減るから、ほかのプレイヤーが作業員を集め始めたら壁を置いてブロックするのもいいし、作業員がほかのプレイヤーに利用される前に、壁を置いて得点しておくという手もある。

しかしこれだけだと、各プレイヤーの最善手がある程度見えるので、先の先を読む重いゲームになってしまう。そこでカードプレイがある。カードは引くのに2アクションポイント、出すのに1アクションポイント。カードには、作業員のワープや壁を置くというカードがあり、一気に得点することができるだろう。カード枚数に制限はないが、溜め込んでいるうちにほかのプレイヤーに区間を取られないように注意したい。

区間のほかにも得点パターンが用意されており、戦略は多様になる。作業員を1人捨てて得点する運河沿いの建物、最下位のプレイヤーだけが建設できる運河橋と水門(無駄に木で出来ていて造形が美しい)、そしてゲームの最後に一番多く置いていたプレイヤーに得点が入るワイン畑。短い区間に力を入れるよりは、こちらにシフトしたほうが得な場合もある。

3人でプレイ。1ゲーム目はうっかりプレイ乱発だったため、もう1ゲーム行うことになった。ほかのプレイヤーに利用される前に手堅く区間を完成させるプレイ。カードも毎回引いて力を蓄える。鴉さんが終始トップを走っていたが、最後にカードプレイで区間を完成させ、同時にワイン畑も奪った私が逆転勝利。3位のnagaさんも運河橋と水門を建設できれば勝ち目は十分あるくらい、僅差のゲームだった。

※1アクションポイント―ポイントを消費して、複数のアクションを自由な組み合わせで行うシステム。アクションによって消費ポイントが異なる。
※2エリアマジョリティ―エリアにコマを置いて一番多い人が得点できるシステム。複数のエリアが同時進行のため、一ヶ所に集めすぎず僅差で勝つことがポイント。

Arriala: Canal de Garonne
F.フェ/ルードコム(2010年)
2〜4人用/8歳以上/30分
ゲームストアバネスト:アリアラ

被災地の子供たちにボードゲームを送ろう

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

東北・関東大震災被災者支援プロジェクトnegau.orgは、「こども支援プロジェクト」として文房具・お菓子・本・絵本・おもちゃなどの物資受付を始めた。4月15日まで、東京都目黒区のオフィスに元払いで送るか直接持ち込みで受け付ける。

negau.orgは、Twitterによる被災地情報を市町区村ごとに携帯電話やスマートフォンなどでも確認できるサイトを立ち上げ、被災者とその関係者を後方から支援してきた。その次の活動として、被災地の子供たちに「笑顔袋」を届ける。

「笑顔袋」に入れるものとして募集しているのは、ノート・色鉛筆・折り紙などの文房具類、チョコレート・スナック菓子などの菓子類、子供向けの本や絵本、トランプ・ボードゲーム・ボールなどのおもちゃ、おむつ・お尻拭き・歯ブラシなどの衛生グッズ。いずれも新品・未使用品に限られる。

送り先や持ち込み時間帯など詳細は下記のリンクを参照。新品未使用のボードゲーム・カードゲームで、ルールが簡単なものがあれば提供しよう。

negau.org:こども支援プロジェクト始動

東京・神田のTRPG・ボードゲームカフェ「デイドリーム」も、ボードゲーム・カードゲーム・パズルゲーム・ゲームブック・積み木などを被災地に送る準備を進めている。こちらは欠品がなく、箱が破損しておらず、説明書のみで小学生でも遊べるという条件で開封品も受け付けている。募集期限・送付/持ち込み方法については下記へ要問い合わせ。

〒103-0021 中央区日本橋本石町4-2-6 神田GMビル2F
TEL: 03-5204-3156 / Fax: 03-5204-3157
E-mail: rep@trpgtime.dnsalias.net

テーブルトークカフェDayDream:被災地の子供たちゲームを!

アンケート:銀行係

| コメント(0) このエントリーをはてなブックマークに追加    

Q.44:カードなどのやりとりは銀行係を通していますか?(2011年3月)

A.必ず通している 22票(17%)
B.気がついた時だけ 39票(29%)
C.各自が自分で 71票(54%)

ゲームのお金、カード、コマなどを支払うとき、1人が「銀行係」となって枚数・個数を確認することで、公平にゲームを進めることができます。これは決してイカサマ防止ではなく、数え間違いをなくすことが狙いです(もっとも、故意かそうでないかは見分けがつかないものですが)。

3月のアンケートでは、銀行係をゲームに導入しているかを伺いました。その結果、導入している人は半数以下にとどまり、特に必ず導入しているという方は2割以下でした。各自の良心と注意に任せている方のほうが多いようです。

オープンのサークルで、あまり知らない人と遊ぶ場合か、自宅ゲーム会などで、仲間と遊ぶときでは、このあたりの対応も分かれそうです。オープンのサークルによく参加する方は、銀行係の導入を提案してみてはいかがでしょうか。よりスムーズに、みんな気持ちよくゲームを進めることができるでしょう。

4月のアンケートは、情報誌GameLinkの購読状況です。2009年に創刊され、今月で8号が発売される国内唯一の定期情報誌を、みなさんはどれくらい購読なさっているでしょうか。もっとも近いものをお答え下さい。

カレンダー